LightroomとPhotoshopの違いとは?
LightroomとPhotoshopは、Adobeが提供する2つの画像編集ソフト。
どちらも魅力的な機能を持ったソフトですが、使い方や用途には大きな違いがあります。
「初心者にはどちらが良いの?」「写真編集に最適なのは?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は
LightroomとPhotoshopの違い
どちらのソフトを選べば良いのか?
料金の比較
あなたにおすすめのプラン
をご紹介する記事です。
LightroomとPhotoshopの違いを分かりやすく解説。あなたにぴったりのソフトを見つけるお手伝いをします。
LightroomとPhotoshopの違い|基本機能と使い方の違い
2つのソフトは、どちらもAdobeが提供する人気の画像編集ソフトです。
が、その用途や機能には明確な違いがあります。
この章では、2つのソフトの違いを下記視点でご紹介します。
①LightroomとPhotoshopの基礎知識
②Lightroomは初心者向け、Photoshopはプロ向け?
③どちらを選べば良いのか?用途別の選び方
①LightroomとPhotoshopの基礎知識
Lightroomは、大量の写真を効率よく管理します。
基本的な色補正やトリミングなどの編集を行うのに最適です。
直感的なスライダー操作で、初心者でも簡単に美しい写真に仕上げることができます。
一方、Photoshopは、レイヤーや高度なマスク機能があります。
これらの機能を使うことで、複雑な合成や細かい加工が可能になります。
②Lightroomは初心者向け、Photoshopはプロ向け?
Lightroomは操作がシンプルで、特に初心者にとって扱いやすいのが魅力です。
写真の一括編集や整理機能が強力で、旅行やイベントなどの大量の写真を素早く編集できます。
ソフト名 | 特徴 | レベル |
---|---|---|
Lightroom | 写真管理や基本的な編集作業に特化 | 初心者でも扱いやすい |
Photoshop | 高度な画像編集機能で、複雑な加工や合成ができる | プロ向き |
Photoshopはその反面、多機能で自由度が高く、スムーズに使いこなすには慣れが必要です。
そのため、Photoshopはプロフェッショナルや高度な編集を必要とする方に向いています。
③どちらを選べば良いのか?用途別の選び方
LightroomとPhotoshopの選び方は、自分の編集ニーズに合わせることが重要です。
大量の写真を効率よく整理し、基本的な色調補正を行いたい方にはLightroomが適しています。
逆に、画像合成や詳細な加工をしたい方はPhotoshopを選ぶと良いでしょう。
LightroomとPhotoshop|9つの違い
LightroomとPhotoshopは、異なるアプローチのソフトです。
Lightroomは一括編集や効率的な管理を得意。
Photoshopは一枚の写真をじっくりと加工するのに向いています。
ここでは、両ソフトの編集機能を具体的に9つの違いに触れてみます。
①一括編集と詳細編集の違い
②RAW現像
③高度な編集
④色調補正
⑤切り抜きと合成の自由度の違い
⑥スポット修正と細かい修正機能
⑦テキストやグラフィックの挿入機能
⑧書き出しファイル形式
⑨料金プラン
一つずつ見ていきましょう。
①一括編集と詳細編集の違い
Lightroomはプリセット機能を利用して、一括で多くの写真に同じ編集を適用できる点が特徴です。
一方、Photoshopは一枚一枚の写真に対して詳細な調整を行うことができます。
写真管理ができる出来ないは、沢山の写真を扱う上で非常に重要になってくるポイントなので、その点、Lightroomの良さがあります。
②RAW現像
現像機能とは「RAW現像」の機能の事です。
現像機能は、Lightroom、Photoshopのどちらも持っている機能です。
が、Lightroomの方が標準で備わっています。一方、Photoshopの方は「Adobe camera raw」というプラグインを使用しないとLightroomと同じ機能は使えません。
ソフト名 | RAW現像 | 機能 |
---|---|---|
Lightroom | ◯ | 標準機能。直感的な操作ができる |
Photoshop | ◯ | Adobe camera rawというプラグインが必要 |
③高度な編集
高度な編集機能では、Photoshopに軍配が上がります。
その一方、Lightroomは、写真全体の色調補正が簡単に行えます。
ですが、Photoshopは、特定色を選んで部分的に色を変えたり、置き換える機能が強力です。
⚫︎レイヤー
⚫︎レイヤーマスク
⚫︎ブレンドモード
はPhotoshopだけの機能
Photoshopでは、写真の要らない部分を削除したり、他の写真と合成したり、理想の写真をソフト上で作ってしまうことができます。
④色調補正
上記③で「編集機能」のなかで、とくに色調補正の違いは、注目すべき点なので、追記します。
基本的には、Lightroom、Photoshop共に色調補正は可能です。
ですが、下記の編集機能は、Lightroomには、ありません。
ソフト名 | レベル補正 | カラーバランス | グラデーション | 特定色域 | レイヤー |
---|---|---|---|---|---|
Lightroom | -- | -- | -- | -- | -- |
Photoshop | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
⑤切り抜きと合成の自由度の違い
特に、レイヤーを使って、画像を重ねたり、写真の一部のみ選択して色調補正したりできるのは、Photoshopだけです。
Lightroomは、基本的なトリミングや角度調整が可能です。
一方、Photoshopではレイヤーやマスク機能を利用して複雑な切り抜きや合成ができます。
デザインや広告制作などの場面で、信頼が高い機能
⑥スポット修正と細かい修正機能
Lightroomには、スポット修正機能があります。
写真に写り込んでしまったゴミや不要な部分を簡単に取り除くことのできる機能です。
一方で、Photoshopには、修復ブラシやコピースタンプという機能があり、さらに細かく『ピクセルレベル』での修正が可能です。
ソフト名 | 機能 | 特徴 |
---|---|---|
Lightroom | スポット修正機能 | ゴミや不要な部分を除去 |
Photoshop | 修復ブラシやコピースタンプ | ピクセルレベルで修正可能 |
⑦テキストやグラフィックの挿入機能
Photoshopは、写真に対してテキストやグラフィック要素を追加することが簡単にできます。
例えばブログのサムネイルやSNSの投稿画像をデザインするのに、便利です。
一方、Lightroomにはテキスト挿入機能がないため、Photoshopの方がこの点では優れています。
ソフト名 | テキスト機能 | デザイン |
---|---|---|
Lightroom | -- | -- |
Photoshop | ◯ | ◯ |
⑧書き出しファイル形式
Adobe Photoshopは幅広い形式での書き出しに対応しているのに対して、Lightroomは、JPEG形式のみの対応。
基本的にはJPEG形式のみでも問題はないかと思います。
ただ、Photoshopは「Photoshopなら開けるかも」という選択肢が広く、安心感があることは確かです。
⑨料金プランの違い
Photoshop単体プランが月3,280円(税込)Lightroom単体プランが月1,180円(税込)です。
PhotoshopはLightroomの完全上位互換のソフトウェアというわけではありません。
また、Lightroomでしか出来ない機能もあります。
さらに、Adobeには『Lightroom』と『Photoshop』がセットになったフォトプランというお得なプランもあります。
LightroomとPhotoshop|それぞれどこが優れている?
次に、LightroomとPhotoshopは、それぞれどんな点に優れているのか?をご紹介します。
それでは、それぞれのソフトの優れたを見てみましょう。
Lightroomが優れている点
Adobe Lightroomは、一眼レフカメラ、スマートフォンで撮影した写真を簡単に読み込んで、編集、管理、共有する事をすることが、容易なソフトです。
さらに、Lightroom内の写真は、オンライン上に保存されています。
結果、Lightroomがインストールしてあるデバイスから、どこでも最新の状態の写真を確認することができます。
Photoshopが優れている点
Adobe Photoshopは、世界で最も有名な画像編集ソフト。
具体的には、写真を合成したり加工したり綺麗なグラフィックを作ったりする事ができるソフトです。
一般的に、web制作をするためにも使われるソフトで、webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGデザイナーなど、幅広い職業のプロに支持されているのが、Photoshopの特徴です。
写真加工だけではなく、YouTubeのサムネイルなど、デザインにも使える便利なソフトです。
LightroomとPhotoshopの違い|あなたにおすすめのプランは?
この章では、下記の項目に分けて、あなたにオススメのソフトを考えていきます。
(1)Lightroomはカメラマン必須
(2)高度な写真加工にはPhotoshop
(3)両方のソフトを使いたいならフォトプラン
(4)Adobeの他のソフトも使うならコンプリートプラン
それぞれを見てみましょう
(1)Lightroomはカメラマン必須
Lightroomは、大量の写真データを扱うカメラマン必須のソフト。
なぜなら、Lightroomは、写真管理機能が優れているから。
何よりも、Lightroomの使いやすさは、多くのユーザーからも定評があります。
特に、一眼レフカメラを使っている人には、定評があります。
さらに、Lightroomがインストールされているデバイスから、管理できる点も嬉しいポイント。
かつ、写真イメージを左右する現像処理で、撮った写真をさらにこだわる編集ができます。
(2)高度な写真加工にはPhotoshop
ズバリ、Photoshopは、デザイナー&動画編集者に必須。
写真の一部を別の場所に動かしたり、あるものを消したり、ないものを写真に加えたりできます。
例えば、景色の写真に対して雪を降らせたり、写真に写り込んでしまったものを消したりは、お手の物です。
こういった写真を自由に加工ができるのがPhotoshop。
正直、写真画像加工で、Photoshopにできないことはないと言っても過言ではありません。
そのほか、写真をベースにポリゴン風な作品を作ったり、YouTube用のサムネイルを作ったり、チラシを作ったり、デザイン面でも威力を発揮する、できることの幅広さという点では、Adobe CCソフトの中でも一番です。
一方で、高度な加工をマスターするには、時間がかかるソフトでもあります。
一流の作品を作る事できるプロ御用達ソフト。それがPhotoshopです。
(3)両方のソフトを使いたいならフォトプラン
これら、2つのソフトを両方使いたい。そんな声に応えたのが、フォトプラン。
フォトプランは、Lightroom、Photoshopがどちらも使えるプランです。
1TBのクラウドストレージ付きで、月々2,380円(税込)です。
Photoshop単体だと、月々3,280円なのに、プラスLightroomも使えるのに、それより安い料金設定です。
Photoshop単体だと3,280円なので、900円も安い
なので購入するなら単体プランではなく、フォトプラン一択だと言えます。
(4)Adobeの他のソフトも使うならコンプリートプラン
Adobeには、さまざまなソフトウェアがあります。
もちろんLightroom、Photoshop、も使えます。
その中には、動画編集に特化したAdobe Premiere Proなども含まれています。なので、一眼レフで動画を撮影したあとに使うという選択肢もあるでしょう。
LightroomとPhotoshopの違いを解説!まとめ
LightroomとPhotoshopの違いをお伝えしました。
まとめると
①一括編集と詳細編集の違い
②RAW現像
③高度な編集
④色調補正
⑤切り抜きと合成の自由度の違い
⑥スポット修正と細かい修正機能
⑦テキストやグラフィックの挿入機能
⑧書き出しファイル形式
⑨料金プラン
カメラマン必須 | 高度な加工がしたい | 両方使うなら | お得に買いたい |
Lightroom | Photoshop | フォトプラン | コンプリートプラン |
でした。
これから購入を考えるなら、LightroomとPhotoshop、どちらも使えるフォトプラン一択、です。
ちなみにフォトプランも体験版があります。まずは無料で体験してみるのが良いでしょう。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
コメント