動画圧縮フリーソフト「Free Video Compressor」。
Free Video Compressorは、Windows専用の動画ファイルの圧縮(リサイズ)ソフト。
機能がシンプルなので、初心者におすすめのソフトです。
今回の記事では、Free Video Compressorの概要やダウンロード方法、使い方などをご紹介していきます。
目次
Free Video Compressorとは?
まずは、Free Video Compressorの概要と機能をご紹介していきます。
(1)Free Video Compressorは動画圧縮フリーソフト!
Free Video Compressorは、動画ファイルのサイズを小さくリサイズできる『無料の動画ファイル圧縮ソフト』です。
動画ファイルの圧縮はどんな時に使うと便利か?というと
●撮影した動画データの容量をコンパクトしたい
●動画を動画共有サイトにアップしたい
です。
今回、ご紹介する『Free Video Compressor』は、パソコン専用のソフト。
動画圧縮に機能を絞ったシンプルで、使い方も分かりやすいソフトです。
(2)対応ファイル形式は?
Free Video Compressorのおもな対応ファイル形式は
●MP4
●MPG
●AVI
●FLV
●F4V
●M4V
●WMV
●MOV
●MKV
●ASF
●VOB
●RMVB
●3GP
です。
これらの動画ファイル形式を圧縮して、MP4形式( H.264 / AAC )にして出力することができます。
圧縮率は、10%〜100%の10段階
動画を選択すると、10段階の圧縮率が表示されるので、任意の圧縮率を選択すれば、動画圧縮開始です。
Free Video Compressorの便利な機能
では、Free Video Compressorには、どんな便利機能があるのか?についてもご紹介します。
便利な機能①|オーディオビットレートの変更
便利な機能②|アスペクト比のカスタマイズ
こちらも一つずつ見ていきましょう。
便利な機能①|オーディオビットレートの変更
Free Video Compressorは、ファイルを出力する際にオーディオビットレートの変更ができます。
オーディオファイルはファイルサイズが大きくなる原因になるので、ビットレートを小さく設定することでファイルサイズを小さくすることができます。
また、ファイルサイズを極限まで小さくしたい時には、無音に設定できるサイレントモードを使うことで、ビデオファイルのみのデータにすることもできます。
便利な機能②|アスペクト比のカスタマイズ
Free Video Compressorは、スケーリング機能を使うことで出力の際にアスペクト比のカスタマイズも行うことができます。
アスペクト比とは、簡単に言うと画面の縦横比のことで、通常では4:3や1:1といった整数比で表されます。
Free Video Compressorのスケーリング機能を使えば、横向きの動画向けのアスペクト比に変換したり、インスタグラム用の動画に向いている1:1といったアスペクト比に変換することができます。
Free Video Compressorのダウンロード方法
ここからは、Free Video Compressorのダウンロード方法について解説していきます。
公式サイトからソフトをフリーダウンロードする
Free Video Compressorは、公式サイト(https://www.freevideocompressor.com/)からダウンロードすることができます。
公式サイトのダウンロードボタンをクリックすると、自動的にダウンロードが始まります。
Windows(10)ユーザーの方は無料でダウンロードできますが、スマホやMacのパソコンには対応していませんので注意してください。
Free Video Compressorをインストールする
ダウンロードできたら、Free Video Compressorのインストールをします。
ダウンロードしたFree Video Compressorのインストーラーを開き、ウィザードに従って進めていきます。
標準が英語表記なので見にくいですが、よくあるソフトのインストール手順と変わりませんので、規約に同意をしてから保存先を選択してインストールを進めてください。
日本語パッチをダウンロードする
無料でダウンロードできる日本語パッチを利用することで、より使いやすくFree Video Compressorを利用できます。
日本語パッチのダウンロードはこちらから(https://donkichirou.okoshi-yasu.net/download/Free_Video_Compressor.html)行えます。
ダウンロードが完了してZipファイルを解凍すると、「Free_Video_Compressor_1000」というアプリケーションが表示されますので、クリックして起動します。
すると、先ほどダウンロードしたFree Video Compressorの保存先を聞かれますので、保存先を参照して選択することで、日本語パッチが有効化されます。
Free Video Compressorで動画のサイズを小さくする方法
ここからは、実際にFree Video Compressorを使って動画サイズを小さく圧縮する方法を解説していきます。
①リサイズしたい動画を開く
②目標の圧縮率を選ぶ
③オーディオビットレート・アスペクト比を調整する
④圧縮・出力する
一つずつ見ていきましょう。
①リサイズしたい動画を開く
まずは、圧縮したい動画をFree Video Compressorで開きます。
「開く」をクリックすると、ファイルの参照画面が表示されますので、圧縮したい動画を検索します。
目的の動画を選んで「開く」をクリックすると、Free Video Compressorで動画を開くことができます。
②目標の圧縮率を選ぶ
次に、リサイズする目標の圧縮率を指定します。
画面の中央にある「オプション」項目の中から、「目標ビデオサイズ」という項目をクリックします。
すると、10%~100%の10段階の圧縮率が表示されますので、任意の圧縮率を選んでクリックして確定します。
圧縮しないオリジナルの項目もありますが、ここは動画サイズを圧縮せずにファイル形式を「.mp4」形式に変換だけしたい場合に使用します。
③オーディオビットレート・アスペクト比を調整する
次に、オーディオビットレートやアスペクト比などの調整をします。
オーディオビットレートのカスタマイズは、「オプション」項目内の「オーディオ品質」で行うことができます。
音声ファイルを消したい場合には、「サウンドなし」の項目をクリックしてください。
アスペクト比のカスタマイズは、「オプション」項目内の「スケーリング」の項目にチェックを入れます。「アスペクトレート」にチェックを入れて、任意のアスペクト比を選択してください。
④圧縮・出力する
各種のカスタマイズが完了したら、動画ファイルの圧縮を開始します。
圧縮をするには、「圧縮」ボタンをクリックします。すると出力先のフォルダ参照画面が現れますので、出力先のフォルダを選択してください。
「保存」をクリックして注意画面で「はい」をクリックすることで、動画圧縮が開始され、自動的に保存されます。
Free Video Compressorでの圧縮率比較
Free Video Compressorの使い方が分かったところで、圧縮率によってどのくらい見た目が変わるのか、実際の動画のキャプションを使って見てみましょう。
圧縮率① 100%
こちらの画像は、圧縮率100%の動画をスクリーンショットしたものです。
元の動画ファイルとサイズは変わりませんので、ほとんどそのままの画質で表示されています。
鳥の羽の細かい部分まで詳細に表示されているのがわかります。
圧縮率② 50%
こちらの画像は、圧縮率50%でリサイズしたものです。
目に見えて大きく画質の劣化は感じませんが、羽の細かい部分などの輪郭が少しぼやけているのが分かります。
圧縮率③ 30%
こちらの画像は、圧縮率30%でリサイズしたものです。
ここまで圧縮すると、かなり画質の劣化を感じるようになります。
細かい羽の部分はかなりぼやけて見えますし、全体もかなり粗さを感じます。
ちょっと分かりづらいけど、3枚並べるとこんな感じです。
Free Video Compressorで自由に動画のサイズを変えてみよう!
ここまで、Free Video Compressorの概要やダウンロード方法、使い方などをご紹介してきました。
Free Video Compressorは簡単操作で動画サイズを小さくできる、とても便利なソフトです。
無料で使えますので、Windowsユーザーの方は是非この記事を参考にして使ってみてください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!