カメラを水平に移動させながら撮影できるスライダーは、ひとつあると便利な撮影機材の一つです。

カメラスライダーには、一方方向に進むもの、縦横無尽に動くものといった分け方のほかに、手動タイプや電動タイプなど、さまざまな種類があります。

自分の撮影スタイルによって、選び方も変わってくるため、選ぶ際にも慎重さが必要です。

そこで今回の記事では、おすすめのカメラスライダーと、その選び方についてお伝えします。

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カメラスライダーの選び方のポイント

まずは、カメラスライダーを選ぶポイントを4つにまとめてみました。

カメラスライダーを選ぶポイント
(1)スライダーの種類で選ぶ
(2)耐荷重は押さえておく
(3)安定性と滑らかさ
(4)持ち運びやすさ

ひとつずつ、お伝えします。

(1)スライダーの種類で選ぶ

TARION 電動式ワイヤレスドリー

カメラスライダーにはたくさんの種類があります。まずは、手動と電動で分けられます。

手動の場合、ガタつかないようにスムーズに動かすのが、案外難しい。その一方、電動はスマホなどで動きを操作しながら使えます。ただ、電動は使い勝手が良い一方で、手動に比べてお値段もその分割高です。

また、レールに取り付ける固定タイプやスムーズに動いてくれるベアリング付きなどの種類があります。360度縦横無尽に動く、ドリータイプのスライダーもあります。

(2)耐荷重は押さえておく

スライダーを選ぶときに重要なのが耐荷重です。

フルサイズの一眼レフに、重いズームレンズや照明などを付けて撮影すると、カメラ自体は軽くても、全部合わせると、その総重量はそれなりに重くなります。

取り付けるカメラにもよりますが、なるべく耐荷重のあるスライダーを選んでおくといいでしょう。

(3)安定性と滑らかさ

スライダーはスムーズにブレなく動くものが良いです。

そのため、なるべくブレが少なく安定性のあるものを選ぶのが重要です。一概には言えませんが、有名なメーカーや高価なものは滑らかな動きができるのでおすすめです。

また、合金アルミニウムを使用しているスライダーは安定感があります。できれば一度試してから購入するのが良いでしょう。

(4)持ち運びやすさ

スライダーを買う上で重要視したいのが持ち運びの良さです。「スライダーは室内でしか使わない!」という人は、あまり気にすることもありません。

ただ、屋外でスライダーを使う撮影は、なるべくコンパクトで軽いものが良いでしょう。

重量があると安定感が増しますが、持ち運びがしにくくなります。このバランスが大切です。

番外編:有名メーカーで選ぶ

カメラスライダーにも有名なメーカーがあります。ブランド力を持っているメーカーで選びたい!という人向けに、お伝えしておきます。

Neewer

カメラ備品を販売している中国企業。ストロボが有名。低価格の一眼レフ用のレンズも販売。多数のスライダーも手掛けており、低価格の商品が魅力。

TARION

カメラの周辺機器をメインに扱う中国企業。三脚やリュックなどアウトドア撮影向けの商品が多い人気ブランド。カメラスライダーでも高い評価を得ている。

Manfrotto

カメラの備品を扱うメーカーとして非常に有名。特に三脚が有名で、雲台は高い評価を得ている。多くの商品が高額でプロも愛用する本格派の商品が多い。

 

カメラスライダーおすすめ5選【電動式】

まずは、おすすめの電動式カメラスライダー5選です。

商品名 最安値
(全て税込)
Amazonレビュー
(2021年7月16日現在)
Neewer 3輪ワイヤレス オートドリー① Neewer
3輪ワイヤレス
オートドリー
83個の評価
ASHANKS 電動スライダー Bluetooth Control② ASHANKS
電動スライダー
Bluetooth Control
54個の評価
GVM 電動スライダー トラックドリー③ GVM
電動スライダー
トラックドリー
105個の評価
ASHANKS 電動スライダー 80cm④ ASHANKS
電動スライダー
80cm
54個の評価
Zeapon Micro 2 カメラスライダー⑤ Zeapon
Micro 2
カメラスライダー
20個の評価

Neewer 3輪ワイヤレスカメラビデオオートドリー

Neewer 3輪ワイヤレス オートドリー

撮影が楽しくなる

Neewerの電動式ワイヤレスドリーは、レールの上ではなくドリータイプのスライダーです。

角度を調整しながら動かすことができるため、被写体を中心に捉えながら撮影できるのがメリット。スピード調整も3段階で変えられますし、何より小型なので持ち運びにも最適です。

平坦な場所でないと撮影が難しいですが、ひとつあるとかなり撮影が楽しめるという点でオススメです。

デジタル一眼レフカメラからビデオカメラ、スマートフォン、GoProなど、幅広い撮影に使えます。

ASHANKS 電動スライダー Bluetooth Control

ASHANKS 電動スライダー Bluetooth Control

タイムラプス機能付き

レールを使った電動式のスライダーでベアリングが付いているため初心者でも扱いやすいのが特徴です。

120度で広角に撮影ができる上、タイムラプス機能も付いています。

その分、少しだけ値段が高いので、なかなか手が出しにくい反面、もし持っていたら自慢できる(笑)スライダー。特殊な撮影でも自動で調整してくれる魅力的なおすすめカメラスライダーです。

GVM 電動スライダートラックドリー

GVM 電動スライダー トラックドリー

レールを立てて縦方向へも対応

120度のパノラマ撮影やタイムラプス撮影ができる電動スライダー。カーボンファイバー製で、強度、効率、操作のしやすさ、同じ動作の反復性を向上させています。

トラッキング撮影の設定ができるので、被写体を逃さず、スムーズな撮影が可能になります。

また、レールを立てることができるため、縦方向への動きにも対応。面白い画角の動画を撮影することができます。

ASHANKS 電動スライダー 80cm

ASHANKS 電動スライダー 80cm

スマホ操作も簡単

AndroidやiOSのスマートフォンで、タイムラプスやビデオショットをコントロールできるカメラスライダーです。

スマホ操作で自動往復やスライド位置など、さまざまな設定が可能です。素材は、炭素繊維とアルミ合金で、静音性にも優れています。また、軽量かつコンパクトな設計になっており、持ち運びにも負担が少ないメリットがあります。

モーターとベルトを簡単に取り外すことができるので、電動でも手動でも撮影が可能です。

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Zeapon Micro 2 カメラスライダー

Zeapon Micro 2 カメラスライダー

レールがカメラと一緒に移動

本体の長さは33cm、運行距離は54cm。レールがカメラと一緒に移動するため、一般的なスライダーよりも長いドリーイン/アウトを実現させました。そのメリットはスライダーが写真に映り込まないことです。

また、非常に安定した速度で動き、滑らかな撮影が可能になっています。

アルミニウム素材のため、丈夫で耐久性に優れています。耐荷重が8kgと一眼レフカメラからプロ用カメラにまで対応。セットアップがしやすことも特徴です。

カメラスライダーおすすめ4選【手動式】

続いては、手動式のおすすめカメラスライダー4選をご紹介します。

商品名 最安値
(全て税込)
Amazonレビュー
(2021年7月16日現在)
Neewer カメラスライダー アルミ合金レール⑥ Neewer
カメラスライダー
アルミ合金レール
983個の評価
Neewer カメラテーブル ドリースライダー⑦ Neewer
カメラテーブル
ドリースライダー
269個の評価
YC Onion カメラスライダー アルミ合金23cm⑧ YC Onion
カメラスライダー
アルミ合金23cm
35個の評価
Zecti カメラスライダー 40cm⑨ Zecti
カメラスライダー
40cm
21個の評価

Neewer カメラスライダー アルミ合金ドリーレール

Neewer カメラスライダー アルミ合金レール

低価格で低ノイズを実現

NEEWERのアルミ合金を使用したスライダー。スムーズな動きを実現しました。

安価ながら低ノイズでの撮影が可能で、耐荷重も8kgと安心できます。また、1.8kgと軽量で持ち運びにも最適。

とりあえずスライダーを使った撮影をしたい人にはおすすめです。

Neewer カメラテーブルドリースライダー

Neewer カメラテーブル ドリースライダー

耐荷重10kg/自在な撮影を可能に

ドリータイプのスライダー。アルミのボードとゴム製のホイールにカメラを設置して、自由自在に動かしながら撮影ができます。

手動のドリータイプなので、動き回らせることで、面白い動画を撮影できます。平坦なところでしか使えないというデメリットがあるものの、一台あるだけで撮影の幅広がります。

さらに耐荷重が10kgもある点もうれしい、おすすめのカメラスライダーです。

YC Onion カメラスライダー アルミ合金23cm

YC Onion カメラスライダー アルミ合金23cm

軽量・コンパクト

長さ23cm、重さは590g。軽量コンパクト、カメラバッグに収まりやすい設計になっています。また、構造がとても頑丈で耐久性に優れています。

独自の油圧式ダンピング技術を用いており、安定した速度制御により、滑らかな移動を実現し、ノイズのない撮影を可能にしています。

卓上撮影モードは、最大3kg。三脚に乗せた撮影時の耐荷重は最大20kg。一般的な一眼レフカメラに機材を積んでも安心して使用が可能です。

Zecti カメラスライダー 40cm

Zecti カメラスライダー 40cm

持ち運びしやすい携帯サイズ

15.7インチの携帯サイズだから、バックパックやカバンに入れて持ち運びが楽です。精密ベアリングとカーボンファイバーレールにより安定性と静音性を実現しました。

トラックの両橋には2つのねじ穴があり、垂直撮影用の三脚を取り付け可能です。水平撮影だけでなく固定プレートの5つのネジ穴に三脚を固定すると45度の傾斜撮影も簡単におこなえます。

傾斜の度合いがわかるバブル水準器を搭載。耐荷重は8kgと一般的な一眼レフカメラはもちろん、ビデオカメラにも対応します。

カメラスライダーおすすめ9選!まとめ

ここまで、カメラスライダーを選ぶポイントと、おすすめのカメラスライダーを電動式5選と手動式4選に分けてお伝えしました。

まとめると

カメラスライダーを選ぶポイントは?
(1)スライダーの種類で選ぶ
(2)耐荷重は押さえておく
(3)安定性と滑らかさ
(4)持ち運びやすさ
おすすめの電動式 カメラスライダー5選は?
① TARION 電動式ワイヤレスドリー
② ASHANKS 電動スライダー Bluetooth Control
③ GVM 電動スライダー トラックドリー
④ ASHANKS 電動スライダー80cm
⑤ Zeapon Micro 2 カメラスライダー
おすすめの手動式 カメラスライダー4選は?
⑥ Neewer カメラスライダー アルミ合金レール
⑦ Neewer カメラテーブル ドリースライダー
⑧ YC Onion カメラスライダー アルミ合金23cm
⑨ Zecti カメラスライダー 40cm

でした。

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!

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