Final Cut ProとPremiere Proの違いは?特徴や料金も

Final Cut ProとPremiere Proの違い【動画編集ソフト比較】特徴や料金も
Final Cut ProとPremiere Proの違い|で解決できる悩み
  • Final Cut ProとPremiere Proの機能を比較
  • それぞれのソフトの特徴
  • それぞれのソフトの価格
  • メリットデメリット

VideoLab編集部です。
今回は上記のお悩みを解決する記事です!

というわけで、今回は、Final Cut ProとPremiere Proの違いについて、です。

正直、どちらのソフトも動画編集ソフトとして、両巨塔と呼べる存在。相撲に例えたら、東の横綱と西の横綱、です。

なので、逆に、どっちのソフトを使ったら良いのか?悩んでいる人っていますよね?どちらを選んでも間違いのないソフトではあるけど、やはり違いもあります。

なので、最後まで読んでもらって、どっちを買うか?の参考にしてもらえたら嬉しいです。

どうぞ最後までご高覧ください。

執筆者:専門性についての表記
目次

Final Cut ProとPremiere Proの違い|特徴と機能

Final Cut ProとPremiere Proの違い|特徴と機能

まずは、概要を一覧表示してみました。

Final Cut ProPremiere Pro
購入タイプ買い切りタイプ定額制
システム対応Mac専用WindowsとMacに対応
ユーザーフレンドリー直感的でシンプル数値を入れて調整する機能
編集機能プロレベルの編集も可能プロフェッショナルな編集機能
拡張性Apple系のプラグインAdobe CCとの連携

どちらも、2つのソフトは、世界中で利用されている動画編集ソフト。

正直、どちらも非常にパワフルだし、どちらを選んでも間違いなし、ではあります。

が、それでも、Final Cut ProとPremiere Proには違いがあります。

(1)Final Cut Proの特徴と強み
(2)Premiere Proの特徴と強み
(3)Final Cut ProとPremiere Proの違い|機能面

それでは、どんな特徴と強み違いがあるのか?を見てみましょう。

(1)Final Cut Proの特徴と強み

Final Cut Proの特徴と強み

最初に、Final Cut Pro。こちらは、Appleユーザーにとってお馴染みの動画編集ソフト。

Mac向けに最適化されていて、高速でスムーズなパフォーマンスを発揮します。

とくにMagnetic Timeline機能は、クリップの整理と編集を直感的です。一度使うと手放せなくなると多くのユーザーから評価されています。

また、360度VR編集。高度な色補正ツール。HDRサポートなどの先進機能も搭載しています。

(2)Premiere Proの特徴と強み

Premiere Proの特徴と強み

一方のPremiere Proは、Adobe社の動画編集ソフト。

こちらは、WindowsPとMacの両方で利用可能。幅広いフォーマットとコーデックをサポート。映像制作のプロフェッショナルから厚く信頼されています。

Adobe Creative Cloudの一部として提供されてソフトです。そのため、After EffectsやPhotoshopなどとも互換性があります。

(3)Final Cut ProとPremiere Proの違い|機能面

機能面での違い

Final Cut Proも、Macベースですが、別のソフトで作った動画ファイルもOK。一定のフォーマットに対応しており、拡張子の変換なしで編集できます。

さらに、Final Cut Proは、編集ツールも強力です。それは、Magnetic Timelineという強力な機能。逆に、プレミアプロは、伝統的なトラックベースのタイムラインを採用しています。

Final Cut Pro

●Motion
●Compressor
などのApple製のソフトウェアと連携

Premiere Pro

●After Effects
●Photoshop
などのAdobe CC製品と連携

また、プレミアプロは、アフターやフォトショなどのAdobe製品と連携可能。

一方で、Final Cut Proも同様です。同じ、Apple社のMotionやCompressorと連携します。

Final Cut Proのメリットとデメリット

Final Cut ProとPremiere Proの違い|メリットとデメリット

つぎに、Final Cut ProとPremiere Proの違いです。まずは、Final Cut Proのメリットとデメリットです。

Final Cut Proは、そのユーザビリティとパフォーマンスの評価が高いです。特に、Appleユーザーにとっては魅力的な選択肢です。

①Final Cut Proのメリット:ユーザビリティとパフォーマンス
②Final Cut Proのデメリット:プラットフォームとコラボ制限
③Final Cut Proを選ぶべきユーザーは?

しかし、一方でいくつかの制限も存在しています。それぞれ見ていきましょう。

①Final Cut Proのメリット:ユーザビリティとパフォーマンス

Final Cut Proのメリット:ユーザビリティとパフォーマンス

まず、Final Cut Proの最大のメリットは、その使いやすさと高いパフォーマンス。

そして、直感的な操作性とシンプルなユーザーインターフェース。初心者でも簡単に編集作業できます。

また、Final Cut Proのマグネティックタイムライン機能。こちらはクリップを自動的に整列。誤ってクリップを上書きするのを防いでくれる機能があります。

②Final Cut Proのデメリット:プラットフォームとコラボ制限

Final Cut Proのメリット:ユーザビリティとパフォーマンス

しかし、Final Cut ProとPremiere Proの大きな違いがあります。それは、Final Cut ProはMac専用ソフトなこと。そのため、Windowsユーザーには利用できないのが、悲しいところ。

また、クラウドベースの共有やコラボレーション機能。これについては、Premiere Proほど洗練されていない印象です。

③Final Cut Proを選ぶべきユーザーは?

Final Cut Proを選ぶべきユーザーは?
項目内容
使っているメインのOSMacをメインに使用するユーザー
ユーザビリティとパフォーマンス直感的なユーザビリティと高速なパフォーマンスを求めるユーザー
コラボレーション個々のプロジェクトに主に集中しているユーザー
他のソフトウェアとの連携Apple製品エコシステムを活用しているユーザー

やはり、Final Cut Proは、Macユーザーにこそオススメ。

Final Cut Proは、MacにバンドルされているiMovieの上位互換的ソフトだから、です。

初心者でも使いやすいインターフェイスは、Macならではのもの。そして操作も直感的。ただし、クロスプラットフォームの共有やチームでのコラボレーションの場合。その際は、他のソフトウェアを検討する必要もあります。

Premiere Proのメリットとデメリット

Premiere Proのメリットとデメリット

つぎに、Final Cut ProとPremiere Pro、その違いとしてんこの章では、プレミアプロのメリットデメリットを見てみましょう。

Premiere Proは、機能性。クロスプラットフォームの柔軟性。共同作業の容易さ。で、多くのプロに支持されています。

しかし、ちょっと取っ付きにくいインターフェイス。そのせいか、覚えるのに一定時間が必要です。

❶Premiere Proのメリット:柔軟性とコラボレーションの機能
❷Premiere Proのデメリット:学習曲線とパフォーマンス
❸Premiere Proを選ぶべきユーザーは?

ただし、信頼性と普及率で一日の長があるPremiere Pro。もう少し、くわしく見ていきましょう。

❶Premiere Proのメリット:柔軟性とコラボレーションの機能

Premiere Proのメリット:柔軟性とコラボレーションの機能

Premiere Proの最大のメリット。それは、その高度な機能です。

また、プレミアプロには、プラットフォーム制限はありません。MacとWindowsどちらでも利用可能です。さらにフォトショやアフターなどのAdobe製品との連携ができます。

また、複数人での共同作業を容易にする機能もあります。

❷Premiere Proのデメリット:学習曲線とパフォーマンス

Premiere Proのデメリット:学習曲線とパフォーマンス

Premiere Proは、高度な機能を提供する一方、学習に時間がかかります。

また、初心者にとって、インターフェースが複雑に感じます。

さらに、Final Cut Proと比較して動作速度が遅いと感じるユーザーもいます。

❸Premiere Proを選ぶべきユーザーは?

Premiere Proを選ぶべきユーザーは?
項目内容
使っているメインのOSMacとWindowsを使い分けているユーザー
ユーザビリティとパフォーマンス柔軟性と詳細な設定を求めるユーザー
コラボレーション複数人での共同作業を頻繁に行うユーザー
他のソフトウェアとの連携Adobe製品エコシステムを活用しているユーザー

Premiere Proは、ひとつのプロジェクトを共同作業をする場合。会社などでよくあるシチュエーションに向いています。

また、フォトショやアフターと連携して、動画編集するユーザーにもオススメです。

そんな理由から、法人で使っている場合が多い印象です。

Final Cut ProとPremiere Proの違い|料金とコスパ

Final Cut ProとPremiere Proの違い|料金とコスパ

Final Cut ProとPremiere Proの違い。今度は、料金とコストパフォーマンスに注目します。

<1>Final Cut Proの買い切り版という価値
<2>Premiere Proのサブスクとしての価値
<3>Final Cut ProとPremiere Proの違い|コスパは?

Final Cut Proは、買い切り。一方で、Premiere Proは、サブスクリプション制。

編集長

なので、Premiere Proを使うなら、ずっとお金がかかります(苦笑)

編集部ディレクター

Adobe税とか呼ばれちゃってますもんね

料金月額一括(年)
Final Cut Pro--50,000円
Premiere Pro3,280円〜34,680円
Adobe コンプリートプラン7,780円〜86,880円

<1>Final Cut Proの買い切り版という価値

Final Cut Proの買い切り版という価値

Final Cut ProとPremiere Proの大きな違い。支払い方法もその一つです。

まず、Final Cut Proは、一度の購入で永久利用できる『買い切り版』です。

買い切り版のメリットは、継続的な費用が発生しないこと。つまり、予算の負担が少ないです。

また、その購入価格には、大量のサウンドエフェクト、テンプレート、プラグインが含まれています。また、その購入価格には、大量のサウンドエフェクト、テンプレート、プラグイン。などが、すべて含まれています。そのため、追加コストなしに高品質な編集が可能です。追加コストなしに高品質な編集が可能です。

<2>Premiere Proのサブスクとしての価値

Premiere Proのサブスクとしての価値

一方で、Premiere Proの料金は、月額または年額のサブスクリプションです。

毎年、お金がかかるのはイヤです。でも、常に最新機能を使えるアップデートがあるメリットは大きいです。

さらに、Adobeの他のアプリケーションと連携が深いです。そのため、その価格は多機能性と便利さを反映していると言っていいでしょう。

<3>Final Cut ProとPremiere Proの違い|コスパは?

Final Cut ProとPremiere Proの費用対効果は?

もしも、Premiere Proを単体で使う。ということなら、買切り版のFinal Cut Proの方がオススメです。

なぜなら、Premiere Proのサブスク年間料金。それだけでFinal Cut Proが、買えてしまうから、です。

ただ、Premiere Pro以外のソフトも使いたい。という希望があれば、Premiere Proは選択肢になります。

さらに、年々機能はバージョンアップします。サブスクのPremiere Proには、常に最新機能を提供してくれるメリットがあります。

Final Cut ProとPremiere Proの違い|あなたに最適なのは?

Final Cut ProとPremiere Proの違い|あなたに最適なのは?

それでは、Final Cut ProとPremiere Pro、どちらがユーザーにとって最適か?

それは、使用目的、スキルレベル。さらには特定の業界や作業の要件によるところが大きいです。

検討内容Final Cut ProPremiere Pro
予算を極力減らしたい×
常に新しい機能が欲しい×
Photoshopなどでサムネイルも作りたい
直感的に分かりやすい方が良い
○○歴何年という肩書きが欲しい
スキルレベルが初心者
将来的にはレベルアップを目指している
映画を作りたい

【1】初心者に最適なのは?

初心者に最適なのは?

Final Cut ProとPremiere Proの違い。そのなかでも使い勝手は、いちばんと言っていい大事なポイント。初心者にとっては、まずは取っ付きやすいことが大前提だから、です。

実際に、最初につまづいたら、どうでしょう?もう動画編集に興味がなくなってしまうかも、、です。

ただし、その点、Final Cut Proは、さすがApple製品!直感的なインターフェースとシンプルな操作性が抜群です。正直、ものすごく分かりやすく、そして使いやすい、です。

【2】プロフェッショナルを目指すなら?

プロフェッショナルを目指すなら?

Final Cut ProとPremiere Proの違い。プロ向きなのは、やはりプレミアプロでしょう。そして業界標準でもあります。

使っている人が多いせいもありますが、一番大きいのは、Adobe製品との連動性です。

たとえば

サムネイル作りなら

Photoshopと連携しやすい

モーショングラフィック作りには

After Effectsと連携しやすい

など、ソフト単体ではできないことをやりやすい。それが、Adobe製品であるPremiere Proの特徴です。

ここでは、例として、2Dモーショングラフィックをお見せします。この動画を作ったのは、アフターエフェクトという動画編集ソフトです。実写じゃない映像を作るのが得意なAdobeソフトです。

2Dインフォグラフィック動画:例

このように、Premiere Proだと、Adobe製品と連携がしやすいです。つまり、動画のクオリティが上がりやすいのです。

【3】特定の業界での傾向は?

特定の業界での傾向は?

特定の業界や作業によっても、どちらを選ぶか?が変わります。

例えば、テレビ業界や映画業界ではPremiere Proの使用が多いです。

一方、個人クリエイターや短編映画制作者は、Final Cut Pro。をそれぞれ好む人が多いです。

ソフト使う人が多い業界
Final Cut Proを使う人が多いのは?個人クリエイター|短編映画制作者
Premiere Proを使う人が多いのは?テレビ業界|映画業界

2つのソフトを、使う目的に応じて選ぶのも一つの考え方です。

Final Cut ProPremiere Pro 比較|あなたの選び方は?

Final Cut ProPremiere Pro 比較|あなたの選び方は?

自分に合った動画編集ソフトの選び方。、動画編集の目的、技術的なスキル、そして予算に大きく依存します。

ここでは、2つのソフトを選ぶガイドラインを提供します。

[1]動画編集ソフト選びのポイント
[2]どちらが自分のニーズに合っているかのチェックリスト
[3]Final Cut ProとPremiere Proの無料体験版の試し方

[1]動画編集ソフト選びのポイント

動画編集ソフト選びのポイント

動画編集ソフトを選ぶ際には、価格はもちろんだけど、何をしたいか?で選ぶこと、です。

たとえば、YouTubeで、簡単にカット編集をするだけ。であれば、今回の2つのソフト以外にもたくさんの選択肢があります。

自分は何をしたいのか?将来的なニーズを満たすことができるのはどちらか?がポイントになります。

[2]どちらが自分のニーズに合っているかのチェックリスト

どちらが自分のニーズに合っているかのチェックリスト
Final Cut ProPremiere Pro
OSで選ぶMacがメインMacとWindowsどちらもOK
使いやすさ直感的詳細な数値設定ができる
他との連携個人プロジェクトが多いチーム作業するユーザー
ソフトウェアの拡張性Apple製品Adobe CC

どちらのソフトがいいのか?簡単な表にまとめてみました。

[3]Final Cut ProとPremiere Proの無料体験版の試し方

さらに、自分のニーズに合ったソフトウェアを見つけるためには、使ってみるのが一番。

ありがたい事に、どちらのソフトも、ともに無料で使える試用期間が設けられています。

もし、あなたがMacユーザー。なら、どちらのソフトも試すことができますね。

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Final Cut ProとPremiere Proの違い|まとめ

Final Cut ProとPremiere Proの違い|まとめ

今回は、人気動画編集ソフト。Final Cut ProとPremiere Proの2つを比較しました。どちらも人気のあるソフト。そして、どちらにも良さがあります。ぜひ自分にあった動画編集ソフトを利用してみてください。

この記事が少しでも動画編集ソフト選びの参考になれば嬉しいです。

>> プロが使用している動画編集ソフトおすすめ7選【最新版】

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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