
動画撮影を始めたい。ではカメラの他には、どんな機材が必要でしょうか?
一番先に思い浮かぶのはカメラ。もちろん最低限カメラさえあれば動画撮影を始められるのは本当。
でも、動画撮影に、それ以外の機材を追加すれば、プロっぽい、ワンランク上の動画撮影をすることができます。
動画撮影の際に、どんなものが必要になるのかをご紹介します。
目次
- 1 動画撮影で揃えたいおすすめ機材は?
- 1.1 動画撮影で揃えたいおすすめ機材①|カメラ
- 1.2 動画撮影で揃えたいおすすめ機材②|三脚
- 1.3 動画撮影で揃えたいおすすめ機材③|外部マイク
- 1.4 動画撮影で揃えたいおすすめ機材④|SDカード
- 1.5 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑤|ジンバル
- 1.6 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑥|交換レンズ
- 1.7 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑦|NDフィルター
- 1.8 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑧|照明
- 1.9 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑨|ビデオモニター
- 1.10 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑩|カメラリグ
- 1.11 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑪|ドローン
- 1.12 動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑫|カメラバッグ
- 2 動画撮影に使用するカメラの種類が知りたい
- 3 動画撮影の次は動画編集|どんなソフトが必要
- 4 動画撮影に使用する機材を全部紹介!まとめ
動画撮影で揃えたいおすすめ機材は?
まず、動画撮影で使用する機材とはどのようなものがあるのでしょうか?
まずはそろえておきたい機材から、本格的に動画撮影をする際に導入を検討したいものまでご説明します。
それでは順番に見ていきましょう。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材①|カメラ
まずは、動画撮影にはカメラです。カメラがなくては始まりません。
最近ではスマートフォンの内蔵カメラでも動画撮影は可能です。でも、カメラの種類によって撮影できる動画の雰囲気も変わってきます。
どんな映像が撮りたいのかを想像しながら、撮影するカメラを選びましょう。カメラについて詳しくは後半でご説明します。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材②|三脚
カメラを固定して撮るための三脚は、動画撮影の現場では必須アイテム。
最近のカメラは手振れ補正機能がついているものが多くありますが、それでも長時間腕だけで支えて撮影する場合、完全に手振れを防ぐことはできません。
また、自撮りをする際にも、カメラを固定する必要があります。
テーブルなどの台においてカメラを固定させることも可能ですが、高さや傾きの調整を自由自在にできる三脚があると便利です。
三脚は、静止画用の三脚と動画用の三脚で異なります。
値段だけで決めるのではなく、自身の撮りたい映像にぴったりの三脚を選びましょう。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材③|外部マイク
カメラには基本的にマイクが内蔵されています。
が、カメラに内蔵されているマイクはあまり性能の良いものではありません。
静かな環境で撮影するのであれば問題ありませんが、野外での撮影や講義などの動画は外付けの外部マイクを使用することで、雑音を消し、よりクリアで聞き取りやすい音声を録音することが可能です。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材④|SDカード
内蔵メモリの搭載されているカメラも少なくありません。でも、動画撮影の機会が多いと、内蔵メモリのストレージ(記憶容量)だけでは、不十分。
なので、容量の大きなSDカードが必要です。
SDカードを選ぶポイントとして、容量に加えて、スピードクラスにも注目しましょう。動画の場合、撮影をしながら書き込んでいくためです。
このスピードクラスが適切なものでないと、きちんと書き込めず、不具合が起きてしまうことがあるので、注意しましょう。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑤|ジンバル
カメラの手振れを抑えるジンバルも、一つあるだけで一気にプロのような滑らかな映像を撮影することが可能になります。
カメラ自体にも手振れ補正がついているモデルが多くありますが、手振れ補正とジンバルを使用した際の滑らかさでは雲泥の差です。
ジンバルによっては、被写体を自動で追尾してくれる機能がついているものもあり、スマホ用から一眼レフ用まで様々な種類が発売されています。
一度試してみると、ジンバルの魅力から離れることができなくなりますよ。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑥|交換レンズ
一眼レフやミラーレス一眼は、レンズが交換できるのも大きな特徴。
購入時に付属でついている標準レンズでも動画撮影はできます。
でも、遠いものを大きく撮りたい場合や、近くのものを広角で撮りたいなど、動画撮影に慣れてくると、撮りたい映像の幅も増えていきます。
そんな時に役に立つのが、交換レンズのラインナップです。
一通りの画角が撮れるレンズをそろえると、動画撮影がますます楽しくなるでしょう。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑦|NDフィルター
一眼レフやミラーレス一眼などは、レンズから入る光の量を調節するNDフィルターも必要です。
NDとは「Neutral Density(中立な濃度)」のことで、発色に影響を与えることなく、光の量を減らすことができ、サングラスのような働きをします。
野外など、明るい環境で撮影する場合、NDフィルターを使用することで白飛びを防ぐことができるのです。
実は一眼レフやミラーレスだけでなく、GoProにも専用のNDフィルターがありますので、映像の明るさを調整したいときに活用しましょう。
これ以降で紹介する⑧〜⑫の機材は、より本格的な動画撮影を目指す方にオススメする機材です。プロのクオリティを目指したい方は、導入を検討してみてください。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑧|照明
照明は、動画撮影には、必須と呼べる機材のひとつ。
特に室内撮影の際、カメラ任せに動画を撮影すると映像が暗くなりがちです。
光の少ない場所での撮影は、カメラの感度(ゲイン)を上げることで、対応をすることができます。が、電子的な調整のため、画質が落ちてしまいます。
太陽光の入る場所での撮影ならば問題ありませんが、室内での撮影の際には照明を導入することで、明るい映像をきれいな画質を撮影することが可能になります。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑨|ビデオモニター
外部接続のビデオモニターを使うメリットはたくさんあります。
カメラとは離れた場所から大きな画面で映像を確認したり、太陽光でモニターが見にくくなる野外撮影でも、映像を確認しながら撮影することが可能です。
また、スタビライザーを使用する場合など、カメラ自体のモニターを覗き込めない角度で撮影する際も、モニターがあればとても便利です。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑩|カメラリグ
一眼での動画撮影をする際に、便利なアイテムがカメラリグです。
カメラリグとは、カメラにモニターや外部マイクなどのアクセサリを寄り付けられるものです。
もともとは、本格的な映画の撮影現場などで使用されるもので、金額も高価なものでした。
しかし近年では、お手頃な価格の海外製のものも増えてきましたので、外部機材が増えてきたら一度検討してみるとよいでしょう。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑪|ドローン
言わずと知れた大人気のドローンも、一つあるだけで、面白い映像を撮影することが可能です。
最近では、TVだけでなく、YouTubeなどでもドローンを利用して撮影している空撮映像をよく見かけるようになりました。
普通のカメラでは撮影できない場所からの撮影ができるので、一味違った映像を撮ることできるというのが人気の理由です。
しかし、近年は、ドローンに関しての規制も増えてきたため、ドローンでの撮影を検討する場合には、規制についてもよく調べたうえで利用するようにしましょう。
動画撮影で揃えたいおすすめ機材⑫|カメラバッグ
本格的な機材をそろえ始めるなら、その機材を持ち運ぶためのバッグにもこだわりたいものです。
カメラ本体とレンズ数本程度であれば、リュックタイプやショルダータイプなど、自身の身に着けることができ、両手が自由になるバッグがおすすめです。
重い機材を持ち運ぶ場合には、キャリーケースのように車輪がついているものが良いでしょう。
また、長距離を運ぶ場合には、ハードケースに入れて持ち運べると安心です。
動画撮影に使用するカメラの種類が知りたい
動画撮影に使用するカメラは主に以下の通りです。
それぞれのリンクで詳しく解説しています。
❶一眼レフ(映画みたいな動画を撮りたい)
レンズを交換して撮影する画角を変えられたり、背景をぼかして映画のような映像を撮りたい!という方には、一眼レフやミラーレス一眼がおすすめです。
❷ミラーレス一眼(一眼レフよりも軽い)
ミラーレス一眼は、一眼レフに使われている鏡がないカメラ。レンズが写している映像をそのままモニター表示しています。
そのため、構造上、一眼レフカメラよりも軽量コンパクトで、持ち運びが楽というメリットがあります。
レンズ交換なども一眼レフ同様にすることができるし、ゴツゴツした感じの一眼レフが好き!という方を除いて、女性にはお勧めできるカメラです。
❸ビデオカメラ(初心者におすすめ)
動画を撮るためのビデオカメラは、動画撮影が初めての方にも使いやすく、動画撮影のために欲しい機能がたくさん内蔵されています。
初心者のデビューには、おすすめできる商品が多いです。
❹アクションカメラ(臨場感のある映像がとりたい)
広角の画角で、水中や激しい動きの撮影にも向いているのがGoProをはじめとするアクションカメラす。
普通のカメラでは撮れないような、臨場感のある映像を撮影することが可能です。
❺コンパクトデジタルカメラ(気軽に始めたい方に)
写真を撮るためにコンパクトデジタルカメラをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
コンパクトデジタルカメラはコンデジとも呼ばれ、そのまま「小型のデジタルカメラ」の意味。スマートフォンが普及する前に、家庭用のデジタルカメラといえば、このコンデジでした。
コンデジでも動画をとることは可能です。使い慣れたコンデジから動画デビューするのもよいかもしれません。
動画撮影の次は動画編集|どんなソフトが必要
動画を撮影し終わったら、動画素材を編集しないといけません。
不要なカットをなくして、聞き取りにくいところにはテロップを入れるなど、編集作業をしないと、YouTubeで見てもらえるような面白い映像にはならないから、です。
ここでは、代表的な動画編集ソフトを2つご紹介します。
(1)Final Cut
Appleの映像編集ソフトであるFinal Cut(読み:ファイナルカット)。
Macに付属しているiMovieを利用したことのある方なら、使いやすく操作も簡単。
Mac限定のソフトだと思われているけど、Windowsで使う方法もあるし、有名なYouTuberでも使っている人がいる動画編集ソフトです。
(2)Adobe Premiere Pro
Adobe社のPremiere Proで、ハリウッド映画の製作現場でも使われるなど、世界的にユーザーが多い動画編集ソフトです。
操作方法が複雑で、慣れるまでは難しく感じると言われることもあるけど、そんなことはありません。一度操作に慣れてしまえば、ほかのAdobeソフトとの親和性が良いので、使い勝手は申し分ありません。
Adobe Premiere Proは、MacでもWindowsでも使えるソフト。世界中の動画クリエーターから高い人気を得ていて、これから本格的に始めたいという方にも、オススメできる動画編集ソフトです。
動画撮影に使用する機材を全部紹介!まとめ
動画撮影を始めるために、まずはカメラが必要なのは間違いありません。
まとめると
でした。
上記で紹介したような機材をそろえることで、一気に“初心者”の枠を飛び出すことができます。
使い慣れるまでは難しかったり、逆に手間がかかったりしますが、慣れてしまえばなくてはならない機材ばかりです。
カメラ以外の撮影機材も使いこなして、ますます楽しくなる撮影を実感してください。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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