露出計おすすめは?
カメラで撮る写真、スマホにお任せで済ませているけれど、「光の加減がうまくいかない」「露出が合わない」って悩んでいませんか?じつは、カメラに内蔵されている露出計だけでは、思った通りの写真にならないことも多く、「もっと精確に光を測りたい」と感じるのは自然なことです。
そこで、今回の記事では、
この記事で分かること
- 露出計の役割と、カメラ内蔵露出計との違い
- 反射光式/入射光式、デジタル/アナログなど、選ぶときの重要なポイント
- プロのカメラマンが実際におすすめする12種類の露出計の特徴と比較
など、露出計選びに必要な情報をわかりやすく網羅しています。
機材選びに迷っている方も、露出コントロールを追求したい方も、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける統合クリエイティブスタジオ|ワイラボの代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して、デザインディレクション、イラスト制作、映像制作に関わっており、その経験から得た視点で、分かりやすさを心がけてお伝えします。
1. おすすめの露出計12選【一覧表】
まずは、おすすめの露出計12選の一覧表です。
| 商品写真 | 商品名 |
|---|---|
![]() | ① セコニック フラッシュメイト L-308X JE60 |
![]() | ② セコニック ライトマスタープロ L-478DR-E |
![]() | ③セコニック ツインメイト L-208 |
![]() | ④BTMETER BT-881D |
![]() | ⑤ セコニック スタジオデラックス III L-398A |
![]() | ⑥SEKONIC フラッシュメイト L-308S JE17 |
| 商品写真 | 商品名 |
|---|---|
![]() | ⑦セコニック 分光方式カラーメーター スペクトロマスターC-800 |
![]() | ⑧ セコニック ライトマスタープロL-478D |
![]() | ⑨ VoightLander VCメーターII シルバー 640030 |
![]() | ⑩ TTArtisan 露出計 ライトメーター |
![]() | ⑪GOSSEN 小型フラッシュ対応露出計 デジフラッシュ2 |
![]() | ⑫Gossen Digisky デジタルGo |
それぞれの製品については、記事の下の方で、詳しく解説しています。
そちらもご覧ください。
2. 露出計の役割は?
まずは、露出計ってなに?という方もいらっしゃるかと思います。
なので、念のため、露出計の役割についてお話しさせてください。
- 被写体に当たる光を数値化してくれる
- カメラに内蔵されている露出計よりも正確
- 反射光も入射光も測定できる
- フィルムカメラには必須機材
ひとつずつ見ていきましょう。
① 被写体に当たる光を数値化してくれる

露出計とは、被写体に当たる光の量を数値化してくれる機械です。例えば、人物を撮影しているときに、人の顔だけ暗くなってしまうことってありますよね。
このとき、人の顔の露出は低い状態にあります。逆に人物の周りだけ明るくなっている場合は、露出が高い状態です。
人物の撮影だけではなく、どんな写真でも露出を見極めることが重要なポイントになります。露出計は、この露出を数値化して適切な明るさを教えてくれる機械です。
② カメラに内蔵されている露出計よりも正確

デジタルカメラには、ほぼ100%露出計が内蔵されています。
CanonやNikonなどの大手メーカーで搭載されていないものはないでしょう。ただ、カメラに内蔵されている露出計よりも、単体露出計の方が正確に測れます。
③ 反射光も入射光も測定できる

そして、露出計には、反射光式と入射光式の2つがあります。
入射光式は、被写体に当たった太陽や照明の光の量を計測します。被写体そのものの明るさを測る方式と言えるでしょう。
もう一方で、反射光式は、被写体に当たった光をカメラに取り込んだときの光の量です。
| 測定方式 | 測定する光の種類 | 説明 |
|---|---|---|
| 入射光式 | 被写体に当たる光 (直接の光) | 被写体そのものに当たっている光を測定する。 光源からの影響を正確に反映しやすい。 |
| 反射光式 | 被写体から反射した光 (カメラに届く光) | カメラが見る視点からの光を測定する。 被写体の色や明るさに影響されやすい。 |
カメラに内蔵されている露出計は反射光式だけです。
が、単体で売っている露出計は入射光式で計測できるものもあります。
そのため、せっかく露出計を使うなら、入射光式でも計測できるものを選ぶのがおすすめです。
④ フィルムカメラには必須機材

最近のデジカメには露出計が内蔵されています。が、フィルムカメラや昔のレトロなカメラには露出計は内蔵されていないものも多いです。
かりに、そんなカメラを使用するなら、露出計が必須機材です。
またデジタルカメラでもライカなどの一部のカメラには露出計が搭載されていないものもあります。
3. 露出計の選び方・3つのポイント
ここでは露出計の選び方を3つのポイントにまとめて、お伝えします。
- 反射光式と入射光式両方使えるものを選ぶ
- コンパクトで使い方がシンプル
- アナログ式かデジタル式か
① 反射光式と入射光式両方使えるものを選ぶ

反射光式と入射光式の2つがあると伝えましたが、露出計によっては片方しか計測できないものもあります。
特に入射光式は単体の露出計でのみ計測が可能なので、入射光式を計測できるかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
② コンパクトで使い方がシンプル

露出計を使うシーンは室内でも野外でもどちらでもありえます。
そのため、持ち運びに便利なものを選ぶのが良いでしょう。また、使い方が難しいものもあるので、初心者はまず使いやすそうなものから選ぶことをおすすめしますよ。
③ アナログ式かデジタル式か

さらに、露出計には、アナログ式とデジタル式があります。
デジタル式は数値で教えてくれますが、0.5などの細かい数値までは教えてくれないデメリットがあります。アナログ式はメーター表示なので細かいところまではわかります。
そのため、はっきりとした数値がわからず、初めての人には、設定に困るかもしれません。
4. カメラマンがおすすめする露出計12選!
おすすめ露出計を12個ご紹介します。
- セコニック フラッシュメイト L-308X JE60
- セコニック ライトマスタープロ L-478DR-EL
- セコニック ツインメイト L-208
- BTMETER BT-881D
- セコニック スタジオデラックスIII L-398A
- SEKONIC フラッシュメイト L-308S JE17
- セコニック 分光方式カラーメーター スペクトロマスター C-800
- セコニック ライトマスタープロ L-478D-U
- VoightLander VCメーターII シルバー 640030
- TTArtisan 露出計 ライトメーター
- GOSSEN 小型フラッシュ対応露出計 デジフラッシュ2
- Gossen DigiskyデジタルGo
おすすめの露出計① セコニック 露出計 フラッシュメイト L-308X JE60
さらに、ポケットサイズながら、フォトモード、HDシネカメラモード、シネカメラモードを搭載。あらゆるライティングシーンに対応します。
くわえて、機能には、無機ELバックライト、絞り優先モードが追加されています。
また、反射光式と入射光式をワンタッチで切り替えができて、コンパクトで持ち運びにも便利です。
使い方も簡単で初心者にもおすすめです。が、プロでも使用するほど機能性に富んでいる露出計です。
おすすめの露出計② セコニック 露出計 ライトマスタープロ L-478DR-EL

フラッシュを無線で発光させ計測できる露出計です。
また、電波チャンネルを20チャンネルから選択できるので、光量調整が別々にできる点もおすすめです。
エリンクローム社のELスカイポートシステムを搭載した露出計となっており、バッテリータイプは乾電池タイプを採用しています。
さらに、料金も相場ながら、様々な機能を金揃えた商品です。
フィルムカメラでの撮影にも最適でクチコミもよく、使い方も簡単な非常に人気の露出計となっています。
おすすめの露出計③ セコニック 露出計 ツインメイト L-208

非常にシンプルな作りになっており、初心者でも扱いやすい露出計です。
さらに、手の中に収まるほどコンパクトで、ボディに入射・反射兼用の機能を搭載しています。
また、カメラのホットシューにも取り付け可能で、重さもわずか45g。そのため、持ち運びにも便利です。
くわえて、入射・反射測定がワンタッチ切り替えられおすすめです。
絞りとシャッター速度の組み合わせも一目でわかるように、ダイヤルリングを使用しています。
そのため、とても使い方もわかりやすく簡単です。
おすすめの露出計④ BTMETER BT-881D

お財布に優しい価格の露出計です。
照度は270°回転するセンサーで楽々に計測することができます。そのため、屋内や撮影場所などさまざまな用途で使用することができます。
おすすめポイントは、薄暗い場所でも計測値が見えるようにバックライト機能が備わっていること。
なので、正しい数値を計測することが可能になっています。
もちろん、数値はデジタルで表示されます。
一目でわかりやすく、ボタン操作も簡単なものになっています。

おすすめの露出計⑤ セコニック 露出計 スタジオデラックスIII L-398A

アナログ式の露出計で、シンプルなデザインと使いやすさがおすすめしたい理由です。
絞りやシャッタースピードの設定も簡単に読み取ることができるのも良いポイントですね。
さらに電池不要で使用できるので、電池について悩むこともありません。
- 形式:定常光メーター
- 受光方式:入射・反射光式
- 受光素子:アモルフォス光センサー
- サイズ(W×H×D):58×112×34mm
- 重量:190g
また、数値はデジタルで表示されます。
そのため、一目でわかりやすく、ボタン操作も簡単なものになっています。
おすすめの露出計⑥ SEKONIC 露出計 フラッシュメイト L-308S JE17

反射光式、入射光式など、カメラで撮影するに当たっての適性露出を知るには欠かせない露出計です。
ストロボでのスタジオ撮影にもおすすめです。
非常にシンプルな操作で使用することができます。
くわえて、持ち運びもしやすい優れもの。
数値もわかりやすく表示されます。そのため、初めて購入する方にもおすすめです。
また、ストロボの瞬間光にも対応しています。

おすすめの露出計⑦ セコニック 分光方式カラーメーター スペクトロマスター C-800

相場より高めのこちらの露出計ですが、さまざまな光源から、幅広い照度と色温度を測定してくれる優れものです。
さらに、測定した値は99個まで保存することができます。
そのため、プロのフォトグラファーにもおすすめ。カメラでの撮影をよりスムーズなものにしてくれます。
デジタルカメラグランプリ2020 SUMMER 周辺機器部門 金賞を受賞。
人気の露出計として注目を集めています。
おすすめの露出計⑧ セコニック ライトマスタープロ L-478D-U

露出計と言ったらいかつくボタンを押して使うものが多いです。
が、セコニックのライトマスタープロはスマホのようにタッチパネルで使える露出計。
スマホ世代には使いやすく、機能性も豊富なので長く露出計をこれから使っていきたい人にはおすすめです。
おすすめの露出計⑨ VoightLander VCメーターII シルバー 640030

他の露出計とは全く違う見た目のかっこいいデザインが特徴です。
使い方もシンプルで余計な機能もなく、低照度でも使用できます。
夜景などでも活躍する露出計ですよ。
おすすめの露出計⑩ TTArtisan 露出計 ライトメーター

TTartisanメーターの重量は、わずか35g。
超小型で軽量です。
旧型のライカや同様のレンジファインダーカメラを使用するオールドユーザーには、ぴったりの露出計です。
TTartisanメーターは、カメラのシューに簡単に取り付け可能。2つのダイヤルは、ISOと絞り、シャッタースピードから2つを設定できます。
正しい測定ができたときに、LEDインジケータが点灯します。
おすすめの露出計⑪:GOSSEN 小型フラッシュ対応露出計 デジフラッシュ2

露出計としては有名なゴッセンの露出計です。
シンプルでわかりやすいのが特徴で、わずかな光でも計測できるゴッセンの強みがあります。
また温度測定機能もついていますよ。
おすすめの露出計⑫ Gossen DigiskyデジタルGo

ゴッセンのデジスカイは多機能な露出計で、かゆいところまで手が届くプロも使う露出計です。
スマホのようなタッチパネルで、初心者でも使いやすいようにナビ機能もついています。
本格的な露出計がほしいならおすすめ。
5. カメラマンがおすすめする露出計12選!まとめ
おすすめの露出計をご紹介しました。
露出計の基本的な役割から、反射・入射両対応モデルや使いやすさ、デジタル/アナログの違い。12種類のおすすめ露出計を比較しながらご紹介しました。
フィルム撮影に限らず、特に正確な露出を求める写真・映像制作において、信頼できる露出計は大きな助けになります。
ぜひこの記事を活用して、自分の撮影スタイルや用途にぴったりの露出計を見つけてください。
購入や使い方で迷ったときは、いつでも気軽にコメントやお問い合わせからご相談ください!
>> イラレの使い方⑤移動で数値を使う【分割|移動|変形・整列】
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!

























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