
映画やテレビ業界でよく使用される動画編集ソフトといえば、Avid Media Composerです。プロの現場でも利用されるAvid Media Composerですが、一般の人が使うのにも向いているのでしょうか。今回は、Avid Media Composerの特徴に加えて、他の動画編集ソフトとの比較を紹介します。
目次
Avid Media Composerってどんなソフト?
映画・テレビ業界で指示される動画編集ソフト
映画をエンドロールまで見る人なら「AVID」のロゴを見たことがあるかもしれません。理由は、Avid Media Composerが映画業界やテレビ業界で長年使われてきた動画編集ソフトだからです。
誰もが知っているようなハリウッドの名作がAvid Media Composerで編集されています。
- アバター
- アベンジャーズ
- スターウォーズ フォースの覚醒
- マッドマックス 怒りのデスロード
- ララランド
- ボヘミアンラプソディ
名作と呼ばれているハリウッド映画の多くがAvid Media Composerで編集されて作られています。この通り、映画業界では当たり前のように使用される動画編集ソフトです。
有料版は月額制で価格も高い
映画好きで将来映画関係で動画編集をやりたいと思う方も多いと思いますが、Avid Media Composerは高価格帯の動画編集ソフトでもあります。基本的に4つのランクに分けられていて、それぞれで値段が変わってきます。
- Avid Media Composer First:無料
- Avid Media Composer:2800円(月額制)
- Avid Media Composer Ultimate:5900円(月額制)
- Avid Media Composer Enterprise:カスタマイズによって変わる
Avid Media Composer Firstは無料で使用可能。Avid Media Composerの中でもお試し用の動画編集ソフトです。2017年からサービスが開始されたばかりです。何よりもAvid Media Composerを無料で利用できるということで、注目を集めたサービスでもあります。もちろん制限が厳しく、簡単な動画編集にしか向いていません。
一般的なAvid Media Composerは月額2800円で使用することができます。もし動画編集をしたいならAvid Media Composer FirstよりもAvid Media Composerがおすすめ。
Avid Media Composer Ultimateはプロが使用する業界向けのランクです。もちろん月々5900円とかなり高価になります。
Avid Media Composer Enterpriseは、カスタマイズによって値段が上下するものになります。動画へのこだわりがあるプロが利用するものなので、初心者はあまり気にしなくても良いでしょう。
AVIDの公式サイトにログインしてダウンロードで入手
Avid Media Composerの購入は簡単です。AVIDの公式ホームページに行って、アカウントを作成。ログイン後にソフトをダウンロードすれば利用することができます。
最近では、公式ホームページからダウンロードして利用するものが増えていますが、Avid Media Composerも利用方法は同じです。
https://www.avid.com/ja/media-composer
Avid Media Composerの特徴は?
プロ向けの本格派動画編集ソフト
Avid Media Composerは映画やテレビ業界で利用されてきた歴史ある動画編集ソフトです。Avid Media Composerが初めて登場したのが1989年で、その時代から業界御用達の動画編集ソフトでした。
そのため、現在でも業界向けプロ仕様の動画編集ソフトになっています。映画レベルのハイクオリティな動画を作成できるのがメリットです。映画業界に興味のある方ならAvid Media Composer Firstから利用してみるのが良いでしょう。
Premiere Proと同じような画面だが...
世界で一番使用率の高いPremiere Proと編集画面は似ています。動画編集を知らない人から見れば一緒に見えるでしょう。ただ、見た目は一緒でも使いにくいと言われるのが、Avid Media Composerです。
口コミで多いのが、
- ネット上に情報が落ちていないこと
- 情報が全て英語であること
などが原因でしょう。
わからないことをググっても解決策が出てきません。動画編集初心者にとっては、かなりネックなポイントです。
初心者には扱いきれない難しいソフト
ネット上に情報が落ちていないことも一つの原因で、初心者には扱いにくい動画編集ソフトになっています。また、切り取りや貼り付けなどの簡単な操作はできますが、エフェクトなどの複雑な操作や動画の微調整になると、直感的には扱えません。
Avid Media Composerは価格が無料なので使ってみても良いかもしれませんが、AVIDのアカウント削除などが英語でしか書かれていないようで、退会すらできないという人も。やっぱり初心者にはあまりおすすめできない動画編集ソフトです。
Avid Media Composerと他の動画編集ソフトを比較
有名な動画編集ソフトとAvid Media Composerを比べてみよう
Avid Media Composerは映画業界などで利用されるプロ仕様の動画編集ソフトです。しかし、世の中には様々な有名動画編集ソフトがあり、一般向けに作られているものもあります。
- Premiere Pro :世界でもっとも使われている動画編集ソフト(月額2480円)
- Final Cut Pro :Macのみで使用できるApple純正の動画編集ソフト(34800円)
- Filmora :初心者でもおしゃれに簡単に動画編集が可能(永久ライセンス7980円)
- PowerDirector :日本でも 一番使用率が高い動画編集ソフト(1年間8480円)
- iMovie :スマホやMacbookには最初から入っている無料動画編集ソフト(無料)
YouTubeの盛り上がりによって、Premiere ProやFinal Cut Proは人気になりました。有名YouTuberの多くが使用しているのが大きな理由となっています。
そして、Premiere Proは、Avid Media Composerの欠点でもある情報の少なさというデメリットがない動画編集ソフトでおすすめです。
情報が多いPremiere Proがおすすめ
Premiere Proのおすすめ理由は、
- ググれば情報がたくさん出てくる
に尽きます。
最重要のポイントがネット上に情報がたくさん落ちているということです。動画編集をする上で、わからないことはたくさん出てきます。これは初心者なら誰でもあることです。
そこでGoogleで検索すれば解決策が出てきますし、YouTubeにはチュートリアルがたくさん出てきます。最初から教科書不要で使い方を学べるのが何よりもメリット。
将来的にAvid Media Composerを使ってみたいと思っても、一度Premiere Proを使用して動画編集をするのがおすすめ。慣れるという意味でも利用すると良いでしょう。
Premiere Proの無料体験版を一度利用してみよう
Premiere Proには無料体験版があります。7日間と短い期間なので、長期の休みを利用して使ってみましょう。注意点としては、7日経ったら自動的に有料会員になってしまうことです。
Premiere Proの無料体験版は、機能に制限なく利用できるので、7日間の間に自分の動画作品を作ってみるのも良いかもしれませんね。
Avid Media Composer以外のソフトも検討しよう
Avid Media Composerは映画業界御用達のプロ向け動画編集ソフトです。そのため、使用するのが難しくネットに情報が落ちていないのが現状。初心者にはおすすめできないソフトとなっています。
もし動画編集をこれから始めたいという人なら、まずはPremiere Proなどの情報を検索しやすいソフトを選ぶのが良いですよ。