映画用のカメラを販売しているBlackmagicDesign社。
ポケットシネマカメラなど、手軽なタイプのシネマカメラを探している人にとっては、気になるメーカーですよね。
そこでこの記事では、ブラックマジックのカメラの魅力や、おすすめカメラを3つご紹介します。
この記事を読んで、ブラックマジックのカメラ選びの参考にしてみてください。
目次
ブラックマジックのカメラとは
まずは、ブラックマジックのカメラについて、簡単にご説明していきます。
Blackmagic Design社とは
Blackmagic Design(ブラックマジック)社は、オーストラリアのメルボルンに本社を置く総合映像機器メーカーです。
日本やアメリカ、イギリスなどにオフィスを持ち、世界的に有名な映像機器のメーカーです。
ブラックマジックは、プロ仕様の大型カメラからコンバーターやビデオモニターまで、映像に関わる多種多様な製品の販売を手がけています。
中でも手軽なタイプのポケットシネマカメラは、高評価のレビューをしているサイトも多く、ユーザーから高い人気を得ています。
ブラックマジックはポケットシネマカメラに定評がある
ブラックマジックは映像に関わる様々な製品を販売していますが、中でもポケットサイズのシネマカメラは、ユーザーから高い人気を集めています。
ブラックマジックの創設者たちが、映像業界において編集やエンジニアリングに長く携わってきたこともあって、ブラックマジックの手がけるシネマカメラは最高品質のシネマカメラとして、プロからアマチュアまで多くのユーザーを集めています。
高品質で安定性のあるハイエンドモデルのシネマカメラを、手軽に入手できる価格帯まで抑えて販売しているのも、ブラックマジックの大きな特徴だと言えます。
ブラックマジックのカメラの魅力
ここからは、ブラックマジックのカメラの魅力について、ご紹介していきます。
ブラックマジックのカメラの魅力①|品質がとにかく高い!
ご紹介してきたように、もともと映像業界で編集やエンジニアリングに携わっていた創設者たちがカメラの開発に携わっていることもあり、カメラの品質はとても高いです。
ポケットシネマカメラは、手軽に扱えるサイズでありながら、プロ仕様の高い品質を誇っています。
シンプルなビデオカメラよりはるかに優れたプロ向けの機能を搭載しており、手軽にプロレベルの映像を撮ることができます。
ブラックマジックのカメラの魅力②|高品質なのに安い!
ブラックマジックのカメラは、プロレベルの高い品質を持つ割に、かなり安い価格設定となっています。
これは、ブラックマジック社の「高品質ビデオ機器をアフォーダブル価格で提供したい」という理念のもと、エントリ―ユーザーでもハイレベルの映像体験ができるよう、現在まで開発が続けられてきたからです。
また、詳しくは後でご紹介しますが、ハリウッドでも使われている3万円相当の本格派編集ソフト「DaVinci Resolve Studio」が付属されている製品もありますので、ますますお買い得感があります。
ブラックマジックのカメラの魅力③|ポートの自由度が高い!
ブラックマジックのカメラの特徴の一つとして、外部出力用のポートが豊富に備わっており、自由度が高いことが挙げられます。
4KモニターにつなげられるHDMI端子や、マイクやヘッドフォン用の3.5mmステレオジャック、製品によっては拡張ポートにコネクターをつなげることで6種類以上の繋ぎ方ができるようになるものもあります。
このようにポートが豊富に備わっているので、マイクなどの外部機器を接続しながらの撮影がスムーズにできます。
ブラックマジックのカメラの魅力④|低予算映画のクリエイター向き!
ブラックマジックのポケットシネマカメラには、
●高品質でありながら低価格
●ポートの自由度が高く多様な外部機器をつなげながら撮影ができる
●リモートコントロール機能がついているものもあり、ドローンへの取り付けで簡単に空撮ができる
などの魅力があります。
機能が豊富で、品質も高い上に低予算なブラックマジックのカメラは、低予算映画のクリエイター向きのカメラであると言えます。
カメラに業務用ほどの金額をかけなくても、高いレベルの撮影を行うことができるのが、ブラックマジックのカメラの大きな魅力となっています。
ブラックマジックの一般向けカメラ3選
ブラックマジックのカメラの魅力が分かったところで、ここからはブラックマジックの一般向けカメラのおすすめ3選をご紹介していきます。
BMPCC6K(ブラックマジックポケットシネマカメラ6K)
BMPCC6Kは、プロ向けの機能を搭載し、ハリウッド映画と同じ「ルック」の画が得られるポケットシネマカメラです。 ブラックマジックのポケットシネマカメラには6Kモデルと4Kモデルがありますが、こちらは6K撮影対応モデルになります。 6144 x 3456解像度のスーパー35センサーやEFレンズマウントを搭載しており、シンプルなビデオカメラと比べてはるかに優れた性能を誇っています。 価格は¥283,800 (税抜価格)と、次に紹介する4Kモデルよりは少しお高めではありますが、25,600までのデュアルネイティブISOやスーパー35 HDRセンサーなど、高いだけあってハイレベルの性能を持っています。 |
BMPCC4K(ブラックマジックポケットシネマカメラ4K)
こちらは、先ほどのポケットシネマカメラの4Kモデルです。 4096 x 2160解像度の4/3イメージセンサーやMFTレンズマウント、25,600までのデュアルネイティブISOやフル4/3 HDRセンサー、13ストップのダイナミックレンジを搭載しています。 価格は¥147,800 (税抜価格)で、6Kモデルとともに先ほど紹介した3万円相当の編集ソフト「DaVinci Resolve Studio」が同梱されています。 |
Micro Cinema Camera
こちらは、リモート操作が可能なスーパー16mmデジタルフィルムカメラです。 これまでにないほど小型化されたカメラで、ドローンやバイク、スケートボードなど、あらゆる場所にマウントして撮影ができるアクションシーンに特化したデジタルフィルムカメラです。
本体は軽量かつ堅牢なマグネシウム合金でできており、様々な場所での撮影にも耐えられる高い耐久性を持っています。 |
ブラックマジックのカメラの選び方
3つのカメラをご紹介しましたが、どれを選べばよいのか迷いますよね。
そこで、次からはブラックマジックのカメラの選び方をお教えします。
価格
上の3つのカメラの中から選ぶときにまず大事なのは、価格です。
ブラックマジックのポケットシネマカメラは、1番安いもので¥113,800 (税抜)、1番高いもので¥283,800 (税抜)と、価格に大きな開きがあります。
性能と価格差をよく考慮して、カメラを選ぶようにしましょう。
個人的には、4Kグレードでも十分な映像が撮れますので、15万円ほどでシネマグレードの撮影ができるコスパ抜群のBMPCC4Kがおすすめです。
ポケットシネマカメラのサイズ感
次に、ポケットシネマカメラのサイズ感を考慮してカメラを選びましょう。
それぞれのモデルのサイズスペックは、
●BMPCC4K:幅178.1mm 高さ96mm 厚み85.5mm
●Micro Cinema Camera:幅82.4mm 高さ65.8mm 厚み69.5mm
となっています。
Micro Cinema Cameraがサイズスペックとしては1番小型で、野外での撮影がメインの場合はおすすめのモデルとなっています。
動画編集ソフトが必要かどうか
ハリウッドでも使われている動画編集ソフト「DaVinci Resolve Studio」は、BMPCC6KとBMPCC4Kのみに同梱されています。
この動画編集ソフト、かなり優秀ではありますが、すでにAdobeなどの動画編集ソフトをお持ちの方で編集ソフトがいらないという方は、価格帯が抑えられているMicro Cinema Cameraを選ぶと良いでしょう。
逆に、動画編集ソフトも欲しい人はBMPCC6KやBMPCC4Kを選ぶようにしましょう。
ブラックマジックのカメラで映画のような映像を撮ろう!
ここまで、ブラックマジックのカメラの魅力や、おすすめカメラを厳選して3つご紹介してきました。
ブラックマジックのカメラはどのモデルもとても高品質でコストパフォーマンスに優れたカメラであるということがお分かりいただけたかと思います。
是非この記事を参考にして、ブラックマジックのカメラを選んでみてください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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