一眼レフで撮影をしていると、どうしても気になる「手振れ」。動画撮影で、手振れは避けて通ることはできません。
そこで活躍するのが、今回、ご紹介するジンバル・スタビライザーです。
まずは、以下の動画を見てみてください。スタビライザーの有無で全く違う動画が撮影できることがわかります。
では、様々な種類がある中、どのように適切なジンバルを選んだらよいのでしょう?
今回の記事では、一眼レフ・ミラーレス一眼用のジンバル・スタビライザーについて調査しました。これから、購入を考えている方の参考になると嬉しいです。
(↓iPhone・スマホ用スタビライザー・ジンバルならこちらの記事もオススメ)
目次
一眼レフ・ミラーレス用ジンバルおすすめ7選(一覧表)
まずは、一眼レフ・ミラーレス用ジンバルのおすすめ7選を一覧表でご紹介します。
商品名 | Amazonレビュー (2024.3.6現在) | |
---|---|---|
① DJI RS 3 |
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830個の評価 |
② ZHIYUN |
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289個の評価 |
③ MOZA |
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559個の評価 |
④ FeiyuTech |
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183個の評価 |
⑤ DJI |
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507個の評価 |
⑥ MOZA |
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61個の評価 |
⑦ FeiyuTech |
|
38個の評価 |
一眼レフ・ミラーレス用ジンバルの選び方は?
ジンバルを使えば手ブレのない、滑らかな映像が撮れることはお分り頂けたと思います。
この節では、ジンバルを選ぶ際に考慮すべきポイントをご紹介します。
一眼レフでクオリティの高い映像を撮るにはジンバルは必須アイテムです。数あるジンバルからあなたに最適なものを選べるよう、ここで紹介する各項目を参考にしてみてください。
②カメラの重さ(耐荷重)
③3軸構成がおすすめ
一眼レフ・ミラーレス用ジンバルの選び方:①形状の違い
ジンバルの形状は主に、片手で持てるハンドヘルド型と本体を吊り下げる形で両手や体全体を使って撮影するボディマウント型があります。
ほとんどの方はハンドヘルド型を使っていますが、より本格的な映像を撮りたい場合は、ボディマウント型がよいでしょう。
一眼レフ・ミラーレス用ジンバルの選び方:②カメラの重さ(耐荷重)
ジンバルは、カメラの重心のバランスを取りながら、映像を平衡に保っています。
ジンバルには、三脚などと同じように、それぞれ最大積載量(耐荷重)があります。耐荷重に合わない装置につけてしまうと、ジンバルとしての機能を果たさないだけでなく、最悪故障してしまいます。
本体やカメラ、マイク等の機材の総重量が、それを超えないように注意しましょう。
一眼レフ・ミラーレス用ジンバルの選び方:③3軸構成がおすすめ
ジンバルの構造には2軸と3軸の構成があります。
2軸は、ティルト(垂直・上下)とロール(回転)の2方向対応しています。しかし、これだと左右の動きを吸収できず、手振れの軽減に限界があります。
そこで、おすすめは3軸ジンバル。ティルトとロールの2軸に加えて、さらにパン(水平・左右)の軸が加わります。
これにより、手振れの補正はかなり高性能になり、走りながらの撮影など、動きのあるカメラワークもカバーできるようになります。
主な一眼レフ・ミラーレス用ジンバルのメーカー比較
一眼レフ・ミラーレス用のジンバルを作っているメーカーをご紹介します。
●Feiyu Tech
●ZHIYUN
それぞれを詳しく見てみましょう。
ドローンの会社として知られているDJIは、ジンバルメーカーとしても存在感があります。
DJIのジンバルのシリーズはOsmoとRoninの2種類。Osmoはアクションカメラやモバイルなどの小型機材、そしてRoninは一眼レフやミラーレスでも利用できるプロ向けのシリーズです。
特にRoninシリーズは世界中にファンが多く、カメラマンは誰もが憧れるメーカーです。
Feiyu Techはジンバル専門の中国メーカーで、業界で初めて3軸手持ちシンバルの開発に成功した企業です。
持ちジンバルの種類の豊富さはどのメーカーにも負けません。
DJIに比べるとプロフェッショナル向けの製品は少ないですが、アマチュアからセミプロレベル向けの製品をそろえており、モバイル向けのラインナップが豊富もこのメーカーの特徴です。
中国のスタビライザー専門メーカー。上記二社よりも、比較的価格が安いのが特徴です。
商品のラインナップも多く、この中でも比較的若い会社ですが、近年急成長をしており、注目のジンバルメーカーです。
ZHIYUNもFeiyu Tech同様、比較的モバイルやアクションカメラ向けの商品が多きメーカーで、技術力は高く、コスパの良い製品がそろっています。
ドローンの開発から生まれた高性能ジンバル
上記の3社とも、もとはドローンの会社でした。
DJIは今でもドローンで有名ですが、ドローン業界の競争は厳しく、そのドローンの開発に欠かせないスタビライザーの機能を極めたのが、Feiyu TechとZHIYUNの2社です。
モバイル向け製品の多い2社ですが、技術力はDJIに劣らないレベルで、繊細かつ高性能なジンバルを取り扱っています。
一眼レフ・ミラーレス用ジンバルおすすめ7選
おすすめの一眼レフ・ミラーレス用のジンバルをご紹介します。
今回は、手振れを極限まで減らし、プロ顔負けの滑らかな映像を撮ることのできる3軸構成のジンバル・スタビライザーをご紹介します。
② ZHIYUN CRANE M3
③ MOZA AirCoss 3 Pro
④ FeiyuTech SCORP-C
⑤ DJI RSC 2
⑥ MOZA Mini-P MAX
⑦ FeiyuTech G6 Max
ひとつずつ、ご紹介します。
① DJI RS 3 Mini
横向き撮影の場合は重量850g、縦向き撮影時の重量は795gで、片手での操作でも優れた映像撮影が可能。 また、ショルダーバッグにすっぽり収まるコンパクトサイズです。 新設計の2層式クイックリリースプレートで流行りの縦向き撮影に対応。 クイックリリースプレートを垂直アームに取り付けることで、追加アクセサリーを使わず手軽に縦向き撮影が可能にしました。 ジンバル操作を全て片手で操作できるため、よりブレが少なく安定した撮影が可能な点が、うれしいポイント!
DJI RS 3 Miniのメリット
●従来のシリーズに比べて、かなりコンパクトになっているので鞄の中にすんなり入る DJI RS 3 Miniのデメリット
●積載重量が2kgなため、カメラとレンズの組み合わせによっては使用できない |
② ZHIYUN CRANE M3
充電しながらの利用も可能なので、充電切れになってしまっても、モバイルバッテリーなどで充電しながら使用できる点がうれしいポイント!
ZHIYUN CRANE M3のメリット
●調整が可能なライトがついているため、夜間の撮影にもジンバルのみで対応できる ZHIYUN CRANE M3のデメリット
●カメラの耐重量が公式に発表されていないため、公式の組み合わせ表を見るしかない |
③ MOZA AirCoss 3 Pro
フォルダブルデザインを採用。従来ジンバルの 20時間連続使用可能で、1日中の撮影も問題がないのが、うれしいポイント! MOZA Aircross3のメリット
●撮影の状況に応じてモードを変更できるので、様々なシチュエーションに対応できる MOZA Aircross3のデメリット
●フォルダブルデザインのモードによってはディスプレイが操作しづらい |
④ FeiyuTech SCORP-C
SCORPシリーズのコスパ重視のモデル。 チルトハンドル、インテグレーテッドハンギングハンドルを採用して、縦位置や横位置でも撮影者に負担をかけることなく撮影できます。 急速充電が可能で1.6時間でフル充電、13時間駆動を実現。 重心位置を記録するメモリースライダーやアルカスイス互換のあるクイックプレートとかさ上げ用もあって、扱いやすい点がうれしいポイント! FeiyuTech SCORP-Cのメリット
●チルトハンドル、インテグレーテッドハンギングハンドルがあるので、ローアングルや旋回撮影がやりやすい FeiyuTech SCORP-Cのデメリット
●各モードを変更するのに、毎回押す必要がある |
⑤ DJI RSC 2
従来のDJI Roninシリーズからデザインを一新して、携帯性の高い折り畳み設計になっています。 ポートレートモードで縦向きでの撮影が可能。 ブリーフケースモードというジンバルのメインアームを緩め、カメラを前方に向けたままぶら下げるようにジンバルを持つことができます。 RavenEye映像伝送システムがあり、カメラとジンバルを接続すると、Wi-Fiでスマホと連動できるので、外部モニターとして使用も可能な点がうれしいポイント! DJI RSC 2のメリット
●積載重量が多いため、大きいレンズを装着でき、使用できる機材のバリエーションが多い DJI RSC 2のデメリット
●ロックモードボタンがグリップにあるため、一脚などを使用しながらの撮影が難しい |
⑥ MOZA Mini-P MAX
ミラーレスカメラからスマートフォンまで幅広い機器に対応。 最長20時間の稼働するバッテリーで、充電切れの心配が少ないです。 Lブラケット上にクランプが設けられ、機材の着脱を素早くできて、かつLブラケットの固定位置を変えることで、縦位置にも対応できます。 アルカスイス互換のクイックシュー を採用で、さまざまな機種にも対応できることと、なにより重量が約700gと比較的軽い点が、うれしいポイント! MOZA Mini-P MAXのメリット
●撮影時の軸の動きが滑らかでワークがきれい MOZA Mini-P MAXのデメリット
●軸ロックが若干甘くガタツク。完全にロックするには、ロールが他の部分と干渉してしまう created by Rinker
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⑦ FeiyuTech G6 Max
MOZA Mini-Pは、ミラーレス、コンデジからスマホまで搭載可能なジンバル。 各軸にロック機能があり、持ち運びに便利です。 クリックリリースできるプレートでカメラの着脱が簡単。 カメラと接続することで、ズームやフォーカスなど調節ができるマジックリングを採用しています。 FeiyuTech G6 Maxのメリット
●同じクラスのジンバルの中ではモーターパワーが強い FeiyuTech G6 Maxのデメリット
●カメラプレートの接続が弱い、また専用のもので互換性がない
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一眼レフ・ミラーレス用ジンバルおすすめ7選・まとめ
今回は、初めてジンバルを使ってみたいという方向けに、使いやすい三軸ハンドヘルド型ものをおすすめしました。
まとめると
②カメラの重さ(耐荷重)
③3軸構成がおすすめ
●Feiyu Tech
●ZHIYUN
② ZHIYUN CRANE M3
③ MOZA Aircross3
④ FeiyuTech SCORP-C
⑤ DJI RSC 2
⑥ MOZA Mini-P MAX
⑦ FeiyuTech G6 Max
一眼レフやミラーレスで動きのある動画を撮影しようと思うと、避けては通れない「手振れ」。
ジンバル導入で、プロ顔負けの滑らかな動画を撮影してみましょう。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!