Filmora無料版は、本当に使えるの?透かしは消せる?
動画編集を始めたいけど、有料ソフトにいきなり課金するのは不安…。そんな方に人気なのが、初心者向けで操作が簡単と評判の「Filmora(フィモーラ)」です。でも、無料版には制限もあるって聞くけど、どこまで使えるのか気になりますよね?
そこで、今回の記事では
今回の記事で分かること
- Filmora無料版でできること・できないこと
- 有料版との機能や商用利用の違い
- 料金プランの比較と選び方のコツ
- 初心者向けおすすめの使い方と注意点
- 実際に使った人の口コミとリアルな評価
を解説します。

執筆者
この記事は、動画制作・デザインを手がける統合クリエイティブスタジオ|ワイラボの代表が執筆しています。普段は企画やディレクションの立場から、現場チームと連携して、デザインディレクション、イラスト制作、映像制作に関わっており、その経験から得た視点で、分かりやすさを心がけてお伝えします。
1. 無料版と有料版の違いは?目的に合った選び方
Filmoraを使おうと思ったとき、「無料版と有料版、どっちを使うべきか?」
どちらも魅力がありますが、自分の目的に合った選び方をしないと、後悔してしまうかもしれません。
ここでは、機能の違いや使い方の制限、料金の比較まで、すべて本音で解説します。あなたにとって最適な選択ができるように、わかりやすくお伝えしていきます。
①無料版と有料版の主な機能差
Filmoraの無料版は、基本的に有料版と同じ編集機能がすべて使えます。
これは初心者にとって大きな魅力です。トリミング、テロップ、BGM、エフェクト、トランジションなど、動画編集に必要な機能はひととおり揃っており、使い勝手も良好です。
ただし、最大の違いは書き出し時です。書き出した動画に透かし(ウォーターマーク)が入ります。このウォーターマークは動画の中央に大きく表示され、商用やクライアント提出用には使えません。また、無料版では一部のプレミアム素材やテンプレートがロックされており、それを使おうとすると購入を促されます。
| 使用目的 | 無料版で対応 | 備考 |
|---|---|---|
| 基本的な操作を体験したい | 〇 | 編集機能はほぼすべて使える |
| 趣味の範囲で動画を楽しみたい | 〇 | 家庭用や個人用なら問題なし |
| 本格的な動画作品として仕上げたい | × | 透かしロゴが入るため、完成度に支障が出る |
| YouTubeやSNSで動画を公開・発信したい | △ | 非収益目的なら可能だが、透かしが目立つ |
| ビジネス・商用目的で活用したい | × | 無料版は商用利用禁止 |
でも、編集体験を無料で試せるのはありがたいです。
が、「本当に動画を活用したい」と思った瞬間、無料版の限界も見えてくるのが正直なところです。
②商用利用の可否とライセンス条件
無料版と有料版では、商用利用が、明確に区分されています。
無料版では、個人利用はOKです。が、商用利用は完全にNGです。とくにYouTubeでは、広告収益を得るチャンネルは商用になります。
一方、有料版を購入すれば、商用利用が可能になります。
ただし、利用目的によってはライセンスの種類にも注意が必要です。通常の有料プラン(個人向けライセンス)では、1ユーザーが個人制作物として商用利用する範囲に限られています。企業アカウントや複数人で使う場合は、ビジネスライセンス(別途申込)が必要になることもあります。
ライセンスの適用範囲を知らずに使ってしまうと、著作権的なトラブルに発展する可能性もあるため、ここは慎重に確認すべきポイントです。気軽に始められるソフトだからこそ、商用との線引きはきちんと押さえておくべきです。
③料金プラン:年間・買い切り・マルチプラット比較
Filmoraの有料プランは複数あり、自分の使い方に合ったものを選ぶことが重要です。
以下に代表的なプランをまとめました。
| プラン名 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| ベーシック年間プラン | 6,980円 | 1年ごとに更新が必要。手軽に始めたい人向け |
| アドバンス年間プラン | 7,980円 | ベーシックプラン+1000 AIクレジット/月付き |
| 永続ライセンス(買い切り) | 8,980円 | 一度購入すればずっと使える。コスパ重視の方向け |
価格だけ見ると、買い切りが一番お得に感じるかもしれません。
ただし、年間プラン、マルチプラット版には、追加コンテンツが含まれる場合があります。そのため、使い方によってはそちらが便利なこともあります。
例えば、YouTubeで定期的に動画をアップする人なら、AI機能や素材の更新を活用できる年間プランがおすすめです。一方、たまに使うだけなら買い切りで十分でしょう。マルチプラットは、WindowsとMac両方で編集する人には重宝されます。
いずれのプランも無料版とは違い、透かしが消えるのが大きなポイントです。
2. Filmora無料版とは?基本情報を確認しよう
動画編集ソフトは数多くあります。
が、その中でもFilmoraは「初心者に優しく、かつ高機能」という評判で知られています。
では、その無料版は一体どんな立ち位置なのか?ここでは、Filmora無料版の全体像をお伝えします。
①Filmora無料版でできることと制限
Filmoraの無料版は、基本的に有料版と同じ編集画面・操作性で利用できます。
カット、テロップ挿入、BGMや効果音の追加、トランジションやエフェクトの使用など、動画編集に必要なほぼすべての機能が使えます。実際に編集してみると、有料ソフトと遜色ないレベルであることに驚くかもしれません。
しかし、「無料」とはいえ万能ではありません。最大の制限は、書き出した動画に透かし(ウォーターマーク)が強制的に入ることです。また、一部のプレミアム素材はロックされており、使用しようとすると有料プランへの誘導が表示されます。それでも、初めての動画編集体験としては非常に優秀です。
つまり、「ソフトの使い勝手を知るため」「趣味の範囲で楽しむ」には十分なレベル。一方で、「プロっぽく仕上げたい」「SNSに投稿して見栄えを良くしたい」と思った時点で、有料版への移行を考える必要が出てきます。
②ウォーターマークの有無と仕様

Filmora無料版の最大の特徴は、編集した動画に透かしが自動で入ることです。
このウォーターマークは、動画中央に「Filmora」のロゴが表示される形式で、視認性が高く、目立ちます。画面の隅に小さく入る程度ならまだしも、画面の中心にしっかり表示されるため、動画の完成度をかなり下げてしまう印象があります。
このため、人に見せたりSNSに投稿するには不向きです。編集そのものは快適なのに、「完成品」として使いにくいというジレンマがあるのが無料版です。
一方、有料版ではこのウォーターマークは完全に消えます。、動画の自由度が一気に高まります。無料版は体験用途と割り切って使うべきで、「完成品を見せたい」段階では避けたほうが良いのが実情です。
③インストールから利用開始までの流れ
Filmoraの無料版を使い始めるまでの手順は非常にシンプルです。
まず、公式サイトにアクセスし、「無料ダウンロード」ボタンをクリック。自分のOS(WindowsまたはMac)に合ったファイルが自動的に選ばれ、ダウンロードが開始されます。
インストール後、初回起動時にアカウント登録が必要になります。が、GoogleやApple IDでの連携も可能。なので、面倒な入力作業は最小限です。そのまま編集画面に入れば、すぐに動画ファイルを読み込んで作業を始められます。
なお、無料版はクレジットカードなど、支払い情報の入力は一切不要。この気軽さが、初心者に選ばれる理由の一つでもあります。ただし、先述の通り、書き出し動画にはウォーターマークが入るため、使い道をしっかり見極めてから始めるのが賢明です。
3. Filmora無料版のメリットとデメリット
ソフトを選ぶうえで、公式サイトの説明だけでは見えてこない「本当の使い心地」は重要です。
Filmora無料版も、機能の豊富さや手軽さが注目される一方で、「使ってみたら思ったのと違った」という声も少なくありません。
ここでは、実際に使って感じるメリットとデメリットを整理します。
①メリット:低コスト・簡単操作・素材が豊富
Filmora無料版の最大の魅力は、「コストをかけずに本格的な編集を体験できる」点です。
動画編集に興味はあるけど、いきなり有料ソフトに手を出すのは不安という人にはぴったりの選択肢です。
操作画面も直感的で、マウス操作だけでもスムーズに編集が進みます。とくに、エフェクトやトランジションの種類が豊富で、初心者でも「見栄えのする動画」が簡単に作れるのは大きなメリットです。
また、BGMや効果音などのフリー素材も多く用意されています。そのため、わざわざ外部からダウンロードしなくてもOK。それなりのクオリティに仕上げることが可能です。こうした「完成までのハードルが低い」という点が、動画編集デビューには非常にありがたいポイントです。
②デメリット:透かしロゴ・商用不可・テンプレの質
一方で、Filmora無料版にはやはりいくつかの難点もあります。
もっとも大きいのは、編集した動画に自動で挿入される「透かしロゴ」です。これが中央にしっかり表示されるため、どんなに凝った編集をしても、完成度が一気に下がってしまいます。
また、無料版では商用利用ができません。収益化しているYouTubeチャンネルへの投稿には、有料ライセンスが必要です。この制限を知らずに使い始めてしまい、あとで困る人も少なくありません。
さらに、テンプレートのデザインは正直やや古めで、今どきのオシャレさには少し欠けます。特にSNS映えを狙いたい人や、プロっぽさを重視する人には、少々物足りなさを感じるかもしれません。
③ユーザー口コミから見るリアルな評価
実際にFilmora無料版を使ったユーザーの声は、メリットとデメリットがはっきり分かれました。
一方で「とにかく簡単」「初心者にはちょうどいい」といった声も多いです。
とくに、導入のしやすさに関しては高評価が目立ちます。
4. Filmoraを無料体験する前に知っておきたいこと
Filmoraの無料版は、誰でもすぐ使えます。
そこで、このここでは、無料版を使う前に知っておきたい重要なポイントを紹介します。
①使い方のポイントと初心者におすすめの操作
Filmoraは初心者向けに設計されているだけあって、基本的な操作はとてもシンプルです。
動画をドラッグ&ドロップするだけでタイムラインに配置でき、テキストやBGMもワンクリックで追加できます。とにかく直感的に扱えるので、難しい設定は不要です。
初心者には、まずカット編集とテロップ挿入から始めるのがおすすめです。不要なシーンを削り、シンプルなテロップを入れるだけで、動画の完成度は一気に上がります。また、「動画の最初と最後にタイトルを入れるだけでも、見た目がグッと引き締まる」という声もよく聞きます。
さらに、テンプレートやテーマを活用すると、簡単な操作でも見栄えのする動画が作れます。とはいえ、最初から詰め込みすぎると逆に混乱するため、まずは基本機能に絞って試してみるのがポイントです。
②AI機能・エフェクトの制限内容
Filmoraは、AIによる編集補助機能が充実しているのも特徴です。
- BGMに合わせて自動でカットを入れる
- AIナレーションを追加する
など、手間を減らせる便利な機能が揃っています。
ただし、これらのAI機能には「クレジット制」で、無料版では制限がかかります。
例えば、AI音声読み上げ機能や背景除去は、回数制限があるか、もしくは一部機能がロックされています。また、プレミアムエフェクトやテンプレートの多くは「有料プラン限定」となっており、使おうとすると購入画面が表示されます。
無料版を試す場合は、「一通りの基本機能を使ってみる」ことに集中しましょう。そして、AI系やプレミアム素材は「試せないもの」と割り切っておくほうが良いでしょう。逆に言えば、それらの機能に価値を感じた時点が、有料プランへの切り替えタイミングとも言えます。
③無料版を使う上でのよくある勘違い
Filmora無料版を使ううえで、よくある勘違いがいくつかあります。
その代表例が「無料なのに商用利用できると思っていた」というケースです。先にも触れた通り、Filmora無料版は完全に個人利用専用であり、商用利用は認められていません。
また、「使っている途中で急に有料になった」「保存できなかった」という声もありますが、これは実際には機能の制限に起因するものです。無料版でも編集や保存はできますが、使おうとした素材がプレミアム扱いだった場合、保存時にエラーや購入画面が出てしまうのです。
さらに、「無料体験には期間制限がある」と誤解している人もいます。が、Filmoraの無料版は実は無期限です。ただし、先述のように透かしが入る仕様上、長く使い続けるには向いていません。
5. よくある質問(FAQ)で不安を解消しよう
Filmora無料版を使う前に、多くの人が同じような疑問や不安を感じています。
インストールしてから「これって大丈夫?」と戸惑うよりも、先に答えを知っておくことで、安心して動画編集を始められます。
ここでは、ユーザーからよく寄せられる質問を3つ取り上げて、わかりやすく解説します。
①無料体験の期限はある?
Filmoraの無料版には「利用期限」はありません。
つまり、基本的には何日間でもずっと無料で使い続けることができます。期限付きの体験版とは違い、インストールさえすれば時間制限なく使えるのが大きな特徴です。
ただし、これは「透かしが入った状態で使い続けられる」という意味です。有料版と同じ編集機能を無料で体験できる一方、書き出した動画には大きなウォーターマークが入ります。そのため、期限がないとはいえ、「本格的に活用するなら結局有料版が必要になる」という点は忘れないようにしましょう。
実際のところ、「無料版で編集→有料版に切り替え→透かしなしで再書き出し」という流れで使っている人も多いです。まず無料で試して、納得してから有料版に移るスタイルが安心ですね。
②無料版でも動画をYouTubeに投稿できる?
結論から言うと、「技術的には可能だけど、現実的にはおすすめしない」というのが正直なところです。
Filmora無料版で編集した動画も、MP4形式などで書き出せるので、そのままYouTubeにアップロードすることはできます。
しかし、動画の中央に大きな「Filmora」ロゴが入り、視聴者の印象を大きく損ないます。とくに、自分のブランドやチャンネルイメージを大事にしたいなら、透かし付きの動画は避けるべきです。加えて、YouTubeが収益化されている場合、それは商用利用とみなされるため、無料版の利用はライセンス違反になります。
趣味で非公開の動画を限定共有する程度なら問題ありませんが、正式な動画として公開するなら、有料ライセンスへの移行が必須だと考えておいたほうが良いです。
③あとから有料版に切り替えてもデータは残る?
はい、Filmoraでは無料版で編集していたプロジェクト(.wfpファイル)は、そのまま有料版でも使えます。
ソフトをアップグレードしてもデータが消えることはなく、編集途中の動画もそのまま開けるので安心です。
ただし、一点だけ注意が必要なのは、「無料版で書き出した動画の透かしは、あとから消せない」という点です。つまり、有料版にしても、すでに書き出した動画にはウォーターマークが残ったままになります。もし完成形として残したいなら、有料版にしてから再度書き出す必要があります。
この仕様を知っていれば、無料版で編集→有料版で書き出し、という使い方が一番賢い流れになります。無料で試せるのは魅力ですが、出力時にだけは注意が必要です。
③実際にFilmoraを使って、使い勝手を試してみたら
当サイトは、動画制作会社(株式会社ワイラボ)が運営しています。
なので、机上の空論ではなく、実際に使ってみようということで、ダウンロードして使い勝手を試してみました!
記事にまとめましたので、こちらもご高覧ください。
6. Filmora無料版をダウンロードしてみたら
有料版のなかでは、比較的安いFilmora。
でも、いきなり買うのはやっぱり怖い。
ということで、まずは無料版で、使い勝手を試してみましょう。
ダウンロードされたファイルを開く
ダウンロードされたファイルを開き、指示に従って作業を進めればインストール完了
7. Filmora無料版はどこまで使える?まとめ
Filmoraの無料版は、「気軽に動画編集を体験したい」という方にとって非常に優れた選択肢です。
基本的な機能は一通りあり、初心者でも操作に迷うことはほとんどありません。しかし、ウォーターマークや商用利用の制限といったデメリットがあるのも事実です。
だからこそ、無料版を試したうえで、有料版に切り替えるという流れが最も賢明です。この記事を通して、あなたの疑問や不安が少しでも解消できたなら嬉しいです。
ぜひ自分に合った形でFilmoraを活用して、楽しい動画ライフをスタートさせてください。
>> Power Directorを無料で使う方法|体験版はずっと使える?
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!

がおすすめ!無料版の情報や口コミ・評判も.webp)






