
外部ビデオモニターってなぜ必要なのか?その理由をご存じでしょうか?
その理由は、カメラ本体の液晶パネルは小さいので、そのモニターでは気付けなかったフォーカスの甘さや適正露出のチェックができるから、です。
モニターを使うとそんなに違うの?
一度使うともう手放せませんよ
これまで外部モニターを使わなくても「撮影に支障がなかった」という人も、一度使ってみれば、きっと外部モニターを使うことのメリットを感じるはずです。
というわけで、この記事では、ビデオモニターの購入を検討されている方向けに、ビデオモニターの選び方から、人気の高いおすすめのビデオモニターまで、詳しくご紹介します。
目次
- 1 外部ビデオモニター・おすすめ製品一覧表
- 2 外部ビデオモニターの選び方は?
- 3 外部ビデオモニターおすすめ10選
- 3.1 ビデオモニターおすすめ① Atomos Shinobi(ATOMSHBH01)
- 3.2 ビデオモニターおすすめ② Feelworld FW279S 7インチ
- 3.3 ビデオモニターおすすめ③ Portkey PT6
- 3.4 ビデオモニターおすすめ④ Desview-R6
- 3.5 ビデオモニターおすすめ⑤ Hollyland Mars M1
- 3.6 ビデオモニターおすすめ⑥ ANDYCINE A6 Plus
- 3.7 ビデオモニターおすすめ⑦ LILLIPUT H7S
- 3.8 ビデオモニターおすすめ⑧ Feelworld F6 Plus
- 3.9 ビデオモニターおすすめ⑨ Neewer F100
- 3.10 ビデオモニターおすすめ⑩ Blackmagic Design モニター一体型レコーダー VideoAssist
- 4 おすすめの外部ビデオモニター10選・まとめ
外部ビデオモニター・おすすめ製品一覧表
まずは、オススメの外部ビデオモニター一覧です。
それぞれの製品について、詳しくは、後述します。
ここからは、おすすめの外部ビデオモニターを紹介していきます。安価でコスパの高いモデルから本格的なモデルまで詳しく説明していきます。
商品名 | 最安値 (全て税込) |
Amazonレビュー (2023.1.31現在) | |
---|---|---|---|
![]() NINJA V |
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373個の評価 | |
![]() FW279S 7インチ |
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18個の評価 | |
![]() PT6 |
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257個の評価 | |
![]() -R7P |
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198個の評価 | |
![]() M1 |
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12個の評価 | |
![]() C6 |
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41個の評価 | |
![]() H7S |
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7個の評価 | |
![]() F6 Plus |
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118個の評価 | |
![]() F100 7inch |
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657個の評価 | |
![]() モニター一体型レコーダー VideoAssist |
|
125個の評価 |
外部ビデオモニターの選び方は?
さて、これらの外部ビデオモニターの選び方です。
ビデオモニターには、ピントを合わせるためのフォーカスアシスト機能や、露出設定に役立つ便利な機能が付いています。
それらをどんな時に使うと便利か?を基準にして考えることで、ビデオモニターの選び方が見えてきます。
②撮影した映像を撮影者以外がチェック→インチ数で選ぶ
③屋外での撮影→サンシェード付きで選ぶ
④どのくらい離れた位置で使えるか→出力端子で選ぶ
⑤余計なお金を使わなくて済むか→既存バッテリーが使えるか?で選ぶ
それでは、ひとつずつお伝えしましょう。
ビデオモニターの選び方① 解像度で選ぶ
せっかく良い映像が撮れたのに、フォーカスが合っていなかったら、意味がありません。カメラにはオートフォーカス機能が付いていますが、撮りたい被写体ではなく、その後ろにフォーカスが合ってしまうことがあって、決して万能ではありません。
また、解像度が上がるについて、フォーカスに求められる精度が上がってきます。フルHDよりも4Kの方がピント合わせがシビアなのです。
一般的なミラーレス一眼カメラにも『ピーキング』というピントが合っている面が赤や青になる機能が付いていますが、カメラ本体のモニターは小さいので、バッチリ合っていると思っていても、より大きなモニターで確認した方がより確実にフォーカスを合わせられます。
そんな時、外部モニターはとても便利です。外部モニターで被写体を拡大フォーカスして確認できます。小さい画面だけではわからなかったフォーカスの甘さをチェックすることで、フォーカス周りの失敗を未然に防ぐことができます。
ビデオモニターの選び方② インチ数で選ぶ
自分のフォーカスチェックだけでなく、第三者に映像を確認してもらう必要もあるので、できれば少し大きめのモニターを選びましょう。
動画編集が終わった後のクライアントチェックで、映像にクレームがついてしまう場合があります。たとえば「室内の乱雑さが気になる」とか「画角が気に入らない」など、相手のイメージとずれていると、編集ではどうにもならずに、結局、撮影自体をやり直さないといけなくなる場合があります。
そういった時間と手間を省くためには、撮影時には、クライアントに立ち会ってもらって、その都度、映像をチェックしてもらう必要があります。ワンテイクごとに、クライアントには、外部モニターで映像をチェックしてもらって「OK」をもらっておきましょう。
編集した動画にクレームがついた場合でも「あの時、責任者にOKを頂きました」というエビデンスさえあれば、クライアント側には、追加の撮影料を請求することができます。
クライアントチェックが複数人いる場合もあるので、5〜7インチモニターが便利です。
ビデオモニターの選び方③ サンシェード付きで選ぶ
室内の撮影であれば、問題ありませんが、撮影が屋外になった場合に、サンシェードがあると便利です。日光や自然光がモニターに当たると、そもそも映像が良く見えません。
そのほかにも、屋外では、本来の見え方と異なったり、色がしっかりと認識できない場合があります。
野外での撮影を考えている方はサンシェード付き、もしくは別途サンシェードを用意することをおすすめします。
ビデオモニターの選び方④ 出力端子で選ぶ
外部モニターの出入力端子にも注目しましょう。ほとんどのモニターは、HDMI端子しか付いていないことがあります。HDMI端子は4メートルまでしか伸ばせないという制限がある端子です。
一般の家庭でも、テレビとビデオをつなぐ端子として使われているので、みたことがある方も多いと思います。
もちろん、HDMIだけでも全然大丈夫なのですが、もしも少し離れたところでしか、モニターをチェックしてもらえない、という状況もあります。
その時にはSDI端子を使う必要があります。この端子は、ケーブルさえあれば、100メートルつなぐことができます。購入する際のチェックポイントとして頭に入れておきましょう。
ビデオモニターの選び方⑤ 既存バッテリーが使えるか?で選ぶ
外部モニターを選ぶのに、ピントを綺麗に合わせるためのフォーカスアシストや適正露出を設定するための機能が搭載されているものに目を向けがちですが、ここではバッテリーにも目を向けておきます。
なぜなら、撮影のカメラに使っているバッテリーをそのまま外部モニターに流用できたら、わざわざバッテリーを別途購入する必要がありません。
同じバッテリーであれば、使い勝手もわかるし、なにより経済的(笑)。ちょっとセコい感じですけど、意外に大切にしたいポイントです。
番外編:有名メーカーで選ぶ
ビデオモニターにも有名なメーカーがあります。ブランド力の高いメーカーなので、きちんとしたブランド力持っているメーカーが良いという人向けに、お伝えしておきます。
ATOMOS
![]() ATOMOSは、モニターやレコーダーを販売している業界では最大手となる企業です。 「SHOGUN」「NINJA」シリーズで人気が高く、プロの撮影現場でも使用率が高いメーカーです。 Neewer
![]() Neewerは、カメラ機材を多く取り扱う中国の企業です。Amazonを始めとするネットショップでよく見かけると思います。比較的安価ながら、商品のラインナップが多く人気を集めています。 FEELWORLD
![]() FEELWORLDは放送/カメラモニター、FPVモニターや医療用モニターなどを生産している企業です。モニターに特化した会社でありながら、価格を抑えておりコスパの高いモニターが人気です。 |
外部ビデオモニターおすすめ10選
ここからは、おすすめの外部ビデオモニターを一つずつご紹介します。安価でコスパの高いモデルから本格的なモデルまで詳しく説明していきます。
ビデオモニターおすすめ① Atomos Shinobi(ATOMSHBH01)
Atomos Shinobi 5インチ HDMI 4Kモニター。 ほとんどのカメラ、スマートフォン、HDMI対応デバイスに対応しています。 1000nitの高輝度スクリーン、HDR機能、使いやすい高度な機能を備えています。 分析 ビュー機能を使用すると、波形、ヒストグラム、ベクトルスコープなど、カラーグレーディングに必要な要素を正確に設定、確認することができます。 洗練された軽量デザインで、かつ、わずか196gと、軽量な4Kモニターの1つです。 付属品
●Atomos Shinobi 5.2インチ 4K HDMIモニター
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ビデオモニターおすすめ② Feelworld FW279S 7インチ
Feelworld FW279S 7インチは、超高輝度2200cd / M2のバックライトで、明るい太陽の下でも、鮮明な画像を提供します。 ハイライトがIRE100%未満でも白飛びするものの、明るくてみやすいモニターであることには違いありません。 HDMI接続で、4Kp30まで対応ですが、同時にSDI端子も備えているのも嬉しい点。 メニューコントロールは、 モニター上部に、ボタンのレイアウト全体が表示される設計で、直感的に使いやすいインターフェイスになっています。 created by Rinker
¥40,999
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ビデオモニターおすすめ③ Portkey PT6
PT6は、3DLUTを出力でき、撮影中でも色調整を行うことができます。 モニターは、5インチ(1920 x 1080)ディスプレイで、500nitの明るさと1000:1のコントラスト比が特徴です。 また、放熱用の放熱孔を持っています。 コンパクトで軽量ながら、耐久性に優れ、過酷な現場にも対応します。 PT6はコンパクトなオンカメラディスプレイを求めるエントリーレベルのモニター。 24542円とお手頃価格ながら、コストパフォーマンスの良い外付けカメラモニターです。 created by Rinker
¥24,542
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ビデオモニターおすすめ④ Desview-R6
Desview R6 は、5.5インチのタッチスクリーンで、2800nitまでの高輝度。本体にフードは付属していないものの強い日光下でもクリアに映像の表示をしております。 1920×1080の解像度で、5.5インチのサイズかつ0.24㎏の重さで持ち運びやすく、室外での映像撮影には最適です。 モニターはタッチスクリーンで、画面ズームのほか、フォーカスの表示などがしやすいです。 R6モニターは3つのファンモードで調節可能。機体温度が50℃以下になって作動しますが、排熱ファンの音も静かで、コンサートなどの記録で使うときにも気になりません。 また波形、ヒストグラム、ベクトルスコープ、偽色、ピーキングフォーカスなどの補助撮影機能を備え、高品質のビデオ映像制作をサポートしてくれます。 金額を考えると、とてもコストパフォーマンスにも優れたモニターです。 |
ビデオモニターおすすめ⑤ Hollyland Mars M1
PortKeys LH5Pは、5.5インチのタッチスクリーンの撮影モニターです。 反射防止コーティングと指紋防止技術をスクリーンに施した備えた1000nitの高輝度で、屋外での使用でも問題ありません。 モニター・送信機・受信機がオールインワンの一体型機器で、HDMI端子とSDI端子を備えています。 プロ用Calmanシステムで色補正した4Kモニタリングにも対応しているほか、豊かな機能満載のモニターです。 5.5インチのモニターとしては、84,700円(2023.1.31現在)と、値段的には決して安価とは呼べません。が、画像の無線受信・送信ができることを考えると決して高価ではありません。 決して損をしたと思わせない性能をもったモニターです。 created by Rinker
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ビデオモニターおすすめ⑥ ANDYCINE A6 Plus
ANDYCINE A6 Plusは、5.5インチに500nitの高輝度モニターを備えています。タッチパネル方式に加え、3D LUTにも対応しており、コンパクトさと実用性が両立されているのが特徴です。 ANDYCINEには6インチモデルのC6もあり、2000nitのより高い輝度のモニターで、屋外でも快適に撮影にも適できます。 モニターを固定するネジ穴は底部とサイドにそれぞれあり、雲台だけでなく、ジンバルへの装着にも適しているため、様々なシチュエーションに対応できます。バッテリーはSONY Fシリーズ(F970/F750/F550)と、Cannon LP-E6のバッテリーが装着可能です。 より高解像度やレコーダー機能が欲しい場合には、候補から外れてしまいます。が、ANDYCINE A6は、必要十分な性能を持っています。屋内と野外の両方で撮影したいライトユーザーには、コストパフォーマンスに優れていて、オススメのビデオモニターです。 |
ビデオモニターおすすめ⑦ LILLIPUT H7S
LILLIPUT H7Sは、2つの標準のソニーLバッテリーのユニットを2つ搭載。 ホットスワップ対応なので、片方のバッテリーを充電しながら、もう一つを使えるので、バッテリーが切れる心配を軽減してくれています。 1800nitの高輝度なモニターで屋外の太陽光の下でもはっきりと画像を確認できます。 スピーカー、ヘッドホン端子、タリー入力、ディスプレイ周辺に多数のコントロールボタンとファンクションボタンを装備。 この価格で、HDMIとSDIの両方をサポートしてくれているのも嬉しいです。 個人的には、タリー入力があるのがお気に入りです。 |
ビデオモニターおすすめ⑧ Feelworld F6 Plus
Feelworld F6 PLUSは、ジンバル使用時など、使いやすい軽量カメラモニターです。 モニターサイズは、5.5インチ。重さはわずか235g。屋外での使用には最適なサイズと重さです。 タッチパネルのメニューは英語なので、初心者だと設定が難しいかもしれませんが、慣れている人であれば、全く問題なく使えると思います。 USB-Cで給電ができるという触れ込みでしたが、C to Cでは上手くいかず、USBのA to Cでの給電なら上手くできました。 自撮り用モニターとしても使いやすい製品です。 |
ビデオモニターおすすめ⑨ Neewer F100
![]() コストパフォーマンス重視なら、Neewer F100が最適です。 Neewer F100は、約12,000円程度で買える7インチの外部ビデオモニターになります。 解像度は1280×800のウルトラHDで、広い視野角のIPSパネルです。 Neewer F100はリーズナブルな価格に加え、付属品が豊富です。サンシェードやマジックアーム、HDMIとUSBケーブルも付いてきますが、2600mAhの容量を持つ充電可能なリチウムイオンバッテリーが特に初心者には嬉しいポイントでしょう。 とにかく予算を抑えたかったり、初心者で何から揃えればいいのか分からない場合、Neewer F100はいい選択肢になります。しかし、より動画のクオリティを高める場合は、高いスペックを持った高価格帯のモニターへのステップアップが必要です。 |
ビデオモニターおすすめ⑩ Blackmagic Design モニター一体型レコーダー VideoAssist
シネマカメラ用には、Blackmagic Video Assistが最適です。 HDMIとSDIは入力と出力の両方を1つずつ備え、XLR端子も2つ付いているのでVideo Assistでオーディオ録音も可能です。 さらに、Blackmagic Video Assistには高速SDカードレコーダーもついているため、高価な記録用メディアを使い回す際にも適しています。 モニター部は、7インチサイズ。動画撮影に必要なモニタリング機能も充実しており、簡単な操作でモニターからスピーディーに確認できるのも魅力です。 バッテリーは2つ装着でき、長時間の使用にも適しています。 機能が豊富でコンパクトサイズのBlackmagic Video Assistですが、価格は約15万円と高価格帯の部類で、持ち運びにはデリケートにならざるを得ないでしょう。 created by Rinker
¥144,685
(2023/02/01 16:30:32時点 Amazon調べ-詳細)
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おすすめの外部ビデオモニター10選・まとめ
ここまで、おすすめの外部ビデオモニター10選をお伝えしました。
まとめると
②撮影した映像を撮影者以外がチェック→インチ数で選ぶ
③屋外での撮影→サンシェード付きで選ぶ
④どのくらい離れた位置で使えるか→出力端子で選ぶ
⑤余計なお金を使わなくて済むか→既存バッテリーが使えるか?で選ぶ
② Feelworld FW279S 7インチ
③ Portkey PT5
④ Desview-R7P
⑤ PortKeys LH5P
⑥ ANDYCINE A6 Plus
⑦ LILLIPUT H7S
⑧ Feelworld F6 Plus
⑨ Neewer F100
⑩ Blackmagic Video Assist 4K
でした。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!