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Adobe法人版には、個人版にはないメリットや特徴があります。

しかし、企業や組織の規模によって、法人契約版より個人版の方が、コストパフォーマンスが高い場合もあるので注意が必要。

そこで、今回の記事では、Adobe法人版のメリット、個人版との違いや選び方について、ご紹介します。

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Adobeの法人版とは?

Adobeの法人版とは、企業や複数人のグループまたは組織による共同作業に適したAdobe Creative Cloud(サブスクリプション型)のプランです。

教育機関も法人ですが、Adobeでは、教育機関向けには、専用のプランがあり、Adobe法人版は、ビジネス用途に企業や組織が法人契約したい場合に選ばれるプランです。

Adobe法人版の特徴

Adobe法人版では、ライセンス管理ツール「Admin Console」を使用できます。

Admin Consoleを使えば煩雑になる多人数のライセンス割り当てや再割り当てを一括管理することができ、混乱やトラブルを避けられるメリットがあります。

■Adobe法人版の特徴

・Adobe法人版専用のライセンス管理ツール「Admin Console」が使える
・個人版にはない高度なサポートが受けられる
・会社内に加え、会社をまたいだ使用者の入れ替えが可

編集部デザイナー
Admin Consoleって必要なんですか?
編集長
異動とか退職で、新たにライセンスを再割り当てするのに使う便利な機能なんだよ

ライセンスや使用者は会社内だけでなく、共同プロジェクトで作業する会社外の組織メンバーにも割り当てられる点もAdobe法人版の特徴です。

Adobe法人版には、事業規模に応じた2種類のプランがある

Adobe法人版は、企業や組織規模に応じて2種類のプランが用意されています。

組織規模に応じて選べる2種類のプランとは?
Adobe法人版対象エキスパートサポートサポート
グループ版中規模以下の企業や組織
(1~100人程度)
年2回まで
(1ライセンスにつき)
プレミアムサポート
エンタープライズ版中~大規模企業や組織
(約50人以上~)
無制限エンタープライスサポート

エンタープライズ版の方が、より大規模な組織向けであり、グループ版よりも高度なサポートが受けられて、エキスパートサポートも無制限です。

さらに、伝送データだけでなく保管データもエンタープライズ版では暗号化できます。(グループ版は伝送データのみ暗号化)

法人契約(グループ版)の価格やメリットは?

AdobeCC法人版は、ボリュームディスカウントやライセンス管理機能のメリットがあります。

たくさん、契約してくれたら、割引するよ。ということ

そのほかにも、個人向けとは別にサポートもつけてくれます。

ただ、残念ながら、個人向けが86,880円(税込)なのに、法人向けは129,360円(税込)と少し割高。

編集長
あれ?個人の方が安くない?
編集部ディレクター
そうなんです。サポート機能とか付くけど、ちょっと料金は割高に…。でもそれにはちゃんと理由があるんです

どうしても、料金の違いが目につくけど、価格が高いのには、ちゃんと理由があります。

法人プランが少し割高な理由は、10人以上いる中小企業とかなら、ライセンスを管理する機能は絶対必要で、それを提供してくれているから…です。

それと、100万円以上の契約になると、ボリュームディスカウントの交渉ができるようになります。

法人プランのメリットは?

✅ ライセンス管理システムが使える(従業員が多いときに便利)
✅ プレミアムサポートがある
✅ Adobe社が運営するSNS『Behance』への求人掲載が無料
✅ 1ユーザー(1TB)のストレージサービス付き
✅ ボリュームディスカウントがある(10ライセンス以上)

法人プランのデメリットは?

✅ 一契約あたりの価格が高いこと。

法人プランのデメリット1
法人プランのデメリット2

個人の方には、あまり関係ない法人プランだけど、ある程度の数を契約しないといけない法人には、必要なプランです。

Adobe法人版と個人版の違い

ここでは、Adobe法人版と個人版の違いをご紹介します。

法人版も個人版も、Adobeのアプリ自体に違いはないけど、サポートやクラウドストレージサービスに大きな違いがあります。

Adobeのプランライセンス所有者サポートクラウドストレージ容量
法人版法人
(企業や組織)
プレミアムサポートまたは
エンタープライスサポート
1TB
個人版個人カスタマーサポート100GB

Adobe法人版と個人版ではアプリの内容に差はないが、下記の違いがある
●個人版ではAdmin Consoleは使用できません。
●個人版のサポートは通常のカスタマーサポートのみ
●クラウドストレージ容量は、個人=100GB/法人版=1TBで大きな差がある

法人版と個人版の料金比較

個人版に比べると、Adobe CC法人版は料金が割高です。

これはサポートサービスの違いといって良いです。

一方で、法人版は、固定資産ではなく経費として扱えるので、節税対策にメリットがあります。

Adobeのプラン月額料金年間一括
法人版(グループ版)8,778円105,336円
個人版(コンプリートプラン6,248円72,336円

Adobe CC法人版の料金については、規模に応じてグループ版はオンラインと電話による見積り、エンタープライズ版は個別見積りが可能です。

編集長
個人版には見積もりはないよ

Adobe法人版と個人版のインストール数は?

Adobe法人版と個人版は、どちらも1つのライセンスで、インストールできるのは「2台まで」と違いはありません。が、法人版は2台同時に起動ができません。

Adobe CC法人版は1ライセンスで何台までインストールできる?

●個人版と同様に1ライセンスにつき「2台まで」インストールできる

●ただし、2台同時に起動はできず、一度に使用できるのは1台のみ

トラブル時にAdobe CCを3台以上インストールしたい場合の対処法

PCのトラブルで、Adobe CC法人版を3台目のPCで使用したいというケースが、まれに発生します。

この場合の対処法です。

1ライセンスでインストールできるのは、あくまでも2台まで、です。

なので、その場合には、ライセンス管理でトラブルのあったPCから、一旦ライセンスを外して、新たに使用したいPCにライセンスを再割り当てします。

また、常時3台以上のPCに、インストールしておきたい場合は、ライセンスの追加購入が必要です。

ちなみに、ライセンス数が10以上だと割引の対象になる

●Adobe CC法人版は、ライセンス数が10以上になると「VIPセレクト」という割引対象になる

●多人数の企業や組織向けのAdobe CC法人版は、組織規模が大きく、契約年数が3年などの長期になればなるほど、ボリュームディスカウントの対象になる

[ケース別]Adobe法人版と個人版の選び方

ケース別に分け、Adobe法人版と個人版の選び方について紹介します。結論からいうと、下記のようになります。

法人版と個人版の選び方は?
法人版

●100人以上の従業員がいる会社=法人エンタープライズ版

●従業員が50人以下=法人グルーブ版

個人版

●少人数企業=Adobe個人版

100人以上の従業員がいる中規模または大企業の場合

従業員数が100人以上の中規模または大企業の場合は、法人エンタープライズ版が最適です。

10ライセンス以上をまとめて3年契約すれば「VIPセレクト」でコストダウンが図れます。

従業員数50人以下の中小企業の場合

従業員数50人以下の中小企業の場合は、法人版のグループ版がおすすめです。

Adobe法人版は、Creative Cloudの強力なアプリ群を使用でき、クリエイティブだけでなくビジネスツールとも連携して円滑な業務をサポートします。

少人数のスタートアップや個人事業主の場合

Adobeのプラン選びで難しいのは、スタートアップのような少人数企業です。

社外メンバーとの共同作業が多いケースでは、Adobe法人版のメリットを感じられます。が、それ以外は、どうしてもコストの高さがデメリットです。

Adobe法人版の疑問を解決

最後は、Adobe法人版に関する気になる疑問について解決しましょう。

個人版から法人版に切り替えられる?
できます。
(1)Adobe個人版から法人版に切り替えるには、まず個人版と契約している状態で法人版を購入します。
(2)次に、個人版のAdobe IDに法人版の招待が届き「グループ版に加入し個人版を解約する」という内容の項目を選択して承認すると切り替え完了です。
(3)Adobe法人版への切り替えで個人版の解約料が発生する場合は、Adobeのカスタマーサポートに連絡して法人版の購入と切り替えの旨を伝えてください。
Adobe CCのライセンス追加するには?
Adobe CC法人版のライセンスを追加したい場合は、Admin Consoleから行います。
Admin Consoleのトップページから「さらに購入」をクリックすると、ライセンスの追加購入が可能です。
Adobeを安く法人契約する方法はあるか?
Adobe個人版は、コンプリートプラン付きの通信講座に申し込むことで、格安の学生プランが適用されます。しかし、Adobe法人版では、このように安く購入する方法はありません。

ただ、Adobeには、Adobe Partner Connectionリセラープログラムがあります。

パートナーシップを結ぶ販売店でも法人契約が行えます。販売パートナーは3段階に分けられ、最上位のプラチナリセラーには、大塚商会、モリサワ、フジゼロックス、キャノン、SOLENET、TOOなど有名企業の名が並んでいます。

販売パートナー各社は、独自にキャンペーンや割引サービスも行っているため、Adobeを法人契約する際には販売パートナーから購入すると安くなるケースもあります。

Adobe法人版のメリットとは?まとめ

Adobe法人版のメリットから、個人版との違いや選び方についても解説しました。

まとめると

Adobe法人版とは?

Adobe法人版とは、企業や複数人のグループまたは組織による共同作業に適したAdobe Creative Cloud(サブスクリプション型)のプランのこと

Adobe法人の特徴は?

●Adobe法人版専用のライセンス管理ツールが使える
●個人版にはない高度なサポートが受けられる
●会社内に加え、会社をまたいだ使用者の入れ替えが可

組織規模に応じて選べる2種類のプランとは?
Adobe法人版対象エキスパートサポートサポート
グループ版中規模以下の企業や組織
(1~100人程度)
年2回まで
(1ライセンスにつき)
プレミアムサポート
エンタープライズ版中~大規模企業や組織
(約50人以上~)
無制限エンタープライスサポート
法人プランのメリットは?

✅ ライセンス管理システムが使える(従業員が多いときに便利)
✅ プレミアムサポートがある
✅ Adobe社が運営するSNS『Behance』への求人掲載が無料
✅ 1ユーザー(1TB)のストレージサービス付き
✅ ボリュームディスカウントがある(10ライセンス以上)

法人プランのデメリットは?

✅ 一契約あたりの価格が高いこと。

法人プランのデメリット1
法人プランのデメリット2
Adobe法人版と個人版の違いは?

Adobe法人版と個人版ではアプリの内容に差はないが、下記の違いがある
●個人版ではAdmin Consoleは使用できません。
●個人版のサポートは通常のカスタマーサポートのみ
●クラウドストレージ容量は、個人=100GB/法人版=1TBで大きな差がある

料金の違いは?
Adobeのプラン月額料金年間一括
法人版(グループ版)8,778円105,336円
個人版(コンプリートプラン)6,248円72,336円
ライセンス数が10以上だと割引の対象

●ライセンス数が10以上になると「VIPセレクト」割引対象になる。

●組織規模が大きく、契約年数が3年などの長期の場合は、ボリュームディスカウントの対象

法人版と個人版の選び方は?
法人版

●100人以上の従業員がいる会社=法人エンタープライズ版

●従業員が50人以下=法人グルーブ版

個人版

●少人数企業=Adobe個人版

でした。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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