Canonの一眼レフは、動画撮影にも向いているのか?
写真撮影に定評の高いCanonの一眼レフ「EOS」は、動画撮影にもおすすめです。
また、Canonの一眼レフは、4K動画の撮影もできます。
今回の記事では、動画撮影もできるCanonの一眼レフカメラをご紹介します。
Canonの一眼レフの動画撮影の特長は?

写真撮影だけでなく動画撮影もきれいにできる。また、使いやすかったりする理由があります。それは、Canon独自の開発技術。さらにカスタマーのことを考えた商品を提供してくれているからでしょう。
この章では、動画撮影にも使えるCanonの一眼レフの特長をご紹介します。
Canonの一眼レフの動画撮影の特徴① バリアングルモニター
Canonの一眼レフが、他社よりも動画撮影に向いている良い点。それは、バリアングルモニターによるところが大きいでしょう。
バリアングルモニターとは、液晶モニターをさまざまな方向に向ける機能です。ハイアングル、地面すれすれのローアングル、など撮影しやすくなる機能です。

またバリアングルモニターがあるため、自撮りも撮りやすくなるわけです。
特に動画撮影者には、SNSやYouTubeに動画をあげたい人も多いでしょう。
自分の顔を一眼レフできれいに撮影できるのもEOSの特長です。
Canonの一眼レフの動画撮影の特徴② AF(オートフォーカス)が早い
Canonの一眼レフの特徴に、AFの性能の良さがあります。
AFとはカメラを被写体に向けたときに、自動でピントを合わせてくれる機能です。
スマートフォンで撮影したときも自動ピントを合わせてくれますよね?

その自動でピントを合わせる速度がとにかく早い。それが、Canonの一眼レフの特長です。
それも、Canonの一眼レフが動画撮影にも向いている理由の一つです。
たとえば、スポーツ撮影のカメラマンは、Canonの一眼レフ使用が多いです。それは、このAF性能への信頼でもあります。動きの速いスポーツのも対応しているのです。
また、動画サーボAFというAFを素早く合わせる機能も付いています。動きのスポーツや動物などをメインに撮影したいという人には、特におすすめですね。
Canonの一眼レフの動画撮影の特徴③ 華やかな色合い

Canonの一眼レフカメラはプロのカメラマンの多くが使用しています。
その理由の一つとも言えるのが、華やかな色合いを表現できることです。とくに、人を撮影する場合は特に向いているとも言われています。
もちろん、プロだけはなく、初心者でもきれいな動画を撮影しやすいと言えます。
Canonの一眼レフの動画撮影の特徴④ クリエイティブフィルター

初心者が、簡単にきれいな映像や面白い映像を撮影したいなら、フィルターが大切。Canonの一眼レフには、さまざまな演出ができるフィルターがあります。
Canonの一眼レフには、初心者向けのエントリーモデルも数多くあります。また、豊富な種類のカメラフィルターも入っています。
Canonの一眼レフの動画撮影の特徴⑤ ビデオスナップ機能

ビデオスナップ機能により簡単におしゃれなVLOG風な映像を作ることも可能です。
この機能は、短い時間で撮影した動画をアルバム内で自動につなげてくれるものです。一眼レフ内でおしゃれなショートムービーを作ることができるのです。
SNSやYouTubeに動画をあげたい人に、おすすめの機能です。
Canonの一眼レフで動画撮影|選ぶポイントは?
動画撮影をメインに考えるなら、どのCanonの一眼レフカメラが良いのでしょうか?
EOSには多くの種類が出ています。どれを購入しようか迷うとは思います。なので、比較するべきポイントを3つに絞って紹介します。
比較ポイント❶ おすすめはフレームレートが高いもの
Canonの一眼レフに限らず、動画の撮影では、フレームレートをチェックします。
動画は静止画を高速に流すことで、動いているように見えます。まさにパラパラ漫画のような原理で動画はできているのです。
そしてフレームレートとは、1秒間に何枚の静止画を撮影するかということです。

フレームレートの単位は fps を使います。たとえば、60fps なら、1秒間に60枚の静止画が撮影されます。
つまりフレームレートが 120fps と高かった場合は、滑らかな動きになります。スマートフォンやデジカメのビデオ撮影や、テレビの映像などは 30fps が通常です。
しかし、スローモーションにするとカクカクとした映像になってしまいます。そのため、スローを動画に使いたいという人はフレームレートが高い方が良いでしょう。
比較ポイント❷ 手ブレ補正がついているもの

Canonの一眼レフでの動画撮影なら、手ブレ補正機能は必須です。
そして動画を撮影するなら手ブレ補正は必須とも呼べます。撮影時に最新の注意を払っていても、必ず手ブレは発生します。
そのため手ブレ補正機能が備わっている一眼レフカメラを購入するようにしましょう。
また、覚えておきたい補正は2つ。「ボディ内手ブレ補正」と「レンズ内手ブレ補正」です。この両方の手ブレ補正を組み合わせることで、手ブレに強い動画撮影を目指します。
比較ポイント❸ 一眼レフカメラの特徴は意外と重いこと

Canonの一眼レフでも、動画撮影では、機能だけを見るのはNGです。動画撮影では、同じよう重さも大切です。やはり、1kgを超えるカメラは、写真撮影でも重いと感じます。
動画の場合は、長時間カメラを向けることもあります。なので、重いものだと撮影するのに苦労することもあるでしょ
そして持っているのが辛くなると手ブレにつながります。そのため自分の力で、長時間持っても大丈夫と思えるカメラを選ぶことが重要です。
比較ポイント❹ 一眼レフカメラで4Kが動画撮影できるもの

4Kは、フルハイビジョンの4倍の画素数。そのため、とても鮮明な写真や動画を撮影することができます。
Canonの一眼レフも4Kで動画撮影できるものが多いです。
新しく販売されているカメラのほとんどに4Kがついています。が、少し古い型になるとついていない場合もあります。そのため、購入の際は念のため、確認しておきましょう。
比較ポイント❺ センサーサイズが大きいもの

一眼レフカメラは画質が良いというイメージがありでしょう。これはセンサーサイズの違いによります。
センサーサイズが大きいと光や色などの情報を多く取り込むことができます。つまり高画質になります。一眼レフ特有のボケ感はこのセンサーサイズが大きいために撮影できるものです。
そして、Canonの一眼レフでの動画EOSには、2種類のセンサーがあります。「フルサイズ」と「APS-Cサイズ」です。
「APS-Cサイズ」は「フルサイズ」の40%程度しかありません。そのため、フルサイズの方が鮮明にボケ感のある撮影が可能です。もちろんフルサイズを搭載したカメラは少し高額になります。
動画にもおすすめのCanonの一眼レフ6選!

動画撮影におすすめのCANONの一眼レフを6つご紹介します。
もちろんですが、写真撮影も可能ですし、きれいに撮れるものばかりです。
エントリーモデルからハイスペックなものまでそろえてみました。
①Canon EOS Kiss X10i(エントリー)
Canonの一眼レフEOSには、エントリーモデルがラインナップされています。それが、Kissシリーズです。
このKissシリーズの中で、最上位機種となるのがX10iです。
X10iはX10を土台としています。そのため、中位機種に匹敵するほどの性能が追加されています。
Canonの一眼レフで動画撮影候補の一つです。
価格は、X10の方が安いです。さらにカラーバリエーションが3種類ある点もX10iとの違いです。
また、X10iの重量は、515g程度。それに対し、X10は約449gと軽量になっています。
エントリーモデルには、プレミアムモデルとして9000D(4K非対応)もあります。が、現在はX10i(4K対応)の方がハイスペックです。
②Canon EOS Kiss M(エントリーモデル)
今回ご紹介する中で、唯一のミラーレスカメラがEOS Kiss Mです。
一眼レフカメラは、反射鏡を用いて被写体を写しています。
一方で、ミラーレスカメラは反射鏡を用いず、液晶に被写体を写しています。
それが一眼レフカメラとの違いです。
ミラーレスカメラは反射鏡がない分だけ、一眼レフよりも軽量です。(EOS Kiss Mの本体は約390g)。
もし、Canonの一眼レフが重く、動画撮影に不安という方がいれば、おすすめです。
ミラーレスカメラは一眼レフカメラと同じようにレンズ交換もできます。そのため、コンパクトデジカメからのステップアップに適しています。
③Canon EOS 6D MarkⅡ(ミドルクラス)
Canon EOS 6D MarkⅡは、35mmのフルサイズセンサーを搭載しています。
フルサイズ一眼レフカメラですが、Canonではエントリーモデルの位置づけ。
同じくフルサイズ一眼レフのエントリーモデルには、5D MarkⅣがあります。
6D MarkⅡとの比較では、5D MarkⅣの方がハイスペックです。10万円程度価格も高い一方で、小型軽量(本体約685g)です。フルサイズ一眼レフでも可搬性に優れているメリットがあります。
スペック面でも6D MarkⅡはミドルクラスからハイアマチュア。中級者以上の動画撮影におすすめの一眼レフカメラです。
④Canon EOS 90D(ミドルクラス)
Canon EOS 90Dは、80Dの後継機として2019年に発売されました。
同じレベルの価格帯には、6D MarkⅡ(2017年発売)があります。
センサーサイズは6D MarkⅡはフルサイズ。それに対し、90DはAPS-Cです。
しかし他の面では、90Dは約3,250万画素で映像エンジンにDIGIC8採用。6D MarkⅡよりもスペックは上です。
さらに、90Dはシャッタースピードも速く、AFも優れています。そのため、動きの速い動画撮影に適しています。
もし、フルサイズにこだわらないなら、より軽量モデルの90Dを選ぶのも良いです。(本体約619g)
⑤Canon EOS 5D MarkⅣ(ハイアマチュア)
Canon EOS 5D MarkⅣは、Canonではハイアマチュアモデルです。
ただし、ハイアマチュアでも、ミドルクラスより上位。上級者向け一眼レフです。
そのため、プロの中にはハイアマチュアモデルを好んで使用される方もいます。
5D MarkⅣは35mmフルサイズセンサーを搭載。6D MarkⅡに比べ全体的にスペックは優れています。
5Ds/5Ds Rというモデルもあります。が、こちらは同じフルサイズでもより高画質に特化している点が特徴です。
5D MarkⅣは、5Ds/5Ds Rと比較して、バランスの良い一眼レフ。
機種名 | 内容 |
---|---|
5Ds/5Ds R | 同じフルサイズでもより高画質に特化している |
5D MarkⅣ | バランス型のフルサイズ一眼レフカメラ |
また、5D MarkⅣは、Canon EOS RやM6 MarkⅡと価格帯が近いです。

EOS RとM6 MarkⅡは、フルサイズのミラーレスカメラ。5D MarkⅣはフルサイズの一眼レフカメラという点が大きな違いです。
⑥Canon EOS-1D X MarkⅢ(プロモデル)
EOS-1D X MarkⅢは、Canonの一眼レフで、最上位機種になります。
フルサイズセンサー搭載で、4Kにも対応。あらゆる機能が盛り込まれたプロ向けの一眼レフです。
動画撮影も、高画質かつハイクオリティに行えます。
高機能な分だけ、EOS-1D X MarkⅢは、見た目もサイズが大きい。高重量(本体約1.44kg)なため可搬性は少し犠牲になっています。
加えて、最上位機種なので、価格も約70万円。他機種に比べて大変高価な一眼レフカメラです。
Canonの一眼レフ(EOS)は動画撮影にも向いてる?まとめ

Canonの一眼レフカメラなら、動画も美しく撮影することができます。
特に自撮りができるバリアングルモニターは、自撮りを配信に役立ちます。また初心者には嬉しいビデオスナップ機能が付いているのがポイントです。
最後に、6つの一眼レフカメラを紹介しました。が、どのカメラにも、メリットデメリットがあります。
まず、あなたがどのような動画を撮影したいのか?が、カメラ選びの上で、一番大事なポイントです。
>> 【動画性能】オリンパスの一眼レフカメラは動画撮影にも向いてる?
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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