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Adobe_incopy_howto

InCopy(読み:インコピー)っていうAdobeのソフトを知ってますか?

ほかのAdobe CCソフトに比べると、圧倒的に地味な印象のAdobe InCopy。じゃあ、どんな人が、どんな目的で、どんなことに使っているのか?

ちょっと気になりますよね?

というわけで、今回の記事では、

👉 この記事でわかること

✅ InCopyで何ができるのか?
✅ InCopyとInDesignの違いは?
✅ InCopyのメリットとは?

について、調査しました。

InCopyを購入することで、意外なおまけも付いてくるので、まだAdobeの製品を持っていない人にも読んでもらえたらと思います。

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Adobe InCopyでできることは?

編集長
InCopyってあまり目立たないよね?
編集部デザイナー
でもDTPの編集や校正には欠かせないソフトです

文章作成アプリというとMicrosoft WordやGoogleドキュメントなどが有名です。が、InCopyには、ほかのソフトにはない、大きなメリットがあります。

InCopyは、文章の作成、編集、校正に特化したソフト

InCopyは、文章の編集・校正の共同作業ができる

Adobe InCopyは、文章の作成&編集作業をおこなうソフトです。

Wordなどのテキストエディターと違う点は、雑誌などのページもの制作のときに、InDesignを使ったデザイナーと同じデータを共有して、チームで作業ができること、です。

InCopyは編集・校正の共同作業ができる

デザイナーはInDesignを使うけど、ライターさんはwordを使っていて、編集者はまた別のソフトを使う、という状況だと、アプリ同士が連携できないため、エラーも起きやすく、作業効率が上がりません。

スタッフが別々のソフトを使うと

デザイナー=InDesign
ライター =Word
編集者  =また違うソフト

▶︎

それによって起こる問題点

それぞれが異なるアプリを用いて作業すると、最終的に、ファイルが開けないとか、レイアウトが合わない、など、想定外のトラブルが発生することがあります。

その点、InCopyを使うことで、制作スタッフ全員で、一つのデータを共有可能です。

その理由は、InDesignとInCopyのソフト間で、データをリンクできるから。

つまり、InCopyを使えば、デザイナーが使っているInDesignと同じプロジェクトを共有できて、共同作業ができる環境が作れるのです。

結果、『デザイン作業と文字校正』など、これまで別々だった作業の同時進行が可能。進捗状況も共有できます。

編集部デザイナー
結果、作業全体がスムーズになり、効率が高まります

しかも、複数の編集スタッフが同時に作業しても、おかしな結果にならないように、上書き保存ができないシステムになっています。

ポイント:InCopyは、共同作業ができるので、作業効率が上がり、進捗状況も把握しやすい

InCopy(インコピー)とInDesign(インデザイン)の違い

ちなみに、InCopyとInDesignは、役割と目的が違うソフトです。

InCopy

●誰が使う=編集者
●何が得意=ライティング入力
●使う目的=編集・文字校正・修正
●購入費用=安い

InDesign

●誰が使う=DTPデザイナー
●何が得意=ページデザイン
●使う目的=雑誌レイアウトなど
●購入費用=高い

InDesignは、ページ数の多い雑誌や書籍のデザインレイアウトに使うソフトです。

雑誌作りのほとんどの作業は、InDesignを使ったDTPデザイナーが請け負います。

一方で、InCopyは、InDesignをサポートするような位置づけ。雑誌編集者やライターが、文章の作成、編集や校正をするのに使うソフトです。

InCopyは、DTPデザイナーと編集者との橋渡し役になっている

Adobe InCopyのメリットは?

Adobe InCopyメリットは?

InCopyを使うメリットは、3つあります。

InCopyのメリット

●共同作業で作業効率が高まる

●同じソフトを共有するためエラーが減る

●低価格なので導入しやすい

(1)作業効率が高まる

雑誌などのページものの出版には、たくさんのスタッフが必要です。

「ライター」「カメラマン」「編集者」「校正・校閲」「デザイナー」など、何人かのチームで業務が進行します。

デザイナーがInDesignを使ってデザインしている同じドキュメントを、編集スタッフが、同時にチェック作業をできる作業効率の良さは、メリットでしかありません。また、全員で進捗具合を共有できることも大きなメリットです。

(2)エラーが減る共有システム

InCopyでの作業は、InDesignに比べて、シンプルです。インターフェイスもInDesignの簡易版的な感じなので使いやすいです。

文字ブロックにテキストを流し込んで、実際のレイアウト上での追加修正ができる上、エラーはエリアを赤くして教えてくれて親切です。

同時に、『チェックアウト・チェックイン』機能で上書きの心配もありません。

(3)InCopyは低価格で導入しやすい

ソフト名単体プラン月額料金(税込)
InCopy638円
InDesign2,728円

InCopyは、InDesignに比べて、単体プランでも安価です。

そのため、費用負担も少ないので、ライター・編集者も購入しやすいです。

InCopyとInDesignを組み合わせれば、作業時間の軽減とスタッフの負担減につながります。

Adobe InCopyは、メリットも多い上に、安く、導入しやすい

Adobe InCopyの使い方

Adobe InCopyの使い方

InCopy(インコピー)の基本操作

それでは、Adobe InCopyの基本の操作方法です。

ワークスペース

ページを表示

InCopyにデータを読み込むと、ワークスペース中央にページが表示されます。

ツールバーで切り替え

ワークスペース左には縦にツールバーがあり、テキスト入力や画像トリミングの際にはここから切り替えられます。

プロパティパネル

ワークスペースの右部分にあるプロパティパネルでは、ページ上で選択されているオブジェクトなどの設定や各種数値の確認と変更が可能です。プロパティパネルには、文字パネル、段落スタイルパネル、特殊文字などの字形パネルといった使用頻度の高いパネルを常に表示させておくと便利です。

共同作業時には

さらに、共同作業時には「チェックアウト・チェックイン」で使うアサインパネルや更新情報パネルも表示させておくのがおすすめです。

ビューが3種類に切り替えられる

InCopyのワークスペース中央にあるページの上部左には、ビューが切り替えられるタブがあります。

InCopyは、下記の3種類のビューを選択することができます。

3種類のビュー

「レイアウトビュー」
レイアウトを確認しながら作業できる

「ストーリービュー」
テキストだけを表示して文字の確認する

「ゲラビュー」
テキストレイアウト全体を確認できる

チェックアウト・チェックインで上書き防止

InCopyの代表的な機能「チェックアウト・チェックイン」は、ページ上にアイコンで編集状況が表示されます。

ペンアイコンになっている部分は、誰かが編集中。そのため、同時に編集することはできません。

編集可能な状態は、地球儀アイコンで表示され、編集が済んだらプロパティパネルのアサインパネルで、アイコンをペンから地球儀に変えられます。

・チェックアウト(編集中):ペンアイコン
・チェックイン(編集可能):地球儀アイコン

InDesignとAdobe InCopy(インコピー)のデータを連携させる方法

InCopyは、そのままでも文章作成アプリとして機能します。

が、InDesignのプロジェクトを編集・校正する場合は、はじめにInDesignからデータを書き出しておく必要があります。

アサインを選択

InDesign上のメニューバーにある「ウィンドウ」から「アサイン」を選ぶ

新規アサインを作成

アサインパネルが表示され、「アサインを追加」から「新規アサイン」を作成する

書き出し

パネル下部のオプションを選択して「OK」をクリックするとInCopy(インコピー)用のデータ書き出しが完了(ファイルの拡張子はicma)

Adobe InCopyの購入は?

Adobe InCopyの購入は?

InCopyの購入は、現在、Adobe公式サイトからの販売のみ可能です。

他のソフトは、Amazonや楽天で買えますが、InCopyの購入はできません。

InCopyの料金は?

InCopyの単体プランは、月額料金638円(税込)とAdobeアプリの中でも格安です。

代表的なAdobeソフト月々払い年間プラン月額年間契約一括
InCopy968円638円6,336円
InDesign3,828円2,728円32,736円
Illustrator3,828円2,728円32,736円
Photoshop3,828円2,728円32,736円
Premiere Pro3,828円2,728円32,736円
Acrobat Pro2,948円1,738円20,856円
編集長
ほかのAdobe CCアプリより安いね
編集部デザイナー
そうなんです。InDesignを持っていないライターさんとかも負担が少ないです

ちょっと負担に思うかもしれないけど、オススメは年間一括プランです。やっぱり一番お得です。

年間契約のメリット・デメリット

●割引率が高い
●一年の途中で解約することができない

月々プランのメリット・デメリット

●いつでも解約できる
●料金が割高

Adobeフォントも無料で使える

InCopyを購入すると、特典があります。

それは、IllustratorPhotoshopInDesignと同じく、100GBのクラウドストレージAdobeフォントといったサービスを無料で使うことができる、という特典です。

ライター・編集者にとって、Adobe Fontsが使えるようになるのは、嬉しいポイントです。

InDesignも使うならコンプリートプランがおすすめ

ちなみに、Adobeソフトが使い放題の、Adobe Creative Cloudコンプリートプランの中にも、InCopyが入っています。

InDesignなど、2つ以上Adobeソフトを使うなら、コンプリートプランの方が絶対お得。でも、Adobe公式サイトでは、月額6,248円かかってしまいます。

なので、コンプリートプランを購入するなら、通常価格より45%も安く購入できる『スクールパートナープログラム』という裏技があるので、そっちで買うのが、お得です。

コンプリートプランの負担は大きい

コンプリートプランは出費が大きいので、通常より45%オフになるスクールパートナープログラム(月額3,331円)で買うのがおすすめ。

InCopyにも無料体験がある

Adobe InCopyには、7日間の無料体験版があります。

7日間を超えると自動的に有償版に移行します。注意してください!

Adobe InCopyとは?まとめ

InCopyとは?ということで、メリットや使い方、InDesignとの違いについてお伝えしました。まとめると

InCopyは、どんなソフトか?

InCopyは、DTPに用いられる文章の作成、編集、校正が行えるアプリ

InCopyは、何ができるのか?

InCopyとInDesignでデータを共有し、本作りに参加するスタッフが共同作業できる

InCopyを使うメリットは?

●共同作業で作業効率が高まる
●同じソフトを共有するためエラーが減る
●低価格なので導入しやすい
プラスで『Adobeフォント』なども付いてきて超お得

InCopyとInDesignの違いは?
InCopyInDesign
誰が使う編集者DTPデザイナー
何が得意ライティング入力ページデザイン
使う目的編集・校正・修正雑誌レイアウトなど
購入費用安い高い
InCopyを買うなら?

年間プラン一括プラン(6,336円)がオススメ

InCopyとInDesignを両方欲しい人は?

コンプリートプランを通常価格より45%も安い『スクールパートナープログラム』という裏技で買うのがオススメ

でした。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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