インターレースとプログレッシブの違いとは?どちらに設定すればいいの?


「インターレース」と「プログレッシブ」という用語を知っていますか?

どちらの用語も映像を映し出すときの方式を指す言葉ですが、動画制作をする上ではとても大切な用語です。

映像をテレビに映すのか、Youtubeなどの動画共有サービスに上げるのかによって、どちらの方式が最適なのかは異なります。

この記事を読んで、インターレースとプログレッシブの違いについて理解して最適な方式を使えるようにしましょう。

 

インターレースとプログレッシブの違い|インターレースとは?

そもそも、インターレースとはどういった動画の方式なのでしょうか?

まずはインターレースについて解説していきます。

【インターレースの前に】走査線って何?

インターレースについて解説する前に、映像がどのようにしてディスプレイに映し出されているのかを理解しておく必要があります。映像の出力方法を理解するうえで重要なのが、「走査線」です。

映像を映し出すディスプレイでは、走査線と呼ばれる水平方向の線を発光させることによって画像を映し出しています。

この走査線が左から右へと表示されることで画像が映し出され、画像を高速で少しづつ変化させていくことで映像になるという訳です。ディスプレイにはこの走査線が何百本~何千本も表示されており、走査線の本数が多いほど高精細で高画質な映像を映し出すことができます。

 

インターレース方式とプログレッシブ方式とは、この走査線の表示方式のことです。

インターレースとプログレッシブでは走査線の表示方法が異なり、この違いによって映像の見え方が変わってきます。

 

インターレース方式とは?

インターレース方式は、走査線を1本おきに飛ばして表示する方式です。

走査線を奇数番号と偶数番号の2つに分け、それぞれを順に表示することで1枚の画像を映し出しています。

つまり、1枚の画像を映し出すためには偶数番号の画像と奇数番号の画像の2回分表示が必要になります。

1本ごとに飛ばして表示しているので走査線の間には隙間がありますが、高速で描画されているので人間の目では違和感なく見えます。

 

インターレースのメリット

インターレース方式のメリットは、早い動きの映像でも滑らかできれいに映ることです。

1枚の画像を2回に分けて表示しているため、画像の切り替わりを感じにくく、より自然に見えるという訳です。

普通の映像ではプログレッシブ方式の映像と見た目が大きく変わることはありませんが、激しい映像やスポーツなどの動きの速い映像では、インターレース方式の動画の方がより滑らかさを感じることができます。

 

インターレースのデメリット

インターレース方式のデメリットは2つあります。

 

  • 一時停止した時に映像がぶれて見える
  • 動画共有サイトではきれいに再生できない

インターレース方式は1枚の画像を2回に分けて表示しているため、動画を一時停止した際に画像がぶれて見えてしまいます。

また、Youtubeなどの動画共有サイトの多くはプログレッシブ方式を採用しているため、インターレース方式では再生できなかったり、きれいに見えなかったりしてしまいます。

 

インターレースとプログレッシブの違い|プログレッシブとは?

プログレッシブとは、どのような映像の表示方法なのでしょうか。

次は、プログレッシブについて解説していきます。

プログレッシブ方式とは?

プログレッシブ方式は、走査線を上から順番に1本ずつ表示させる方式です。

1枚の画像を2回に分けて表示するインターレース方式とは違い、プログレッシブ方式は1枚の画像を一度に表示します。

 

この1枚の静止画のことをフレームと呼び、1秒間に何枚の静止画が表視されるかの指標をフレームレートと呼びます。

 

プログレッシブのメリット

プログレッシブ方式のメリットは以下の通りです。

 

  • 一時停止してもきれいに画像が映る
  • ちらつきの少ない滑らかな映像にできる

一度に静止画を表示するプログレッシブ方式では、一時停止しても画像にぶれがなく綺麗に映し出されます。

また、インターレース方式と比べて映像のちらつきを抑えることもでき、きれいで滑らかな映像に仕上げられます。

 

プログレッシブのデメリット

プログレッシブ方式のデメリットは、フレームレートが低いと動画がカクついて見えるということです。

フレームレートは時間当たりの静止画の枚数というお話をしましたが、フレームレートが低いということはすなわち表示される静止画枚数(コマ数)が少ないということなので、映像がカクついて見えます。

特に動きの速い映像はフレームレートを大きくしないと滑らかに映りませんので、注意してください。

 

インターレースとプログレッシブの違い

ここまで、インターレースとプログレッシブについて原理からメリット・デメリットまでをご理解いただけたかと思います。

ここからは、インターレースとプログレッシブでは、具体的にどのような違いがあるのか、2つの方式を比較してご紹介します。

違い①|動画再生中の見え方

インターレースはプログレッシブと比べて、1枚の画像を2回に分けて映し出しているため、時間当たりの画像表示枚数が2倍になります。そのため、再生時の動画の見え方は滑らかに見え、激しい映像や動きの早い映像にも対応できます。

逆にプログレッシブは1枚の画像を一度で映し出すため、一度に使う走査線の本数がインターレースの2倍になります。

そのため、動画の解像度が高く、より高精細できれいに映し出すことができます。

 

違い②|動画を一時停止した時の見え方

インターレースとプログレッシブでは、動画を一時停止した時の見え方に大きな違いがあります。

インターレースは1枚の画像を2回に分けて表示しているため、一時停止するとぶれた画像になります。

プログレッシブは1枚の画像は一度で表示しますので、一時停止してもぶれずに綺麗な状態で映すことができます。

 

違い③|動画の表記方法

インターレースとプログレッシブでは、動画の表記に違いがあります。

よく動画に「1080i」や「1080p」といった表示がされていませんか?ここの「i」や「p」という表示は、インターレースのiとプログレッシブのpのことを表しています。

動画のインターレースとプログレッシブのどちらかを確認したい場合は、動画詳細の表示がiになっているかpになっているかで判別することができます。

 

違い④|SNSやYoutubeはプログレッシブが最適

SNSや動画共有サイトに投稿する動画は、基本的にプログレッシブ方式が適しています。

もともとアナログテレビの規格として使われていたのがインターレースで、技術の進歩によりあとから登場したのがプログレッシブなのですが、現在ではテレビ以外のほとんどがプログレッシブを採用しています。

TwitterなどのSNSやYoutubeやニコニコ動画といった動画ストーリーミングサービスはプログレッシブになっているので、動画制作をする場合や動画をアップするときには注意してください。

 

インターレースとプログレッシブの違いを理解しよう!

インターレースとプログレッシブは、画像の表示方法に違いがあります。

SNSや動画共有サイトに投稿する動画は、基本的にプログレッシブを使うようにしましょう。

インターレースとプログレッシブの違いをよく理解して、適した方を選択できるようにしましょう。

 

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