GoProにもNDフィルターを付けた方が良いらしい。
でも、何を買えば良いのか分からないと言う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、
今回の記事でわかること
- GoPro用NDフィルターの効果
- 必要な理由
- おすすめのNDフィルター
まで詳しく説明します。是非参考にしてください。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける「ワイラボ」の代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して映像制作に関わっており、その経験から得た視点でお話ししています。
GoProにも必要なNDフィルターとは?
GoProは撮影設定をできる項目が一眼レフなどと違い、限られています。
NDフィルターを使うとより綺麗に撮影が可能なのです。
が、そもそもNDフィルターとはどのようなもので、なぜGoProに必要なのかを詳しく説明しています。
NDフィルターの役割と構造

NDフィルターとはカメラのレンズに付けるサングラスのようなもので、撮影する際に光量を抑える役割を担っています。
光量を抑えることで、白飛びやカクカクした動画になることを防ぐ効果があり、より鮮明に動画・写真を撮影することが可能です。
ちなみにGoProにNDフィルターを取り付けるのは簡単です。レンズカバーの上から着用するものと、レンズカバーを外して着用する2種類があります。
一眼レフなどに使用することが多いのです。が、最近ではGoPro用のNDフィルターも多く発売されています。
GoProにNDフィルターが必要な理由|F値が固定されている

F値とは絞りの値です。
数字が小さいほど光を多く取り込めます。反対に、数字が大きくなるとレンズを通る光が少なくなります。
また、F値を変えるとピントが合う範囲も変わってきます。そのため、カメラにとってF値は重要な設定となります。が、GoProではこの値を変更することができません。
F値の設定ができないと言うことは、光が多く入りすぎると、当然白く飛んでしまう場面が出てきます。光量が設定で調整できないため、GoProに、NDフィルターを使って調整する必要があります。
GoProにNDフィルターが必要な理由|シャッタースピード
GoProにはシャッタースピードを設定できる項目があります。
シャッタースピードとはシャッターが開いている時間を調整するものです。早くすれば光を取り込む量が少なく、遅くすればより多く光を取り込むことが可能になります。
原理としては、明るい状況下で撮影する場合シャッタースピードを早くすれば、丁度良い明るさで撮影ができるのです。

が、早くしすぎると、撮影したコマの繋がりが無くなります。つまり、映像がカクカクします。
反対に、シャッタースピードを遅くすると露出が上がってしまい、結果的に白とびしてしまうことがあります。
シャッタースピードの設定だけでは、解決できない明るさの問題には、NDフィルターが活躍します。
GoProにNDフィルターが必要な理由|白とび黒つぶれを防ぐ
特に白とびが起こりやすいから、NDフィルターを使った方が良いと言う結論です。
が、なぜ白とび、黒つぶれしてはいけないのかと言う理由も合わせて知っておく必要があります。
白とびと黒つぶれは情報として色が残っていない状態を表します。つまり白く飛んではいますが、情報としては白ではありません。パラメーターを振り切ったような状態です。

この状態になってしまうと後に編集する場合も手の施しようがありません。
あとで、いくら色を調整しようとも潰れた部分は潰れたままになってしまいます。そのため、白とび・黒つぶれは防ぐ必要があるのです。
ちなみにNDフィルターには、「ND8」と言うように数値があり、数字が大きければ大きいほどレンズに光を取り込む量が少なくなっていきます。
撮影する状況の明るさによって使い分けが必要になります。そのため、複数の種類を持っておくと便利です。
こんな人はGoProのNDフィルターを買うべき!
GoPro用のNDフィルターは自分にも必要?
もしも、以下の項目に当てはまる人は、NDフィルターを買った方が良いでしょう。
GoProでもっと綺麗な映像を撮りたい人

NDフィルターを付けずに撮影した場合。
その際は、全体的な色合いが白っぽくなってしまうことが多くあります。また反射による影響も大きく受けるのも白っぽくなる原因の1つです。
GoProにもNDフィルターを付けることで、白っぽさが無くなります。
映像のクオリティーを上げたい方におすすめです。
シャッタースピードなど基本設定がAUTOな人

シャッタースピードを含めたカメラ設定が、基本的にAUTOな人にもNDフィルターがおすすめです。
上記でも説明しました。が、設定をAUTOにしたまま撮影すると光を多く取り込みすぎて白とびする。または、シャッタースピードが早くなり映像がカクカクしてしまう機会が増えます。
ですが煩わしい設定なしでどんな場所でもすぐに撮影できるのもGoProの利点です。
GoProに、NDフィルターを付けておくと、設定はAUTOでも、いつもと違った映像が撮れます。
動きのあるものを撮影したい人

GoProは日中太陽が出た状態だとシャッタースピードが早くなる傾向にあります。
そのため、滑らかな映像を撮影することに長けていません。
特に水が関わる撮影では、水が全く繋がって見えずしぶきのような状態になってしまいます。
そのため、滝や渓流など水が関わるものや、スピードの速いもの(車、バイク)を撮影することが多い方にNDフィルターがおすすめです。
おすすめのGoPro用NDフィルター3選!
ここからは、おすすめのNDフィルターを3つ紹介していきます。
手軽に試せるものからより、クオリティを上げたい人向けのものまで紹介しているので、是非参考にしてください。
①おすすめのNDフィルター|NEEWER 可変ND4-32 & ND64-512フィルター

NEEWERのGoPro用可変NDフィルターセットです。
ND4-32(2-5ストップ)とND64-512(6-9ストップ)の2枚が含まれ、幅広い減光範囲をカバーします。
可変式のため、撮影中にフィルターを交換する手間が省け、スムーズな撮影が可能です。HD光学ガラスと超薄型フレームを採用し、画質を損なわずに使用できます。
ただし、可変ND特有のクロスパターンが発生する可能性もあります。そのため、使用時には注意が必要です。
価格は約3,524円と、手頃な価格。高機能なフィルターを求める方におすすめです。
②おすすめのNDフィルター|NEEWER NDフィルターセット

GoPro Hero 9〜13 Black専用、NEEWERのNDフィルターセットです。
ND8〜ND1000まで5種の減光フィルターとCPLフィルターを含みます。また、明るい環境下でも自然なモーションブラーや鮮やかな色彩表現が可能。
さらに、HD光学ガラス&多層コーティングで耐久性も高く、軽量なアルミフレームで装着も簡単。
残念ながら、可変NDではありません。そのため交換の手間はあります。が、映像の質を手軽に高められる実用的セットです。
③おすすめのNDフィルター|K&F Concept GoPro NDフィルターセット

K&F ConceptのNDフィルターセット。
ND8、ND16、ND32、ND64、ND1000の5種類のNDフィルターとCPLフィルターを含みます。そのため、幅広い撮影シーンに対応します。
AGC光学ガラスと28層のナノコーティングにより、高い透過率と耐久性を実現。反射防止や防水、防汚機能も備えています。
ただし、可変NDではありません。そのため、撮影環境に応じてフィルターの交換が必要です。
ただし、価格は約7,920円と、とてもコストパフォーマンスに優れたセットです。
GoPro用のNDフィルターを使って撮影を楽しもう!
今回の記事では、GoPro用のNDフィルターについて詳しく説明しました。
これからNDフィルターの購入を考えている方は、NDフィルターの数値や脱着方法などを良く確認してから購入するようにしましょう。
この記事を参考にして撮影環境に合ったGoPro用のNDフィルターを見つけてください。
>> 動画撮影のシャッタースピード|自然な映像に欠かせない設定は?
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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