三脚の影に隠れてしまいがちな一脚。実は、一脚だから撮影できるものがあったりとおすすめのアイテムなのです。
一脚には自立するものがあったり、カメラに動きをつけて撮影できたりと使い方によってはいろんな撮影が可能となっています。
この記事では、一脚の選び方やおすすめ一脚を紹介します。
目次
三脚ではなく一脚。一脚のメリットとは?
撮影には三脚を使用するイメージですが、一脚を使うというメリットもあります。
●持ち運びが楽
●使い方がシンプルで機動性がある
●場所によって三脚ではなく一脚で使える
一つずつ解説します。
持ち運びが楽
三脚はカメラを支える脚が3本あるから三脚。なので、一脚はカメラを支える脚が1本の機材のこと。
三脚は脚が3本のため重く、持ち運びが大変だったりします。三脚と比較すると一脚は、軽く持ち運びも楽なのが特徴になります。
また、脚が一本だからこそ、狭い場所や足場の悪いところでも立てかけられるのがメリット。
もちろん、三脚の方が安定感はありますし、一脚は人間が支えながら使わなければならないというデメリットもあるので把握しておきましょう。
使い方がシンプルで機動性がある
三脚と比較して使い方がシンプルで、脚を伸ばす部分が1カ所だけになります。
そのため、バッグから取り出してすぐに使用することも可能。脚の数だけで考えれば、三脚の3分の1の早さで、設置することができます。
山登りなどのアウトドアで一脚が使われることが多いのですが、持ち運びの良さだけでなく、野鳥や動物などの動きが早い被写体に対してもすぐに設置できるメリットがありますね。
場所によって三脚ではなく一脚で使える
三脚が禁止されている場所や三脚を使うと迷惑になってしまう場所って多いですよね。わかりやすい例で言うと運動会です
周りの人の迷惑にならないように、三脚の使用を控える人も多いでしょう。
こんなときに活躍するのが一脚です。場所を取りませんし、一脚なら動く被写体を追いやすいです。
一脚の選び方・6つのポイント
では、一脚を選ぶ際のポイントとして、どんなところに注目した方が良いのでしょうか?
6つのポイントを挙げてみました。
①カメラを使うシーンで選ぶ
②自立式かどうかで選ぶ
③素材を比較して選ぶ
④コンパクトさで選ぶ
⑤雲台で選ぶ
⑥耐荷重で選ぶ
一つずつ見ていきましょう。
一脚の選び方① カメラを使うシーンで選ぶ
カメラをどんなときに使うかで一脚の選び方も変わってきます。
先ほど例に出した運動会なら、三脚よりも一脚の方が人の邪魔にならないためおすすめです。他にも山登りなどに持っていくのも三脚よりは一脚の方が良いこともあります。
持ち運びが楽であったり、足場の悪い岩場や地形が傾いているところでは、三脚より一脚の方が向いているでしょう。他にも三脚が禁止されている場所では一脚が活躍することもあります。どんなシーンで一脚を使うのかが選び方のコツになります。
一脚の選び方②:自立式かどうかで選ぶ
一脚は地面と接している部分が1点だけです。
しかし、中には自立式という一脚があります。一脚の足先にミニ三脚がついていて自立してくれるのです。もちろん三脚と比較すると安定感は無いので、一眼レフなどの重いカメラでは支えきれないこともあります。
また、自立式よりも自立していない一脚の方が使いやすい人もいます。ビデオカメラなどを使い動画を撮影する人は、面白い動きを加えるために一脚を使用することも可能です。流し撮りなどの写真を撮る場合も同じですね。選び方の1つのポイントとして自立式かどうかも考えておきましょう。
一脚の選び方③:素材を比較して選ぶ
一脚に使われる素材は主に3つあり、これらを比較して選ぶことも重要です。
●アルミ
●カーボン
スチールとアルミは安定感に優れていますが、少し重いのが欠点。ただ、手ブレのない写真や動画を撮影できるので使用している人も多いです。
カーボンは軽さが特徴で、耐久性にも優れている万能素材です。もちろん高価。
一脚の選び方④:コンパクトさで選ぶ
一脚を使うシーンは、主に野外になるでしょう。
そうなると、持ち運びがしやすいのが良いですよね。ということで、コンパクトさも1つの重要ポイントです。
一脚の選び方⑤:雲台で選ぶ
三脚でも一脚でも雲台の存在は非常に重要です。
雲台があると、カメラの動きに幅が出るのでいい撮影ができます。雲台には2WAYと3WAY、球体になっている3種類があります。
おすすめは3WAYですが、2WAYよりも高価なので、予算と相談しながら選ぶようにしましょう。
一脚の選び方⑥:耐荷重で選ぶ
一脚の選び方として見落としがちなのが耐荷重です。
特に一眼レフカメラをメインに取り付けようと考えている人は、耐荷重を必ず見ておくようにしましょう。
一眼レフカメラはレンズの重さを含めると1kgを軽く超えます。そのため、一脚では耐えきれない可能性もあります。
【一脚】おすすめの一脚6選
まずは、自立式ではない本来の一脚のなかから、6つを選んでみました。
1:HAKUBA WT-1006
2:Manfrotto 一脚 Element MII
3:Velbon EXUP-53
4:Velbon ULTRA STICK SUPER 8
5:GITZO GM4562
6:koolehaoda 6段アルミニウム合金一脚
こちらも一つずつご紹介します。
おすすめの一脚1:HAKUBA WT-1006
シンプルに使えて安定感のある一脚を求めているならHAKUBAのWT-1006がおすすめです。
日本のカメラ用品メーカーとして有名なHAKUBAの魅力はコスパです。
使い方をシンプルにしたものが多く、必要な機能だけが備わっています。
そして何よりも、安価で購入できます。初心者には特におすすめの一脚ですよ。
おすすめの一脚2:Manfrotto 一脚 Element MII
スマートフォンから一眼レフまで使えるトラベル一脚で、軽量でコンパクト。
小型カメラとの相性も良く、気軽に撮影を楽しむことができます。
耐荷重は15kg。プロ用一眼カメラの撮影にも使用することが可能です。
高いクオリティでありながら、携帯性にも優れており、持ち運びに便利なラバーグリップやリストストラップを装備しています。
おすすめの一脚3:Velbon EXUP-53
Velbonは日本のカメラ用品メーカーです。
三脚を中心にいろんな製品を作っていますが、どの製品もコスパよく買えるので評判も良いです。
「EXUP-53」も安価で購入できる上、耐荷重2kg、1.5mまで伸びる一脚です。
持ち運び時は43cmと電車で運こぶこともできる長さです。
おすすめの一脚4:Velbon ULTRA STICK SUPER 8
とにかくコンパクトな一脚がほしいならVelbonの「ULTRA STICK SUPER 8」で決まりです。
「SUPER 8」とは、8段階で伸縮できるという意味です。
全高156cmとなっています.
が、持ち運び時には26cmまで小さくなります。
バッグに収納できるレベルの一脚なので、コンパクトさ重視なら間違いない一脚です。
おすすめの一脚5:GITZO GM4562
GITZOはフランスの歴史あるカメラメーカーです。
良い製品が多く初心者には手が出しにくいものが多い印象ですが、「GM4562」も同じくプロ向けの一脚です。
全高164cmの高さも十分ですが、何よりも30kgという耐荷重がポイント。
またカーボンを使用していて耐久性に優れています。
どんな状況下でも使える一脚と言えるでしょう。
おすすめの一脚6:koolehaoda 6段アルミニウム合金一脚
Koolehaoda K-266 は高品質のアルミニウム合金製の一脚。
ゴムと金属のスパイクを備えた一脚で、安定性があります。
重さはわずか0.43kg。
折りたたんだサイズはわずか38cmと 短くて軽い一脚で、持ち運びや保管が簡単です。
【自立式】おすすめのカメラ用一脚5選
ここからは、同じ一脚でも、下部が三脚となっていて、自立できるものをご紹介します。
1:SLIK スタンドポッドGX-N
2:Koolehaodaカメラアルミ一脚
3:Velbon Pole Pod VIDEO
4:Manfrotto MVMXPROA4
5:Manfrotto XPROフルードビデオ一脚 MVMXPRO500
【自立式】おすすめの一脚1:SLIK スタンドポッドGX-N
自立式の一脚を探しているならSLIKの「スタンドポッドGX-N」がおすすめ。
ポイントは、自立式の一脚だけでなく、脚となっている三脚部分を撮れば、独立した一脚として利用可能なこと。
また、ポールの部分を取れば、ミニ三脚としても利用できます。
一石三鳥の役割を果たしてくれるので使い勝手の良い一脚になっていますよ。
【自立式】おすすめの一脚2:Koolehaodaカメラアルミ一脚
安定させるのに十分な強度と耐久性を備えた高品質のアルミニウム合金で作られています。
安定性を高めるためのゴム製の脚と金属製のスパイクを備えて、さまざまな撮影現場にも対応可能。
軽くて便利な一脚は、アルペンストックにも使用できるなど、幅広い使用の選択肢があります。
リバーシブル1/4 "-20&3/8" -16ネジ付きユニバーサルマウンティングプレートは、直接取り付けることができるプロ用カメラやデジタル一眼レフカメラにも適合しています。
【自立式】おすすめの一脚3:Velbon Pole Pod VIDEO
Velbonの「Pole Pod EX FLUIDHEAD」と同じくミニ三脚と一脚がセットになっている一脚。
軽いカメラなら安定感に優れていると評価も高い一脚です。
が、フルサイズの一眼レフを支えられる余力はありません。
【自立式】おすすめの一脚4:Manfrotto MVMXPROA4
Manfrottoの「MVMXPROA4」は、192cmという高さと8kgという耐荷重を兼ね備えた自立式一脚です。
また、ミニ三脚の部分から一脚だけを動かすことができるので、自由度も高いです。
少し値段も高くなってしまいます。
が、本格的な自立式一脚がほしいと思っているならおすすめですよ。
【自立式】おすすめの一脚5:Manfrotto XPROフルードビデオ一脚 MVMXPRO500
Manfrottoの「MVMXPROA4」に雲台がついた一脚です。
Manfrottoの雲台はプロが認めるほど評価が高く、滑らかでノイズの少ない動きをしてくれます。
自立式一脚に雲台がついた、豪華なアイテムですよ。
カメラ用の一脚おすすめ11選!選び方も紹介します|まとめ
一脚は使い方次第で幅広い用途に使えます。
運動会などでは高い位置から撮影できるため、人の頭を超えて撮影できますし、アウトドアの足場が悪いところでも安定して撮影することができます。
まとめると
●使い方がシンプルで機動性がある
●場所によって三脚ではなく一脚で使える
②自立式かどうかで選ぶ
③素材を比較して選ぶ
④コンパクトさで選ぶ
⑤雲台で選ぶ
⑥耐荷重で選ぶ
●アルミ
●カーボン
2:Manfrotto 一脚 Element MII
3:Velbon EXUP-53
4:Velbon ULTRA STICK SUPER 8
5:GITZO GM4562
6:koolehaoda 6段アルミニウム合金一脚
2:Koolehaodaカメラアルミ一脚
3:Velbon Pole Pod VIDEO
4:Manfrotto MVMXPROA4
5:Manfrotto XPROフルードビデオ一脚 MVMXPRO500
でした。
どんなシーンで使うのかが大体把握できたら、あなたにあった一脚を選んでみましょう。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!