ホワイトバランスとは?
写真を撮ったときに、「実際に見た色と違う」。「なんだか写真が寒々しい」。
そんな経験をしたことは、ありませんか?
その原因、多くは“ホワイトバランス”にあります。ホワイトバランスは、カメラが光の色をどう認識し、写真に反映させるかを決める重要な設定です。しかし、オートに任せるだけでは思い通りの色にならないことも。
そこで今回の記事では
今回の記事で分かること
- ホワイトバランスの基本から応用
- 撮影シーンごとの活用法
- 機材選び
を解説します。
自然な色再現から印象的な演出まで、あなたの写真が劇的に変わるヒントが詰まっています。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。
1. ホワイトバランスとは?写真の色味を左右する基本概念
写真の色味が実際の目で見た印象と違う、と感じたことはありませんか?
それは、光の色がカメラに正しく伝わっていないからです。ホワイトバランスは、写真における色のバランスを整えるための重要な要素です。
この章では、その仕組みと効果を順を追って解説していきます。
① ホワイトバランスの定義と役割
ホワイトバランスとは、カメラが撮影時の光の色に応じて画像全体の色味を補正する機能のことです。
本来白いものが、光の影響で青っぽく見えたり赤っぽく見えたりする。それを、自動または手動で「本来の白」に近づける役割を担っています。
この調整が適切でないと、肌の色が不健康に見えたり、料理の写真がまずそうに見えたりします。つまり、ホワイトバランスは「写真の印象そのもの」に直結する重要な設定なのです。
カメラには通常「オートホワイトバランス(AWB)」という自動調整機能がありますが、万能ではありません。場面によっては手動設定が必要なため、基本的な考え方を理解しておくと応用が利きます。
② 人間の目とカメラの違い
私たちの目は、どんな光の下でも「白は白」として認識する能力を持っています。
これを「視覚補正」と呼びます。例えば、赤みの強い夕日の下でも、白い紙が白に見えるのは脳が補正しているからです。
一方でカメラは、そうした自動補正が苦手です。光の色をそのまま記録するため、状況によっては色が不自然に写ることがあります。蛍光灯の下では青白く、白熱灯の下では赤っぽくなるのはそのためです。
つまり、私たちの目で見た印象と、カメラに写った色味は大きく異なることがあるということです。その差を埋めるのが、ホワイトバランスの役割です。
②明るさの数値『ケルビン』という単位を理解する
ホワイトバランスについて、お話しする前に、明るさの数値『ケルビン』という単位を覚えてしまいましょう。
光の色は温度で変化します。ケルビンは、その色の絶対温度表示です。
下の表を見てください。

一番暗いのがローソクで、一番明るいのが青空です。
ちなみにローソクの灯の下では、色温度は2000ケルビン。赤みが強く強調されます。
逆に、青空の下では、色温度は9000ケルビン。こちらは青みが強調されます。
色温度(K) | 光の種類 | 見え方 |
---|---|---|
2,700K | 白熱電球 | オレンジ色 |
4,000K | 蛍光灯 | 青白色 |
5,500K | 太陽光(正午) | 中立の白 |
6,500K | 曇りの日の自然光 | 少し青み |
7,500K以上 | 日陰や北向きの空 | 青が強い |
④ ホワイトバランスが写真に与える影響
ホワイトバランスは、ただの「色補正機能」ではありません。
写真の印象を大きく変える、表現の武器でもあります。
たとえば、同じ夕焼けを撮る場合、青みを強くすれば「静寂」や「孤独」といった印象に、赤みを強くすれば「温もり」や「感動」を演出できます。これは、「正しい色」を求めるだけでなく、「伝えたい空気感」を創る技術でもあるということです。
ただし、やりすぎると逆効果になることもあります。白い被写体が緑や紫に見えるなど、意図しない色かぶりを起こしてしまうことがあります。そのため、撮影前に設定を見直す癖をつけることが重要です。
2. ホワイトバランスの基本設定と活用方法
ホワイトバランスの仕組みがわかっても、実際にどう設定すればよいか迷う方も多いと思います。
特に、カメラ初心者にとっては「どのモードを選べばいいのか」「どこまで自分で調整すべきか」がわかりにくい部分です。
この章では、ホワイトバランスの設定方法を基本から応用まで順を追って説明していきます。
①オートホワイトバランス
ほとんどのカメラには「オートホワイトバランス(AWB)」という便利な機能があります。
これは、カメラが自動的に光の色を分析し、色味を補正してくれる設定です。初心者にとっては、まずこのモードで撮るのが手っ取り早く失敗が少ない選択です。
しかし、万能というわけではありません。たとえば、夕焼けや夜景のように光の色自体が「被写体の魅力」である場合、AWBはその色を「補正」として打ち消してしまいます。結果的に、せっかくの赤や青の印象が台無しになることがあります。
また、複数の異なる光源が混在している場面では、カメラがどちらの光に合わせるか迷い、結果として中途半端な色味になることも。
②ワンプッシュホワイトバランス
ホワイトバランス設定では、基本になるやり方です。
撮影する前に、カメラに「白色」を強制 的に覚えさせる。
それがワンプッシュホワイトバランスという方法です。私もほとんどの場合、 この設定方法で対応しています。
やり方は簡単。カメラにたとえば画用紙などの白い被写体を 用意して、ホワイトバランスのスイッチを押すだけ。これだけで、かなり正確なホワイトバラ ンスが取れます。でも、撮影場所が『部屋から部屋』『室内から屋外』などに変わるたびに、 やり直す必要があります。
③プリセットホワイトバランス
手元に白い紙がない場合や、かつ特殊な照明の下で撮影する場合などに使う設定方法です。
たとえば夕焼けの下で、ワンプッシュホワイトバランスのように白を取ると、まるで昼間のよう な映像になってしまいます。 こういった場合に使うのがプリセットホワイトバランスという設定方法です。
これは、カメラにあらかじめ登録されている光源ごとの設定です。晴天、曇天、日陰、蛍光灯、白熱電球など、よくあるシチュエーションに応じて最適な色温度が自動的に適用されます。
たとえば、曇りの日に「曇天モード」を選べば、写真にわずかに赤みが足されて温かみのある印象になります。蛍光灯モードは青っぽさを打ち消し、より自然な色に近づけてくれます。
ただし、光の種類が混在している場合や、プリセットがシーンと合っていない場合には逆効果になることもあります。したがって、あくまで「基本の調整」として使い、仕上がりを見て微調整するのが理想です。
④マニュアルで色温度を設定する方法
プリセットよりさらに細かく調整したい場合には、「色温度を自分で指定する」方法があります。
これはカメラの設定画面で色温度(ケルビン値)を数値で直接入力する方式です。
たとえば、室内の白熱灯の下では3,000K前後、日陰では7,000K程度に設定すると、実際の見た目に近づけることができます。もちろん、これは「正確さ」だけでなく、「演出」にも使えます。意図的に赤みを強めて暖かさを出したり、青みを増やしてクールさを表現することも可能です。
ただし、数値設定にはある程度の慣れが必要です。目で見た印象と数値の関係を理解するまでは、試し撮りを繰り返すことが大切です。色温度の知識が増えるほど、自由度の高い撮影が可能になります。
④ グレーカードによる正確な設定法
色味にこだわる人なら、一度は試してほしいのが「グレーカード」を使ったホワイトバランスの設定です。グレーカードとは、中間の無彩色(18%グレー)で作られたカードで、カメラに「これが正しい中立色です」と教えるために使います。
使い方は簡単で、グレーカードを被写体と同じ光の下に置き、それを撮影してホワイトバランスを「カスタム設定」するだけです。これにより、どんな照明条件でもブレのない色味が得られます。
ただし、持ち歩きや手間がかかるのがデメリットです。風景撮影や動きのあるシーンでは不向きですが、商品撮影やポートレートでは抜群の効果を発揮します。「色に妥協したくない」なら、グレーカードは必須アイテムと言えるでしょう。
3. 撮影シーン別のホワイトバランス活用術
ホワイトバランスは単なる補正機能ではありません。
シーンに応じて色味をコントロールすることで、写真の印象や空気感を劇的に変えることができます。
この章では、よくある撮影シーン別に、ホワイトバランスの活用方法を具体的に紹介します。
① 屋外・屋内での最適な設定
屋外と屋内では光源の色温度が大きく異なります。
屋外では太陽光がメインになりますが、時間帯や天候によって色温度が変わります。晴天なら5,500K前後、曇りや日陰では6,500K以上になり、写真が青っぽくなりがちです。これを避けるためには「曇天モード」や「日陰モード」で赤みを加えるのが効果的です。
一方、屋内では人工照明が主な光源になります。白熱灯や蛍光灯などはそれぞれ異なる色温度を持っているため、オートでは不自然な色になることがよくあります。例えば、電球の下では写真がオレンジ色に偏りやすいため、「白熱電球モード」や手動で3,000K前後に設定すると自然な色に近づきます。
また、複数の光源がある環境では色が混ざり合って複雑になります。そうした場面では、グレーカードによるカスタム設定やRAW現像での後処理が役立ちます。
② 夕焼けや夜景での印象的な色調作り
夕焼けや夜景は、その色そのものが魅力です。
なのにAWBに任せてしまうと、せっかくの赤みや青みを「白に近づける」よう補正されてしまい、雰囲気が台無しになります。
このようなシーンでは、あえてホワイトバランスを固定しておくことで、その時間帯ならではの色味をしっかりと残すことができます。例えば、夕焼けは色温度を高め(7,000K以上)、赤みを強調することで温かさや感動を伝えることができます。夜景では、逆に青みを活かすために低めの色温度(3,000K~4,000K)に設定することで、冷たく静かな雰囲気を演出できます。
あえて「自然な色」にしないことで、見る人の感情を動かす写真になります。
③ ポートレート撮影時の肌色調整
人の肌色はとても繊細です。少しでも色味がズレると、不健康に見えたり、印象が大きく変わってしまいます。
特に室内での撮影や日陰での撮影では、肌が青白くなったり、黄色が強く出ることが多いです。
このようなときには、プリセットモードで「日陰」や「曇天」を選び、肌に温かみを加えると印象が良くなります。肌が冷たく見えるなら、色温度を高めて赤みを加えるのも効果的です。ただしやり過ぎると逆にオレンジがかりすぎてしまうため、仕上がりを見ながら微調整が必要です。
特に、ポートレートで大切なのは「その人らしさ」を引き出すこと。色のバランス一つで、優しさや元気さ、柔らかさが伝わりやすくなります。
④ 料理写真での色味の演出
料理の写真で最も重要なのは「美味しそうに見えること」です。
ところが、照明の色によっては青っぽくなったり、色味がくすんだりしてしまいます。特に室内で蛍光灯の下だと、食べ物が不味そうに見えてしまうことがよくあります。
この場合は、ホワイトバランスを「電球モード」や「マニュアル設定」で赤みをプラスすることで、料理に温かみと食欲を引き出す効果があります。目安としては、色温度を4,500K~5,500Kの間に設定すると、自然で美味しそうな色合いになります。
また、色が命のサラダやフルーツでは、ニュートラルな太陽光設定(5,500K前後)で自然な鮮やかさを活かすとよいでしょう。ホワイトバランスを味方につけることで、まるで雑誌のような仕上がりが実現できます。
4. 表現力を高めるホワイトバランスの応用テクニック
ホワイトバランスは、ただ「正しい色に直す」ためのものではありません。
あえて色をずらすことで、写真の印象をドラマチックに変えることもできます。
この章では、ホワイトバランスを使った表現の広がりについて解説します。
① 雰囲気に合わせた色味の演出法
ホワイトバランスの調整は、写真の「空気感」をコントロールする強力なツールです。
たとえば、同じ風景写真でも、赤みを足すと温かく、青みを加えると冷たく感じます。これは心理的な効果にもつながっており、見る人に与える印象がガラリと変わります。
晴れた日の海を青く強調すれば爽やかな印象に、夕方の街並みをオレンジ寄りにすればノスタルジックな雰囲気を表現できます。実際には肉眼で見た色とは違っても、伝えたい感情を優先して設定するのが「演出としてのホワイトバランス」です。
表現に正解はありません。「どう見せたいか?」を意識すれば、色味の調整は作品の完成度を一段上に引き上げてくれます。
② 意図的に色をズラして作る世界観
ホワイトバランスをあえて不自然に設定することで、非日常的な世界観を創り出すこともできます。
これはいわゆる「色かぶり」を逆手に取ったテクニックです。
たとえば、室内で色温度を極端に高くして青みを強調すれば、幻想的で静寂な空間を演出できます。逆に、低い色温度で赤みを強調すると、映画のようなドラマチックな画作りになります。
これは特に、アート寄りの写真やインスタ映えを狙った撮影でよく使われます。色のリアルさではなく、「非現実感」を演出することが目的です。もちろんやりすぎると不自然になりすぎるリスクもあるため、仕上がりを確認しながら試すのがポイントです。
写真を単なる記録ではなく、「伝えたい雰囲気を持つ作品」に変えるための一手、それがこのテクニックです。
③ RAW現像でのホワイトバランス調整
RAW形式で撮影すると、ホワイトバランスを後から自由に調整できます。
これはJPEGにはない大きな利点です。撮影時に多少色味がずれていても、あとで自在に補正や演出ができるため、撮影に集中しやすくなります。
例えば、現場ではAWBで撮っておき、後からPCで赤みを加えたり、青みを引いたりといった調整が可能です。RAW現像ソフト(Adobe Lightroomなど)では、色温度と色かぶり補正をスライダーで直感的に操作でき、微調整もしやすいです。
ただし、RAWはファイルサイズが大きくなるため、保存容量や処理速度には注意が必要です。また、現像作業には一定の手間と知識が求められます。とはいえ、本気で写真表現を追求したいならRAW撮影とホワイトバランス調整は必須のステップといえるでしょう。
④ クリエイティブ表現で差をつける
SNSや写真投稿サイトで注目を集めるには、他と違う視点が必要です。
ホワイトバランスを活かしたクリエイティブな色表現は、その強力な武器になります。
たとえば、都会の夜景を青く冷たくしてスタイリッシュに見せたり、カフェの店内を赤みがかった温かい色で撮って居心地の良さを伝えるなど、色を使った演出は非常に効果的です。
しかも、こうした写真は「撮る前の設定」が命。つまり、構図や明るさだけでなく、色味の方向性も考えながら撮影することで、見る人にしっかりと意図が伝わる写真になります。
5. ホワイトバランスの設定|実際の効果は?
では、どのような効果があるのか?を見てみましょう。
ビデオカメラでホワイトバランスの違いを撮った動画があるので、ご覧ください。
①電球色設定で屋外を撮った場合
②強制的に夕暮れ色にするには
③Ach・Bch切り替え例
だいぶ、難しかったですかね。
でもここまでを基本として覚えたら、ホワイトバランスに関しては 初心者卒業です。
6. より良い写真のために揃えたい機材と選び方
ホワイトバランスの知識とテクニックが身についたら、次は機材選びにも注目しましょう。
適切なカメラやアクセサリを揃えることで、表現の幅はさらに広がります。
この章では、ホワイトバランスに強い機材や、撮影をサポートする便利なツールを紹介します。
① ホワイトバランス機能が優れたカメラ選び
最近のカメラは、ホワイトバランス機能がかなり高性能になっています。
が、すべてのモデルが同じというわけではありません。とくに中級~上級機では、色温度の数値入力やカスタム設定の自由度が高く、RAW撮影に対応しているものが多いため、表現の幅が広がります。
エントリーモデルでは、AWBとプリセットが中心になるため、厳密な色味調整には限界があります。しかし、日常使いやSNS投稿なら問題ありません。逆に、ポートレートや商品撮影を本格的に行いたい場合は、ホワイトバランスの細かい制御ができる機種を選ぶとよいでしょう。
カメラのカタログで「色温度指定」や「カスタムWB対応」などの記載を確認することをおすすめします。
② おすすめのグレーカードやツール
ホワイトバランスの正確な調整に欠かせないのが「グレーカード」です。
これは、カメラにとっての“基準の白”を教える道具です。色味の正確性を求めるプロやアマチュアに広く使われています。
グレーカードは、1枚のボード型や三つ折りタイプ、小型の携帯型などさまざまな種類があります。どれを選んでも基本的な効果は同じですが、持ち運びやすさと撮影スタイルに合った形状を選ぶことが大切です。
また、ホワイトバランス専用のレンズキャップ型フィルターなどもあり、これを使えば一瞬でカスタム設定ができます。撮影の手間を減らしつつ、色味のブレを抑えられる便利アイテムです。
③ RAW対応機種と現像ソフトの選定ポイント
RAW撮影に対応したカメラは、ホワイトバランスを後から自由に調整できるという大きなメリットがあります。
そのため、表現にこだわるならRAW対応は必須条件といえます。
ただし、RAW形式は撮影後に専用のソフトで現像作業が必要です。代表的なのは「Adobe Lightroom」「Capture One」「SilkyPix」などで、これらは色温度の数値を直感的に調整でき、微妙な色かぶり補正も行えます。
重要なのは、自分のPC環境と作業スタイルに合ったソフトを選ぶこと。体験版で試してから購入するのが安全です。ソフトによって操作性が違うため、最初は少し時間がかかるかもしれませんが、慣れれば強力な武器になります。
④ 初心者におすすめのエントリーモデル紹介
ホワイトバランスの学習を始める初心者には、操作が簡単で設定項目がわかりやすいエントリーモデルのミラーレスカメラがおすすめです。
たとえば、Canon EOS Kiss M2やSony α6100は、価格も手頃でホワイトバランスの設定も多彩。RAWにも対応しており、将来的なステップアップにも対応可能です。
また、富士フイルムのXシリーズも人気で、「フィルムシミュレーション」と組み合わせた色表現が好評です。これはプリセットWBを活かしながら独自の色味を楽しめるユニークな特徴があります。
高価なカメラを最初から買う必要はありませんが、「色にこだわる」なら、最初からRAW対応かつWB設定が豊富なモデルを選ぶことで、後悔のないスタートが切れます。
7. ホワイトバランス完全ガイド|まとめ
ホワイトバランスは、ただ「白を白く写す」ための機能ではありません。
色味をコントロールすることで、写真の空気感やメッセージを自在に操れる、まさに表現者のための武器です。今回ご紹介した基礎知識と実践テクニックを活かせば、あなたの写真は一段と魅力を増すはずです。
最初は設定に戸惑うかもしれませんが、失敗を恐れず試してみてください。
>> LightroomとPhotoshopの違いを解説!知っておきたい使い分けのポイント
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!