イラストレーターの拡大縮小・回転・リフレクト・ツアー|オブジェクトのやり方は?
Illustrator(イラストレーター )は、Adobeの代表的ソフト。そのなかでもDTPデザインの中核をなすソフトです。とても多くの領域をカバーできます。がその一方で、できることが多すぎる!のが弱点。そのため、初心者には、つまづきポイントがいっぱいのソフトです。
そこで『ビギナー向けのIllustratorの使い方』をご紹介。合計6回にわたってお伝えしているこの企画。
今回は、その最終回、第6回目『Illustratorの使い方⑥』です。
今回の内容はこちらです。
拡大縮小・回転・リフレクト・シアーツール・オブジェクト
それでは始めましょう!
(16)拡大縮小・回転・リフレクト・シアーツール・オブジェクト
この章では、イラストレーターの拡大縮小をご紹介。
また、あわせて、回転・リフレクト・シアーツールについても解説します。
イラストレーター拡大縮小

イラストレーターでは、オブジェクト枠をマウスで拡大縮小できます。が、中にはグラフといった例外もあります。この時、役に立つのがツールバーにある拡大縮小ツールです。
イラストレーターの拡大縮小ツール(ツールバーの回転ツールから選択します!)で、オブジェクトをドラッグしてください。
外側へ動かせば拡大され、内側に向けて動かすと縮小されます。


また、ツールバーの拡大縮小アイコンをダブルクリックすると、拡大縮小パネルが出てきます。

数値で拡大縮小を指定したい場合は、こちらのパネルから行ってください。
イラストレーター拡大縮小ほか|回転

イラストレーターの拡大縮小の次は、回転です。回転ツールは、ツールバーの他、ショートカット「R」でも持ち替えられます。
一番簡単なのは、回転ツール。オブジェクトの枠(バウンディングボックス)を動かして回転させる方法です。この場合、回転軸は中央になります。

回転軸を他のアンカーポイントにしたい時。その際は、回転ツールでAlt(Option)を押したままクリック。そして回転軸を選んでください。


ツールバーの回転ツールをダブルクリックすれば、回転パネルで角度を数値入力できます。

バウンディングボックスが表示されない場合。その際は、「表示」→「バウンディングボックスを表示」で行ってください。
イラストレーター拡大縮小ほか|リフレクト
オブジェクトを反転させたい時は、リフレクトツールを使いましょう。

リフレクトツールは、ツールバーにある回転ツールで選択できます。また、そのほか、ショートカット「O」でも持ち替えられます。
反転軸の決定は、Alt(Option)を押したままクリックして行います。
するとリフレクトパネルが表示されます。そこで、水平や垂直などの反転の方向や、角度を指定して「OK」をクリックして完了です。

「OK」の横にある「コピー」を選択すると、元のオブジェクトを保ったまま、反転軸の逆サイドに反転させたオブジェクトを作成できます。
イラストレーター拡大縮小ほか|シアーツール
シアーツールは、図形などのオブジェクトを傾ける機能です。

変形と似ています。が、変形を使うほどではない場面です。たとえば、大きくオブジェクトを傾けたり遠近感を出す際に使うといいでしょう。
シアーツールは、ツールバーの回転ツールから選択します。
そのまま、オブジェクトをドラッグすると傾きを加えられます。

またリフレクトと同様に、Alt(Option)を押したままクリックして、アンカーポイントなどシアー(傾ける)軸を指定できます。

表示されたシアーツールパネルでは、角度などの詳細設定も可能です。
オブジェクト
イラストレーターでは、アートボード上にある素材や編集対象の全てを「オブジェクト」を表現します。

本記事でも、範囲(オブジェクト)や図形(オブジェクト)と表記しており、混乱されたかもしれません。
選択ツールで指定した範囲、図形、線、文字、写真、イラスト、パス...etc
このように、アートボードにあって選択ツールで選べるものは、全て「オブジェクト」です。
イラストレーターの使い方⑥まとめ
Illustratorの使い方。今回は、
拡大縮小・回転・リフレクト・シアーツール・オブジェクト
をご紹介しました。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!