カメラ構図って、あなたはどのくらい知っていますか?

もしも、これまでの写真撮影の経験を通じて、下記のようなことを思ったことがあるなら、もしかしたら、今回の記事が役に立つかもしれません。

カメラの基本構図がわからないと感じることは?
●どうやって撮影してもピンとこない
●カメラの使い方はわかっているのに初心者みたいな写真になる
●センスがいい写真が撮影できない

せっかく、一眼レフカメラなど、良いカメラを使って撮影するなら、少しでも質の高い良い写真を撮影したいですよね?

あなたが撮影したその写真をたくさんの人に褒めて欲しくありませんか?

では、一体何を、どう意識すれば、良い写真になるのでしょうか?

その答えは「カメラの構図」にあります。今回は、読むだけで覚えられる「構図」の決め方の基本とコツをお話しします。

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カメラ構図には基本がある

たとえば普通に撮影しただけの写真でも、その場に一緒にいた人には、その楽しさが伝わるし、きれいだった風景の雰囲気は伝わるでしょう。

でも、その場にいなかった第三者に、その雰囲気や楽しさが伝わっているでしょうか?

写真の上手いと下手には、じつはそんな違いもあります。

どのような写真を撮影したいか

写真をカメラで上手く撮影するコツ。それは被写体を切り取るカメラ構図とカメラアングルを理解する、ということから始まります。

写真の主役となるものを目立たせて撮影する。カメラ構図の基本を意識するだけで写真の印象がガラッと変わるのです。

写真を見たその瞬間に「これは何を撮影したかったのかがわかる」という写真は、上手な写真です。

逆に「この写真は一体、何を意図しているのか」「どれが写真の主役なのかわからない」という写真では、初心者が撮影した写真だと、すぐにわかってしまいます。

カメラ構図には12種類の基本構図がある

カメラ構図には、様々な種類があります。一番基本的なテクニックに「日の丸構図」というものがあります。

こちらは、写真の主役を目立たせたい時に使用されるものです。しかし、他にも「三分割法」や「三角構図」など知っておくだけで得をする構図がたくさんあります。

いずれのカメラ構図も基本となるものなので、写真に安定感があります。今回はそのなかから12種類のカメラ構図をご紹介します。安定感がある写真というものは、カメラ構図がしっかり計算された写真でもあります。

カメラ構図の決め方とは?そのコツは?

さて、いよいよ、カメラ構図の決め方についてです。一体、どのようにして構図を決めればいいのでしょうか?

カメラ構図の決め方に、これが絶対に正解という答えはありませんが、他人に「良い写真だね」と言ってもらえる写真を安定的に撮影するには、基本となる考え方が必要です。

どのようにカメラ構図を決めればいいのか?
●主役を目立たせたいのか?
●写真にどのようなストーリーを持たせるのか?

自分がカメラで何を撮影したいのか?や、写真の意図を表現できるベストなカメラ構図を選ぶことが大切ですが、カメラ構図にはたくさんの種類があって、覚えるのは難しいと感じる場合には、簡単な基本的なカメラ構図だけ、しっかり抑えておくといいでしょう。

まずは、この記事を読むだけでコツを掴んでしまいましょう。

初心者がやりがちなカメラ構図の決め方

初心者の撮影で、被写体を中心に置いた「日の丸構図」があります。

たとえば、全ての写真を日の丸構図で撮影したとします。すると、第三者から見ると、どれも同じような写真に感じられてしまいますよね?せっかくの一眼レフカメラの写真も見応えのない写真になってしまいます。

また「二分割法」という写真の半分に空間を空けるカメラ構図もあります。こちらも空間を空けた意図がないと、ただスペースが空いただけの、おかしな写真になってしまうので、注意が必要です。

12種類の基本カメラ構図を覚えよう

そこで、撮影する際の基本カメラ構図の決め方について、12の基本カメラ構図があるとだけ覚えておきましょう。

いきなりすべてを覚えなくても大丈夫。

やっていくうちに「あっ、これは四分割法だな」とかがわかってきます。なので、少しずつで大丈夫。まずは単語だけで、さっと見ておきましょう。

覚えておきたいカメラ基本構図
(1)日の丸構図
(2)二分割法
(3)三分割法
(4)四分割法
(5)三角構図
(6)放射構図
(7)トンネル構図
(8)対角線構図
(9)サンドイッチ構図
(10)額縁構図
(11)視線誘導構図
(12)フィボナッチ螺旋構図

基本的なカメラ構図(1)<日の丸構図>

まずは、一番の基本である「日の丸構図」。

こちらは一眼レフカメラで撮影する際、写真の主役をど真ん中に配置するカメラ構図の決め方で、主役を最大限に目立たせる撮影方法でもあります。

こちらは、第三者が見ても写真の主役が一目でわかる、主役がより強調されるカメラ構図の一つです。

基本的なカメラ構図(2)<二分割法>

二分割法

●二分割法

例として分かりやすいものを選んでみました。

「二分割法」は、写真をシンメトリーで表現する場合に多く用いられます。

写真を真っ二つに分けることができそうな、しっかりと水平を意識した撮影がコツです。

基本的なカメラ構図(3)<三分割法>

三分割法

●三分割法

「三分割法」は、基本的なカメラ構図の一つで、カメラの画面を三分割にして撮影する構図です。

たとえば縦に、三分割して交わった点のどこかに写真の主役や、写真に映る背景の直線を配置して撮影します。

こちらは無意味に空間を空けるのではありません。

例えば被写体が空いた空間の方に視線を置くことで、何かこの先にストーリーが続いているのではないか?と、感じさせる1枚にする意味があります。

一眼レフでの撮影表現テクニックがぐっと上達します。

基本的なカメラ構図(4)<四分割法>

●四分割法

また「四分割法」は三分割法の応用です。

カメラの画面を4分割して交わった点に写真の主役を配置して撮影します。

こちらは空間がより大きく入るので、背景の決め方が特に重要になります。

基本的なカメラ構図(5)<三角構図>

●三角構図

写真の奥行きを表現する基本的なカメラ構図の一つに「三角構図」があります。

こちらは並木道やまっすぐ続く道の奥行きを表現するのにも最適な構図です。

この写真の例では、三角形の中に、木を配置しています。

こちらは平面的三角構図(上)です。また三角の中に被写体を置かずに、背景線を三角にする立体三角構図(下)があります。

三角構図の決め方のコツは、天より地を少しだけ多めにすることです。それにより、写真に安定感が出て奥行きを感じられる一枚になります。

基本的なカメラ構図(6)<放射構図>

●放射構図

三角構図に似たカメラ構図の一つに「放射構図」があります。

こちらは先程の基本的な三角構図とは違い、中心に収束点を置く必要がありません。

収束点が遠ければ遠いほど奥行きをグッと感じる写真になります。

上の写真よりも、収束点が遠い下の写真の方が、奥行きが感じられませんか?

このカメラ構図は、広角カメラで撮影することにより、さらに奥行きを表現できる構図です。

基本的なカメラ構図(7)<トンネル構図>

●トンネル構図

テクニックを要する「トンネル構図」は、被写体の周りをトンネル状に囲んで、撮影するカメラ構図です。

こちらのカメラ構図も、カメラの水平を安定させて、撮影します。

その際に上の写真のように、トンネルの真ん中に被写体をおく方が、クローズアップの効果がアップします。

また、例ではトンネルですが、木々の真ん中や花の真ん中を通して、被写体を撮ったものも「トンネル構図」です。

基本的なカメラ構図(8)<対角線構図>

●対角線構図

「対角線構図」は、被写体を写真の対角線上に置いて撮影するカメラ構図です。

奥行きだけではなく、写真の躍動感も生まれる基本的なカメラ構図です。

カメラで撮影するにあたってコツを掴み写真の表現バリエーションを増やしましょう。

基本的なカメラ構図(9)<サンドイッチ構図>

●サンドイッチ構図

「サンドイッチ構図」は、被写体をサンドウィッチのように左右や上下で挟み込み、被写体をより強調して撮影する方法です。

基本的なカメラ構図(10)<額縁構図>

●額縁構図

「額縁構図」は、被写体を枠で囲ってカメラで撮影する方法です。

基本的にはかなり被写体が強調されるので、目立たせたい撮影の場合などにおすすめです。

例えば窓のフレームを入れて撮影するだけで額縁構図に値します。

基本的なカメラ構図(11)<視線誘導構図>

●視線誘導構図

他にも放射構図の応用としてテクニックを要する「視線誘導構図」があります。

放射構図は、収束点に向かって直線でまっすぐ伸びている基本のカメラ構図でしたが、視線誘導構図は必ずしも収束点への線が直線である必要はありません。

水平で平行でない線が収束点に集まっていることで、様々なストーリーを含ませた一枚になります。

そこでは、カメラを不自然にならないように、水平を保つ構図の決め方が、安定感を失わずに撮影ができるコツです。

基本的なカメラ構図(12)<フィボナッチ螺旋構図>

最後は、フィボナッチ螺旋構図。聴き慣れないけど、写真を見たら「あ〜なるほど」と思う構図です。この機会に覚えてしまいましょう。

●フィボナッチ螺旋構図

フィボナッチ螺旋構図とは、フィボナッチ数列を元にした基本構図のひとつです。

初心者には、ちょっとピンとこない言葉かもしれません。

でも、この数列はカメラ構図にも応用できるんです。

フィボナッチ数列とは、直前の数字を足した数が次の数字になっていく数列です。

最小単位「1」の大きさで作られた正方形からスタートします。直前の2つの数字を足して、足した数が次の数になるという法則なので、以下のように数字が並んで行きます。

 

1、1、2、3、5、8、13、21

「1」の正方形は1の大きさ、「2」の正方形は2の大きさで、数字の大きさに比例して正方形の大きさを変えていきます。

さらに、数字の小さい方から大きい方に向かって、曲線を繋ぎます。それが、フィボナッチ螺旋です。このフィボナッチ螺旋で作った基本構図内の、他の数と合わせた長方形は、すべて1:1.618。つまり黄金比率です。つまり、こんな図になります。↓

これをカメラのテクニックとして応用する際には、最初の「1」の部分に、一番目立つもの、伝えたい中心を持ってきます。

このフィボナッチ螺旋構図で撮られたのが、上の2枚の写真です。

最初のフィボナッチ螺旋図と写真を重ねて、分かりやすくしてみました。不思議と落ち着きがありませんか?それは、カメラ構図の決め方が黄金比率でできているから、です。

もう、これだけでテクニックがあるって感じになりませんか?初心者でも知っておくだけで、落ち着いたカメラ構図の写真が撮影できます。

ぜひ、この機会に覚えてしまいましょう。

カメラ構図だけで写真の表現力をアップさせる

カメラ構図の決め方には、アップで撮影する理由や引きの構図にする理由があることを理解できれば、初心者卒業です。

ここでは、写真の一例をお見せしましょう。

大空を飛び回る飛行機を撮影する場合

我々より遥かに大きい飛行機を撮影した場合は、アップで撮影すると、飛行機の存在感がより大きくなります。

ですが、カメラで飛行機だけをアップで撮影するのではなく、広角で空をいっぱい写したとしましょう。

すると先程の飛行機をしっかり目立たせた存在感あふれる写真ではなく、カメラ構図によって空や風景の壮大さが表現できます。

テクニックを上達させて、初心者とは一味違う、写真表現の幅をもたせましょう。

花や木々を迫力あるイメージで撮影する場合

花や葉をアップで撮影します。花の柔らかさを撮影するコツは、手前に被写体を大きくみせるカメラ構図にすることです。

背景がボケることによって、ふわっとした写真に仕上がります。

しかし、木々や花の生命力を感じる写真をカメラで撮影したい場合は、空に向かって枝や茎が伸びている写真を撮影することがベスト。

基本的に力強さを表現するためには、三角構図や放射構図で引いた構図で撮影します。

すると写真に高さが出て生命力の力強さが表現できるカメラ構図で撮影ができます。

被写体のストーリー性を持たせる場合

一見、初心者っぽい、日の丸構図も、被写体をカメラの画面いっぱいに収めると、被写体の細かな情報が写真一枚で表現できます。

さらに、カメラ構図に加えて、アングルを組み合わせたテクニックを用いれば、写真一枚で様々な表現ができるようになります。

放射構図や三分割法を使い、被写体の視線の先に空間を空けることで、被写体が持っているストーリーを演出します。

また被写体によって、あえて空間を作り出すことで、躍動感を生み出すこともできます。

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以上、カメラの基本構図12は、

(1)日の丸構図
(2)二分割法
(3)三分割法
(4)四分割法
(5)三角構図
(6)放射構図
(7)トンネル構図
(8)対角線構図
(9)サンドイッチ構図
(10)額縁構図
(11)視線誘導構図
(12)フィボナッチ螺旋構図

でした。

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!

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