カメラ外部モニター。それは、なぜ撮影に必要なのでしょうか?あなたは、その理由をご存じですか?
その理由は、じつは簡単。なぜなら、カメラ本体の液晶パネルは小さいから、です。そのため、カメラモニターでは、気付けないフォーカスの甘さや適正露出のチェックができるから、です。
カメラの外部モニターを使うとそんなに違うの?
一度使ったら、手放せません!
もちろん、外部のカメラモニターなしでも「撮影に支障なし」という人もいます。ですが、一度使ってみれば、メリットを感じると思います。
というわけで、この記事は
- カメラモニターの購入を検討されている人
- カメラモニターの選び方を調べている人
- 売れ筋のおすすめカメラモニターが知りたい人
に向けて書かれた記事です。
ひとつでも「良さげなカメラモニターがあるな!」と思ってもらえると嬉しいです。
どうぞ最後まで、お気軽にご高覧ください。
カメラ外部モニター・おすすめ製品一覧表
まずは、オススメのカメラ外部モニター一覧です。
今回は、Amazonレビューや売れ筋ランキングを参考にしました。こちらの製品については、記事の後半で、詳しくお伝えします。
①OSEE T5+
②Feelworld
F6 Plus
③Feelworld
F5 Pro V4
④Feelworld
FW568 V2
⑤FEELWORLD
LUT5 5.5インチ
⑥PortKeys
LH5PII
⑦Desview
P5II
⑧Feelworld
FW279
⑨Neewer
F100 7inch
⑩Portkeys
PT6 5.2
カメラ外部モニターとは?
まずは、カメラ外部モニターについて、です。
カメラ外部モニターは、通常のカメラより液晶が大きく、映像を細部まで確認できます。そのため、プロからアマチュアまで、多くの人に利用されています。
まず、この章では、カメラモニターの基本概要と必要性をご紹介します。
(1)カメラ外部モニターの基本概要
(2)カメラ外部モニターが必要な理由
(3)カメラ外部モニターの種類
(1)カメラ外部モニターの基本概要
カメラ外部モニターは、一眼レフやミラーレスカメラの液晶モニターに比べて、画面が大きいのが特徴。また、解像度も高いです。
そのため、映像細部の確認や、ピントを正確さが上がります。さらに、プロ仕様のモニターには、HDRや波形モニタリングなどの高度な機能も搭載されています。
(2)カメラ外部モニターが必要な理由
くわえて、カメラモニターを使用する最大のメリット。それは、撮影中に映像のクオリティをリアルタイムで確認できることです。
特に、フォーカスが正確に合っているか、構図が適切かをその場でチェックできます。また、チームで映像を共有できるため、制作の効率が上がります。
(3)カメラ外部モニターの種類
じつは、カメラモニターには、いくつかの種類があります。以下は、代表的なカメラモニターです。
- フィールドモニター
持ち運びやすさが特徴の小型モニター。屋外撮影やロケーション撮影に最適です。 - オンカメラモニター
カメラに直接取り付けて使用するモニター。軽量コンパクトで高解像度。個人撮影でよく使われます。 - スタジオモニター
大型で高性能なモニター。色再現性や解像度が非常に高く、映像制作スタジオで使用されます。
カメラ外部モニターの選び方|5つのチェックポイント
さて、ここからは、カメラモニターの選び方をご紹介します。
カメラ外部モニターは、まず、ピントを合わせるフォーカスアシスト。また、露出設定に役立つ便利な機能が付いています。
それらをどんな時に使うと便利か?を基準にして考えて、選び方を見ていきましょう。
①解像度で選ぶ
②インチ数で選ぶ
③サンシェード付きで選ぶ
④出力端子で選ぶ
⑤既存バッテリーが使えるか?で選ぶ
番外編:有名メーカーで選ぶ
それでは、ひとつずつお伝えしましょう。
① 解像度で選ぶ
まずは解像度です。なぜなら、せっかく良い映像も、ピントがボケてたら、意味がないから、です。
カメラにはオートフォーカス機能が付いています。が、撮りたい被写体ではなく、その後ろにフォーカスが合ってしまうことがあって、決して万能ではありません。
また、解像度が上がるについて、フォーカスに求められる精度が上がってきます。
フルHDよりも4Kの方がピント合わせがシビア
なので、カメラ本体のモニターで、ピントが合っていると思ってもNG。じつは、拡大すると、ピントが合っていないことも多いのです。
そこで、外部モニターは活躍します。
外部モニターで被写体を拡大すると、小さい画面だけではわからなかったフォーカスの甘さをチェックすることができます。
② インチ数で選ぶ
つぎに、インチ数です。映像を自分だけでなく、第三者に確認してもらう場合があります。たとえばクライアントチェックです。そのため、できれば少し大きめのモニターを選びましょう。
じつは、動画編集が終わったあと、クライエントから映像にクレームがつく場合があります。
たとえば「室内の乱雑さが気になる」とか「画角が気に入らない」など。そんなとき、相手のイメージとずれていると、編集ではどうにもなりません。最終的に、撮影をやり直しがないといけなくなる場合があります。
大きなモニターは、立ち会いの第三者も、映像を確認しやすい
そんなとき、カメラの外部モニターがあれば、安心。撮影時に、クライアントに、ワンテイクごとの映像チェックがあれば、取り直しの手間も省けます。
もし、映像素材にクレームがついても「あの時、責任者にOKを頂きました」。と言えるから、です。
エビデンスがあれば、追加の撮影料を請求できます。
③ サンシェード付きで選ぶ
つぎに、サンシェードも大切です。いつでも室内撮影なら、問題ありません。が、屋外では、日光や自然光で、モニターが良く見えません。
そのほかにも、屋外では、本来の見え方と異なったり、色がしっかりと認識できない場合があります。
④ 出力端子で選ぶ
さらに、カメラ外部モニターの出入力端子にも注目しましょう。じつは、ほとんどのモニターは、HDMI端子しか付いてません。
このHDMI端子は、一般家庭でも、よく使われる端子です。そのため、見たことがある方も多いですよね。
もちろん、HDMI端子だけでも大丈夫。ですが、離れたところでしか、モニターチェックができない、という状況もあります。
その時にはSDI端子を使う必要があります。かりにSDI端子なら、ケーブルがあれば、100メートルでもつなぐことができます。
なので、購入する際のチェックポイントとして頭に入れておきましょう。
HDMI端子だけでもOK。でも、できればSDI端子付きがオススメ
⑤ 既存バッテリーが使えるか?で選ぶ
外部モニターを選ぶのに、ピントを綺麗に合わせるためのフォーカスアシストや適正露出を設定するための機能が搭載されているものに目を向けがちですが、ここではバッテリーにも目を向けておきます。
なぜなら、撮影のカメラに使っているバッテリーをそのまま外部モニターに流用できたら、わざわざバッテリーを別途購入する必要がありません。
同じバッテリーなら、使い勝手もよく、さらに経済的(笑)。ちょっとセコい感じですけど、意外に大切にしたいポイントです。
番外編:有名メーカーで選ぶ
さて、ここからは、選び方の番外編。メーカーで選ぶと方法です。じつは、カメラモニターにも有名なメーカーがあります。
ブランド力の高いメーカーなら安心。という人向けに、お伝えしておきます。
ATOMOS
ATOMOSは、モニターやレコーダーを販売している業界最大手企業。SHOGUNシリーズなどが有名。プロの撮影現場でも使用率が高いメーカーです。ただ少し高額なので、今回の紹介はナシ。
Neewer
Neewerは、カメラ機材を多く取り扱う中国の企業です。Amazonを始めとするネットショップでよく見かけると思います。比較的安価ながら、商品のラインナップが多く人気を集めています。
FEELWORLD
FEELWORLDは放送/カメラモニター、FPVモニターや医療用モニターなどを生産している企業です。モニターに特化した会社でありながら、価格を抑えておりコスパの高いモニターが人気です。
カメラ外部モニターおすすめ10選
ここからは、おすすめのカメラ外部モニターを一つずつご紹介します。
安価でコスパの高いモデルから本格的なモデルまで詳しく説明していきます。
①OSEE T5+
②Feelworld F6 Plus
③Feelworld F5 Pro V4
④Feelworld FW568 V2
⑤FEELWORLD LUT5 5.5インチ
⑥PortKeys LH5PII
⑦Desview P5II
⑧Feelworld FW279→FW279Sをカエ
⑨Neewer F100 7inch
⑩Portkeys PT6 5.2
一つずつ見ていきましょう。
カメラ外部モニターおすすめ①OSEE T5+
まずは、驚異的な明るさを誇る「OSEE T5+」。
その輝度は1000nits。iPhone6の最大輝度500nitsの倍の明るさです。
そのため、屋外でも使いやすいモニターです。
さらに、このモニターは、1000:1のコントラスト比を備え、HDR表示に対応。また、視覚角は広い170度を誇ります。
くわえて、重さは175gと軽量。1/4インチのネジ穴が2つ付いているため、設置も容易です。
また、バッテリーは、Sony NP-FとCanon LP-E6の両方が使用可能。手持ちのバッテリーを最大限に活用することができます。
メリット
◯屋内と屋外を選ばないモニターの明るさ
◯Sony NP-FとCanon LP-E6の2種類のバッテリーが使える
◯事前に設定を登録できるため、現場で瞬時に変更できる
◯軽量で一眼レフカメラでも扱いやすい
デメリット
×入力端子がHDMIのみ、しかも出力端子なし
×電源ONの度にモニター音声もONになる不具合がある(要アップデートで修正される)
×海外製品のため、日本語のマニュアルがない
カメラ外部モニターおすすめ ②Feelworld F6 Plus
Feelworld F6 Plusは、フルタッチスクリーンが、目を引くカメラモニター。
画面を軽くタッチするだけで、ズーム操作やメニューの呼び出しが可能です。
また、その直感的な操作性が、スムーズな撮影をサポートします。
4K映像に対応で、HDMIの入出力が可能。
撮影をサポートする機能も豊富で、ヒストグラム、ピーキングフォーカスアシスト、ゼブラ、ズームなどが備わっています。
さらに、画面表示を上下左右に反転することも可能。また、1/4インチネジが上下左の3箇所に配置。幅広いアクセサリーに対応します。
くわえて、使用できるバッテリーはSony NP-FとCanon LPの両方。手持ちバッテリーで、長時間撮影が可能です。
メリット
◯1000:1のコントラスト比と、160°の広い視野角で、どの角度からも、クリアな映像を確認できる
◯Sony NP-FとCanon LPの両方のバッテリーを使用できる
デメリット
×長時間使用していると少し本体が熱くなる
カメラ外部モニターおすすめ ③Feelworld F5 Pro V4
Feelworld F5 Proは、画面をピンチするだけで、ズームイン・ズームアウトができるモニターです。なので、直感的な操作を実現しています。
その上、モニターサイズは、6インチ。解像度は1920 x 1080ピクセル。また、REC-709カラーキャリブレーションにより正確な色再現性を提供します。
くわえて、重量は245g。長時間撮影でも負担が軽いです。
電源は、F970バッテリーが使用可能。大きいサイズなら、3~5時間の連続駆動します。
HDMIとループアウトを備えていて、別モニターに映像送信できます。さらに、ホーリーランドなどのワイヤレストランスミッターとの互換性もあります。
メリット
◯映像がきれいに表示される
◎コントラスト比が高く、屋外でも見やすい
◯カメラリグを取り付けやすい
デメリット
×輝度が500と少し暗い印象、暗い部分が黒潰れしてしまう
×ワイヤレストランスミッターによっては接続部分の関係上、バッテリーと干渉する
カメラ外部モニターおすすめ ④Feelworld FW568 V2
小型ながらもパワフルな性能を秘めたFeelworld FW568 V2。
重量も軽く、わずか175gです。
500nitの高輝度IPSパネルを搭載。屋外のどんなシチュエーションでも鮮明な映像を提供します。
また、HDMIケーブルを通じて4Kの映像入出力が可能です。
さらに、SONY F970シリーズやキヤノンLP-E6バッテリーを装着できるため、長時間の使用にも安心です。
メリット
◯マジックテープでサンシェードを簡単に取り付けることができる
◯マニュアルは英語しかないが、本体の言語機能には日本語あり
◯いざというときにカメラへの給電が可能
◯小型で軽量なので、ジンバルとあわせて使いやすい
デメリット
×英語のマニュアルしかない
×同じメーカーで上位互換の機種が出ている
×慣れないと操作が難しい
×電源ボタンを押してから起動まで少しだけ時間がかかる
カメラ外部モニターおすすめ ⑤FEELWORLD LUT5 5.5インチ
FEELWORLD LUT5は、驚異の3000nitという超高輝度。
そのうえ、自動調光用の光センサーも装備。どんな環境でも明瞭な映像を提供します。
また、タッチスクリーンに対応で、手軽に画面の操作が可能です。さらに、画像を上下逆さまに表示できます。
SDカードスロットを搭載しているため、LUTファイルを当てることもできます。
くわえて、電源出力も可能で、SONY F970シリーズのバッテリーに対応しています。
メリット
◯超高輝度 3000nitで屋外でも視認性が高い
◎タッチスクリーンなのでスワイプなど直観的に操作できる
◯冷却ファンの稼働率を操作して、ファンノイズを抑えることができる
◯LUTを当てることができるので、LOG撮影に便利
デメリット
×消費電力が多い分、バッテリーの持ちが悪い
×時にファンノイズが大きく、設定によって稼働を抑えることができない
カメラ外部モニターおすすめ ⑥PortKeys LH5PII
PortKeys LH5PIIの最大の特徴は、有線や無線でモニター越しにカメラを操作できる機能。
光るような映像表示が目を引きます。
こちらも、HDMI入出力で、4K映像にも対応。
また、バッテリーは、SONY Fシリーズを装着できます。
くわえて、PortKeys LH5PIIは、驚くほど明るい2200nit。
さらに、5.5インチタッチスクリーンモニターを搭載。
その色味は工場出荷時にRec.709、DCI-P3 85%にキャリブレーションされており、色再現性にも優れています。
メリット
◯モニターの色味も出荷時にキャリブレーションされていて信頼性が高い
◯タッチスクリーンで操作できる
デメリット
×モニターのバッテリー容量の表示がない
×タッチの感度が少し悪い
カメラ外部モニターおすすめ ⑦Desview P5II
Desview P5IIは、コンパクトで高性能。そのため、プロフェッショナルな撮影現場でも十分に対応するタッチスクリーンモニターです。
また、5.5インチのフルHD画面は、800nitの輝度。鮮明さと細部の色彩表現に優れています。
その上、HDMI入出力が可能で4K映像にも対応し、ハイクオリティな映像制作をサポートします。
その一方、わずか200gという軽量設計は、長時間の撮影では効果絶大。
さらに、モニターの四隅にはクッションがついており、万が一の落下にも強く、屋外撮影でも安心して使用できます。バッテリーにはSONY Fシリーズが装着可能で、HDRに対応。くわえて、LUTファイルを読み込み、あてることもできます。電源の出力も可能と、その便利さは格別です。
メリット
◯USBディスク、サンシェード、クロスなど付属品が豊富
◯クッションがついていて落下トラブルに強い
◎軽量で、ジンバルやカメラと一緒に扱いやすい
◯値段と性能のコスパが良い
デメリット
×日本語のマニュアルがない
×海外製品でモニターに扱い慣れていないと少し使いづらい
カメラ外部モニターおすすめ ⑧Feelworld FW279
Feelworld FW279は、超高輝度2200cd / M2のバックライトで、明るい太陽の下でも、鮮明な画像を提供します。
ハイライトが、IRE100%未満でも白飛びするものの、明るくてみやすいモニターであることには違いありません。
HDMI接続で、4Kp30まで対応ですが、同時にSDI端子も備えているのも嬉しい点。
その上モニター上部に、ボタンのレイアウト全体が表示される設計。そのため、直感的に使いやすいインターフェイスになっています。323 PPIと1200:1の高コントラスト、さらにIPS 160度視野角で、どの角度から見てもOKです。
また、Rec.709プロフェッショナルカラーキャリブレーションにより、色彩表現が、細部まで忠実に再現されます。
メリット
◯とても明るくて、屋外でも問題なく見られる
◯7インチの大画面なので、ピントの拡大が楽
◎日中の高輝度から夜間の低輝度まで使える
デメリット
×電源スイッチがない。電池を入れると電源がすぐオンになる
×画面表示のボタンの反応が若干遅く感じる
×スピーカーの音の調整がない
カメラ外部モニターおすすめ ⑨Neewer F100 7inch
コストパフォーマンス重視なら、Neewer F100が最適です。
Neewer F100は、約12,000円程度で買える7インチのカメラモニターになります。
また、解像度は1280×800のウルトラHDで、広い視野角のIPSパネルです。
その上、Neewer F100はリーズナブルな価格に加え、付属品が豊富です。サンシェードやマジックアーム、HDMIとUSBケーブルも付いてきますが、2600mAhの容量を持つ充電可能なリチウムイオンバッテリーが特に初心者には嬉しいポイントでしょう。
そのため、予算を抑えたい、どれが良いか?分からない場合には、Neewer F100はいい選択肢と言えます。
メリット
◯マイクロHDMIケーブルが付属している
◎モニターの質が価格の割によく、コスパが良い
◯画像表示の遅延も少ない感じ
デメリット
×予想イメージよりデカい
×日本語マニュアルがない
×ホットシューマウントの固定が甘くて、不意にお辞儀する
カメラ外部モニターおすすめ ⑩Portkeys PT6 5.2
PT6は、3DLUTを出力でき、撮影中も色調整を行うことができます。
まず、モニターは、5インチ(1920 x 1080)ディスプレイ。500nitの明るさと1000:1のコントラスト比が特徴です。
また、放熱用の放熱孔を持っています。
さらに、コンパクトで軽量ながら、耐久性に優れ、過酷な現場にも対応します。
PT6はコンパクトなオンカメラディスプレイを求めるエントリーレベルのモニター。
お手頃価格ながら、コストパフォーマンスの良いカメラ外部モニターです。
メリット
◯お手軽にLUTを当てた画を出力できる
◎サンシェードが付いているので、屋外での明るさ不足をカバーしている
◯タッチしたときの反応が早い
デメリット
●LUTを当てないで出力すると色が変わってしまう
●付属のHDMIケーブルがうまく機能しない
●1080pと4Kの両方で入力遅延する
どのカメラ外部モニターにするか?決められない場合は?
いろいろとモニターを紹介してきました。ただ、やっぱり決めらないといういますよね?
そこで、映像制作やライブ配信を行うユーザーに向けて、最新カメラモニターを紹介します。
この章では、用途別に適したモデルの選び方をご紹介します。
❶初心者向け:コスパ重視
❷プロ仕様:高性能モニター
❸ライブ配信に最適なモデル
❶初心者向け:コスパ重視
まず、初めてカメラモニターを使うなら、コストパフォーマンスを重視です。
なぜなら、いきなり高いものに手を出すのは危険だから。まずは、カメラモニターについて、知見を高める先決です。ただし、そうはいっても最低限の性能は必要。なので、解像度が高く、基本的な機能が揃ったモデルを選ぶのがオススメです。
たとえば、Feelworld F5 Pro V4は、手頃な価格でありながら高画質を実現しています。さらに、5インチのコンパクトなサイズなので、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
❷プロ仕様:高性能モニター
すでに、プロの映像制作者なら、色の再現性に注目しましょう。さらに機能が充実したモデルが適しています。
特に、HDR対応やピーキング機能が搭載されたモニターがGood。なぜなら、撮影の精度を向上させてくれるから、です。
この場合のおすすめは、PortKeys LH5PII。このモデルは、高輝度ディスプレイと豊富な入力端子を備えています。プロの厳しい要望にも応える性能です。
❸ライブ配信に最適なモデル
つぎに、ライブ配信なら、ポータブルで操作性の良いモデルが適しています。特に、タッチスクリーンやワイヤレス接続対応の製品は便利です。
その点、Desview P5IIは、明るい屋外でも映像が見やすい仕様。ライブ配信のクオリティを保ちながら、スムーズな操作が可能です。
カメラ外部モニターの活用術
それでは、実際のカメラモニターの活用を見ていきましょう。
この章では、現場での活用術と具体的なテクニックを紹介します。
<1>映像制作の効率を上げるコツ
カメラモニターの機能は、上手に使うことで、撮影の効率も上がります。
以下、使い方の具体例をご紹介します。
- ズーム機能で細部をチェック
撮影中にモニターのズーム機能を使えば、フォーカスの正確さが、確認できます。特に高解像度の撮影では、この機能が役立ちます。 - 波形モニターで露出を確認
映像の明るさは、モニター搭載の波形モニターを使用して、チェックします。すると、白飛びや黒潰れを防ぎ、均一な露出を維持できます。 - ガイドラインで構図を調整
さらに、モニターのガイドライン機能を活用で、構図を簡単に調整できます。特に、三分割法や中央寄せの構図を素早く決めるのに便利です。 - カラールックを事前に適用
撮影時にルック(LUT)を適用してモニターに表示することで、仕上がりをイメージしやすくなります。こうすることで、現場で色や雰囲気を確認でき、撮り直しのリスクを軽減できます。
<2>チーム撮影でのモニター共有方法
さらに、カメラモニターを使って、撮影スタッフとクライアントが、共有する使い方もあります。
項目 | 内容 |
---|---|
外部モニターへの出力 | カメラモニターのHDMI出力を使います。別モニターやテレビに映像を表示すれば、監督やクライアントとリアルタイムで映像を共有できます。 |
ワイヤレスでモニター共有 | ワイヤレス送信機を利用すれば、スタッフが自由に移動しながら映像確認できます。特に、大規模な撮影現場やロケでは便利です。 |
モバイルデバイスでの確認 | 一部のカメラモニターは、スマートフォンやタブレットと連携する機能できます。離れた場所にいるスタッフでも映像を確認可能です。 |
<3>カメラ外部モニターを使った特撮・創作テクニック
カメラモニターは、特撮にも役立ちます。
項目 | 内容 |
---|---|
グリーンバック撮影の確認 | グリーンバック撮影時に使用。モニターで背景とのなじみを事前確認します。 |
クローズアップ撮影 | 小物などの細部を撮影する場合、ピントと構図が、より正確になります。 |
モーションブラーの調整 | 動きのある被写体撮影では、動きの滑らかさを確認できます。 |
カメラ外部モニターに関するよくある質問(FAQ)
この章では、カメラ外部モニターについて、よくある質問をまとめてみました。
適切なモニターサイズは?
カメラモニターのサイズは、携帯性と見やすさのバランスが重要です。一般的には5〜7インチです。これより大きなモニターは見やすいですが、携帯性が犠牲になります。最適なサイズは、撮影スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
タッチスクリーンは必要?
タッチスクリーン付きのカメラモニターは、直感的な操作が可能です。設定変更がスムーズで、特に現場での時間短縮に役立ちます。ただし、タッチ機能が不要な場合や、予算を抑えたい場合は、通常のボタン操作のモデルでも十分です。
- アクセサリーとの互換性は?
-
カメラモニターを選ぶ際には、使用するカメラとの互換性が重要です。また、モニターを固定するためのマウントや、明るい場所での撮影に役立つサンシェードなど、アクセサリーにも注目しましょう。
カメラ外部モニターおすすめ10選・まとめ
この記事では、カメラモニターの選び方やおすすめモデル、活用方法を紹介しました。
自分に合ったモニターを見つけるために、用途や予算に応じた選択を心がけましょう。
>> Macbookで動画編集はできる?13インチ?16インチ?おすすめスペックは?
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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