After Effectsって知っていますか?
映像を編集するAdobeソフトといえば、Adobe Premiere Pro(プレミア)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
でも、Adobeには、Premiereに加えて、After Effects(アフターエフェクト)という映像制作ソフトがあります。
今回の記事では、ハリウッド映画の編集でも使われているAdobe After Effectsについて解説します。
この記事を読んで、After Effectsを使ってみたいと思ったら、ぜひ、Adobe公式ホームページを見てみてください!
目次
Adobe After Effectsとは?
Adobe After Effectsは「モーショングラフィックス」を製作するソフトです。
では、モーショングラフィックスとは何か?また、Adobe Premiereとの違いなどについてご紹介します。
モーショングラフィックスとは
まずは、一例を見てみましょう。
モーショングラフィックスは、ロゴやイラスト、文字などに動きを持たせるアニメーションです。
近年では、テレビや映画の映像はもちろん、電車内のデジタルサイネージなど身近なところで、こういったモーショングラフィックスを目にする機会が増えました。
このモーショングラフィックスを制作するためのソフトがAdobe After Effectsです。
Adobe Premiereとの違いは?
Adobe PremiereもAfter Effectsも映像制作ソフトですが、それぞれ得意なこと不得意なことがあります。
Adobe Premiereは、撮影してある映像素材を使って、映像をつないで、テロップを付けたりすることを得意とするソフトです。
一方で、After Effestsは、何もないところにゼロからアニメーションを作ったり、素材を重ねて、複雑な動きを付けたり、映像に特殊効果を付けることを得意としています。両方のソフトを使いこなすことで、映像表現の幅を広げることができるのです。
動画編集にAdobe After Effectsは必要?
最近ではYouTuberなどを仕事とする人も増え、自身で動画編集をする人も増えてきました。
無料ソフトやスマホアプリをでも動画編集は可能ですし、有料ソフトでもPremiereだけで動画編集をしているという人が多いのではないでしょうか?
しかし、After Effectsを使いこなせれば、ほかの人との差別化を図った、一歩先行く動画を作ることができます。
Adobe After Effectsでできることは?
ここからはAdobe After Effects(AE)でできることを解説していきます。
AEでできること①| 映像にCGを加える
After Effectsの基本機能といっていい「映像にCGを加える」という機能。
炎や煙、火花、雪、爆発など、元の映像にはなかったものを加えることができます。
Premiereにもそのような機能はありますが、After Effectでは、様々な微調整が可能なため、よりリアルな映像にすることができるのです。
AEでできること②|文字に動きをつける
テロップやタイトルの文字に動きを付けることができます。
こちらもAdobe Premiereで動きのある文字を加えることができますが、After Effectsではより細かな動きの指示などを与えることが可能です。
AEでできること③|映像を合成する
Photoshopなどで、画像を合成するように、After Effectsでは動画を合成することができます。
マスキングやトラッキングの機能もついているため、動きのある映像の中でもきれいな合成を作ることができます。
AEでできること④|そこにあるものを消す
映像に映り込んでしまったものを消すことが可能です。
撮影時には気付かなかった映り込みや、どうしても入り込んでしまったものなどはAfter Effectsでの編集で消してしまいましょう。
AEでできること⑤|キャラクターアニメーションを作る
自身で作ったキャラクターに、Rigという骨格のようなものを設定し、自在に動かすことができます。
先ほど、例としてご覧いただいた映像は、まさに元のキャラクターの骨格を設定して、動かしているのがわかると思います。
AEでできること⑥|手振れ効果を付ける
映像を撮影する時点では、手振れをしないように撮影することが多いです。
が、映画などで臨場感を出すために、わざと手振れのような効果を加えることがあります。
After Effectの機能には、そういった手振れ効果を付けるための機能が初めから備わっています。
AEでできること⑦|様々な空間を作り出す
After Effectでは宇宙空間を作り出したり、水中や、映画「マトリックス」のような異次元の世界観を作り出したりすることができます。
After Effectは、そこにはない世界を作り出すことができるのが強みです。
Adobe After Effectsの購入方法は?
Adobe After Effectsの購入方法について説明します。
買い切り購入はできるの?
現在Adobeのすべてのソフトはクラウドの月額形式に集約され、ソフトの買い切りはできません。
After Effectを利用したい場合は、他のソフト同様、月額制の契約をする必要があります。
Adobe After Effectsの値段は?
After Effects単体での利用の場合、定価月額3,280円(2024年3月現在)です。
単体プランは、年に数回Adobeの公式ページやAmazonなどで割引セールを行うので、そのタイミングを狙うのもよいかもしれません。
また、動画編集ということであれば、Adobe Premiereを同時に使う方も少なくないかと思いますので、2つのソフトを使う場合には、Adobeソフトがすべて使えるCrearive Cloudのコンプリートプランがおすすめです。
Adobe公式サイトで、Adobe CCコンプリートプランを購入したときのお値段は、月額7,780円ですが、もっと安くAdobe CCコンプリートプランを購入する方法もあります。
下記の記事に詳しくまとめましたので、参考にしてください。
購入とダウンロードの方法
Adobeソフトはすべて購入、ダウンロード方法が同じです。
アドビの公式ページに行き、そのまま購入、クレジットカード払いを選択すれば、次の月からも同じクレジットカードからの引き落としがされます。
また、量販店などで、購入することも可能です。この場合は、裏にコードの書かれたカードを購入し、PCからサイトにアクセス、サイトでコードを入力することでダウンロードが可能になります。
まずは無料体験版で体験を!
Adobeのすべてのソフトは1週間の無料体験をすることが可能です。
実際にお金を出してソフトを購入する前に、無料体験版をダウンロードし、実際にソフトを触ってみることをおすすめします。
無料体験はダウンロードした日から1週間ですので、ゆっくりとソフトに触れる時間があるタイミングを見計らってダウンロードするようにしましょう。
>>>After Effectsの体験版ダウンロードはこちらから!
Adobe After Effectsでできることまとめ!
Adobeの2つの映像制作ソフトのうち、After Effectについてご紹介しました。
Adobe Premiereがすでにある映像を切り貼りして編集するアプリケーションであるのに対し、After Effectsは、実際にはないものを加えたり、ゼロからアニメーションを作り出したりするためのアプリケーションです。
本来はそこにない、炎や光を加えたり、逆にそこにあったはずのものを消したり、文字やイラストを自由自在に動かしたり。ゼロから作り上げるソフトなので、使いこなすことができれば、その可能性は無限大です!
まずは無料体験でAfter Effectsを使ってみて、映像の幅を広げましょう。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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