一眼レフを購入して、動画撮影を始めて、楽しくなってきた頃に欲しくなる機材が三脚です。
手振れを防ぐだけでなく、構図を固定するメリットがあるのは当然。そして、重たい照明やマイクを付け始めると、手録りだけでは限界があります。となると、欲しくなるのが三脚。やはり、初心者から上級者になるためには、三脚は必須アイテムともいえます。
でも、そんな大切な三脚だからこそ、選び方にもポイントがあります。決して安い買い物ではないし、あとで「しまった!」と後悔しないためにも、情報は少しでも多い方が間違いない!
ということで、今回の記事では、一眼レフの動画撮影時の三脚の選び方と、おすすめの三脚10選と題して、お伝えします。
一眼レフでの動画撮影に使う三脚|おすすめ三脚10選・一覧表
まずは一覧表です。
①NEEWER 184cmカメラ三脚
②Manfrotto Elementトラベル三脚
③K&F Concept D254C1+GH-28L
④K&F Concept A255C2+BH-35L
⑤JOILCAN H75
⑥soonpho sp30 カメラ三脚
⑦Velbon ファミリー三脚 EX-440
⑧Neewer SAB234三脚
⑨UBeesize 170cm 三脚
⑩Regetek ビデオカメラ三脚システム
それぞれの製品の紹介は、このあとの章でお伝えします。
一眼レフでの動画撮影に使う三脚|選ぶポイントは?
三脚を選ぶ際は、自分の撮影スタイルに合わせた選択が重要です。このセクションでは、一眼レフでの動画撮影のための三脚選びのポイントを解説します。
まずは、三脚を選ぶポイントを3つにまとめてみました。
<1>雲台の種類を理解する|撮影目的に合った選び方
<2>着脱が楽なものを選ぶ|ネジ式 vs クイックシュー式?
<3>耐荷重で選ぶ|安定性が重要な理由
<4>素材で選ぶ|重さが違うカーボン製とアルミ製
<5>ロック方式で選ぶ|高さ調整のしやすさを重視
<6>一眼レフでの動画撮影に使う三脚|有名メーカーで選ぶ
ひとつずつ、お伝えします。
<1>雲台の種類を理解する|撮影目的に合った選び方
最初に覚えておきたいのは、カメラを載せる部分。これを『雲台』と言います。
雲台には3つの種類があるよ
- 3WAY雲台
- 自由雲台
- 2WAY雲台(ビデオ雲台)
一眼レフを使って何を撮るのか?によって、選ぶ雲台が変わってきます。
動画を中心に撮りたいときは、ビデオ雲台の三脚で、商品を撮るから3WAYの三脚でとか、撮影の用途別に、何台も三脚を持てる予算があったら、それに越したことはありません(笑)。が、そうでもないときは、注意が必要です。
雲台種類 | 特徴 |
---|---|
3WAY雲台 | 3WAY雲台は、水平・垂直・斜めに個別に調整が可能な雲台です。 それぞれの方向に動かせるメリット。ですが、それは、1方向ずつロックしないといけないデメリットでもあります。そのため、操作を面倒に感じる人もいます。ただ、その反面、ロックを緩めた方向にした雲台が動かないため、構図を作りやすいという特徴もあります。 ------------------- 被写体の動きが少なく、じっくりと構図を決めて撮影したい『自然の風景』や『建築物』『商品画像』の撮影に向いている雲台です。 |
自由雲台 | 自由雲台は、内部に備えたボール状の部品を使います。1つの固定用ノブをゆるめると、あらゆる角度に雲台が動かして、同じく一つのノブで固定ができる雲台です。 位置調整がシームレスなので、固定用ノブを緩めたまま、カメラをもったまま構図を決められます。また一つのノブで固定できるため、構図を素早く決められるというメリットもあります。 ------------------- 3WAY雲台に比べるとロックをするハンドルが少なく、レバーが邪魔だと感じることもないので、携帯性にも優れた雲台です。 |
2WAY雲台 | 2WAY雲台は、別名でビデオ雲台と呼ばれる雲台です。垂直と水平の2方向に調整できます。 動画撮影では、横方向へカメラを動かしながらの撮影(通称=パン)や、縦方向へカメラを動かしながらの撮影(通称=ティルト)が多いです。そうした撮影が滑らかに行えるという特徴があります。 ------------------- その一方で、カメラの方向を縦位置に構えたりできないのが、ほかの3WAY雲台や自由雲台との違いです。(ビデオカメラを縦にして撮っているって見たことないですよね?) |
<2>着脱が楽なものを選ぶ|ネジ式 vs クイックシュー式?
カメラを雲台に固定する方法には、2種類の方法があります。
ねじ式とクイックシュー式だよ
ねじ式は、取り付け時にネジを回して止めます。一度取り付けたら、そのままの状態で、撮影します。ずっと三脚で撮影できる場合は、そのままで問題ありません。
逆にデメリットは、三脚への取り付け&取り外しが頻繁こと。
なのでちょっと面倒な面もあります。
クイックシュー式は、カメラの装着に専用プレートを使います。
カメラの底にプレートを付けておけば、カチャっとワンタッチで装着が可能。カメラの取り付け、取り外しがとっても楽。
特に動画撮影で、取り外しが頻繁な場合は、クイックシュー対応が便利です。
<3>耐荷重で選ぶ|安定性が重要な理由
一眼レフの動画撮影に使う三脚の選び方。三つ目のポイントは耐荷重です。耐荷重とは、三脚が支えられる最大のカメラ重量のことです。これを無視して三脚を選ぶと、カメラが不安定になります。
また、転倒によるカメラの故障リスクも高まります。
結論から言うと、耐荷重は、搭載する総重量の3倍の耐荷重を目安
当然、耐荷重が十分なら、大型レンズを装着した一眼レフでも安定して固定できます。一方で、耐荷重を下回る三脚を使うと、カメラが揺れたり、倒れる恐れがあります。
特に屋外撮影では、風や振動に耐えられる三脚が必要です。
安定性を作る項目 | 安定の条件 |
---|---|
段数 | 4段よりも3段が安定性が高い |
パイプ径 | より太いものが上部。目安は28mm。上段の太さよりも最下段の太さが重要 |
材質 | 同じ重さならアルミよりもカーボンが丈夫 |
たとえば、耐荷重が10kg以上のモデル。それなら、フルサイズ一眼レフと望遠レンズを装着しても安定します。
<4>素材で選ぶ|重さが違うカーボン製とアルミ製
つぎに、素材の違いです。こちらも、一眼レフでの動画撮影に使う三脚を選ぶポイントの一つです。
三脚に使われる素材は、2種類。カーボン製とアルミ製です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
素材 | 特徴 |
---|---|
カーボン製 | カーボン製三脚は、軽いのが特徴。かつ高い耐久性も備えています。そのため、長時間の持ち運びが必要なロケ撮影や、山岳地帯での撮影に適しています。さらに、振動吸収性が高いため、安定した撮影が求められる場合にも最適です。ただし、価格はアルミ製に比べて高めになります。 |
アルミ製 | 一方、アルミ製三脚は価格が手頃。コスパが優れています。重量がありますが、その分、風の強い屋外でも安定感が得られるのが特徴です。初心者やコストを重視するユーザーには、まずアルミ製を試すことがおすすめです。ただし、持ち運び時にはやや重さを感じる場合があります。 |
どちらの素材を選ぶ?
それでは、選ぶ際は、どうすれば良いのか?それは、撮影スタイルに応じて正解です。
たとえば、軽量性を重視する旅行撮影やアウトドア撮影ならカーボン製。
一方、スタジオや比較的固定された場所での撮影が多い場合は、コストと安定性を兼ね備えたアルミ製
がそれぞれ適しています。
<5>ロック方式で選ぶ|高さ調整のしやすさを重視
一眼レフでの動画撮影に使う三脚選びでは、ロック方式の違いも大切です。このロック方式で、撮影中のストレスが変わります。たとえば、高さ調整の快適さが違うから、です。
この三脚のロック方式には、下記、2つの種類があります。
ロック方式 | 特徴 |
---|---|
レバー式 | レバー式ロックは、三脚の脚を簡単に固定したり調整したりできるタイプです。操作が直感的で、初心者でも扱いやすいのが特徴です。撮影現場で素早く高さを変えたい場合には、レバー式ロックが特に適しています。 |
ツイスト式 | ツイスト式ロックは、脚を回転させて固定するタイプです。この方式はレバー式よりもスリムなデザインにできるため、持ち運び時にコンパクトになるのが利点です。ただし、ロックを開閉するのに少し時間がかかることがあります。 |
どちらのロック方式を選ぶ?
どちらのロック方式を選ぶか?は、撮影スタイルや個人の好みによります。
- スポーツイベントや動きの速い撮影では、素早く操作できるレバー式
- 風景撮影や長時間の撮影では、スリムで見た目がスッキリするツイスト式
が使いやすいです。
<6>一眼レフでの動画撮影に使う三脚|有名メーカーで選ぶ
じつは、三脚にも有名なメーカーがあります。こちらは「ブランド力を持っているメーカーを知りたい!」という人向けです。
60年以上の歴史をもつ日本の老舗メーカー。
写真用三脚の輸出専業としてスタートし、エントリーレベルで、比較的安価な三脚を扱うメーカーです。その一方、海外でもともて人気があります。
高い機能性とデザイン性でアマチュアからプロまで幅広いファンを持つイタリアの三脚メーカー。
三脚のみでなく、撮影サポート機材を廉価版からプロ仕様のものまで扱うメーカーです。
ビデオ三脚専門の国内撮影機器メーカー。テレビ局などのプロも安心して使っています。
三脚で始まった会社で、現在は、機能性や耐久性、軽量化などで世界でも高い支持を受けています。
そのほか、プロ憧れのドイツの三脚メーカー『ザハトラー』も有名です
Sachtlerの三脚は、高価格帯の製品が多いです。もともと映画カメラマンであったヴェンデリン・ザハトラーが始めた会社です。60年以上、動画用の三脚専門。現在は、映画やテレビ業界で、世界トップクラスのシェアを誇っています。
一眼レフでの動画撮影におすすめの三脚10選!
この章では、いよいよ一眼レフでの動画撮影に使う三脚おすすめ10選をご紹介します。
①NEEWER 184cmカメラ三脚
②Manfrotto Elementトラベル三脚
③K&F Concept D254C1+GH-28L
④K&F Concept A255C2+BH-35L
⑤JOILCAN H75
⑥soonpho sp30 カメラ三脚
⑦Velbon ファミリー三脚 EX-440
⑧Neewer SAB234三脚
⑨UBeesize 170cm 三脚
⑩Regetek ビデオカメラ三脚システム
それでは、一つずつ、ご紹介しましょう。
① NEEWER 184cmカメラ三脚
耐荷重性と柔軟性を兼ね備えた三脚
こちらは、高い耐荷重性と柔軟性を備えた優れた三脚です。
マグネシウム、アルミニウム、金属の素材を使用し、頑丈な構造を実現しています。
一眼レフでの動画撮影に使う三脚として、最大15kgの耐荷重。そのため、安定性と安全性を提供します。
NEEWER 184cmカメラ三脚一脚は、脚の角度を柔軟に調節できます。そのため、でこぼこの地面やステップ、石などの環境でも安定して使用することができます。
さらに、付属のフックを使用してサンドバッグや重い物を吊り下げることで、安定性を高めることができます。
ユーザーの声のなかには、一部、脚の調整が硬くなることがあり、使いづらさを感じることがあるという意見がありました。ただし、その他の機能や安定性については満足しているとの声もあります。また、初期不良の報告もありましたが、迅速な対応によりユーザーは重宝しているとコメントしています。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
184 | 65cm | パノラマ雲台 ボール雲台 | 15kg | 1.71kg | 4段アルミ |
② Manfrotto 三脚 Elementトラベル三脚
軽量でコンパクトなトラベル三脚
Manfrotto 三脚 Elementトラベル三脚は、軽量でコンパクトな設計が特徴のトラベル三脚。
アルミニウム製ですが、自重はわずか1.05キログラムと非常に軽量。
それでも、最大で4kgの重量を支える耐荷重性を持っています。
さらに、開脚セレクターを使用すれば、簡単に開脚角度を3段階に調整することができます。
一部のユーザーからは、伸ばした状態では剛性感が落ちると指摘されていますが、その分機動性が高く、総合的な利便性とコストパフォーマンスの良さが評価されている三脚です。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
143 | 36cm | ボール雲台 | 4kg | 1.05kg | 5段アルミ |
③ K&F Concept D254C1+GH-28L
折りたたみ可能なカーボンファイバー三脚
こちらは、カーボン製の軽量折りたたみ三脚。
アルミニウム三脚に比べて20%〜30%も軽く、重量はわずか1.35kgと軽量設計です。
折りたたみサイズは、41cmとコンパクト。専用の収納ポーチも付属しており、持ち運びに便利なトラベル三脚として活躍します。
こちらの三脚は、ユーザーの声で、機材の安定性が十分。軽量さが持ち運びに便利。と評価されていました。
セミナーや講演時にはノートパソコンの保持台としても使用されており、安定性と品質に満足している声もあります。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
160 | 41cm | パノラマ雲台 ボール雲台 | 10kg | 1.35kg | 4段カーボン |
④ K&F Concept A255C2+BH-35L
軽量でコンパクトなカーボン三脚
こちらも軽量でコンパクトな特殊な形状の三脚です。
素材はカーボン。なので耐久性もあり、かつ軽量な設計です。折りたたみ時のサイズはわずか49cmで、重量は1.3kgです。
特殊な形状の中心軸設計により、携帯性を維持しながら高い撮影オプションを提供します。
ユーザーの声では、旅行に持ち運びやすく、軽量ながらも安定感があると評価されています。
ユーザーの声では、カーボン製の本体や専用のバッグも好評であり、一眼レフカメラの固定力も高く満足度が高いとの意見もあります。
また、耐荷重が25kgは、安定感バツグン。プロでも使える性能。コスパの良さが評価できます。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
156 | 49cm | パノラマ雲台 ボール雲台 | 15kg | 1.3kg | 5段カーボン |
⑤JOILCAN H75
高さ調節が可能な頑丈なカメラ三脚
軽量で頑丈な特殊な形状の三脚です。
こちらも素材は、カーボンファイバー。やはり、耐久性があり、そして軽量です。また、折りたたみ時のサイズはわずか49cmで、重量は1.3kgです。
特殊な形状の中心軸設計により、携帯性を維持しながら高い撮影オプションを提供します。
ユーザーの声では、調節可能なサイズと高さが好評であり、YouTube動画制作や撮影に便利に活用されています。さらに、頑丈さと安定性についても高い評価があります。
さらに、スマホの位置調整や必要な角度への移動も柔軟で、多様な撮影ニーズに対応しています。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
190 | 60cm | ボール雲台 | 5kg | 1.3kg | 4段アルミ |
⑥soonpho sp30 カメラ三脚
軽量かつ多機能なアルミニウム製三脚
soonpho sp30 カメラ三脚は、多機能な特徴を備えたアルミニウム製の三脚です。
ブラックカラーのデザインで、スマートな外観を持ちます。
さまざまなデバイスに対応しており、スマホからミラーレスカメラ、一眼レフまで幅広い用途で使用できます。
ユーザーからは、ボールヘッドの自由雲台や脚部の展開固定機能について好意的な評価があります。
また、しっかりとした造りやアルカスイス互換の雲台部など、高い品質が評価されています。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
159 | 43cm | ボール雲台 | 8kg | 1.52kg | 4段アルミ |
⑦Velbon ファミリー三脚 EX-440
軽量コンパクトなアルミニウム製三脚
Velbon(ベルボン)から登場したEX-440は、かんたん操作のファミリー三脚。
アルミニウム製ですが、軽量。それでも、しっかりとした安定性を備えています。
最大高は、153センチメートル。広範な高さ調節が可能で、様々なシーンに対応します。
ユーザーからは、組み立てや操作の簡単さ、高い剛性、そして驚きのコストパフォーマンスが高く評価されています。
一眼レフカメラを使用するアマチュアフォトグラファー。家族での撮影に最適な三脚です。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
153 | 44.5cm | パノラマ雲台 ボール雲台 | 1kg | 1.18kg | 4段アルミ |
⑧Neewer SAB234
軽量で実用的な三脚
Neewer SAB234三脚は、軽量で実用的な特徴を備えたカメラ三脚です。
4段レバー式とセンターコラムにより、高さを調節することができます。
さらに、360度回転可能なクイックリリースプレートを備えた3ウエイ回転雲台が付属しており、自在な撮影角度を実現できます。
ユーザーからは、Neewer SAB234三脚の軽さと実用性が評価されています。
ただし、一部の声では雲台の動きが重く、微妙な調整が難しいとの意見もありました。
初めての三脚として手軽に使えるコスパの良い製品として、カメラを始める方にはおすすめです。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
142 | 47cm | パノラマ雲台 ボール雲台 | 4kg | 1.24kg | 4段アルミ |
⑨UBeesize 170cm 三脚
軽量で多機能が魅力
素材はアルミですが、軽量。さらに多機能な特徴を持つカメラ・スマホ用の三脚です。
最大荷重は5.5kgまで設置可能。カメラやスマートフォンなど、さまざまなデバイスに対応しています。
家族旅行やアウトドアでの撮影、ビデオ撮影やライブ配信など、さまざまなシーンで活躍することができます。
ユーザーからは、UBeesize 170cm 三脚の使い勝手の良さが評価されています。
ただし、一部のお客様からはリモコンの使用予定がないため、星3つとの評価もありました。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
170 | 51cm | パノラマ雲台 ボール雲台 | 5.5kg | 1.39kg | 4段アルミ |
⑩Manfrotto Befree Advanced Carbon
軽量コンパクトでも本格派
この三脚は、軽量で持ち運びやすいカーボンファイバー製の三脚です。
重量は約1.25kgと非常に軽量ながら、最大耐荷重は8kgを誇り、一眼レフカメラや大型レンズを装着した状態でも安定して使用できます。
また、折りたたむと約41cmというコンパクトサイズになるため、旅行やアウトドアでの撮影にも最適です。
新型のボール雲台搭載で、滑らかなパンやティルト操作が可能。ほかにも、フリクションコントロールやパンロック機能を備えているため、プロ仕様の映像制作にも対応します。ロック方式にはツイストロックが採用。デザインもスリムでスタイリッシュです。
一方で、ツイストロックは操作にやや時間がかかります。そのため、素早いセットアップを求める撮影シーンには工夫が必要かもしれません。
それでも、軽量性と安定性、そして高い携帯性。ポイントをおさえた、おすすめモデルです。
高さ(cm) | 商品サイズ | 雲台 | 耐荷重 | 重量 | 段数・素材 |
150 | 41cm | ボール雲台 | 8kg | 1.25kg | 4段カーボン |
一眼レフでの動画撮影に使う三脚|基本的な使い方
三脚を購入したら、次に、三脚の使い方の基本を学びましょう。
この章では、初心者でも簡単にできる三脚の使い方をご紹介します。
❶安定感を出すための正しい設置方法
❷パンニング&ティルトを使う
❸タイムラプス撮影を成功させる
❶安定感を出すための正しい設置方法
三脚は、正しく使ってこそ、価値があります。正しく設置することは、安定した映像を撮影する上で欠かせません。設置時に注意すべきポイントは3つあります。
1つ目は、三脚の脚をしっかりと広げることです。
脚が均等な広がりでないと、カメラがバランスを崩す可能性があります。傾斜地や不安定な地面では慎重に。
2つ目は、重心を低く保つことです。
三脚を最大限伸ばすと安定性が低下するため、可能な限り中央のポールを短く設定しましょう。
3つ目は、地面との接触部分を確認です。
ゴム足の三脚であれば、滑りにくい設置が可能ですが、必要に応じてスパイク付きの脚を利用するのも有効です。
❷パンニング&ティルトを使う
パンニング(カメラを左右に動かす)や、ティルト(カメラを上下に動かす)。この2つは、撮影の基本テクニックです。
三脚を使うこの操作をスムーズに行うためには、雲台の選択と使い方が、ポイントになります。
また、動かす速度にも注意が必要です。パンニングは遅すぎても速すぎても不自然です。なので、一定のスピードを心がけましょう。たとえば、風景全体をゆっくりと映し出すことで、映像にはドラマ性も加えることができます。
❸タイムラプス撮影を成功させる
タイムラプスとは、一定間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせて動画にする手法です。そのため、カメラが動かないよう、三脚をしっかりと固定することが必須です。
タイムラプスの撮影では、些細な振動、揺れも映像の品質に影響します。そのため、撮影には、細心の注意が必要です。
また、タイムラプス撮影は、長時間の安定した撮影が求められます。そのため、三脚の使い方が非常に重要です。
タイムラプス撮影では、耐荷重が十分な三脚の使用が必須です。
カメラを完全に固定できる三脚であれば、長時間の撮影でも安定を保つことができます。また、カーボン製の軽量三脚は振動吸収性が高く、屋外撮影で特に有利です。
一眼レフでの動画撮影に使う三脚|メンテナンスと保管
せっかく購入した三脚は、ずっと長く大切に使いたい!それには、きちんとしたメンテナンスと、保管が必要です。
この章では、三脚を良好な状態で維持するための方法をご紹介します。
(1)三脚の寿命を延ばすメンテナンス方法
(2)雨や湿気から守るための保管のポイント
(3)劣化を防ぐ定期チェック
一眼レフでの動画撮影(1)三脚の寿命を延ばすメンテナンス方法
まず、三脚の寿命を延ばす秘訣。それは、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に、可動部分の保護が重要です。
まず、使用後は必ず三脚を清掃しましょう。屋外撮影では砂や土、湿気が三脚に付着することがあります。これをそのまま放置すると、可動部分が劣化してスムーズに動かなくなる可能性があります。柔らかい布やエアダスターを使って汚れを取り除きましょう。
次に、定期的に可動部分に潤滑剤を塗布することをおすすめします。特に、脚のロック部分や雲台のジョイント部は摩耗しやすい箇所です。専用の潤滑剤を使うことで、動きの滑らかさを保つことができます。
一眼レフでの動画撮影(2)雨や湿気から守る保管ポイント
つぎに、三脚の保管での大敵は、湿気です。特に、屋外撮影後に、三脚が濡れている場合です。そのまま収納すると、錆びやカビの原因になります。
ですので、使用後は、まず三脚を完全に乾燥させましょう。できるだけ、風通しの良い場所で、自然乾燥させるのがベストです。また、保管時には専用のキャリングケースに入れることで、ホコリや汚れから三脚を守ることができます。
一眼レフでの動画撮影(3)劣化を防ぐ定期チェック
三脚は、定期的に劣化箇所をチェックすると長持ちします。具体的には、以下のポイントを確認しましょう。
- ネジやボルトの緩み
撮影中に三脚が不安定になる原因となるため、定期的に増し締めを行いましょう。 - 脚部のロック機構の状態
スムーズに開閉できない場合は、清掃や調整が必要。また、ひび割れも確認しましょう。 - ゴム足やスパイク部分の摩耗具合
この部分が劣化すると、三脚の安定性が損なわれます。必要に応じて交換部品を用意しましょう。
一眼レフでの動画撮影に使う三脚|まとめ
一眼レフでの動画撮影に、三脚は欠かせないアイテムです。なぜなら、安定感が増すから、です。そのために重要なアイテムである三脚を選ぶ際には、ポイントがあります。それが、耐荷重、雲台の種類、素材など、です。
自分の撮影スタイルに合ったモデルを選びましょう。
また、三脚を購入したら、正しい使い方やメンテナンス方法を学び、長く愛用できるようにしましょう!
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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