YouTubeの再生回数が伸びない…。
せっかく時間をかけて撮影から編集までしたのに、再生回数が増えないと、がっかりですよね。
本記事では、YouTubeの再生回数を増やすコツに加え、再生回数カウントの仕組みについても解説します。
目次
YouTubeの再生回数を増やす5つの要素とは?
YouTubeの再生回数を増やすポイントは5つあります。
「インプレッション」「クリック率」「関連動画と再生リスト」「視聴維持率」「ユーザビリティへの配慮」の5要素です。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
(1)インプレッションを増やす
(2)サムネイルでクリック率をアップ
(3)関連動画と再生リストでリピート数を増やす
(4)視聴維持率
(5)ユーザビリティへの配慮
(1)インプレッションを増やす
インプレッションは、YouTubeのユーザーが動画を目にする回数。つまり、土台となる表示回数です。
分母となるインプレッションを増えせば、動画を見てもらえるチャンスも増える。ゆえに再生回数を増やすための一番キモの部分です。
野球に例えると『バッターボックスに立つこと』(打席に立てないとヒットも打てない)。そのためには公開する時間帯を工夫したり、見られている動画の傾向をリサーチします。
●YouTubeも夜間帯のユーザーが多い
おすすめは、テレビのゴールデンタイムと同じ19時~21時以降の時間帯。
●流行っている動画を参考にする。
自分が発信したいことと、他人が見たいことは違うことを意識する。
公開する時間帯に関しては、動画のターゲットにあわせて、土日や金曜日の夜など、曜日を絞るのも効果的です。
(2)サムネイルでクリック率をアップ
さて、せっかくインプレッションを増やしても、クリックされなければ、意味がありません。
クリックを増やすための戦術として重要なのがサムネイル。
たくさーん並んでいるYouTube動画のなかから「この動画、面白そう」と感じてもらえるサムネイルを作ることが、クリック率のアップにつながります。
思わずクリックしたくなるデザイン力
不快に感じさせると逆効果
(3)関連動画と再生リストでリピート回数を増やす
ここでは、インプレッションやクリック率の向上に加えて、関連動画と再生リストを活用することで、再生回数を増やす戦術を考えます。
つまり『1回だけ視聴してもらうよりリピート再生』してもらえれば、×2倍の再生数になるってことです。
リピートを増やすポイントは2つ。エンディングでの関連動画へのリンクと、再生リストです。
関連動画は動画の終盤、エンディングの後から再生終了までの部分にリンクを表示させるのが有効です。
また、再生リストでは、関連動画をまとめておくことで、同じジャンルの動画をもっと見たいユーザーに訴求ができます。
●動画を見終わったユーザーが、同じ配信者の動画をもっと見たいと思った時に、すぐにアクセスできる用意をする
●動画の概要欄に「概要欄のリンクから関連動画もチェックしてください」とURLのリンクを貼ってアピール
●同じジャンルの動画をアピール
●再生リストに関連動画をまとめてわかりやすくする
●数珠つなぎ的に複数動画の再生回数をまとめて増やせる可能性がある
1本の動画視聴を他の動画の視聴にも繋げることで、YouTube再生回数を飛躍的に増やすことにつながります。
(4)視聴維持率を高める
YouTubeの検索上位に表示させて、インプレッションを増やすことに成功したら、次は、視聴維持率を高める努力をします。
視聴維持率を高めることで、YouTubeアルゴリズムは、その動画を「良い動画」と判断してくれるから、です。
「視聴維持率」とは、動画をどれだけ長く視聴しているかのデータです。ユーザーの多くが動画を最後まで見ているほど、視聴維持率も高くなります。
視聴維持率を高めてYouTubeアルゴリズムに良い動画だと認められると、「おすすめ」に表示されたり、より検索上位に表示されやすくなる効果がある
(5)ユーザビリティを高める
ユーザーに配慮した動画作りを心がけましょう。
YouTubeユーザーは、テレビと視聴スタイルが違います。決して決まった放送時間帯に1時間の番組を見るのではなく、ソファで見たり、ベッドで寝転んでみたり、ユーザーの視聴態度はさまざまです。
それらを考慮して、たとえば動画の尺は10分程度で隙間時間に見やすい長さにしたり、電車内で見ることを考えて、テロップを見やすいものにするなど、ユーザビリティを高めましょう。
●動画の長さは10分程度が視聴しやすい
●見やすいテロップ
など、ユーザーファーストの動画作り
YouTube再生回数カウントの仕組みと注意点
YouTube再生回数カウントの仕組みと注意点についてお伝えします。
YouTubeは、再生回数カウントの仕組みを公開していませんが、その内容は次の通りです。
自分のクリックで動画の再生回数は増やせるか?
自分で自分の動画をクリックすれば、再生回数の増やせるのでは?と思ったことはありませんか?
結論からいうと、YouTubeの再生回数は自分でクリックしても増えない仕組みです。
不正な再生回数の水増しを防ぐため、自己クリックをカウントしないのです。同様に、同じ動画を何度もリロード(再読み込み)しても再生回数は増えない仕組みになっています。
YouTubeは、特定のIPアドレスからの短時間のアクセス(動画の連続再生)を、再生回数にカウントしない。
少しだけの再生時間では回数にカウントされない
それでは、動画の冒頭だけを、ほんの短い時間だけ再生した場合はどうでしょう?
これも、YouTubeは再生回数にカウントしません。理由も同じく、不正な再生回数の水増し防止をするためです。
YouTubeは、冒頭だけなど少しの再生時間も再生回数にカウントしない。
再生回数を買う増やし方は不正?
YouTubeに限らず、インターネット上の配信サイトでは、一部で再生回数を買う不正が行われています。
業者や個人などに、金銭で再生回数を増やす契約をするわけですが、この増やし方もYouTube規約に『不正と認定』されています。
ちなみに再生回数を増やすツールも存在しますが、これもYouTubeに見つかると不正判定でアカウント削除になります。
再生回数の不正が発覚した場合、YouTubeアカウント削除といった罰則が課されます。
YouTubeアカウントが削除されると、積み上げてきた実績や再生回数なども消去されます。
すべてを失うリスクと引き換えの不正な再生回数の増やし方はやめましょう。
結局のところ、不正は厳しく監視されているので、再生回数を増やすためには、前述した5要素をコツコツと作業するのが、1番の近道だと言えます。
プロから学ぶYouTube再生回数の増やし方
YouTubeは、個人の収益化だけでなく、企業のマーケティングにおいても重要です。
YouTubeで成功している配信者たちは、運が良くて、成功しているわけではありません。もしかしたらそういう人もいるかもしれませんが、少数派です。
というわけで、ここでは、プロはどうやって、YouTube再生回数の増やしているのか?をご紹介しましょう。
1. VSEO(YouTube SEO)対策をしている
再生回数を増やすには、きちんとした根拠に基づいたノウハウとして、VSEO(YouTube SEO)対策が必要です。
VSEO(YouTube SEO)には、動画のSEO(検索エンジン最適化)の、2つの対策があります。
(1)YouTube動画のクオリティ【総再生時間や視聴者維持率など7つの指標で判断】
(2)YouTube動画のメタデータ【タイトルや概要欄など上記7つの指標をアップする戦術】
VSEOについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
2. YouTube分析ツールを活用してPDCAを回している
YouTube動画のクオリティを測る「視聴維持率」といった上記のデータは、YouTubeチャンネル運営者なら誰でも無料で使える『YouTubeアナリティクス』で分析が可能です。
でも、誰でも見られるけど、意外と活用している人は少ないです。
たとえば、動画の30秒の位置で離脱者が多いなぁと思ったら、それに関連する動画を修正する、インプレッションはあるのに、クリックされてないなら、サムネイルを改善する、とか面倒くさいですよね。
でも、ほんの少しの改善が、大きなうねりになって、視聴者を増やして、あなたのYouTubeチャンネルを成長させていくのです。
分析ツールは、ユーザーの満足度を改善するために使うもの。数値を受け止めて、決して放置せず、少しずつでも良いので、改善しよう。
ユーザーはなにを欲しがっているか?それを考えることがスタートです。
3. 外注している
企業のマーケティングを目的としたYouTubeチャンネルは、自社の商品やサービスの魅力を伝えるブランディングや、商品紹介をする場にもなります。
なので、動画にも、一定以上のクオリティが必要です。
加えて、再生回数を増やすVSEO(YouTube)を用いたチャンネル運営が必要。この両方を自社で内製化するには、人的にも時間的にもリソースが大きな負担です。
人的リソースに余裕があれば別ですが、そうでない場合は、チャンネル運営を請け負う専門業者に外注するのがオススメです。
YouTubeの再生回数を増やす5つの要素・まとめ
YouTubeの再生回数を増やす5つの要素に加え、再生回数カウントの仕組みについても解説しました。
まとめます。
(1)インプレッションを増やす
(2)サムネイルでクリック率をアップ
(3)関連動画と再生リストでリピート数を増やす
(4)視聴維持率
(5)ユーザビリティへの配慮
●YouTubeは、特定のIPアドレスからの短時間のアクセス(動画の連続再生)を、再生回数にカウントしない。
●YouTubeは、冒頭だけなど少しの再生時間も再生回数にカウントしない。
●再生回数の不正が発覚した場合、YouTubeアカウント削除といった罰則が課される
(1)YouTube動画のクオリティ【総再生時間や視聴者維持率など7つの指標で判断】
(2)YouTube動画のメタデータ【タイトルや概要欄など上記7つの指標をアップする戦術】
分析ツールは、ユーザーの満足度を改善するために使うもの。数値を受け止めて、決して放置せず、少しずつでも良いので、改善しよう。
企業のマーケティング目的で、YouTubeチャンネル運営に割くリソースに余裕がない場合は、専門業者に外注するのがおすすめです。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!