一眼レフでの動画の撮り方|基本設定&撮影時のコツとテクニック

一眼レフカメラでの動画の撮り方|撮影時のコツとテクニック

一眼レフカメラを使った動画の撮り方を知りたい。

でも、意外と基本を知っている人は少ないかもしれません。

というわけで、今回は、一眼レフでの動画撮影についてご紹介。撮影時の注意ポイントや設定方法を解説します。

今回の記事も動画でまとめてみました。合わせて、見てもらえると嬉しいです。

目次

一眼レフでの動画の撮り方【準備編】

一眼レフカメラでの動画撮影は、スマホやコンデジとは違う魅力があります。

ここでは、その特長や撮影を始める前に知っておきたいポイントについて解説します。

一眼レフでの動画の撮り方【準備編】
(1)一眼レフで動画を撮るメリットとは?
(2)一眼レフ動画撮影で必要なアイテムと環境作り

(1)一眼レフで動画を撮るメリットとは?

まず、一眼レフカメラでの動画撮影でのいちばん魅力。それは、映像がプロ品質であること。例えば、美しい背景ぼかし、高解像度の映像、などです。

さらに、一眼レフはレンズ交換ができます。そのため、被写体やシーンに合わせた撮影ができます。スマートフォンでは限界でも、一眼レフなら可能です。

これから動画撮影を始める人にとっても、一眼レフは理想的な選択肢です。基本的な一眼レフの操作をこの記事で学びましょう。

(2)一眼レフ動画撮影で必要なアイテムと環境作り

一眼レフでの動画撮影を成否は、適切な機材と環境の準備で決まります。たとえば、三脚やジンバルなどの補助機材は、映像を安定させるのに役立ちます。特に、手ブレを防ぐための三脚は必須アイテムです。

また、撮影場所の明るさや背景にも気を配りましょう。室内での撮影では、照明を工夫することで被写体が引き立ちます。さらに、自然光を活かす屋外撮影も、一眼レフの魅力を引き出す方法です。

環境を整えれば、初心者でもワンランク上の映像を作り出せます。理想の撮影環境を作る準備に心を配りましょう。

一眼レフカメラでの動画の撮り方【設定編】

一眼レフカメラの動画の撮り方【設定編】

つぎに設定編です。

一眼レフカメラは、オート機能がついています。なので、もちろん、すべての設定をオートにすることも可能です。が、せっかくなら、自分できる設定も覚えておきたいところ。その結果、さらにワンランク上にレベルアップできますよ。

ということで、ここでは、動画撮影の設定をご紹介します。

① マニュアルで露出を設定する
② フレームレートの設定
③ シャッタースピードの設定
④ ホワイトバランスを設定
⑤ F値でボケ量を決定する
⑥ ISOで明るさを決める
⑦ NDフィルターで明るさをコントロール

ひとつずつ、見ていきましょう。

一眼レフでの動画の撮り方① マニュアルで露出を設定する

まずは、露出設定です。一眼レフには、自動露出してくれるオート機能がついています。

もちろん、すべてをオート機能で動画撮影できます。が、カメラ任せだと、撮影環境によって、仕上がりに出ます。たとえば、明るさだけでも、雰囲気まちまちになります。

露出に関することは、編集時に修正もできます、が、その分編集に手間がかかります。なので、撮影時点で映像の雰囲気を統一するのが理想的そのために、露出マニュアル設定を覚えておきましょう

一眼レフでの動画の撮り方② フレームレートの設定

一眼レフ動画撮影の設定②|フレームレートの設定

次の設定は、フレームレート設定です。

動画は、静止画が連続した結果です。つまり、フレームレートとは、一秒間に何枚の静止画を使うか?を表した数値(fps)です。この数値が高い方が動画の動きが滑らかになります。が、その分データ量が大きくなります。

一般的なフレームレートは、24fps、30fps、60fpsです。映画フレームレートは24fpsスポーツなら60fpsがオススメです。多くのコマ数をつかっておくと、再生時のスロー映像もスムーズになります。

>> フレームレートとは?その設定方法を解説

一眼レフでの動画の撮り方③ シャッタースピードの設定

露出、フレームレートの次は、シャッタースピードを設定します。

動画撮影のシャッタースピードは、下記が標準です。

1秒をフレームレートの2倍で割った数値

例えば30fps。その場合のシャッタースピードは1/60秒。60fpsなら1/120秒といったイメージです。

一眼レフ動画撮影の設定③|シャッタースピードの設定

また、シャッタースピードを決める際、フリッカー現象に注意します。

照明の下で動画を撮影すると、チカチカした映像になります。これがフリッカー現象です。その原因は、蛍光灯などの周波数と、シャッタースピードがずれるから、です。

フリッカー=動画にちらつきが生じること

日本は、同じ国内でも、東西で周波数が違います。その地域に合わせて設定をしましょう。

●東日本:50Hz=1/50 or 1/100秒
●西日本:60Hz=1/60 or 1/120秒

>> 動画制作・撮影編【シャッタースピード】1/100 or 1/50秒の理由とは?

一眼レフでの動画の撮り方④ホワイトバランスを設定

カメラの設定の中で見落としがちなホワイトバランスです。

ホワイトバランスは動画全体の雰囲気を統一させるために重要なカギす。

ホワイトバランスをカメラのオート設定に任せてしまうのは、ちょっと危険。なぜなら、撮影場所によって動画の雰囲気が変わってしまうから、です。なのでホワイトバランスを設定して、常に同じ色味になるように準備をしましょう。

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>> 動画制作・撮影編【ホワイト バランス】シロをミスらない4つの設定方法

一眼レフでの動画の撮り方⑤ F値でボケ量を決定する

一眼レフ動画の醍醐味といえば、なんといってもそのボケ感です。

そのボケ感を調節するのが絞りもしくはF値です。

F値が小さいほど、被写体深度が浅くなりボケが出やすくなります。逆に、F値が高ければ被写体深度が深くなります。その場合、広い範囲にピントの合ったシャープな映像になります。

F値が小さいと?

被写体深度が浅くなる=ピンポイントでピントが合うため、背景がボケやすい

F値が高いと?

被写体深度が深くなる=前後に広くピントが合う。しっかりした画像になる

F値の最大最小はレンズにより変わります。が、一眼レフならボケ感のある映像を撮りたいところ。なので、そのレンズのF値の一番低い数字(解放)にして、撮影すると良いでしょう。

一眼レフでの動画の撮り方⑥ ISOで明るさを決める

一眼レフ動画撮影の設定⑤|ISOで明るさを決める

静止画の場合、シャッタースピードやF値で写真の明るさを調節します。

ただ、動画の場合はすこし違います。なぜならシャッタースピードはフレームレートの設定で決まるから、です。

そのため、明るさは、ISO感度調整するようにします。そのさい、ISOを上げすぎると、ノイズが出ます。そのため、必ず上限で設定するようにしましょう。

映像の明るさは、編集調整することも可能。なので、上限さえ設定してあれば、基本的にオート設定で問題ありません。

一眼レフでの動画の撮り方⑦ NDフィルターで明るさをコントロール

①NDフィルターで明るさをコントロール

上記で、ISOの設定は基本的にオートでよいという解説をしました。

が、シャッタースピードをフレームレートの倍程度までしか上げられません。そのため、屋外の明るい時間帯に撮影する場合は、注意が必要です。なぜなら、ISOを最小まで下げても白飛びしてしまうから、です。

そんな時に用意しておきたいのがNDフィルターです。NDフィルターはレンズから入る光の量を調節してくれます。そのため、明るい場所での白飛びを防ぐことができます。

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一眼レフカメラでの動画の撮り方【撮影基礎編】

一眼レフカメラの動画の撮り方【撮影編】

カメラの設定が完了したら次はいよいよ撮影です。撮影時の注意点をご紹介します。

一眼レフカメラでの動画の撮り方【撮影基礎編】
❶基本的にカメラは固定
❷ズームは使わない
❸ジンバル・スタビライザーを使用する
❹目線以外のアングルから撮ってみる
❺効果的なパンニングとティルト撮影

こちらも一つずつ、お伝えします。

一眼レフカメラでの動画の撮り方【撮影基礎編】❶基本はカメラ固定

一眼レフ動画撮り方のコツ①|基本的にカメラは固定

動画を撮影していると、つい動いているものを追いかけてカメラを動かしてしまいます。

が、一眼レフで動画の撮影は、カメラを固定させて撮影するのが基本です。

一眼レフの場合、アクションカメラなどに比べると、手振れが起きやすいです。そのため、不安定な動画になりがちです。そこで、カメラを三脚に固定しての撮影も覚えておきましょう。

❷ズームは使わない

一眼レフ動画撮り方のコツ②|ズームは使わない

一眼レフでの動画撮影では、撮影中にズームを使わないようにしましょう。

もともと、一眼レフは静止画を撮影することを想定して設計されています。そのため、一眼レフ用のレンズは、ズームの動きがスムーズではありません。その結果、撮影中にズームリングを動かすと、カクカクした動きになります。

そこで、どうしてもズームしたい場合。そのときは、撮影しながらズームではなく、一度カットを割っての撮影をしましょう。引きの画とズームの画をつなげる方法がおすすめです。

❸ジンバル・スタビライザーを使用する

一眼レフ動画撮り方のコツ③|スタビライザーを使用する

基本的にカメラは、固定して撮影するのが一番です。

が、どうしても、被写体を追いかける撮影が必要になるときもあります。そのさいは、ジンバルやスタビライザーを使います。

手振れを起こしやすい一眼レフでの動画撮影も安心です。ジンバルやスタビライザーを使えば、ブレのない映像を簡単に撮影できます。

❹目線以外のアングルから撮ってみる

一眼レフ動画撮り方のコツ④|目線以外のアングルから撮ってみる

いつも目線と同じ高さからのアングルでは、平凡な映像になってしまいます。

一眼レフらしい、かっこいい映像を目指したい。たとえば、下から見上げるような角度。または、上から見下ろすような角度。など、いろいろな角度で撮影してみましょう。

あとで編集することを考えても、さまざまな画角の映像があると編集時に助けられます。

❺効果的なパンニングとティルト撮影

動画の質を上げるために、動きのある撮影テクニックを取り入れましょう。そのなかでも、パンニングとティルトは、簡単にできる効果的な方法です。

撮影手法どんな撮影具体例
パンニングカメラを水平に動かして撮影走る犬や広い風景を撮影するとき。パンニングで、映像に動きを加える。スムーズに動かすことが重要。三脚を使うとブレづらい。
ティルトカメラを上下に動かして撮影ビルを見上げるシーン。商品を下からなめるように映す際に活用できる。被写体の迫力や存在感を強調できます。
  • どちらの手法も動きが速すぎると映像がぎこちなくなる
  • 一定の速度を保つことが大切
  • 最初は、意識してゆっくり動かすことを心がける

この撮影テクニックは、動画に奥行きと動きを加えることができます。

一眼レフカメラでの動画の撮り方【レベルアップ編】

一眼レフ動画をワンランクアップするテクニック

ここでは、さらにワンランク上の撮影を目指すテクニックをご紹介します。

一眼レフカメラでの動画の撮り方【LVアップ編】
<1>一眼レフ動画はピント合わせが難しい
<2>音を録るなら外付けマイクは必須
<3>覚えておくべきカメラワークの基本

<1>一眼レフ動画はピント合わせが難しい

つぎに、一眼レフでの動画の撮り方で、気をつけたいのは、ピント合わせです。

F値を上げて絞ることで被写体深度を深くするという方法もありますが、それだと一眼レフで撮影するボケ感の良さが失われます。

また、オートフォーカス設定だと、思ったところにピントが合わないことがあります。

③一眼レフ動画はピント合わせが難しい

でも、マニュアルでのピントを合わせは大変。とくに、カメラの小さなモニターを見ながらだと大変です。

おすすめなのは、動画を撮影する前に、静止画を撮影してみることです

静止画で撮影して、ピントが合っているか拡大して確認してみましょう。

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<2>音を録るなら外付けマイクは必須

④音を録るなら外付けマイクは必須

また、一眼レフでの動画の撮り方方として音素材にも注意を払いましょう。できるだけ内蔵マイクではなく、外部マイクを使うようにしましょう。なぜなら、内蔵マイクの性能はそれほど高くないから、です。なので、音声もあわせて収録したい場合には、必ず外付けマイクの使用を推奨します。

特に野外での撮影は、風の音や雑音が入りやすくなります。

内蔵マイクではそうした雑音を防ぐことができません。外付けマイクは、さまざまなタイプのものが発売されています。なので、撮影状況に合わせたマイクを用意しましょう。

<3>覚えておくべきカメラワークの基本

一眼レフでの動画の撮り方として、カメラワークにも注意を向けましょう。なぜなら、映像の印象を大きく左右するのは、カメラワークだから、です。難しいことから覚えることはありません。が、まずは初心者でも簡単に取り入れられる基本的なカメラワークを覚えましょう。

前述した、「パン(水平移動)」や「ティルト(垂直移動)」は基本

そのほか、ズームインやズームアウトを使いましょう。ただし、ズームは画面が散漫になりやすいです。なので、適度な活用がポイント。

また、必要に応じたレンズ交換で、自然な構図を作ることを意識しましょう。

さらに、手持ちでの撮影に挑戦する場合。そのさいは、肘を身体に固定してカメラを支えるとブレを軽減できます。慣れるまでは三脚やジンバルを使用することで、映像を安定させると良いでしょう。

一眼レフでの動画の撮り方|編集と公開

撮影が終わったら、次は動画の編集と、公開のステップです。

編集は、動画の仕上がりを決めます。せっかくの撮影素材が、台無しにならないように、しましょう。最後の決め手は、視聴者にどのように届けるか?です。

この章では、撮影後のステップを紹介します。

一眼レフでの動画の撮り方|編集と公開
[1] 動画データを管理・保存する方法
[2] 動画編集ソフトで仕上げる基本の流れ
[3] SNSやYouTubeで動画を公開

[1] 動画データを管理・保存する方法

動画撮影が終わったら、まずはデータを整理し、適切に保存することが大切です。撮影素材の入ったSDカードからパソコンへデータを転送します。そのときは、ファイル名で分類すると後の編集作業がスムーズです。

ファイル名で分類すると後の編集作業がスムーズ

保存方法としては、外付けハードディスクやクラウドストレージを活用すると安心です。特にクラウドストレージは、複数のデバイスでデータを共有できるため便利です。

また、オリジナルのデータをそのまま残しておくことがポイントです。なぜなら、編集中に失敗しても、元データがあればやり直しができるから、です。

[2] 動画編集ソフトで仕上げる基本の流れ

初心者のうちは、使いやすい編集ソフトを選ぶことが重要です。たとえば、プレミアプロや、iMovieは、よく利用されるソフトです。

以下、基本的な編集手順を押さえておきましょう。

  1. 映像のトリミング
    不要な部分をカットして、ストーリー性のある映像に仕上げます。
  2. BGMや効果音の追加
    音楽や効果音を適切に配置することで、映像の印象を強化できます。
  3. 色調補正
    ホワイトバランスや明るさ、コントラストを調整し、映像の一貫性を持たせます。

最初は基本操作に慣れることを目標に進めてみてください。

[3] SNSやYouTubeで動画を公開

最後に、編集した動画を公開します。ここでは、視聴者に見てもらうための工夫が必要です。

YouTubeでは、適切なタイトルとサムネイルがクリック率を左右します。また、簡潔で目を引くタイトル。さらに、サムネイルなど、視聴者が興味を持つ要素を含めましょう。

くわえて、SNSでは短い動画やハイライトを公開すると、関心を引きやすいです。再生回数を増やすために、投稿時間やタグの選び方も意識してみましょう。

>> YouTube SEOとは?視聴機会を増やす具体的な12の施策方法

よくある疑問と対策

一眼レフで動画撮影では、よくあるトラブルがあります。ここでは、それらの問題と具体的な解決策を解説します。

一眼レフでの動画の撮り方|よくある疑問と対策
“1”「映像が暗い/明るすぎる」時の対策
“2”「ピントが合わない」時の解決方法
“3” 撮影中の手ブレやノイズの軽減方法

“1”「映像が暗い/明るすぎる」時の対策

動画撮影では、露出が適切でないと映像が暗すぎたり明るすぎたりします。

このような場合、以下のポイントを確認してください。

  1. ISO感度を調整する
    ISO感度が低すぎると映像が暗くなります。画面が見えづらいので、感度を調整しましょう。その場合、暗い場所ではISO感度を上げると、明るさを確保できます。ただし、ISO感度は、デジタル的な調整です。そのため、感度を上げすぎるとノイズが増えるので注意。
  2. 絞り(F値)を調整する
    また、F値を小さく設定すると、レンズを通る光の量を増やせます。これにより、明るさを改善できます。こちらは、機械的な設定なので、画像にノイズが増えることはありません。
  3. NDフィルターを使用する
    逆に、明るすぎる環境では、光の量を絞る必要があります。もちろん、前述のF値や、ISOでも調整可能です。が、それ以上に明るい場所では、NDフィルターを使いましょう。レンズに取り付ける事で、光量を減らし、適切な露出を保つことができます。

これらの設定を組み合わせて調整することで、映像の明るさを最適化できます。

“2”「ピントが合わない」時の解決方法

一眼レフの動画撮影で難しいと感じるのがピント合わせです。AF(オートフォーカス)機能を使えば、全く問題ありません。が、背景によって、被写体にフォーカスが合わない場合があります。念のためですが、マニュアルでもピントが合わせられるようにしておきましょう。

特に動く被写体を撮影する場合は、フォーカスを正確に合わせるのが難しくなります。以下の解決策を試してみてください。

  1. オートフォーカス機能を活用する
    動画撮影対応のオートフォーカス機能が便利です。AFを使えば、被写体を追い続けることができます。ただし、カメラによってはフォーカス速度が遅い場合もあります。事前に使用感を確認してください。
  2. マニュアルフォーカスで調整する
    被写体とその背景によっては、マニュアルの方が、良い場合もあります。ライブビューを使いながら拡大表示で微調整すると効果的です。
  3. 被写界深度を深くする
    前述した、F値を大きく設定すると、被写界深度が深くなります。その結果、前後に広くピントを合わせられます。背景ぼけが必要ない場面で有効です。

マニュアルでのピント合わせは、慣れも必要です。撮影前に、少し練習しておきましょう。

“3” 撮影中の手ブレやノイズの軽減方法

手ブレやノイズは、初心者がよく直面する問題です。これらを軽減するためには以下の方法を実践してください。

  • 三脚やジンバルを使用する
    三脚を使うと、映像に安定感が出ます。また、動きのある映像撮影に、ジンバルは必須。ブレがない滑らかな映像を撮影できます。
  • 手持ち撮影では身体を安定させる
    手持ち撮影では、肘を体に固定しましょう。その結果、カメラが安定して、手ブレが最小限に抑えられます。
  • 外部マイクを使用する
    内蔵マイクでは風切り音や環境音が入りやすいです。できるだけ、外部マイクで音を拾いましょう。内蔵マイクよりも、ノイズを抑えたクリアな音声が収録できます。

これらの工夫を取り入れることで、手ブレやノイズの少ない映像を撮影できます。

一眼レフでの動画の撮り方|まとめ

一眼レフカメラでの正しい動画の撮り方は?まとめ

一眼レフカメラでの動画撮影について、お伝えしました。

動画撮影時は、できるだけオート設定で撮影しても構いません。ただ、撮影素材に意図がある場合。または、オート設定が、効かない場合もあります。そのときに備えて、少しずつ、マニュアルでも撮影できるようにしておきましょう。

まずは、カメラの設定や必要な機材を揃え、基本的な撮影方法をマスターしましょう。その上で、パンニングやティルト、NDフィルターの活用に挑戦してください。

設定に慣れてしまえば、カメラ任せではないマニュアル撮影ができます

自分のイメージ通りの動画が撮れるようになれば、動画撮影がますます楽しくなります。様々な設定をして、自分らしい映像を撮影しましょう!

>> 一眼レフカメラでの動画撮影に使用する機材を全部紹介!【一眼ムービー】

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!

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