一眼レフカメラで動画撮影するときのデメリットに、30分以上連続して動画を撮影できないがあります。
そこで、今回の記事では
●一眼レフが30分以上動画の撮影ができない理由
●30分以上連続して動画撮影ができる一眼レフカメラ
紹介します。
30分以上動画を撮影できる一眼レフカメラ5選!
一眼レフカメラは、30分以上連続して動画の撮影ができないものが多いです。
しかし探してみると一部の一眼レフカメラは、30分以上の動画撮影が可能になっているものもあります。
特に、PanasonicのLumixシリーズには、30分以上の動画撮影が可能になっている一眼レフカメラが多いです。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
30分以上撮影できる一眼レフ①:SONY α6400
2019年1月に発売されたSONYのミラーレス一眼レフカメラα6400。
それまでSONYの一眼レフカメラは、30分以上の連続動画撮影ができませんでしたが、α6400は、30分以上の連続動画撮影が可能になりました。
α6400は、4Kの動画撮影が可能なことや世界最速のAF(オートフォーカス)が売りとなっています。
●4K動画撮影が可能
●AF世界最速
動画撮影のときはAFが優秀なカメラであると、動画撮影がしやすいのでオススメの一台になりますよ。
これから動画撮影を始めたい人は、ぜひ検討してほしいです。
30分以上撮影できる一眼レフ②:Panasonic Lumix G99
Panasonicの一眼レフカメラも、30分以上の動画撮影が可能。
その中でも「Lumix G99」はPanasonicの技術が凝縮されたカメラといっても良いでしょう。
Lumix G99は、動画撮影の際に重要になってくるAFや手ブレ補正が強力です。
AFでは最新の空間認識技術(DFD)で、瞬時にフォーカスを合わせることができます。
またPanasonicの手ブレ補正「Dual I.S.2」で、動画撮影も安定して行うことができます。
もちろん4K撮影も可能です。
●4K撮影可能
●空間認識技術(DFD)で、瞬時にフォーカス
●手ブレ補正「Dual I.S.2」で、動画撮影も安定
30分以上撮影できる一眼レフ③:ソニー ZV-E10L
ZV-E10Lは、ZV-E1(ボディ)にレンズが付属したタイプ。
なので、購入したらすぐ撮影できます
また、マイクにウインドスクリーンが装着できるので、風の強い場所でも安定して音声が収録できます。
ほかにも、肌を明るくきれいに撮影する「美肌効果」や「背景ぼけ切り替え」など便利な機能が多数搭載されています。
ただ、長時間の動画撮影時には「自動電源OFF温度」の設定を「高」に変更する必要があります。
注:長時間撮影時は、「自動電源OFF温度」の設定を「高」に要変更
本体の熱が高くなりすぎると電源が停止してしまうため、炎天下での撮影にはご注意ください。
4K30p。FHD120pでの撮影が可能です。
30分以上撮影できる一眼レフ④:Panasonic Lumix DC-GH5M2
LumixのGシリーズの中でもハイエンドモデルとして人気が高いのが「DC-GH5M2」です。
ハイエンドモデルなので高機能。写真も動画もハイクオリティでの撮影ができます。
G99と同じく、AFは高性能で速攻フォーカスが魅力的。
また手ブレ補正「Dual I.S.2」により動画の撮影も安定して行えます。
「DC-GH5」では、4K動画を60fpsで撮影することが可能で、きれいな動画を滑らかな動きで表現が可能です。
●AFが高性能。速攻フォーカス
●手ブレ補正「Dual I.S.2」で、安定した動画撮影
●4K60fps
お金に余裕がある人(笑)には美しい動画が撮影できるのでオススメのモデルです。
30分以上撮影できる一眼レフ⑤:Panasonic Lumix DC-S5M2X
被写体までの距離を高速・高精度に算出。
ダイナミックに動く被写体もとらえ続けて、自動認識AFで即応するリアルタイム認識AFを搭載しています。
4Kを超える6K 30p 10bit記録やCinema4K、4K、3.3K、FHDなど多彩な動画モードを搭載されており、幅広く、そしてハイレベルな映像撮影が可能です。
また、最大2TBの外付けSSDへS5M2Xからダイレクトに記録が可能なので、4Kなどデータサイズが大きい動画の撮影でも安心です。
専用アプリ「LUMIX Sync」をインストールしたデバイスと連携することで、場所を選ばずいつでもどこでもライブ配信が可能です。
●4Kを超える6K 30pやinema4K、4K、3.3K、FHDなど多彩な動画モードを搭載
●専用アプリでどこでもライブ配信可能
30分以上動画を撮影できるメリット
これから動画を撮ろうと思っている人は、「別に30分以上撮影できなくても良くない?」って思うかもしれません。
しかし実際に撮影してみると、30分以上連続の動画撮影には、大きなメリットもあります。
長時間の撮影時に何度も録画ボタンを押さなくて良い
30分以上撮影できない一眼レフカメラは、29分59秒で撮影が勝手に終了します。
そのため時間が経ったら、カメラの録画ボタンをもう一度押す必要があります。
YouTuberが良くやっている固定カメラで雑談する動画は、30分が経過する前に、録画ボタンを止めて再度録画ボタンを押す必要があります。
これが意外と面倒なんですよね。
2人の対談なら一度話を切らないといけませんし、編集時に会話をつなげる作業が面倒だったりします。
「30分以上撮影しないだろ!」と思っても意外と長くなってしまうこともあるので、30分以上動画を撮影できるのは本当に便利です。
時間気にせず撮影可能
雑談系のYouTubeを例に出すなら、30分という制限があると、雑談の最中に時間を気にしながら話す必要があります。
また動画撮影のあるあるですが、気がつかない間に30分が経過していて、話の内容が途中で切れてしまうことがあるのです。
気付かずに40分撮影したら10分間は無駄な時間となってしまいます。
ほとんどの一眼レフが30分以上動画を撮影できない理由
では、そもそも、なぜ30分の時間制限ができたのか?
その背景についても、見てみましょう。
30分以上動画を撮影できない背景1:EUの関税
30分以上動画を撮影できない理由は、EUの関税が関わっています。
むしろEUの関税のために30分という制限があるのです。実は写真を撮るカメラと動画を撮れるビデオカメラは、EUの関税に違いがあります。
●解像度が800×600ピクセル以上
●フレームレートが23fps以上
●動画の連続録画時間30分以上
以上の条件を満たしているカメラはビデオカメラと見なされ、関税が多くかけられているのです。
30分以上動画を撮影できない背景2:関税対策としてメーカーが制限
EUの関税対策としてメーカーが29分59秒に収まるように設定しています。
関税がかかるとカメラの値段も上がってしまうため、メーカーが対策をしていました。
ただ、メーカーによっては(PanasonicのLumixなど)、関税で高くなっても使いやすさを優先したカメラを販売していました。
2019年2月!ついに連続録画時間の制限解除!
2019年2月に日EU経済連携協定が発効。それまでかかっていた商品への関税が撤廃されました。
撤廃される商品の中にはビデオカメラの項目があり、30分の制限が解除される流れになるでしょう。
今後登場する一眼レフカメラは、30分の制限が解除されたものが多く登場していきます。
30分以上動画を撮影できる一眼レフカメラで長時間撮影しよう!
YouTubeを撮影したい方やスポーツ観戦、子供の運動会など、動画撮影のシーンはさまざまあります。
しかし日EU経済連携協協定により、関税が撤廃され、30分という制限が解除される流れになっています。
現在では30分以上撮影できないカメラが多いですが、今後は30分以上撮影できるカメラが続々と登場するでしょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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