
Adobe CCの価格は高い。欲しいけど、手が出せない…(笑)。
確かに、Adobe CCの価格は、ちょっとお高めだけど、もし安く買えるなら、欲しい!と思っている人も多いはず。
そこで今回の記事では、Adobe CCについて
✅ 価格はいくらなのか? ✅ どんな購入プランがあるのか? ✅ 安く買う方法はあるのか? |
などについて調査しました。
●価格次第で、Adobe CCコンプリートプランが欲しいと思っている人
よくある疑問点についてお答えするほか、圧倒的に安く買える方法についてもお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
目次
Adobe CCの価格は?
最初に、Adobe CCの標準価格について見てみます。
Adobe CCの価格 一覧表
Adobe CCの価格を3つの購入プランで比較します。
品名 | 契約プラン (支払い方法) |
月額 | 年額 | 体験版 無料期間 |
---|---|---|---|---|
![]() |
1ヶ月ごと契約 | 3,828円 | 45,936円 | 7日間 |
年間契約/月払い | 2,728 円 | 32,736円 | ||
年間契約/一括払い | 28,776円 | |||
![]() |
年間契約/月払い | 1,078円 | 12,936円 | 無料プラン (書き出し3回まで) |
年間一括 | 12,936円 | |||
![]() コンプリートプラン |
1ヶ月ごと契約 | 10,280円 | 123,360円 | 7日間 |
年間契約/月払い | 6,480円 | 77,760円 | ||
年契約/一括払い | 72,336円 | |||
![]() (学生・教職員版) |
年間契約/月払い | 2,178円 | 26,136円 | 7日間 |
年間契約/一括払い | 26,136円 |
当たり前だけど月契約より、年間契約(月払い)、さらに年間契約(一括払い)という具合に、購入価格が安くなっていきます。
✅ 年間契約(月払い):年間契約して、毎月支払い
✅ 年間契約(一括払い):年間契約して、一括支払い
Adobe公式サイトの割引セールの最新情報
追記:最新情報です。
学生・教職員版が最安だけど…
このなかで、一番安くAdobe CCを買えるのは、学生・教職員版です。
でも、学生・教職員版は、一般の社会人は普通には購入できません。なぜなら、買おうとしても、学生証や身分証の提示を求められるからです。
一応、本当の学生か、教員しか買えないという建前になっています。
Adobeマスター講座を受講するという裏技
それが、Adobe認定スクール【Adobeマスター講座】を受講するという技。
Adobeが認定している、オンラインスクール 【Adobe マスター講座】に入学すると、社会人も学生・教職員版並みの料金でコンプリートプランが手に入ります。
通常、年間72,336円かかるところ、年間39,980円で買えちゃうのです。
Adobe CCは3つのプランから選べる(学生・教職員版を除く)
次に、Adobe CCのプランについてです。
Adobe CCの3つのプランを図解
AdobeCCの購入は、学生・教職員プランを除くと、3つの購入プランがあります。
●フォトプラン……Photoshop & Lightroom+Lightroom Classicをセットで使える
●コンプリートプラン(学生・教職員版含む)…全部のソフトが使える
です。
を図にすると、こんな感じです。
単体プラン フォトプラン コンプリートプラン |
どんなソフトを何本くらい併用して使う必要があるのか?によって、おすすめのプランが変わってきます。
Adobe CC 単体プランの価格は?
ソフト一例 | 月契約(月払い) | 年契約(月払い) | 年契約 (一括払い) |
Photoshop | 3,828円 | 2,728 円 | 28,776円 |
Illustrator | 3,828円 | 2,728 円 | 28,776円 |
InDesign | 3,828円 | 2,728 円 | 28,776円 |
InCopy | 968円 | 638円 | 6,336円 |
Lightroom | -- | 1,078円 | 12,936円 |
Premiere Pro | 3,828円 | 2,728 円 | 28,776円 |
Premiere Rush | -- | 1,078円 | 12,936円 |
After Effects | 3,828円 | 2,728 円 | 28,776円 |
Animate | 3,828円 | 2,728 円 | 28,776円 |
XD | -- | 1,298円 | 10,978円 |
Dreamweaver | 3,828円 | 2,728 円 | 28,776円 |
Acrobat Pro | 2,948円 | 1,738円 | 20,856円 |
(表示価格はすべて税込)
なので、これらのソフトが全部使えるコンプリートプランは、どんだけお得なの?って感じです。
フォトプランとは?
次に、フォトプランです。
フォトプランとは、写真系のソフト【Photoshop】と【Lightroom】がセットになったプランです。
フォトプランは、Photoshopを単体で買うよりも、Photoshopに、Lightroomというソフトもセットになった上で、さらにストレージもサービスされて、かつ、値段も半分以下という謎のお得プランです。
Photoshop単体購入=2,728円 ※使えるソフトは、Photoshopだけ。Adobeフォントサービスが付帯 |
フォトプラン=1,078円 ※使えるソフトは、PhotoshopとLightroom、Lightroom Classic。ストレージ20GB付き |
(料金はすべて年契約(月払い)税込価格)
Adobe CC コンプリートプランは?
最後にコンプリートプランについてですが、正直、これが一番オススメです。
ただし、普通に買うとやっぱりそれなりの金額なので、正規のルートではなく、Adobeが認定している、オンラインスクール 【Adobe マスター講座】に入学して、安く買うのが、現状では、最安値になっています。
法人契約(グループ版)の価格やメリットは?
ここでは、詳しく説明しませんが、Adobeには、個人向け販売以外に、法人向け販売もあります。
AdobeCC法人版には、ボリュームディスカウントやライセンス管理機能のメリットあります。
そのほかにも、個人向けとは別にサポートもつけてくれます。
ただ、残念ながら、個人向けが72,336円(税込)なのに、法人向けは105,336円(税込)と少し割高。
どうしても、料金の違いが目につくけど、価格が高いのには、ちゃんと理由があります。
法人プランが少し割高な理由は、10人以上いる中小企業とかなら、ライセンスを管理する機能は絶対必要で、それを提供してくれているから…です。
それに100万円以上の契約だと、ボリュームディスカウントの交渉ができます。
法人プラン:メリット
✅ ライセンス管理システムが使える(従業員が多いときに便利)
✅ プレミアムサポートがある ✅ Adobe社が運営するSNS『Behance』への求人掲載が無料 ✅ 1ユーザー(1TB)のストレージサービス付き ✅ ボリュームディスカウントがある(10ライセンス以上) |
法人プラン:デメリット
✅ 一契約あたりの価格が高い。 ![]() ![]() |
個人の方には、あまり関係ない法人プランだけど、ある程度の数を契約しないといけない法人には、必要なプランです。
業種別に必要なソフトと関連サービス
Adobe CCのソフトは多すぎて、自分にはどんなソフトがいいの?って、迷いますよね?
そこで、業種別に必要なソフトと価格についても、調査してみました。
(2)DTP関連に必要なソフトは?
(3)フォントやストレージが欲しい人は?
(1)動画編集に必要なソフトは?
Adobe CCには、動画編集ソフトは、5つあります。
✅ After Effects(アフターエフェクト)2,728円(年契約/月払い)
✅ Premiere Rush(ラッシュ)…………1,078円(年契約/月払い)
✅ Premiere Elements(エレメンツ)…19,580円(買い切り)
動画編集ソフトには、Elementsっていう買い切り版もあるし、Premiere Rushというちょっと価格が安いソフトもあります。
もちろん、単体での購入もアリです。
でも、動画制作会社も実際に運営している当VideoLab編集部としては、動画編集には、Premiere Pro+After Effects+Photoshopが最低でも必要だと考えます。
✅ 動画編集に必須なソフト= 【Premiere Pro】【After Effects】【Photoshop】
|
(2)DTPに必要なソフトは?
印刷関連で使われているAdobeソフトは、Illustrator、Photoshop、InDesignの3つです。
✅ Photoshop(フォトショップ)…2,728円(年契約/月払い)
✅ InDesign(インデザイン)………2,728円(年契約/月払い)
このなかで、InDesignに関しては、ページ物の編集をしないのであれば、特に必要なし、です。
InDesignは、DTP系のソフトですが、どちらかというとデザイナーさんというよりも、印刷や製版の現場に近いソフトだから、です。
✅ DTPに必須なソフト= 【Illustrator】【Photoshop】【InDesign】
|
(3)フォントやストレージが欲しい人は?
フォントサービスと、クラウドストレージサービスは、Adobe CCを買うとオマケで付いてきます。
関連サービスも含めて、フォントとストレージのサービスを受けたい場合は、単体プランよりもフォトプランを選ぶのが一番、賢い選択です。
そのほか、portfolio(ポートフォリオ)というサービスもあるので、記載しておきます。
✅ Adobe Fonts | ✅ Adobe クラウドストレージ | ✅ Adobe Portfolio |
ちなみにこれらのサービスだけが欲しい場合は、単体プランで一番安い『InCopy』を月額638円で購入して使う!ていう手もあります。
ちなみに『InCopy』は、編集者向けのライティングソフトです。
Adobe に買い切り版(Adobe CS)はないの?
以前、Adobeソフトは、すべて買い切り版でした。では、当時、販売されていた買い切り版を買うことはできないのか?を調査しました。
販売はあるけど、お得ではない
Amazonでは、学生・教職員版(Macintosh版/要シリアル申請)が『この個数では注文できません』と表示されていましたが、Windows版は販売されていました。
が、なんと金額は450,000円。しかも残りあと1つ。
買い切り版はCS版まで
Adobe製品の買い切り版は、AdobeCC前のCS(Creative Suite)バージョンの製品です。
2012年5月7日、Creative Suite 6が発売されたその日に、現在のAdobe Creative Cloud(Adobe CC)が、発売されて、9年以上が経過しています。
その間、毎年バージョンアップが繰り返されて、どんどん新しい機能も、ソフトも追加されています。
なので、今回のように、もしCS版を運良く見つけたとしても、かなりの型落ち製品で、お買い得とは言えません。
中古販売は危険です
Amazonなどのネット上には、今回のように、古いCS版が販売されている時があります。
最新版のAdobe Creative Cloudは、定額制なので、ついつい「買い切り版が欲しい」となってしまうかもしれません。
でも、結論を言うと、絶対に古いCS版を買うのはやめた方が良いです!
理由は、4つあります。
●古い製品なので、今のパソコンだと動かない可能性が高い
●バージョンアップされていないので、使えない機能が多い
●もしかしたら海賊版の可能性もある
という理由です。繰り返しますが、中古販売や旧バージョンの購入はお勧めしません。
あなたにおすすめのAdobeCCプランは?
Adobe CC おすすめプランの選び方
Adobe CCのプランの選び方について、わかりやすく、フローチャートにしてみました。
ちょっと試してみてください。
このフローチャートから分かるのは
●Adobeソフトを一つしか使わない……=単体プラン
●Adobeソフトをを二つ以上使う………=コンプリートプラン
●PhotoshopとLightroomしか使わない =フォトプラン
●学生か教職員の場合……………………=コンプリートプラン(学生・教職員版)
●法人の場合………………………………=法人プラン
です。
なので、あなたが
●自分は、学生または教職員だ。 ●PhotoshopかLightroomしか使わない自信がある! ●絶対にひとつしかソフトは使わないぞ。 |
という場合を除いては、コンプリートプランが、1番のおすすめプランということになります。
Adobe CCのオススメは個人ならコンプリートプラン一択
でも、コンプリートプランってやっぱり高いじゃん…。って思いますよね?
実際、金額の問題は切実です。
でも、コンプリートプランをオススメする理由は、もう一つあります。それは、Adobe CCコンプリートプランも安い価格で買える方法がある、、、からです。
コンプリートプラン→3,331円/月(税込)=約40種類のソフトを使用可
もし、単体プランにたった603円をプラスした3,331円という価格で、約40種類あるAdobeのソフトを全部使えるコンプリートプランが購入できる、お得な裏技があったら嬉しくないですか?
単体プランの注意点
最初のうち「自分は動画編集しかしないからPremiere Proだけしか使わないよ」とか「デザインオンリーだからイラレしか使わない」って思っていても、大抵、あとから
✅「やっぱりAfter Effectsもあったら良い」 ✅「Photoshopがないと厳しいな」 |
ってなります。
作業してみると分かるけど、たとえばこんな時にそう思います。
❷ After Effectsでは、カット編集が得意ではないので、Premiere Proが必要だと気付いた!
❸ Illustratorだけで良い思ったけど、写真素材も変更が必要だと気付いた!
❹ 写真の調子をいじりたいけど、データが大量。PhotoshopよりLightroomが良いと気づいた!
❺ Photoshopだとアウトラインデータが作れず、印刷に入稿するのに、不便だと気づいた!
❻ Illustratorだとページ物を処理するのに時間がかかる。InDesignがあればと気づいた!
とかです。
普通にAdobe公式サイトで買っても
奮発して、1,100円多めに出せれば、後から後悔がしないです。さらに、裏技を使って、学生価格で購入すれば、さらに少ない603円プラスで、コンプリートプランが買えます。
なので、そっちの方が絶対オススメです。
>> 関連記事:Adobe CCコンプリートプランを学割で買う裏技とは?
Adobe CCのよくある疑問
Adobe CCに関するよくある疑問です。
一ライセンスで何台まで使えるの?
一ライセンスで、2台までインストールが可能です。
例えば、会社のWindowsパソコンと、自宅のMacなど、OSが違っていても2台のパソコンにインストールすることができます。
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これまで使っていたライセンス版はどうなるの?
そのまま使えます。
Adobe CCを契約すると、その契約期間中は最新のバージョンで使うことができますが、決して強制ではありません。以前に購入したパッケージ版の永続ライセンスが消えることはなく、そのまま使うことができます。
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自動で最新版にアップデートされちゃう?
アップデートは手動です。
必要な時に必要なタイミングで、自分でアップデートできます。
その際に、以前のバージョンが使えなくなるということもなく、並行して使うこともできます。さらには、自宅と会社のパソコンで、違うバージョンを使うことも可能です。
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常時、ネットに接続が必要?
必要ありません。
Cloudという名前が付いていますが、すべて自分のPCにダウンロードして使うことになるので、常時接続は必要ありません。ただし月一回のライセンス認証時に接続は必要になります。
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過去のバージョンも使える?
使えます。
以前のバージョンにあって便利だと思っていた機能が無くなっちゃった…ということもありますよね?
そんな場合、以前のバージョンをアンインストールで消してしまっていたとしても、新たに古いバージョンをインストールして使うことができます。
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オンライストレージは、企業の情報管理上、心配…
オンライストレージは使わなくてもOK
情報管理が厳しくなっていることへの対応もあります。会社内のパソコン設定中、ネットワークの設定を変更することで、クラウドストレージなどのサービスをブロックすることができます。
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AdobeCCの価格とサービス内容・まとめ
それでは、最後にまとめます。まずはAdobe CCの3つのプランを確認します。
●フォトプラン
●コンプリートプラン

●Adobeソフトを1つしか使わない…… =単体プラン
●Adobeソフトを2つ以上使う………… =コンプリートプラン
●PhotoshopとLightroomしか使わない =フォトプラン
●学生か教職員の場合………………………=コンプリートプラン(学生・教職員版)
●法人の場合…………………………………=法人プラン
調査の結果、一番コスパが良いのは、間違いなくコンプリートプラン。
でも、使うのがPhotoshop系だけってことなら、フォトプランが1番のおすすめ。
Adobe CCのソフトは「欲しいけど、買うのは、どうしようかなぁ」と迷っている人に、今回の記事が参考になったら嬉しいです。