
Premiere Proで動画を作りたいと思った時に、ぜひ使いたいのがテンプレートです。
映像や画像をあてはめたり、文字を入力したりするだけで、まるでプロが作ったかのように、凝った動画を作成できます。
最近では無料のテンプレートを配布するサイトも多く、無料とは思えない高クオリティのものもたくさんあります。今回は特別なプラグインの不要なPremiere Pro用無料テンプレートを集めました。
目次
Premiere Proで使える無料テンプレート【スライドショー編】
まずはスライドショーの無料テンプレートを紹介します。
スライドショーは写真や短めの動画をつなぎ合わせた映像。結婚式やイベントオープニングなどでよく見る映像です。
思い出の写真を使って、お友達のお誕生日プレゼントなどにしたりしてもいいかもしれませんね。
スライドショーのテンプレートは、すでにプロジェクトの状態になっていて、写真や動画、音楽を加えるだけの状態になっているので、Premiere Proを初めて使う方でも編集がしやすくなっています。
Premiere Pro無料スライドショーテンプレート①
ロマンチックな雰囲気で、花やハートをあしらっており、結婚式のオープニングやエンディングにぴったりのテンプレートです。1分間に35枚の写真や動画を差し込むことができます。
Premiere Pro無料スライドショーテンプレート②
こちらもトランジションとアニメーションがおしゃれでかっこいいテンプレートです。ポートフォリオやファッション系の映像に向いています。50秒弱の映像で15枚の画像が切り替わります。
Premiere Pro無料スライドショーテンプレート③
プリント写真風の画像がやさしく切り替わる、シンプル機能のテンプレートです。合わせる音楽によってどんなシーンでも活用できます。
2分間のものと4分間のものがあり、それぞれ36枚、72枚の画像を差し込むことができます。
Premiere Pro無料スライドショーテンプレート④
スタイリッシュでテンポの良いスライドショー。
プロモーション用の映像やイベントのオープニングなどに最適です。1分程度のテンプレートがモノクロバージョン、カラーバージョンの2種用意されています。
Premiere Proで使える無料テンプレート【モーショングラフィックス編】
続いて、モーショングラフィックスの無料テンプレートをご紹介します。モーショングラフィックスとは、画像や文字に動きを付けて動画にしたもの。
上記のスライドショーも、文字が動いたり、静止画が動いたりする部分はモーショングラフィックスを使っています。
モーショングラフィックスを自分で0から作る場合、通常Adobeアフターエフェクトを使います。でも、テンプレートを使えば、簡単にPremiere Proでモーショングラフィックを取り入れた動画を作ることができます。
Premiere Pro無料モーショングラフィックステンプレート①
21種類のモーショングラフィックスがセットになったパッケージです。8種類の文字アニメーションと、色調整の可能な13種類のトランジションのパッケージです。
After Effectで編集可能な状態のフォルダもセットになっているため、自分でカスタマイズするのも可能です。
Adobe PremierePro用の21の無料モーショングラフィックステンプレート
Premiere Pro無料モーショングラフィックステンプレート②
最近ではInstagramのストーリー用の動画をおしゃれに加工してアップする人も増えてきました。
編集用のスマホアプリも多く出ていますが、やはり、自分で細かいところまでこだわりたい方はPremiere Proで作ってみるのもよいでしょう。
このテンプレートは、縦長のInstagramストーリーにぴったりのモーショングラフィックスを10種類セットにしたものです。
Premiere Pro無料モーショングラフィックステンプレート③
15 Free Animated Lower Thirds for Premiere
ローワーサードのテンプレートが15種類セットになっています。
ローワーサードとは、動画のテロップにアニメーションを付けて動的な表現をしたもの。テロップを静的ではなく、動きのあるものに変えることで、一気に雰囲気のある動画に仕上がります。
Premiere Pro無料モーショングラフィックステンプレート④
イベントなどのオープニングアタック映像などに使えそうな、15秒程度のモーショングラフィックスです。音楽は含まれていませんが、テンポの良い画面の切り替えで、わくわく感を演出できます。
Premiere Proで使える無料テンプレート【タイトル編】
モーショングラフィックスの中でも、動画の一番最初に入れるオープニングタイトルにぴったりの無料テンプレートを集めました。
Premiere Pro無料タイトルテンプレート①
Free Premiere Pro Title Templates
シンプルで使いやすいテンプレートが10種類セットになっています。シンプルなのでどんな動画にも合わせることができます。
Premiere Pro無料タイトルテンプレート②
ネオン風のタイトルテンプレートです。色は自分で選択でき、スタイリッシュでカッコいいタイトル画面を作ることができます。
Premiere Pro無料タイトルテンプレート③
スターウォーズのオープニング風なタイトルを作りたいときは、このテンプレートがぴったりです。お友達同士のおもしろ動画などでもウケそうなタイトルテンプレートです。
Premiere Proで使える無料テンプレート【その他】
Premiere Proで動画を編集するとき、自分でゼロから作るのは大変だけど「こんなイメージあったらな」という場面があります。
以下では、モーショングラフィックス以外で、動画にスパイスを加えてワンランク上の映像に仕上げられる無料テンプレートを紹介します。
Premiere Pro無料テンプレート①【プリセット】
プリセットとは、色味などの設定をあらかじめ保存しておいたデータです。
その設定を適用することで、動画全体を統一感のある雰囲気にすることができます。
以下は、ハリウッドムービー風のカラーグレーディングができるプリセットです。フィルム調の色合いにしたり、異世界を演出したりすることが可能です。
Premiere Pro無料テンプレート②【アクションエレメント】
Action Pack Lite: 25 Free Action Compositing Elements
炎や煙、火花などの15種類のエレメントを追加できるテンプレートです。なかなか自分では用意するのが難しい素材なので、アクション要素を足したいときなどに重宝しそうです。
Premiere Pro無料テンプレート③【ライト・ダスト】
16 Free 4K Volumetric Light + Dust Elements | RocketStock.com
ダストやライトの要素を映像に重ねることで、雰囲気のある映像を作ることができます。ミュージックビデオなどの編集で活躍します。
Premiere Proのテンプレートの使い方
無料テンプレートを使えば、Premiere Proでの動画編集がぐっと簡単になるメリットはあるものの、使い方が難しければ、逆にタイムロスになってしまい、意味がありません。
テンプレートの使い方は、テンプレートテーマの制作者によって異なる場合がありますが、基本的には、以下のように、簡単なステップで利用することができます。
Premiere Proテンプレートの使い方①|ダウンロード
まずは、無料テンプレートを提供しているサイトからダウンロードします。
ダウンロードの方法は、各サイトのダウンロード方法に従ってください。サイトによっては、無料でも会員である必要があり、登録を求められるサイトがあります。
ダウンロードするファイルがPremiere Pro用やFinal Cut用など分かれている場合もあるので注意してください。
Premiere Proテンプレートの使い方②|Premiere Proで開く
ダウンロードをしたら、さっそくPremiere Proで開きましょう。
基本的にテンプレートはProjectの形で保存されているので、Premiere Proで開けば、そのまま編集することが可能です。スライドショーのような全体のテンプレートの場合はこの方法が簡単です。
すでにある程度、Projectが出来上がっているものに追加する場合は、「ファイル」→「読み込み」で対象ファイルを選択、もしくはファイルをドラッグ&ドロップすることで、プロジェクトに追加されます。
Premiere Proテンプレートの使い方③|編集する
Premiere ProでProjectとして開く、もしくは「読み込み」をしてプロジェクトに追加をしたら、あとは、通常と同じように編集を進めましょう。
テンプレートによっては、編集の際に注意点があることもあるので、その場合は、それぞれのテンプレートをダウンロードしたサイトに従って進めてください。
無料テンプレートを使ってPremiere Proで一つ上の動画を作ろう!
無料テンプレートを使うことで、Premiere Proでの動画編集を、より簡単によりクオリティの高く仕上げることができます。
テンプレートの良いところは、編集が簡単なのはもちろん「世界中のクリエーターはこうやって作っているのだな」と勉強になることです。
初めてでも簡単に使えるので「これからPremiere Proを自由自在に使いこなせるようになりたい」と思う方は、ぜひ使ってみることをお勧めします。