
GoProに付いている内蔵マイクを使ってみると「音がこもったり」「風切り音が目立ったり」など、不具合に悩まされている人はいませんか?
そんなときにありがたいのは、外付けの外部マイク。一眼レフもGoProも、撮影の際には、外部マイクを使うことで、確実にいい音が録れるようになります。
その一方で、どんなマイクでもいいのか?というと、そうでもなく、反対に、GoPro側にも外部マイクに対応していないモデルもあったりします。そして、GoProで外部マイクを使うには、別途アダプターが必要になります。
そこで今回の記事では、外付けマイクを買おうか?悩んでいる人に、GoPro用の外付けマイクについて、いろいろと調べてみました。GoProで外部マイクを使うメリットや、外部マイクへの対応・未対応の種類、また、外部マイクを選ぶ際のポイントを踏まえて、おすすめ商品を7つ厳選してご紹介します。
この記事を読んで、GoProと外部マイク選びの参考になると嬉しいです。
まずは、オススメの外部マイクの一覧表です。各商品の詳細は、記事の下の方でご紹介しています。
商品名 | 最安値 (全て税込) |
Amazonレビュー(2023.1.30時点) | |
---|---|---|---|
![]() CVM-VS07 |
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165個の評価 | |
![]() ビデオマイク |
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621個の評価 | |
![]() ラべリアマイク ECM-LV1 黒 |
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603個の評価 | |
![]() VideoMic |
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547個の評価 | |
![]() MKE 400 |
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10個の評価 | |
![]() MKE 440 |
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56個の評価 | |
![]() ショットガンマイク VP83 |
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318個の評価 |
目次
GoProに外部マイクが必要な理由は?
GoProに内蔵されているマイクではなく、わざわざ外部マイクをおすすめする理由は『SN比』にあります。
これを高めることで、きれいな音質となります。
① SN比を高めたい
SN比というのは、『S』シグナルと『N』ノイズのことです。
どちらの音が欲しい音なのか?
当然『S』(シグナル)が欲しい音です。
逆に、『N』はノイズなので、できるだけ入れたくない音です。
S=Nではなくて、S>Nのように、Sの方が、Nより大きいほど『高音質な音』になります。
それを考えると、外部マイクを使う理由もわかってきます。
GoProに装備されている内蔵マイクよりも、それ専用に作られている外部マイクの方が性能がよいので、当然、SN比も良くなるから、です。
動画編集の最終段階で、静音といって、音の調整をするのですが、その段階で、少しの雑音ならカットできるのですが、作業的に面倒です(笑)。やっぱり最初から、良い音を録っておいた方が間違いありません。
② 風切音のないクリアな音が撮れる!
GoProで撮影していてどうしても気になる風切り音。
風の強い日に外で撮影すれば、それは仕方がないですが、音の良し悪しは、最終的に動画全体のクオリティに関わってくる問題です。
その点、外付けマイクには、風切り音を防止するウインドジャマーが付いています。それだけで音質はクリアなものに変わってきます。
また、外付けマイクであれば、ケースより外にマイクがあるので音もこもりにくく、収音の性能も良いので、安心して撮影ができます。
外付けマイクをつける際の注意点
外付けマイクをつけるメリットはあるものの、GoProに外付けマイクを使おうと思ったら、いくつか注意点があります。それは
●別売りのマイクアダプターが必要なこと
です。
外部マイクに対応のGoProと未対応のGoPro
そもそもGoProモデルのなかには、外付けの外部マイクに対応していない製品があります。
HERO8 Black
HERO7 Black
HERO6 Black
HERO5 Black
HERO5 Session
HERO4 Black
HERO3+
HERO3
HERO (2018)
HERO (2014)
HERO+
HERO+LCD)
HERO4 Session
MAX
GoProなら、なんでも付くのかと思ったら、そうでもないので、事前に自分の持っているモデルが外付けマイクに対応しているのか?確認しておきましょう。
【外部マイクの注意点】bluetooth接続はできずアダプターが必要
GoProに外部マイクを取り付けるには、専用のアダプターが必要です。
bluetooth接続できる商品も、現在のところはありません。アダプターなしで外部マイクを直接GoProに接続することはできませんので、アダプターを必ず用意してください。
アダプターを付ける際には、バッテリーやSDカードのカバーを開けた状態にしなければならず、防水性能は下がりますので注意してください。
GoProの外部マイクの選び方
ここからは、外付けマイクの種類や、選び方についてご紹介します。
(1)GoPro推奨のマイクを選ぶ
外付けマイクに対応したGoProは、ほとんどの外付けマイクが使えますが、GoProの公式サイトには、推奨のモデルがあります。
●Sennheiser MKE 440
●Sennheiser MKE 400
●Countryman Lapel (MEMWF05BD2-R)
●Sound Professionals SP-TFB-2バイノーラルマイク
●Opteka VM-100ビデオコンデンサーショットガンマイク
●Sony ECMCS3クリップ式無指向性ステレオマイク
●Shure VP83 LensHopperコンデンサマイク
●ほぼすべてのピンマイクに対応
(2)指向性で選ぶ
マイクには、指向性があります。
一方向の音だけを拾う単一指向性、前後両方向の音だけを拾う双指向性、全方向からの音を拾う無指向性の3タイプです。GoProの場合は、外で動きが激しい場合がほとんどですが、インタビューに使う場合もないとも限りません。
そのため、録音したい対象や周囲の環境に合わせて、指向性で選ぶ場合もあります。
一定方向からの音だけを拾うので、周囲の雑音がノイズとして録音されにくいというメリットがあります。
一方で、音を拾う向きが決まっていて集音範囲も狭いため、録音したい対象に確実にマイクを向けておく必要があります。
マイクの前後両方向の音をレコーダーとして拾えるため、単一指向性のマイクより集音範囲が広いメリットがあります。
両方向からの音を拾うので雑音が入りやすく、室内の撮影やスタジオ撮影、対談での収音に使われます。
全方向からの音を拾うことができ、単一指向性や双指向性より広い範囲の音を録音できます。
雑音やノイズは入りやすい一方で、会議などで、たくさんの人がいる場所で効果を発揮します。会議やライブ会場などでの撮影に向いています。
(3)マイクの大きさで選ぶ
ガンマイク式のものはマイクのサイズが大きく、ピンマイク式のものはサイズが小さい商品です。
動きの激しいスポーツのシーンで使いたい場合には、サイズの大きなガンマイク式は邪魔になりやすいのでおすすめできません。携帯性が重要なシーンではピンマイク式を選びましょう。
逆に、風景の撮影や日常のシーンでは、マイクの大きさはそこまで重要になりませんので、マイクの指向性が高く、よりクリアな音質で収録できるガンマイク式がおすすめです。
(4)ケースにマウントできるかで選ぶ
大型のガンマイクの多くは、本体にマウントを取り付けてマイクを固定します。
そのため、ケースによってはマイクのマウント部分と干渉してしまってうまく取り付けられないことがあります。ピンマイク式のマイクであれば、必ずしもGoPro本体にマイクを取り付ける必要がないため、ケースに干渉することはありません。
今のケースでもマイクと干渉しないか不安な方は、ピンマイク式のマイクを選びましょう。逆にケースを付けていない場合は、どちらの種類のマイクも選択できます。
GoPro用の外部マイクおすすめ7選
ここから、GoPro用の外部マイクのおすすめ7選をご紹介します。
① Comica CVM-VS07
【とにかく小型なおすすめマイク】 Comica CVM-VS07は、GoPro(GOPRO Hero7、GOPRO Hero 8など)はもちろん、一眼レフカメラや、iPhone、Android などのスマホにも活用できる外部マイクです。 90度に角度を調整可能。状況に応じて、常に最適な位置で録音できます。 小さく、持ち運びが簡単な単一指向性のステレオマイクで、YouTubeの配信はもちろん、外でのアクション撮影など、さまざまなシーンに活用されています。 商品仕様
指向性 単一指向性(カーディオイド)
感度 -36±2dB 周波数範囲 80Hz~20kHz 信号対雑音比 >60dB ダイナミックレンジ >100dB 出力端子 3.5mm TRS/TRRS 最大回転角度 90° 作業温度 0℃~50℃ 保管温度 -20℃~60℃
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② dji osmo Ulanzi VM-Q1 ビデオマイク
【ウインドジャマーとマウント付き】 この外付けマイクは、GoProだけでなく一眼レフカメラやスマホにも使える万能な商品です。 ウインドジャマーも付属しており、風切り音を防ぎながら撮影ができます。 また、ウインドジャマーだけでなくGoProに取り付けるためのマウント、収納バックなどの付属パーツがしっかり用意されているのもおすすめポイントです。 |
③ ソニー小型ラべリアマイク ECM-LV1 黒
![]() 【小型のピンマイク式】 国産メーカーSONYのコンデンサーマイクは、ピンマイク式で服やヘルメットなどにマウントして撮影できる小型マイクです。 クリップの向きを360°自由に回転できるので、ポケットや服の襟など、マイクをつける場所を選びません。 本体重量も非常に軽いので、取り回しやすく使いやすい商品です。 |
④ RODE VideoMic
【プログレードの外付けマイク】 こちらのマイクは、オーディオアクセサリーの販売で有名なRODEが販売する、プロレベルの音質を実現できる外付けマイクです。 指向性の高いガンマイク式で、ノイズを極力軽減してくれる高い性能を持ったマイクです。 付属のショックマウントも性能が高く、衝撃を吸収してGoPro本体とマイクの干渉を防いでくれるので、ノイズの少ないクリアな音声収録が可能です。 セットで、ウインドジャマーや延長ケーブルが付属されたものを選ぶこともできます。 |
⑤ Sennheiser MKE 400
【GoPro公式で認定】 Sennheiser(ゼンハイザー)のMKE 400は、GoPro公式サイトでも対応機種として紹介されている外付けマイクです。 高性能なガンマイク式の商品です。 単4電池1本で約300時間稼動できるバッテリーも魅力的で、本体重量は60gと軽量小型な取り回しやすい外付けマイクになっています。 |
⑥ Sennheiser MKE 440
【2本のガンマイクが特徴的】 先ほどの「Sennheiser MKE 400」の兄弟機種です。こちらもGoPro公式サイトで対応機種として推奨されています。 2本のショットガンマイクが特徴の外部マイクです。 2本のガンマイクによって、音を拾う範囲をより画角に近い状態にでき、映像と音がリアルに連動する映像を撮ることができます。 |
⑦ SHURE ショットガンマイク VP83
【どんなシーンにも対応できる】 SHUREのショットガンマイクは、高い感度と自己ノイズ低減によって、クリアな良い音質で撮影できる外付けマイクです。 さらに、一体型のショックマウントシステムやメタル製の構造によって、マイクの耐久性が高くなるように設計されています。 過酷な環境で録音できるよう、3段階式ゲインも採用されており、さまざまな撮影シーンに対応できる外部マイクです。 |
GoPro用の外部マイクおすすめ7選・まとめ
GoProの撮影でも、よりクオリティの高い動画を求めるなら、外部マイクがお勧めです。
今回の記事で、ご紹介した内容は
② 風切音のないクリアな音が撮れる!
●iPhoneのマイクは通話向けだから
●用途に合わせた集音を可能にできるから
●bluetooth接続はできずアダプターが必要
(2)指向性で選ぶ
(3)マイクの大きさで選ぶ
(4)ケースにマウントできるかで選ぶ
② dji osmo Ulanzi VM-Q1 ビデオマイク
③ SONY コンデンサーマイク ECM-CS3
④ RODE VideoMic Rycote コンデンサーマイク
⑤ Sennheiser MKE 400
⑥ Sennheiser MKE 440
⑦ SHURE ショットガンマイク VP83
でした。
おまけ:HERO8・9にはメディアモジュール
GoProのHERO8には、外付けマイクがすっぽりと収まるフレーム『メディアモジュール』が発売されています。メディアモジュールには、指向性マイクが装備されています。
![]() ![]() GoPro本体とマイクが一体となっています。 また、このほかにも『ディスプレイモジュラー』『ライトモジュラー』『MAXレンズモジュラー』などといった製品が、続々発売されています。 |
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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