- PowerDirectorを無料で使える方法はないか?
- 無料版にはどんな機能制限があるのか?
- ほかの無料ソフトとくらべてPowerDirectorはどうなのか?
- PowerDirector有料版へアップグレードするべきか?なやんでいる
VideoLab編集部です。
今回は上記のお悩みを解決する記事です!
というわけで、今回は、動画編集ソフト『PowerDirector』について調査しました。無料で使う方法、無料版と有料版の違い、ほかのソフトとの比較を、くわしくお伝えします。
どうぞ最後までご高覧ください。
PowerDirectorを無料で使う方法
最初に、PowerDirectorを無料で使う方法は、あるのか?について、です。
今回「PowerDirector」は、その多機能さと使いやすさで多くの人に支持されています。しかし、無料で利用する方法は、存在するのでしょうか?
①体験版を利用するしかない
②無料体験版の機能とメリット・デメリット
③利用時の注意点
PowerDirectorを無料で使う方法①体験版を利用するしかない
まず、結論から言うと、残念ながら、PowerDirectorに永続的な無料版はありません!
しかし、一定期間だけであれば、無料で使うことができます。それが体験版
PowerDirectorを無料で使う方法②無料体験版の機能とメリット
まず、PowerDirectorの無料体験版の機能は、製品版とほぼ同等です。書き出し時などの制限はあります。が、動画編集を体験するには、十分な内容です。なので、購入前にソフトの操作性をしっかり体験できます。
そこで、ここでは、無料体験版のメリットは主に3つ見てみましょう。
❶初心者にも使いやすいUIを試せる点
❷高度な編集機能を試せる点
❸テンプレートやエフェクトの豊富さを確認できる点
一つずつご紹介します。
PowerDirectorは、直感的な操作が可能なインターフェース。なので、初心者でもわかりやすく動画編集を始められます。また、マルチカメラ編集やモーショントラッキングなど、一定水準以上の機能もあります。さらに、動画のテンプレート、フェードインなどのエフェクトなども、全てではありませんが、十分な量を体験できます。
PowerDirectorを無料で使う方法③利用時の注意点
最初に、無料体験版を利用にあたっては、2つの注意点があります。
ひとつは、サブスクで買った場合に、解約を忘れないこと。そしてもう一つは、Mac版の種類です。
30日間でソフトが立ち上がらない
PowerDirectorの体験版を申し込む際に、カードの登録は不要です。自由にダウンロードできます。
ただ、30日間経つと、ソフトが立ち上がりません。もし、途中の作業が残っていても、 PowerDirectorで作業ができません。
もちろん、継続する気がないのなら、それで大丈夫です。が、もしも、このまま使いたいと思ったなら、期限前にスムーズに有料版に乗り換えておきましょう。
『Mac』でも利用可能だけど種類が少ない
もうひとつは、Mac版の種類です。
じつは、PowerDirectorは、以前Windowsユーザーのみが利用できる動画編集ソフトでした。
が、2020年12月にPowerDirector365のMac版がリリースされました。それでMacユーザーもPowerDirectorを使えるようになったのですが、種類は『PowerDirector365』一種類のみです。
PowerDirector無料体験版|期間と制限は?
PowerDirectorの無料体験版を使用する前に、期間や制限については、前述しました。が、大切なことなので、この章では、念のため、改めての注意喚起をおこないます。
❶無料体験版の利用期間:30日間限定
無料で体験できる日数は、30日間限定です。なので、その間は、PowerDirectorの無料体験版を利用できます。
無料体験版を利用する際、クレジットカードの登録は不要です。そのため、「気づかないうちに課金される」といった心配は一切ありません。30日間は、無料でPowerDirectorの豊富な機能を体験できます。
もし、その後、製品版にアップグレードしたい場合は、公式サイトから手続き可能。それまでは、完全に無料でお試しいただけます。
❷無料体験版での制限事項一覧
残念ながら、無料体験版にはいくつかの制限があります。が、それらを事前に知っておけば、体験版をより効率よく利用できます。以下に、代表的な制限をまとめます。
制限 | 内容 |
---|---|
出力動画に透かしが入る | 体験版で作成した動画には、冒頭にPowerDirectorのロゴが表示されます。これは製品版では消えるため、試用目的として割り切る必要があります。 |
一部のエフェクトやテンプレートが使用できない | プレミアムエフェクトや特定の素材パックは有料版専用となっています。 |
4K解像度での出力が制限 | FHD動画レベルの解像度なら、問題ありません。が、より高画質を求めた4Kは、無料版では、対応できません。 |
ロゴが挿入される | 作った動画の冒頭5秒にロゴが入ります。 |
❸無料体験版を活用するためのポイント
無料体験版は、期間制限があります。そこで、無料期間を最大限活用するために、以下の方法を試してみましょう。
ポイント | 内容 |
---|---|
❶試したい機能に絞る | カット編集やトランジション効果など、普段の編集でよく使う機能を重点的に確認しましょう。 |
❷エフェクトとテンプレート | どんなエフェクトがあるのか?など確認しましょう。無料版でも使用可能なエフェクトを組み合わせれば、完成度の高い動画を作る練習ができます。 |
❸ロゴ挿入の確認 | ロゴが表示されることを前提に、どのように編集すれば違和感が少ないかを工夫してみましょう。 |
PowerDirectorを無料で使う|体験版ダウンロード手順
PowerDirectorは、初心者からプロフェッショナルまで利用できる優れたビデオ編集ソフトウェア。
この章では、PowerDirectorのダウンロードとインストール方法をご紹介します。
“1” PowerDirectorを無料で使う|体験版インストール手順
“2” インストール後にすべき初期設定
“1” PowerDirectorを無料で使う|体験版インストール手順
まずは、公式ウェブサイトにアクセスしましょう。
ウェブサイトにアクセスすると、ダウンロードリンクや購入情報、製品の特徴などを確認できます。
つぎに、PowerDirectorのダウンロードページに移動します。
すると、自動的にダウンロードできますが、開始されないようなら、ダウンロードリンクをクリックします。
さらに、ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダからインストーラーを起動します。
次に、指示に従ってインストールを進めてください。
インストールが完了すると、PowerDirectorをすぐに使い始めることができます。
初めて使用する場合は、基本的な操作を学ぶためのチュートリアルが役立ちます。
“2” インストール後にすべき初期設定
ここまでのインストールが完了したら、初期設定に移ります。面倒がってこのプロセスをスキップすると、快適にソフトを使えません。
- 言語設定を確認する|PowerDirectorは複数の言語に対応しており、日本語も選択可能です。
- 動画の保存先を指定|外部ストレージを活用すると、PCの容量を節約できます。
- チュートリアル活用|基本操作を学びます。無料体験版に含まれた操作ガイドに目を通しましょう。
PowerDirectorの無料版は制限があります。が、基本的なビデオ編集機能を十分に利用することができます。
さらに編集を極めたい場合は、有料版へのアップグレードを検討しましょう。
無料版と有料版の違いを徹底比較
それでは、PowerDirectorの無料版と有料版には、どのような違いがあるのか?この章では、機能の違いを具体的に比較します。
(1)出力動画の品質と透かしの有無
(2)利用できるテンプレートやエフェクトの範囲
(3)4K対応や高度な編集機能の有無
一つずつ見ていきましょう。
(1)出力動画の品質と透かしの有無
無料体験版では、動画の冒頭にPowerDirectorの透かしが挿入されます。この透かしは、製品版では表示されないため、完成品として使用する場合には不向きです。
また、出力可能な動画の品質にも違いがあります。無料版ではHD(720p)まで対応しています。が、有料版では4KやHDRの動画も出力可能です。
さらに、高画質な動画を制作したい場合は、有料版の導入が必須です。
(2)利用できるテンプレートやエフェクトの範囲
無料版は、利用できるテンプレートやエフェクトが一部に限定されています。特に、プレミアムエフェクトや素材パックは有料版でのみ使用可能です。
一方、無料版でも基本的なエフェクトやトランジションは使用できるため、シンプルな編集には十分対応できます。
ここでも、高度な編集や多様なクリエイティブ表現を求める場合は、有料版の購入が推奨されます。
(3)4K対応や高度な編集機能の有無
無料版では、4K解像度の動画を編集したり、特定の高度な機能を使用することはできません。たとえば、モーショントラッキングや360度動画編集といった機能は有料版専用です。
やはり、これらの機能が必要になった場合。無料期間内に操作感を試したのち、有料版へのアップグレードを検討しましょう。
PowerDirectorと他の動画編集ソフトを比較
動画編集ソフトは、たくさんのメーカーから、さまざまな種類が販売されています。もちろん無料のものもありますし、有料のものもあります。
そして、PowerDirectorもその一つです。もちろん、PowerDirectorは初心者から中級者向けに最適ですが、他の動画編集ソフトもそれぞれ独自の強みがあります。
<1>比較ソフト:Premiere Proの無料版との違い
<2>どちらを選ぶべき?利用シーン別のおすすめ
<3>他の無料動画編集ソフトも検討の余地あり
ここでは、ほかのソフトとの比較で、自分に最適な選択は何か?のヒントを掴んでください。
<1>比較ソフト:Premiere Proの無料版との違い
Premiere Proは、イラレやAfter Effectsを販売しているAdobe社のソフトです。
そこで、VideoLab編集部が、Premiere Proをおすすめする主な理由は、4つあります。
- 多くの人が利用しているためネットに情報が落ちている
- プロの映像クリエイターも利用している
- 機能が豊富で優秀
- Adobe社のソフトと連携しやすい
購入しようとしている人がもし初心者なら一番最初につまずくのは、ソフトの使い方です。疑問に思ったことをググって、すぐに解決できるのが理想です。
Premiere Proは、世界中で利用されているソフト。なので、ググれば簡単に悩みを解決できます。また、最近ではYouTubeにもチュートリアルが落ちています。動画編集スキルをネットの情報だけで伸ばすことも可能です。
そして、多くのプロ映像クリエイターが使用しているソフトです。
その理由は、機能性の豊富さでしょう。そのほかにもプロの映像クリエイターはこだわるポイントがたくさんあります。困った時の情報の多さもPremiere Proのメリットとも言えます。
<2>どちらを選ぶべき?利用シーン別のおすすめ
それでは、PowerDirectorとPremiere Proのどちらが良いか?ここでは、以下の3つのポイントを挙げて検討してみましょう。
- 1. 操作の簡単さと習得の速さ
-
PowerDirectorは、直感的なUI設計。初心者でも短期間で操作を習得できます。一方、Premiere Proはプロ向け機能が充実していますが、学習曲線が急で、ある程度のスキルが求められます。短い時間で成果を上げたい場合はPowerDirector。反対にじっくりと編集技術を磨きたい場合はPremiere Pro。がおすすめです。
- 2. 目的に応じた編集の柔軟性
-
PowerDirectorは、テンプレートやエフェクトの選択肢が豊富です。結婚式やプレゼン用動画など、特定の用途に最適な編集が簡単に行えます。対照的に、Premiere Proは広告動画や映画制作など、プロフェッショナルな用途に強みがあります。例えば、カスタムトランジションや複雑なエフェクトが必要な場合には、Premiere Proが適しています。
- 3. 費用対効果
-
PowerDirectorは、買い切りプランやサブスクリプションプランがあり、個人利用ではリーズナブルな価格設定です。一方、Premiere Proはサブスクリプションモデルのみで、月額費用がやや高めです。かりに予算を抑えたい場合にはPowerDirectorが適しています。
<3>その他の無料動画編集ソフトは?
PowerDirector以外に、無料で利用できる動画編集ソフトがあります。
ここでは、代表的な選択肢を2つ挙げてみます。
❶DaVinci Resolve
無料版でありながら、プロフェッショナルレベルのカラーグレーディングやオーディオ編集機能を提供します。特に、映像の色調補正にこだわる場合には非常に優れた選択肢です。ただし、学習コストが高めで初心者にはハードルが高い場合があります。
❷HitFilm Express
エフェクトと合成機能に特化した無料ソフトです。特に、VFXやモーショングラフィックスに力を入れたい場合におすすめです。ただし、高度な機能をフル活用するには有料アドオンが必要になる場合があります。
これらの選択肢と比較しても、PowerDirectorは操作性と機能のバランスに優れており、多くのシーンで活躍できるオールラウンドなソフトウェアです。
>> Filmoraを無料で使う方法は?体験版のロゴを消すことはできる?
PowerDirectorを無料で使う|3つの注意点
PowerDirectorの無料体験版を使用する際には、いくつかの注意点があります。
この章では、これらを事前に把握しておくことで、スムーズな動画編集が可能になります。
【1】無料体験版で編集したデータは有料版と互換性がある?
【2】体験版終了後に注意すべき点
【3】アップグレード時の注意事項
【1】無料体験版で編集したデータは有料版と互換性がある?
PowerDirectorの無料体験版で編集したプロジェクトは、有料版でも引き続き使用可能です。ファイル形式や編集データの互換性が確保されているため、体験版で作業を進めた後、有料版に移行しても問題ありません。
ただし、一部のエフェクトやテンプレートは有料版専用のため、無料版で編集したデータでは動作しない可能性があります。例えば、体験版では適用できなかったエフェクトを有料版で追加しようとした場合、再調整が必要になることがあります。
【2】体験版終了後に注意すべき点
無料体験版の利用期間が終了すると、ソフトを起動できなくなります。編集途中のプロジェクトがある場合は、期限内に出力するか、有料版にアップグレードする必要があります。
また、期間終了後に再インストールしても利用期間がリセットされることはありません。このため、最初から使い方やスケジュールを計画しておくことが重要です。
【3】アップグレード時の注意事項
有料版へのアップグレードを検討する際は、プランや価格をよく比較することが重要です。
PowerDirectorでは、一括購入プランとサブスクリプションプランが選べます。
一括購入はコストを抑えることができ、長期的な利用に適しています。一方、サブスクリプションプランでは常に最新バージョンを利用可能です。
購入後の返金ポリシーも確認しましょう。試用期間中に満足できなかった場合、サポートに連絡することで返金が可能なケースがあります。
PowerDirectorを無料で使う方法|まとめ
PowerDirectorは初心者からプロまで幅広く使われる人気の動画編集ソフトです。無料体験版を利用することで、その使いやすさや機能の幅広さを実感できます。ただし、制限を理解し、効率よく活用することが重要です。
無料体験版の主なポイントをおさらいしましょう。
- 無料体験版の利用期間は30日間……限られた期間内で効率的に操作感を試そう
- 制限を理解して目的に合わせて活用…出力時の透かしや一部エフェクト制限を意識して編集しよう
- 有料版へのスムーズな移行が可能……無料版で作成したデータをそのまま有料版で引き継げる
PowerDirectorは直感的な操作性と豊富な機能が魅力です。無料体験版でその魅力を最大限に体験してみてください。
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今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (4件)
ビデオ編集初心者です。質問しても宜しいでしょうか? パソコンにプレミアプロを入れ、編集をしています。 昔撮ったminiDVのテープ素材を使いたいのですが、プレミアプロでキャンプチャーをしようとしてもビデオカメラを認識してくれません。Power directorならできるのでしょうか?
TJ様
ご質問ありがとうございます。
カメラとパソコンをつなぐケーブルやパソコンのビデオボードの環境など
どういった環境で作業をされているかによって、回答が変わってきます。
まずは、その辺りについて、詳細がわかればと思います。
その環境によっては、ソフトがPremiere Proであっても、Powerdirectorであっても
miniDVからのキャプチャーするのは難しいかと思います。
的確な回答ができずに申し訳ございません。
よろしくお願いします。
ディスクトップのPCに既に購入して使用しています。この他に、新たにノートPCを購入しました。
ノートには、とりあえず無料体験版をインストールして作品を作りました。無料期間は、30日間で間違いないかお尋ねします。インストールしたのが10日だったのに13日まで使用出来るという文字を見たような気がします。
また、この作品をプロジェクトとしてではなく完成版として引き続きディスクトップPC側で追加編集できますか?タイトルの追加したいだけです。
関川誠様
コメントありがとうございます。
PowerDirectorの無料期間は30日間で間違いありません。
30日間を過ぎると、体験版自体は、起動しますが、いろいろと制限が出てきます。
たとえばフルHDでの書き出しができなくなったり、です。
また、無料期間の30日間であれば、編集はできます。が、エフェクトの数が制限されたり、透かしのロゴが入ったりなどの制約もありますので、あくまでも『体験版である』ということでお使いいただくのがよろしいかと存じます。
無料の動画編集ソフトはたくさんありますので、このサイトでもご紹介しているいくつかのソフトも試してみてください。
無料ソフト限定ということであれば、最近、編集部で使ってみた『VideoProc blogger』は使いやすかったので、そちらも試してみてください。
最近、出たばかりの製品のようで、こちらの記事でも取り上げています。
https://videolab.jp/videoproc-vlogger/
よろしくお願いします。