カメラアングルを覚えて『いいね』と言われる写真を撮ろう!

「いいねと言われる写真のカメラアングルを覚えよう!
この『カメラアングル』の記事で解決できる悩み
  • 撮影の基本を知りたい
  • どんなアングルがあるのか?種類は?
  • どんなときにどんなアングルを使うと効果的か?
編集長
VideoLab編集部です。
今回は上記のお悩みを解決する記事です!

というわけで、今回は、カメラアングルの特集記事です。とりあえず撮影するだけじゃ物足りなくなって、さらにレベルアップしたいカメラ好きなあなたに、読むだけで覚えられるカメラの基本をお伝えします。

どうぞ最後までご高覧ください。

執筆者:専門性についての表記
目次

写真は『カメラアングル』 ×『ショットサイズ』 ×『ポジション』

写真撮影は、今回ご紹介する『アングル』のほか『ショット』『ポジション』があります。

さらに、基本構図を組み合わせることで、さまざまな表現が可能になります。

カメラアングル ×6
  • 俯瞰(ふかん)
  • ハイアングル
  • 目の高さ
  • 腰の高さ(標準)
  • ローアングル
  • 仰角(ぎょうかく)
ショットサイズ×3
  • ロングショット
  • ミドルショット
  • アップショット
ポジション×2
  • ハイポジション
  • ローポジション

プラス17の『カメラ構図』

>> カメラの構図17種(基本14+応用3)を解説(写真付き)

1.6つのカメラアングルを覚えよう

カメラアングルは、カメラの高さの位置を変えて撮影するテクニックです。

先にお伝えした『ショットサイズ』や『ポジション』『構図』の種類とともに、組み合わせて考えると楽しさが倍増します。

ここでは、カメラアングルの6つの基本をご紹介します。

カメラアングル|6つの基本

上の図に示した通り、カメラアングルには、基本的なアングルが6つあります。

①俯瞰(ふかん)
②ハイアングル
③目の高さ
④腰の高さ(標準)
⑤ローアングル
⑥仰角(ぎょうかく)

CANON公式サイト|アングル(あんぐる)

一つずつ見ていきましょう。

カメラアングル①俯瞰(ふかん)

俯瞰は、ほぼ真上から狙ったアングルです。そのため、風景全体を写したり、その場の状況をわかりやすく説明できるアングルです。

俯瞰は、ショットと合わせて、アップで撮ったり、引いて撮ったりすることで、さまざまな表現が可能です。ショットについては、次の章で詳しく解説します。

カメラアングル①俯瞰1
カメラアングル①俯瞰2
カメラアングル①俯瞰3

カメラアングル②ハイアングル

ハイアングルは、目線より高い位置からのアングルです。俯瞰ほど高い位置からではありませんが、状況を説明するのに適したアングルです。

カメラアングル②ハイアングル1
カメラアングル②ハイアングル2
カメラアングル②ハイアングル3

カメラアングル③目の高さ

3つ目のアングルは目の高さです。アップの標準的なアングルとして使われます。

カメラアングル③目の高さ1
カメラアングル③目の高さ2
カメラアングル③目の高さ3

カメラアングル④腰の高さ(標準)

4つ目のカメラアングルは、腰の高さからのアングルです。全身を写す際の標準アングルです。

ただし、人物だけに限ったわけではなく、風景や商品を写す際にも、目線より少し低い位置からのアングルだと覚えておきましょう。

俯瞰やハイアングルよりも少し詳細な情報を写すことになります。

カメラアングル④全身の標準1
カメラアングル④全身の標準2
カメラアングル④全身の標準3

カメラアングル⑤ローアングル

カメラアングルの5つ目は、ローアングルです。下から見上げたショットになります。普段、見ないアングルなので、インパクトが強い印象です。

カメラアングル⑤ローアングル1
カメラアングル⑤ローアングル2
カメラアングル⑤ローアングル3

カメラアングル⑥仰角(ぎょうかく)

最後は仰角です。ローアングルよりもさらに下からのショットです。まるで自分が見下ろされている感じの圧迫感だったり、覗き見をしているようなもあります。

ローアングルもそうでしたが、普段は見慣れない印象なので、その分インパクトのある写真になります。

カメラアングル⑥仰角1
カメラアングル⑥仰角2
カメラアングル⑥仰角3

カメラアングルで違う写真表現

それぞれのカメラアングルには、違う写真表現が備わります。

たとえば、ローアングルは、動きのある動的な表現力に長けた撮り方です。

ローアングルショットは、遠近感も加わって、迫力あるショットになることが多いです。

カメラアングルで写真の表現力が変わる

人物以外を被写体にする場合には、目の高さ(アップショット)の位置が、標準的なカメラアングルです。

逆に人物が被写体の場合、目の高さではなく、腰の高さが標準的なアングルになるのが基本です。

2.ショットサイズ3種

カメラアングル|ショットサイズ3種

次に、ショットサイズの3つおさえておきましょう。ショットサイズとは、引きの画やアップを使い分ける際に使います。

大きく3つに分けてご紹介します。

ショットサイズ

<1>ロングショット
<2>アップショット
<3>ミドルショット

ショットは、目的や用途別に、アングルと組み合わせることで、使い分けていきます。

<1>ロングショットとは

ロングショットとは

遠くから被写体を撮影した写真です。たとえばドローンのカメラで空撮などもそうですが、遠景で被写体を広く撮影する撮り方です。いわゆる引きのショットです。

このショットは、全体が写り込む構図は、客観的な要素が多くなります。逆に主観的な説明には弱くなるのが想像できると思います。

ロングショットは、アングルによっても多少印象が違いますが、全体を写していることもあり、基本的には、状況を説明するのに適したショットで、全体的にのんびりした感じの写真になります。

<2>アップショットとは?

アップショットとは?

被写体に対して、カメラを寄り気味の構図で大きくとらえたショットがアップショットです。

さらに部分的に被写体に寄ったものが、クローズアップ、さらに近づいて撮影されたものが、ビッグクローズアップまでがあります。

アップショットは、どのアングルであっても、被写体を細部まで見ることができます。

そのため、ロングショットとは対照的に、質感や形、色などがわかりやすく表現されて、客観性というよりも具体的なショットの写真になります。

<3>ミドルショットとは?

ミドルショットとは?

ミドルショットは、カメラを被写体に対して、ロングとアップの中間で捉えた基本ショットのひとつです。

安心感のある説明的なショットなので、初心者のうちは多用しても問題ありません。なによりも写真撮影を楽しむことが大切だからです。

しかし、表現面で見た場合、ロングショットはもっと客観的だし、アップショットは主観的な表現です。

それに比べるとミドルショットは、やや中途半端な表現になりがちです。

ミドルショットは、基本的で一番撮りやすい構図である反面、劇的な一枚にはなりづらいと覚えておきましょう。

<3-1>人物撮影で、ミドルショットはさらに細分化

人物撮影で、ミドルショットはさらに細分化

ミドルショットには、風景写真のミドルと、人物撮影のミドルの2つがあります。

ここでは人物撮影時のミドルショットをさらに細分化した、撮り方を解説します。

人物撮影のミドルショット
  • フルショット=頭から足先までとさらにその周りに余白があるショット
  • フルフィギュア=頭から足先までのショット
  • ニーショット=頭から膝までのショット
  • ウエストショット=頭からウエストまでのショット
  • バストショット=頭から胸の下までのショット
  • バストアップ=頭から胸の上までのショット

↓この先はアップショットになる

3.カメラの基本ポジション ×2種

カメラアングルとともに、ショットについてもお伝えしたので、さらにもう一方進んで、ポジションについても学んでおきましょう。

カメラのポジションとは、カメラを構える高さのことです。

[1]ハイポジションとローポジション

カメラアングル|ハイポジションとローポジション

写真撮影時、通常、カメラを目の高さに置いて、ファインダーなどを覗いて撮影します。

なので、普通に立って撮影した場合、目の高さをアイポジション(アイレベル)といいます。

それを踏まえて、下記のように定義されます。

●高い位置にカメラを構えた場合には、ハイポジション
●低い位置にカメラを構えた場合には、ローポジション

[2] 間違いやすいカメラアングル(角度)とポジション(高さ)

間違いやすいカメラアングル(角度)とポジション(高さ)

ここで間違えてしまいやすいのが、アングルとポジションについてです。混同しやすいので、ここはしっかりと覚えておきましょう。

アングルとは、カメラの角度のことです。

●アングル=カメラの角度
●ポジション=カメラの高さ

よく低く構えた位置からの写真の構図をローアングルだと思ってしまいますが、そうではありません。カメラを低い位置で構えたとしても、カメラが地面と水平であれば、それは、ローポジションです。決してローアングルではありません。

同様に高いカメラの位置からの撮り方であっても、カメラが地面と水平であれば、それはハイポジションです。決してハイアングルではありません。

適切なカメラアングルとショット+ポジションで表現力UP

ここまで読んできたら、あなたは、もう初心者卒業です。

ここからは、これまで学んできた、アングルや構図、ポジションなどを使って、どのように写真の撮り方を使い分けると良いのか?

そのヒントについてお話しします。

【1】カメラアングルとショット+ポジションを組み合わせる

カメラアングルとショット+ポジションをを組み合わせる

写真表現を考えた場合、ここまでお話ししてきた

カメラアングル+の組み合わせ
  • アングル(カメラの角度)
  • ショット(被写体をアップ/ミドル/ロング)
  • ポジション(カメラの高さ)

を組み合わせると、写真の表現に幅が出てきます。

普段は、目の高さでのポジションが多い人でも、意識して、建物やビルを下からローアングルで撮影すると、容易に大きさを表現できます。

また、花を撮影するときも、ローポジションで空と花を一緒に写し込むことで、これまでと違うイメージで撮影できることがわかります。

【2】写真の撮り方を5W1Hで考えてみる

カメラアングル|写真の撮り方を5W1Hで考えてみる

写真の撮り方は自由です。なので、初心者のうちは、楽しむことが一番です。

でも、写真を撮影することに加えて、さらに表現力を加えたい、という向上心が出てきたら、そのときは基本を押さえて、上達を目指しましょう。

ここでは、写真を5W1Hで考えて、構図とアングルの決め方を考えてみましょう。

たとえばロングショットで、目の高さのカメラアングルなら、When(いつ)Where(どこで)を表現しやすいでしょう。

逆に、ロングショットで、Who(誰が)What(何を)を表現するのは難しいと思いませんか?全体が写っている構図になると、どれがテーマかわからないからです。

アップショットは、When(いつ)Where(どこで)を表現しづらいけど、具体的な説明が可能です。Who(誰が)What(何を)Why(なぜ)については、とても分かりやすいですよね?

【3】種類を組み合わせよう

カメラアングル|種類を組み合わせよう

同じロングショットをハイアングルで撮影すると、ロングショットを目の高さ(アップショット)で撮るよりも、同じ客観的をもったショットであると同時に、少し、写真に威圧感を与えることができます。

また、飛行機をモチーフにしたアップショットでもアイレベルで普通に撮影するよりも、ローアングルで、空を一緒に写す撮り方をすると、スケールの大きな写真が撮影できます。

このように、構図とカメラのアングルを組み合わせた、基本のテクニックを押さえておくことで、何をどう表現したいのか?応用につながってきます。

カメラアングル|まとめ

初心者のうちは、ただ楽しく撮影するだけで十分です。

でも、人に見せることを意識した場合には「何を伝えたいか?」を常に考えることが上達のコツです。

被写体のテーマをどうしたら一番伝わるのか?構図の種類や、ここでご紹介した、ショット、ポジション、アングルを上手に選択して、いいねと言われる写真撮影ができるように意識しましょう。

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!

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