
Adobeの写真編集ソフト『Photoshop・Lightroom・Lightroom Classic』の3つをまとめて使える『Adobe フォトプラン』をご存知でしょうか?
単体で買うよりも全然お得なAdobeフォトプラン。でも、何がどうお得なのでしょうか?
ただ「お得だ」というだけで買ってしまうと、買ってから「失敗した!」ってことになるかもしれません。
というわけで、この記事では、あなたの大切なお金を無駄にさせないために、Adobeフォトプランのおすすめポイントと、単体で買った方がいい人のタイプについて、お伝えします。
目次
写真を編集するなら断然Adobeフォトプランがお得!
まずは、フォトプランのことを知っておきましょう。
Adobeフォトプランって?①|プランに含まれるアプリは?
Adobeのフォトプランは、Adobeの写真編集ソフト『Photoshop』『Lightroom『Lightroom Classic』の3つのソフトがまとめて使えるセットプランです。
Photoshop単体でも、画像補正や加工、さらにはWebデザインまで様々なことができます。その一方でLightroomは、写真の補正・加工に特化したアプリです。あとから色調補正がしやすいRAW現像をデータ一括で簡単に処理ができる便利なソフトです。
Photoshop | Lightroom |
---|---|
サムネイルなどのデザイン | 写真の管理がしたい |
レイヤーを使ったレタッチ | 簡単な画像編集レタッチ |
真顔を笑顔になど、大きな画像変化 | 大量の写真をまとめて色調補正 |
デザイナーや動画編集者に必須 | カメラマンに必須 |
なので、扱う写真の数が多い方は、PhotoshopよりもLightroomで補正をするのが便利です。そのあと合成などのデザイン段階で、Photoshopを使用するという作業ステップがおすすめの手順になります。
Adobeフォトプランって?②|Photoshop単体との違いは?
単体プランで購入できる『Photoshop』と、フォトプランに含まれる「Photoshop」の間に、製品機能に違いはありません。
高品質な日本語フォントがたくさん含まれているため、単体プランのPhotoshopは、よりデザイナー向けのプランといえます。
Adobeのソフトを単体で購入する場合の料金は、それぞれ月額2,728円(税込)。セールの時期でも1,078円を下回ることはないので、3つのソフトがまとめて使えて月額1,078円(税込)のフォトプランは、かなりお得感があります。
Adobeフォトプランって?③|どんな人を対象としている?
利用対象は、フォトプランというほどですから「写真を扱う人」です。
特に、Lightroomは『RAW(ロウ)現像』はもちろん、補正から管理までできるため、写真点数が多くなるプロカメラマンには、必須のソフトです。
Photoshopを使って、さまざまなデサイン作業を行うというデザイナーもいて『Photoshopしか使わないよ』という方でも、フォトプランで契約する方が、断然おすすめです。
Adobeフォトプランって?④|フォトプランにしない方がいい人は?
とってもお得なフォトプランですが、自身で撮影した写真を管理することが少ない人は、Photoshopだけでもいいかもしれません。
また、デザイナーさんの多くは、主にIllustratorとPhotoshopを併用することが多いので、そのケースでは、特にLightroomを使う利点はありません。
ただし、IllustratorとPhotoshopを単体で2つ購入するのであれば、コンプリートプランで購入したほうが単体で2つのアプリを購入するよりもお得であることも書き添えておきます。
Adobeフォトプランに含まれる3つのアプリで何ができる?
ここでは、Adobeフォトプランに含まれる、Photoshop/Lightroom/Lightroom Classicの3つのアプリケーションについてご紹介していきます。
① Photoshop|画像編集といえばこのソフト
![]() 写真や画像を扱う方の中では、もはや利用しているのが当たり前の定番ソフトPhotoshop。アプリ名に「Photo」とついている通り、写真の編集を得意としているアプリケーションです。 最近では、YouTube投稿に必須のサムネイル作りにも使われることが多く、写真に文字入れをしたり、切り抜いて合成したりと、Webや映像の世界でも当たり前のように使われています。 一つのソフトでできる守備範囲の広さが特徴な写真編集ソフトです。 |
② Lightroom|RAWデータからの現像も楽々
![]() Lightroomは、Photoshopの機能から、写真の現像・補正機能を特化させたアプリです。 ほとんどのカメラのRAWデータを現像でき、オンラインストレージと連携しているため、保存・バックアップにも便利です。 写真の管理から、明るさや色の調整、不要なものを消すなど、カメラマンに必要な簡単な機能も備えています。 |
③ Lightroom Classic|上記のLightroomとの違いは?
![]() 上記のLightroomの前身が、Lightroom Classicです。新しいLightroomはタブレット端末等での操作を想定しています。 が、ClassicはデスクトップなどのPCでじっくりと編集することを想定し、データの管理もオンラインではなくローカルでの保存を想定しているのが大きな違いです。 新しいLightroomが出る以前から、Lightroomを使っている人は、Classicのほうが使い慣れているでしょう。フォトプランは、新旧両方のLightroomが利用できるので、自分が使いやすいほうを選べるのも魅力です。 |
Adobeフォトプランをお得に契約するには?
Adobeフォトプランのお値段は、月額1,078円(税込)です。すでにとてもお得感がありますが、もっと安く契約する方法はあるのか?を調べてみました。
割引セールで契約できるの?
AdobeCCの製品は、年に数回、Adobe公式サイトやAmazonなどで割引セールを行うことがあります。
ぜひそんな機会を利用したいものですが、残念ながらフォトプランはこれらのセールの対象外となっています。
単体で契約するのとどちらが安い?
ここでは、値段について検証してみます。(値段はすべて税込です)
フォトプラン (20GB) |
フォトプラン (1TB) |
Lightroom 単体プラン |
Photoshop 単体プラン |
|
---|---|---|---|---|
月払い料金 | 1,078円〜 | 2,178円〜 | 1,078円〜 | 2,728円〜 |
年間一括料金 | 12,936円 | 26,136円 | 12,936円 | 28,766円 |
利用可能ソフト | lightroom CC Lightroom Classic Photoshop |
lightroom CC Lightroom Classic Photoshop |
lightroom CC | Photoshop |
Adobeストレージ | 20GB | 1TB | 1TB | 100GB |
セールの時期に、それぞれのアプリを単体で契約することもできますが、アプリ単体で契約した場合でも、1アプリの最安値は、月額1,078円(税込)です。
なので、割引率や割引額はそれぞれのセールに応じて異なるものの、基本的には3つのアプリが使えて月額1,078円のフォトプランがの方が、断然お得だとわかります。
また、新しいLightroomは単体プランがありません。なので、Classicではない、新しいLightroomだけを利用したいということであれば、フォトプラン、またはコンプリートプランを利用するしかありません。
Adobeの体験版を利用する
Adobeのソフトはすべて1週間の無料体験ができます。
単体ソフトで無料体験をすることも可能ですが、この制度を利用して、せっかくだから1週間『CreativeCloudコンプリートプラン』で無料体験するのもお得です。
ただし、7日間経ったら、自動更新になってしまうので、注意して下さい。(唯一の難点です)
ただ、Adobeのすべてのソフトを体験することができますし、ご自身がフォトプランでよいのか、他のソフトも使う機会がありそうなのか?と判断する材料集めという点で、試してみるのもいいかも、です。
>>>Adobe Creative Cloud体験版ダウンロード!
ストレージが選べる2つのフォトプラン
Adobeフォトプランには、ダウンロード&アップロードに便利な『Adobeストレージ』がついてきます。ストレージの容量別に、2つのAdobeフォトプランを選べます。
選べるAdobeフォトプラン①|20GBストレージ版
まずは『Adobe Photoshop』『Lightroom』『Lightroom Classic』の3つのアプリケーションソフトに、ストレージに20GBの容量が付いてきて、月額1,078円(税込)のプランです。
特にオンラインストレージは使用せず、デスクトップでローカルに保存するという方は、このプランで十分です。
月額の値段も次にご紹介する1TBプラン版に比べると、1,000円以上変わってくるので、まずはこのプランから始めて、どのくらいのストレージが必要なのか見極めるのもよいかもしれません。
選べるAdobeフォトプラン②|1TBストレージ版
次に、1TBのオンラインストレージがついて2,178円(税込)のプランもあります。
写真をRAWデータで保存しているという方は、大量のデータ量が必要になります。1TBのハードディスクを買っても良いですが、それを外出先まで持ち運ぶのは、あまり現実的はありませんよね?
写真を扱うという仕事の性質上、クラウドを使った外出先でも、編集作業をすることが多かったり、様々なデバイスを横断的に使っていたりする方も多いはずです。
当然、オンラインでデータを管理しているという方も多いのではないでしょうか?
初めの契約では1TBですが、契約後別途料金を支払うことで10TBまで追加可能です。そうなればもう、ハードディスクの空き容量のことで、悩む心配もなくなります。
Adobeフォトプランで写真編集をもっと快適に!
Adobeフォトプランについてお伝えしました。
画像編集の定番Photoshopは、画像編集においては無敵のソフトです。そしてLightroomは、RAW現像はもちろん、直感的に操作ができて、多くの写真を一度に補正できるのが魅力的なソフトです。
これらをまとめて使えて、しかも金額がお得なら、もうそれぞれを単体で買う意味がありません。
フォトプランは、カメラマンにとって、持っていないとまずいのでは?と思うほどの必須プランです。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!