- EDIUSの値段はいくらなのか?
- バージョン別の値段を知りたい
- EDIUSとほかの動画編集ソフト、どちらを選ぶのが正解か?
VideoLab編集部です。
このようなお悩みを解決する記事です!
今回、テレビ番組制作の経験豊富な『動画制作会社ワイラボ』監修の元、EDIUSについて、リサーチしました。
EDIUSの値段はもちろん、バージョンによる値段の違い、他のソフトとの比較も解説していきます。
導入を検討している方は、この記事を読むことで、最適な選択ができるはず。最後までご高覧ください。
EDIUS 値段(2024年11月現在)
EDIUSは、テレビ局でも使われている動画編集ソフト。
まず最初に、EDIUSの値段とバージョン、購入方法についてお伝えします。
EDIUSの値段|最新バージョン11は?
2024年11月現在、EDIUSの最新バージョンは『11』です。
下記の一覧表は、DEIUSを11から新規で購入する場合と、それ以前のバージョンから11にアップグレードする場合の料金をまとめたものです。
EDIUS 11 バージョン | 値段 | 備考 |
---|---|---|
通常盤|EDIUS 11 PRO | 65,780円 | 通常版 |
アップグレード版|EDIUS 11 PRO | 27,280円 | インストールにはEDIUS X Pro、EDIUS 9 “Plus” (プロモーション)の日本語版が必要です。 (EDIUS X Proアカデミック版は対象外) |
ジャンプアップグレード版|EDIUS 11 PRO | 43,780円 | ● 対象製品:EDIUS 2~9 / EDIUS Neo の各バージョン(日本語版のみ)。 ※ 対象製品には、アカデミック版 / 優待乗換版 / キャンペーン版を含みます。 ※ 本製品は、対象製品 1シリアルにつき1つまで購入可能。 |
アカデミック版|EDIUS 11 PRO | 27,280円 | ●ご購入の際は学生または教職員であることを証明できるものをご提示ください。 ※ 本製品は、後継製品へのアップグレードはできません。 ※ 本製品は、商用もしくは営利目的には使用できません。 |
オーサリングオプション|EDIUS 11 PRO | 4,180円 | DVD/Blu-rayオーサリング機能を追加 |
※EDIUS 公式サイトより引用【2023年10月12日リリース】
EDIUSの値段【最新バージョン11】
最新バージョンの11から購入する場合は、65,780円。
その前のバージョンから持っている場合、持っているバージョンによって、アップグレードに必要な値段が違います。
一つ前のX(=10)であれば、27,280円。それ以前のバージョンからは、43,780円です。
EDIUSの値段|ライセンスは買い切り版のみ
EDIUSは、買い切り型の永久ライセンスのみで、サブスクリプション版はありません。
買い切り型は一度の支払いだけで、更新料や月額料金が不要です。
なので、コストに頭を痛めるユーザーにとっては、ありがたい制度です。
法人向けならFloating Licenseもある
EDIUSには、Floating Licenseもあります。
EDIUSのFloating Licenseとは、法人向けで、複数のライセンスを一元管理します。
それには、フローティングライセンスマネージャーという管理ツールを使います。ライセンスを複数のユーザーで利用します。
なので、一定以上のライセンスが必要な場合は、一つずつ契約するよりもお得です。
- 中央サーバーを使って、ネットワーク内で複数ユーザーにライセンスを共有でき
- プロジェクトをチームで作業できる
- 複数人でも場所を選ばず作業できる
ちなみに、EDIUSのFloating Licenseの提供は、5ライセンス単位(例:5、10、15)です。
EDIUSってどんなソフト?
この章では、EDIUSとは、どんな動画編集ソフトなのか?をご紹介します。
EDIUSは、プロも使用する動画編集ソフトEDIUSです。が、実は日本製の動画編集ソフトです。
現在は、アメリカ企業の傘下になっている、グラスバレー株式会社が販売しています。
EDIUSの基本情報
ノンリニア編集用のソフトで、様々なフォーマット(DV、HDV、AVCHDなど)に対応していることや独自のテクノロジーを用いて、動画編集にリアルタイム性を高めることが可能に。
編集を素早く終わらせることができる反面、値段が高く初心者には扱いにくいソフトです。
EDIUSは映像制作会社で使われるソフト
EDIUSを使っているのは、テレビ局や映像制作会社です。。
個人で活動するような映像クリエイター、ビデオグラファーが使うというより、テレビの制作を請け負っている制作会社での使用率が高くなっています。
使われている理由は、いろいろありますが、編集スピードによるところが多いから、です。
編集スピードを求められてしまうテレビの世界では、EDIUSのような編集速度を重視するソフトが重宝される傾向にあります。
EDIUSの値段|EDIUS ProとWorkgroupを比較
EDIUSには、Pro版とWorkgroup版があります。
この二つは、機能面で大きな違いがあります。
この章では、Pro版とWorkgroupの違いを見ていきましょう。
EDIUS ProとWorkgroup|機能面の違い
EDIUS Workgroupは、EDIUSの特定のバージョンで、通常のEDIUSよりも高機能です。
が、個人向けというより、放送業界など、企業向けです。
たとえば、放送業界向けの特殊な機能がサポートされていたりするバージョンになるから、です。
特に
リアルタイムでのUHD/4Kプレビュー
FTPアップロード機能
オフラインでのアクティベーション
を備えていて、より複雑な編集環境での作業に役立ちます。
EDIUSの値段とWorkgroup版との価格差
Workgroup版の価格は、公式サイトでも、なかなか見つかりません。
ここでは、Markertekというサイトで、ドル建ての記載がありましたので、記載します。
EDIUS Pro版=$475
EDIUS Workgroup版=$760
でした。ただし、為替レートの変動があるので、日本円換算は、都度、計算が必要です。
EDIUSの動画環境は?
ちなみに、EDIUSは、PRO版も、Workgroup版も、OSが『Windows限定』です。
EDIUS動作環境一覧
まずは、EDIUS11の動画環境を表でまとめました。
項目 | 必要要件 |
---|---|
OS | Windows 11 / Windows 10(64ビット版のみ、最新のアップデート適用) |
CPU | Intel Core iシリーズ以上(または互換性のあるAMDプロセッサ) |
メモリ | 最小 8GB(16GB以上を推奨) |
グラフィック | Intel HD Graphics 5000シリーズ以上、またはDirectX 11に対応した独立型GPU |
ディスク容量 | インストールに必要な空き容量:6GB以上 |
ストレージ | SSDを推奨(編集データ用に十分な空き容量があることが望ましい) |
ディスプレイ解像度 | 1920×1080(フルHD)以上 |
その他の要件 | インターネット接続(ライセンス認証やアップデートに必要) |
OSが、Windows限定なので、残念ながら、Macユーザーは、使う機会が限定されます。
EDIUSをMacで使うには?
EDIUSは公式にはWindows専用です。
が、以下の方法を使うことで、EDIUSを動作させることが可能です。
そのためには、MacにWindowsを完全にインストールするApple公式ツール『Boot Camp』を使います。
EDIUSをMacで使う手順
Macの「Boot Campアシスタント」を使用して、Windowsのインストールディスクを作成します。
WindowsをインストールするためにMacのストレージを分割します。
Windowsインストール後に再起動し、Windows環境でEDIUSをインストールして使用します。
仮想化ではないので、EDIUSのパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。
Windowsに切り替えるたびに再起動が必要。Mac OSと同時に使用することができない。
EDIUSをお得に購入する割引キャンペーン情報
EDIUSは、公式サイトで購入できます。
この章では、EDIUSの割引キャンペーンについて見ていきましょう。
公式サイトでの割引キャンペーンはアップグレード版のみ
EDIUSは、過去に割安キャンペーンが実施されたことがあります。
直近では、2023年9月15日から10月31日までEDIUS X購入者向けの無料アップグレードキャンペーンが実施されていました。
ただ、このキャンペーンは、事前に、EDIUS Xを購入していたユーザーが対象で、EDIUS 11への無料アップグレードを受けられるという特典でした。
新規購入での割引キャンペーンはない
現在までのところ、EDIUSの通常版を新規で購入するための割引キャンペーンは実施されていません。
直近プロモーションは、前述した『EDIUS X』から『EDIUS 11』への無料アップグレード特典のみで、、新規購入のための、割引キャンペーンは確認されていません。
認定販売店の新規キャンペーン実績
Broadfieldという販売店では、過去に、EDIUS Pro 9の特別な割引プログラムを実施していました。
このサイトでは、放送業界でEDIUSを使用する人、その家族、または知人が、EDIUSを割引価格で購入できるという内容で、「Friends, Family & Affiliates Discount」とういキャンペーンを実施した実績があります。
こちらも現状では、EDIUSの最新バージョン11でのキャンペーン情報はありませんでした。
EDIUSの値段を競合ソフトと比較
動画編集ソフトを選ぶなら、EDIUSはもちろん、ほかのソフトにも目を向けて、購入を検討しましょう。
動画編集ソフトは、他社からもさまざまな製品が販売されているから、です。
この章では、競合の動画編集ソフトと比較してみましょう。
EDIUSの値段と競合ソフトを比較
まずは、EDIUSとその他の有名動画編集ソフトを比較を一覧表にしてみました。
ソフト名 | 値段 | 概要 |
---|---|---|
EDIUS | 65,780円 (買い切り) | 映像制作会社でも利用されるプロ向け動画編集ソフト。 編集の早さがウリだが初心者には扱いにくい。 |
Premiere Pro | 3,280円 (月額制) | Adobe社がリリースしている月額制の動画編集ソフト。 世界で最も利用者が多く、初心者からプロまで利用している。 |
Final Cut Pro | 36,800円 (買い切り) | Macユーザーのみが使用できるAppleの動画編集ソフト。 多くのYouTuberが利用していることでも知られている。 |
iMovie | 無料 | Macに最初から搭載されている動画編集ソフト。 初心者でも直感的に使えるのがメリットだが、機能が少ないのがデメリット。 |
PowerDirector 365 | 8,980円 (サブスク) | Windowsユーザーのみで利用可能だが、 日本で一番売れている動画編集ソフト。 圧倒的にコスパが良い。 |
AviUtl | 無料 | KENくんという人物によって作られた。 日本製の無料動画編集ソフト。 無料とは思えない機能が豊富だが、初心者には難しいソフトでもある。 |
EDIUS vs. Premiere Pro:価格と機能の徹底比較
EDIUSは買い切りソフトであることが、最大の魅了です。
ただ、Windows OSソフトなので、一般的にMacユーザーは、使い勝手が良いとは言えません。
一方で、Premiere Proは、サブスクリプション型のソフトなので、コスト的に、若干負担が重いと言えます。
EDIUSと他の買い切り型ソフトの違い
EDIUSは動作が軽く、DVDオーサリングも可能です。
これに対し、Final Cut Proなど他の買い切り型ソフトはMac専用だったり、機能が異なります。
用途に応じて、編集に求める性能を考えて選びましょう。
EDIUSの価値を最大限に引き出す方法
EDIUSの価値を最大化するには、短いレンダリング時間と安定性を活用することです。
特に、時間が限られるプロジェクトではEDIUSのスピードが役立ちます。
こうした特長を理解すれば、長期的に見てコスパの良さが実感できます。
EDIUSの特徴・評判
ここでは、EDIUSの特徴と評判について見ていきましょう。
❶高性能かつ素早い編集で評判が良い
❷EDIUSの値段と競合ソフトとの比較
❸初心者向きではない
一つずつ見ていきましょう。
❶高性能かつ素早い編集で評判が良い
映像制作会社が利用する動画編集ソフトなので、高性能なことが大きなポイントです。
複数の映像を同時に編集できたり、様々なフォーマットに対応していたり、クリップを自由に編集できたりと自由度の高い動画編集ソフトです。
このようなことが要因となり、素早い編集が可能となっています。映像制作会社では評判が高いのもうなずけますね。
❷EDIUSの値段と競合ソフトとの比較
EDIUSの値段は、買い切りなので、サブスクに比べて、購入のハードルは低いです。
上でも紹介しましたが、通常版で65,780円です。
が、YouTuberに人気の動画編集ソフト「Final Cut Pro」は、36800円。なので、EDIUSの値段が低いとも言えません。
また、個人で活動しているプロの映像クリエイターで、EDIUSを利用している人を、ほとんど聞いたことがありません。YouTuberでEDIUSを使用している人も数えるほどではないでしょうか。
❸初心者向きではない
複数の動画を同時に編集したり、クリップに対する自由度が高いと言われても初心者で使いこなせる人なんてほとんどいないでしょう。
実は、EDIUSは編集作業に慣れるまでが、非常に大変なソフトでもあります。
元々映像制作会社で働いていた人が、個人で動画を作るために利用する以外であまりおすすめしないのが現状です。
EDIUS 値段:まとめ
EDIUSは、買い切り型の価格設定が魅力です。
最新バージョンは、EDIUS11ですが、割引やキャンペーン情報は特にありませんでした。
また、基本的にはWindows OSを基調としたソフトであり、一般的な使用よりも、放送業界などが使用するソフトとして知られています。
逆にいえば、他の編集ソフトと比較しても、EDIUSは安定性と操作の軽さで際立っており、プロ向きのソフトであるとも言えます。
他の動画編集ソフトとも比較して、あなたにあったソフトを検討して見て下さい。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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