クリエイターにとって、欠かせない制作ツールであるAdobeソフトは、ソフトの種類はPC版だけで20種、モバイル版も加えると40近い種類があります。
これだけ種類があると、どのアプリやどのプランを選べばよいのか悩みませんか?
そこで、今回の記事では、Adobeのどのプランで契約したらいいのか?迷っている人に、Adobeの各プランと、おすすめのプランをご紹介します。
Adobe CCにはどんなプランがあるの?
まずは、Adobeプランの一覧表です。
品名 | 契約プラン (支払い方法) | 月額 | 年額 | 体験版 無料期間 |
---|---|---|---|---|
単体プラン | 1ヶ月ごと契約 | 4,980円 | 59,760円 | 7日間 |
年間契約/月払い | 3,280 円 | 39,360円 | ||
年間契約/一括払い | 34,680円 | |||
フォトプラン 20GB |
年間契約/月払い | 1,180円 | 14,160円 | 無料プラン (書き出し3回まで) |
年間一括 | 14,080円 | |||
フォトプラン |
年間契約/月払い | 2,380円 | 28,560円 | 無料プラン (書き出し3回まで) |
年間一括 | 28,480円 | |||
Creative Cloud コンプリートプラン | 1ヶ月ごと契約 | 12,380円 | 148,560円 | 7日間 |
年間契約/月払い | 7,780円 | 93,360円 | ||
年契約/一括払い | 86,880円 | |||
Creative Cloud (学生・教職員版) | 年間契約/月払い | 2,180円 | 26,160円 | 7日間 |
年間契約/一括払い | 26,162円 |
上記の図からわかる通り、Adobe CCのプランには、3つのプランがあります。
(2)フォトプラン
(3)コンプリートプラン
学生・教職員版は、一番安いのですが、残念ながら、学生か教職員しか購入できないので、ここでは割愛します。
また、法人プランもありますが、こちらも個人の方には関係ないので、同じく割愛します。(それぞれを調査したページにリンクを貼ってありますので、詳しくはそちらから)
というわけで、Adobe CCの上記3つのプランについて、それぞれについてお伝えします。
(1)Adobe CC 単体プラン
単体プランのほとんどは、月額3,280円(Acrobat DCは1,980円/月、InCopyは680円/月)のサブスク(定額制)です。
こちらもAdobeの代表的なソフトについて表にしてみました。
ソフト一例 | 月契約(月払い) | 年契約(月払い) | 年契約 (一括払い) |
Photoshop | 4,980円 | 3,280円 | 34,680円 |
Illustrator | 4,980円 | 3,280円 | 34,680円 |
InDesign | 4,980円 | 3,280円 | 34,680円 |
InCopy | 1,080円 | 680円 | 6,780円 |
Lightroom | -- | 1,180円 | 14,080円 |
Premiere Pro | 4,980円 | 3,280円 | 34,680円 |
After Effects | 4,980円 | 3,280円 | 34,680円 |
Animate | 4,980円 | 3,280円 | 34,680円 |
Dreamweaver | 4,980円 | 3,280円 | 34,680円 |
Acrobat Pro | 3,380円 | 1,980円 | 23,760円 |
(表示価格はすべて税込)
単体プランは、上記のような各アプリケーションの中から、どれか一つだけを選択して購入するプランです。
どれか一つのアプリしか使わないと決めている人には、このプランでOKです。
(2)Adobe CC フォトプラン
フォトプランは画像編集ソフトが使えるプランで、月額1,078円(税込)で利用できます。
以上の3つのアプリが、ひとつにパッケージ化されています。なので、特にPhotoshopを使用したい人は、単体プランよりフォトプランを選んだほうが、断然お得です。
(3)Adobe CC コンプリートプラン
Adobe Creative Cloudコンプリートプランでは、下記のソフトがすべて使えて、月額7,780円(年間契約/月払いの場合)。
デスクトップ版 | モバイル版 | ||
1 | Photoshop | 1 | Premiere Rush |
2 | Illustrator | 2 | Photoshop Camera |
3 | InDesign | 3 | Photoshop Express |
4 | InCopy | 4 | Photoshop Fix |
5 | Lightroom | 5 | Photoshop Mix |
6 | Lightroom Classic | 6 | Photoshop Sketch |
7 | Bridge | 7 | Lghtroom Mobile |
8 | Premiere Pro | 8 | Spark Video |
9 | Premiere Rush | 9 | Spark Post |
10 | After Effects | 10 | Spark Page |
11 | Audition | 11 | Fresco |
12 | Character Animator | 12 | Capture |
13 | Aero Desktop | 13 | Comp |
14 | Prelude | 14 | Aero |
15 | Creative Cloud Express | 15 | Creative Cloud モバイル版 |
16 | Dreamweaver | ||
17 | Animate | ||
18 | Dimension | ||
19 | Substance | ||
20 | Adobe Acrobat Pro | ||
21 | Media Encoder |
Adobeのアプリはそれぞれが専門分野に特化しています。
なので、高いクオリティのものを制作しようとすると、いくつかのアプリを横断して使う必要が出てきます。
なので、予算が許すなら、オススメはコンプリートプラン一択です。
Adobeの支払いプランも3つある
次に、支払い方法も見ていきましょう。こちらも3つの支払い方法があります。
(2)年間契約/一括払い
(3)月々契約/月々払い
支払いプランにも種類がある!おすすめは年間プラン一括払い契約!
各プランの支払方法には、「年間契約/月々払い」、「年間契約/一括払い」、「月々契約/月々払い」の3つの支払いプランがあります。
それぞれの支払い方法の違いは、
です。
一番、金額的にお得なのは「年契約/一括払い」です。「年契約/一括払い」は、一度に支払う金額は大きいけど、結果的にはお得です。
Creative Cloud コンプリートプラン | 1ヶ月ごと契約 | 12,380円 | 148,560円 |
年間契約/月払い | 7,780円 | 93,360円 | |
年契約/一括払い | 86,880円 |
仮にコンプリートプランの購入を『1ヶ月ごと契約』と『年契約/一括払い』と比べると、年間55,200円安くなります。
【結論】あなたにおすすめのAdobeのプランは...
では、結局、あなたには、どのプランがオススメなのか?について、お話しします。
まずは、学生なら学生版、法人なら法人プランの選択肢もあるので、それに当てはまる人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
IllustratorやInDesignなど、1つのアプリだけを触りたい人は単体プランがおすすめ!
使うアプリは一つだけと決めている人、もしくは使いたいアプリを1か月だけ試したい!という人には、単体プランがおすすめです。
まずは、無料体験版を利用して、使い勝手を確認しましょう。
カメラマンの方など、写真の加工がしたい人はフォトプランがおすすめ!
カメラマンなど、写真の加工がメインの人は、LightroomとPhotoshopが、両方使えるフォトプランがおすすめです。
この2つのアプリがあれば写真加工の大半はこなせるから、です。
しかも、月額1,180円(税込)と、お財布にも優しいフォトプランは非常にコスパが良く、Photoshopが欲しいなら、このプラン一択です。
動画制作・編集がしたい人はコンプリートプランがおすすめ!
Premiere ProやAfter Effectsで、動画制作をしたい人には、コンプリートプランがおすすめです。
その理由は、動画制作には、Premiere ProやAfter Effectsはもちろん、Photoshopなど、いくつかのアプリを横断して使用する必要があるため、です。
動画編集をメイン作業にするなら、複数アプリを利用できるコンプリートプランが必須です。
IllustratorとPhotoshopを使いたい人はコンプリートプランがおすすめ!
Adobeの2大ソフトと言えば、IllustratorとPhotoshop。
この2つのソフトは、特にグラフィックデザインをされる方にとっては、必須のソフトで、使用する頻度もめちゃくちゃ高いです。
2つのソフトを単品でそれぞれ購入するのと、さほど金額が変わらないので、コンプリートプランがお得です。
●Photoshop =3,280円
合計6,560円
この差しかないなら、どのソフトも使えるコンプリートプランにするメリットは、捨てがたい、です。
【結論】コンプリートプランがオススメ
ソフトを使って、実際に作業をしてみると、やっぱり他のソフトがあれば良かった…と感じることがたくさんあります。
●デザインだけだから『Illustrator』だけで良いと思っていたけど、ページ物を入稿するには、『InDesign』が便利だと気付いた
などです。
「やっぱり、あのソフトが欲しかった」となる前に、できれば予算を余計に1,200円くらい奮発して、コンプリートプランを買う方が、絶対に後悔しません。
7日間の間に解約すれば、お金はかからないので、「どうしよう」と迷っているなら、試してみることをオススメします。
自分に合ったAdobeのプランを契約しよう!
Adobeのプランのそれぞれの特徴や、おすすめのプランをご紹介してきました。
プランの契約は、 Adobe公式サイトで、行うことができます。
自分の目的をよく考えて、自分に合った後悔しないAdobeプランを契約するようにしましょう。それには、まず無料体験で試してみるのが、オススメです。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
動画制作や映像・撮影機材・Adobe製品の専門メディア『VideoLab』
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