GoProと一眼レフ、動画を撮るならどっちがいいの?
この疑問、めちゃくちゃ多いですよね。
GoProは「手軽でどこでも撮れる」アクションカメラ。一方、一眼レフ(ミラーレス含む)は「本格的な映像を撮れる」高性能カメラ。どちらも動画撮影に使えるけど、それぞれの特徴や強みがまったく違います。
「じゃあ、どっちを選ぶべき?」
この記事ではGoProと一眼レフの違いをわかりやすく解説し、どんなシーンでどちらを選ぶべきかを徹底比較します。さらに、両方を組み合わせて撮影する方法や、役立つアクセサリーも紹介!
あなたの撮影スタイルに最適なカメラを見つけましょう!
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GoProと一眼レフ|動画撮影の決定的な違いは?
動画撮影をするなら、GoProと一眼レフ(ミラーレス)のどっちがいいのか? ぶっちゃけ、これは「何を撮るか」で答えが変わります。
GoProは、アクションカメラとして進化してきたカメラ。一方、一眼レフ(ミラーレス)は、写真や映像のクオリティを追求するプロ仕様のカメラ。
この2つ、見た目も機能もまったく違います。でも、どちらも「動画撮影ができるカメラ」ですよね。じゃあ、具体的に何が違うのか?
この章では、GoProと一眼レフで、動画の仕上がりに直結する「画質」「レンズ」「手ブレ補正」「ボケ感」の4つのポイントで比較していきます。
(1)画質の違い(センサーサイズ・ダイナミックレンジ)
(2)レンズ交換の有無による撮影の幅の違い
(3)手ブレ補正(GoProのHyperSmooth vs 一眼レフ+ジンバル)
(4)ボケ感やシネマティックな映像の撮りやすさ
(1)画質の違い(センサーサイズ・ダイナミックレンジ)
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まず、GoProと一眼レフでは、動画の画質の差は「センサーサイズ」が大きく影響します。
GoProのセンサーサイズは、1/1.9インチ(HERO12の場合)。これはスマホのカメラとほぼ同じ大きさ。一方、一眼レフやミラーレスは、APS-C(約1.5倍)やフルサイズ(約4倍)のセンサーを搭載しています。
センサーが大きいほど、光をたくさん取り込める。その結果、
- 暗い場所でもノイズが少なく、クリアな映像になる
- 色の階調が豊かになり、細かいディテールまで映せる
GoProの映像は、日中の明るい場所ならキレイに見えます。でも、夜や室内だとノイズが目立つことがある。対して、一眼レフは暗所でもクオリティの高い映像が撮れるのが強みです。
また、ダイナミックレンジ(明暗の幅) も違います。GoProはHDR撮影に対応しているとはいえ、明るい部分が白飛びしやすく、暗い部分が潰れがち。一眼レフならRAW動画で撮影すれば、後から明暗の調整がしやすいのもポイントですね。
(2)レンズ交換の有無による撮影の幅の違い
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次に、GoProと一眼レフでの動画撮影での大きな違いは 「レンズ交換」 です。
GoProは、固定の広角レンズしか使えません。基本的に「広い範囲を撮るカメラ」。これはVlogやスポーツ撮影には最適ですが、逆に、望遠撮影や背景をボカす撮影は苦手です。
一方、一眼レフは レンズ交換が可能。するとたとえば、こういった効果が得られます。
レンズ種類 | 特徴 |
---|---|
広角レンズ | GoProのようなダイナミックな映像が撮れる |
望遠レンズ | 遠くの被写体を大きく撮れる(運動会や野鳥撮影に最適) |
単焦点レンズ | 背景をぼかして映画のような映像が撮れる |
要するに、GoProは「ワンパターンな画作り」 になりがち。
その点、一眼レフなら「シーンに合わせてレンズを変えられる」ので、表現の幅が圧倒的に広いわけです。
(3)手ブレ補正(GoProのHyperSmooth vs 一眼レフ+ジンバル)
手ブレ補正(GoProのHyperSmooth-vs-一眼レフ+ジンバル).webp)
GoProの最大の武器、それが、手ブレ補正(HyperSmooth)です。
GoProはカメラ本体に強力な電子式手ブレ補正(EIS)が搭載されていて、激しい動きのある撮影でも、ヌルヌルの滑らかな映像になります。走りながら撮っても、まるでドローンで撮影したような安定感。
一方、一眼レフやミラーレスは、本体に手ブレ補正がないモデルも多い。基本的には「手ブレしないように三脚やジンバルを使う前提」なんですね。
- GoPro → 走りながらでも安定した映像が撮れる(単体でOK)
- 一眼レフ → 安定した映像を撮るにはジンバルが必須
つまり、アクティブ撮影ならGoProが向いている。でも、固定したカットや映画のような雰囲気を出したいなら、一眼レフ+ジンバルの方が強いですね。
(4)ボケ感やシネマティックな映像の撮りやすさ
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最後に、GoProと一眼レフでの動画は、「ボケ感」が違います。
GoProは、全体的にピントが合うように設計されています。つまり、背景も手前も全部ハッキリ見える。一方、一眼レフなら レンズのF値を下げれば、背景を大きくボカすことが可能。
- GoPro → 全体がハッキリ写る(奥行き感は出にくい)
- 一眼レフ → 背景をボカして映画のような雰囲気を出せる
たとえば、Vlogやアウトドア撮影ならGoProの「全部ピントが合う映像」がちょうどいい。でも、映画っぽい雰囲気を出したいなら、一眼レフの方が断然有利。
また、GoProは、超広角レンズ。そのため、被写体が歪みやすいというデメリットもあります。その点、一眼レフなら、画角を自由に調整できます。
GoProでの動画撮影のメリット
動画撮影で、一眼レフではなく、GoProを選ぶ理由って何でしょうか?
ぶっちゃけ、画質やボケ感では一眼レフに敵いません。でも、それでもGoProが選ばれるのには ちゃんとした理由 があります。
それは「どこでも、手軽に、ブレなく撮れる」という強み。
一眼レフは「本格的な映像を撮るカメラ」だけど、GoProは「気軽に持ち出して、どんな状況でも撮れるカメラ」。その差がはっきり出るのが、手ブレ補正・耐久性・携帯性です。
① 手ブレに強い(HyperSmoothの効果)
② 防水・耐衝撃でどこでも撮影可能
③ 軽量で持ち運びが楽
では、具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう!
GoProメリット① 手ブレに強い(HyperSmoothの効果)
GoPro最大の武器、それが 「HyperSmooth(ハイパースムース)」 という強力な手ブレ補正機能。
これは、電子式手ブレ補正(EIS) を使った技術です。カメラが揺れてもソフトウェアが自動で補正してくれる。その結果として、ジンバルなしでも、ブレのない滑らかな映像が撮れる というわけです。
- 走りながら撮影しても、手ブレなし!
- 自転車やバイクに取り付けても、ヌルヌルの映像!
- ジンバル不要で、カメラ単体で安定した動画が撮れる!
一眼レフで同じレベルの手ブレ補正を得るには、ジンバル(スタビライザー)が必須。でも、GoProなら、カメラ単体でOK。これはめちゃくちゃ大きなメリットですよね。
例えば、Vlogを撮るときに 手持ちでサッと撮りたい なら、GoProの方が圧倒的に便利。
この辺りは、GoProと一眼レフでの動画撮影では、大きな違いです。
GoProメリット② 防水・耐衝撃でどこでも撮影可能
一眼レフやミラーレスは 雨に濡れたらアウト。防塵・防滴の機種もあります。が、「完全防水」ではありません。
でも、GoProは デフォルトで防水仕様(10mまでOK!)。つまり、雨でも、水中でも、そのまま撮影できるのが強みです。
- シュノーケリングやダイビングで水中撮影が可能!
- 雨の日の撮影も、何の心配もいらない!
- 砂ぼこりが舞う場所でも、気にせず撮影できる!
さらに、GoProは 耐衝撃性能もバッチリ。落としても壊れにくいし、激しいアクティビティでも問題なし。
例えば、登山やスキー、サイクリングで撮影するとき、一眼レフだと「落としたらどうしよう…」と不安になりますよね。でも、GoProならその心配は不要。ポケットからサッと出して、すぐに撮影できます。
「カメラを気にせず、どんな環境でもガンガン撮りたい!」って人には、GoProは最強の相棒になります。
GoProメリット③ 軽量で持ち運びが楽
一眼レフとGoProでの動画撮影では、こんなメリットデメリットを挙げてみました。
一眼レフ | GoPro |
---|---|
カメラが重い(本体+レンズで1kg以上) | ポケットに入れて持ち運べる! |
ジンバルや三脚も必要で、荷物がかさばる | ジンバルなしでOKだから、荷物が減る! |
気軽に持ち歩くには大きすぎる | Vlog撮影でも、サッと取り出してすぐ撮れる! |
しかも、GoProなら たった150g前後!(HERO12の場合)この 「手軽さ」 こそ、GoPro最大の魅力。
例えば、旅行に行くとき、一眼レフを持っていくかどうか迷うことってありますよね。「重いし、邪魔になるし、出すのがめんどくさい…」って。
その点、GoProなら 「とりあえずポケットに入れておくか!」 で済みます。カバンの中に入れても邪魔にならないし、バッテリーを複数持っておけば、1日中撮影も可能です。
GoPro動画撮影のデメリット(=一眼レフの強み)
GoProは「手軽で、どこでも撮れる」という点では最強のカメラ。
でも、正直「ここが弱いんだよなぁ…」というポイントもあります。
GoProと一眼レフでの動画撮影のなかで、「ズームできない」。「ボケ感が出せない」。という2つの点は、一眼レフと比べると不利。これは、GoProの設計上の特徴なので仕方ない部分ですが、どんな場面で困るのか? そして、一眼レフならどう補えるのか? を詳しく見ていきましょう。
❶望遠機能がない → 一眼レフならズームレンズで補える
❷ボケ感が作れない → 一眼レフなら可能
GoProデメリット ❶望遠機能がない → 一眼レフならズームレンズで補える
GoProは 超広角レンズ が固定でついているため、ズーム機能がほぼありません。(厳密にはデジタルズームはあるけど、画質が劣化するので実用的ではない)
これ、どういう場面で困るかというと…
- 運動会やライブ撮影 → 遠くの被写体が豆粒サイズになる
- 風景撮影 → ズームして構図を整えることができない
- 野鳥や動物撮影 → そもそも寄れないので撮れない
です。つまり、GoProは 「広く撮る」 ことには向いているけど、「遠くのものを大きく撮る」のは苦手。
例えば、運動会で子どもを撮影する場合です。その場合、GoProだと「どこにいるのか分からない…」というレベルで小さく映ります。なぜなら、ズームができないので、「全員が映ってるけど、主役が分からない」という状態になります。
一方、一眼レフならズームレンズを使うことで、「見せたいものを大きく映す」 ことが可能。
- 望遠レンズ =遠くの被写体も大きく撮れる!
- 単焦点レンズ=高画質のままズームインできる!
- ズームレンズ=構図を調整しながら撮影できる!
GoProと一眼レフでの動画撮影では「遠くのものを狙う撮影」。するなら、GoProよりも一眼レフの方が圧倒的に有利です。
GoProデメリット ❷ボケ感が作れない → 一眼レフなら可能
動画の雰囲気を決める大事な要素、それが 「ボケ感」。
背景がしっかりボケると、映画のワンシーンのような「シネマティックな映像」になりますよね。でも、GoProは 基本的に全体にピントが合う 設計になっているので、ボケ感を出すのがめちゃくちゃ難しい。
- Vlogやインタビュー動画 → 背景がボケず、全体的にフラットな映像になりがち
- 映画風の撮影 → 一眼レフのような奥行きのある映像にならない
- ポートレート撮影 → 背景がうるさくなりがちで、主役が引き立たない
GoProの映像って、どんな場面でも 「くっきりハッキリ」 映ります。これはVlogやスポーツ撮影ではメリットになりますが、映画っぽい雰囲気を出したいときには ちょっと味気ない…。
じゃあ、一眼レフならどうなのか?
- F値の低いレンズ(F1.4〜F2.8)を使えば、背景がしっかりボケる!
- 被写体と背景の距離を調整すれば、さらに奥行き感を出せる!
- シネマティックな映像表現が可能!
ボケ感の例
例えば、同じ人物を撮る場合でも、
- GoPro → 「全体的にくっきり映る」(背景の情報量が多くなりがち)
- 一眼レフ → 「被写体にピントが合い、背景はふんわりボケる」(主役が際立つ)
GoProと一眼レフでの動画撮影においては、映画やCM映像で差がつきます。一眼レフ(+明るいレンズ)が圧倒的に有利ですね。
- 被写体に 超接近 して、背景をできるだけ遠ざける(遠近感を利用する)
- 「Cinematic Mode」や「24fps撮影」などを活用して、映画っぽい雰囲気を出す
といった工夫をすれば、多少はマシになります。ただ、やっぱりレンズ交換ができる一眼レフには敵わない。というのが結論ですね。
GoProと一眼レフの使い分け!このシーンではどちらを使う?
GoProと一眼レフでの動画撮影では、どうやって2つを使い分けるの?
こう思う人は多いはず。
ぶっちゃけ、「どんなシーンで、どんな映像を撮りたいか」で、選ぶべきカメラは変わります。
GoProは、機動性と耐久性が強み。どこでも手軽に撮影できるのが魅力です。一方、一眼レフ(ミラーレス含む)は、画質と表現力に優れたカメラ。よりクオリティの高い映像を求めるなら、一眼レフのほうが有利です。
では、具体的に「どんなシーンではどちらが適しているのか?」を見ていきましょう!
GoProと一眼レフでの動画<1>GoProが向いている撮影シーン

GoProが活躍するのは、「アクティブに動く場面」や「環境に左右される撮影」です。
スポーツ、アウトドア、アクション系の撮影
GoProは、アクションカメラの代名詞。動きの激しいシーンでも、手ブレを気にせず滑らかな映像が撮れるのが魅力です。
ですので、スキーやスノーボードの撮影には最適。GoProなら ヘルメットや胸、ボードにマウントして、迫力のある主観映像が撮れます。
また、自転車やバイクでの走行動画も、GoProなら安定した撮影が可能。一眼レフを片手で持って撮るなんて無理があるし、ジンバルを使っても、安全性の問題があります。
Vlogや旅行(軽量&手軽に撮影できる)
旅行中、いちいちカメラを構えて撮るのが面倒って感じることありませんか?
GoProなら、ポケットからサッと出してワンタッチで撮影開始。重さも150g前後で軽く、長時間持っても負担になりません。
特にVlogなら、GoProの超広角レンズは大きなメリット。GoProなら、とくに、背景をしっかり映しながら自撮りできます。
水中撮影、雨天でも安心な環境
これもGoProの独壇場。一眼レフは基本的に水には弱いので、水中撮影や雨の中での撮影には適していません。
GoProなら防水性能がデフォルトで備わっています。そのため、シュノーケリングやダイビングでもそのまま撮影OK。
GoProと一眼レフでの動画<2>一眼レフが向いている撮影シーン

一眼レフが得意なのは、「高画質で、細かい演出が必要な映像」。特に、ボケ感やズームを活かした撮影では、GoProよりも圧倒的に優れています。
インタビューや映画のようなシネマティックな撮影
映画のような「ボケ感のある映像」を撮りたいなら、一眼レフの出番です。
GoProは、全体がくっきり映る反面、シネマティックな雰囲気は出せません。でも、一眼レフなら、背景をぼかしながら撮影できます。
例えば、インタビュー撮影。背景がボケて、話している人に自然と目が行く映像を作れます。逆に、GoProだと、後ろの風景までハッキリ映り、雑然とした印象になりがちです。
低照度(暗所)での撮影(GoProは暗所に弱い)
夜景や室内撮影では、GoProの「暗所耐性の弱さ」が目立ちます。
GoProは、センサーサイズが小さいです。そのため、暗い場所ではノイズが増えます。さらに、ISOを上げてしまうと、画質が荒くなります。
一方、一眼レフなら、その点は安心。フルサイズセンサー+明るいレンズを使えば、暗所でもクリアな映像が撮れます。
望遠が必要な撮影(運動会・野鳥撮影など)
GoPro最大の弱点の一つが「ズームができない」こと。
例えば、運動会で子どもを撮ろうとしても、GoProでは、豆粒レベルにしか映りません。
一眼レフなら望遠レンズを使えば、遠くの被写体も大きく・クリアに撮れます。運動会やスポーツ観戦、さらには野鳥や飛行機の撮影なら、一眼レフの得意分野です。
GoProと一眼レフを組み合わせて動画撮影する
GoProと一眼レフ、それぞれに強みがあるなら「両方使えば最強じゃない?」って思いませんか?
実は、多くのプロの映像制作者が「一眼レフをメイン、GoProをサブカメラ」という形で両方を組み合わせています。
例えば、映画撮影の現場では「狭い場所や危険なシーンはGoPro、メインカットは一眼レフ」。という使い方が当たり前です。また、YouTubeの撮影でも、VlogやアクションシーンはGoProを使う。反面、インタビューやメイン映像は一眼レフで撮る。というのが定番です。
というわけで、この章では、GoProと一眼レフを組み合わせて撮影する具体的な方法を紹介します!
【1】マルチカメラ撮影(GoProをサブカメラとして活用)
【2】一眼レフの画質にGoProを違和感なく合わせるカラーグレーディング
【3】GoProを一眼レフの外部モニターとして使う方法
【1】マルチカメラ撮影(GoProをサブカメラとして活用)
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GoProと一眼レフでの動画では、一番シンプルで効果的な方法が「マルチカメラ撮影」。
これは一眼レフをメインカメラ、GoProをサブカメラにして、同時に別アングルから撮影する方法です。
マルチカメラ撮影が有効な理由は?
- 一眼レフのメイン映像+GoProのダイナミックなカットを組み合わせられる!
- 編集時にアングルを切り替えられるので、映像のクオリティが上がる!
- GoProを「カメラに取り付ける」「ヘルメットに装着する」など、自由なアングルで撮れる!
例えば、下記のような撮影の場合です。役割ごとにカメラを用意すると良いでしょう。
こうすることで、映像に動きが出て、編集時のカット割りがスムーズになるから、です。
撮影シーン | 一眼レフの役割 | GoProの役割 |
---|---|---|
バイクツーリング | 風景や人物のアップ、細かい表現を撮影 | バイクのハンドルに装着。ライダー視点の映像を撮る |
インタビュー | 正面からのメインカット | 横や斜めのアングルからの補助カット |
【ポイント】
- GoProを三脚やアームで固定し、安定したサブカメラとして使う!
- ヘッドマウントやチェストマウントを活用して、臨場感のあるカットを撮る!
- 編集時に、メインとサブのカットを適度に切り替えて、映像のクオリティを上げる!
【2】一眼レフとGoProの色味をそろえるカラーグレーディング

上記のように、複数のカメラでの撮影をマルチカメラ撮影といいます。とても、効果の高い手法ですが、ひとつ弱点があります。それは、一眼レフと、GoProの映像の「色味」が違うという問題です。
問題点の例:
- GoProの映像→鮮やかで、コントラストが強め
- 一眼レフの映像→より自然な色味で、映画っぽいトーン
このまま編集すると「あれ?シーンが切り替わった瞬間、違和感あるな…」となりがち。そこで必要なのが「カラーグレーディング(色の調整)」です。
GoProの色味を一眼レフに寄せる方法
- GoProの撮影モードを「FLAT(フラット)」に設定する
→これで色のコントラストが抑えられ、編集時に一眼レフの色味と合わせやすくなる。 - 一眼レフの撮影設定も「LOG」や「フラット」にする
→これで両者の色調が似た状態になり、編集時の調整が楽に。 - 編集ソフト(PremiereProやDaVinciResolve)で、LUTを適用する
→GoProと一眼レフのカラープロファイルを統一し、違和感のない色合いにする。
【ポイント】
GoProは「FLAT」撮影を基本に!
編集ソフトのLUTを活用して、色の統一感を出す!
同じホワイトバランス設定を使い、色のズレを最小限に!
こうすることで、GoProと一眼レフを違和感なく組み合わせたプロっぽい映像に仕上げられます!
【3】GoProを一眼レフの外部モニターとして使う方法

「GoProを外部モニター代わりに使えたら便利なのにな…」と思ったことはありませんか?
じつは、GoProは、一眼レフの「リモートプレビュー用モニター」として活用もできるのです。
方法①:GoProアプリ(Quik)を使う
- 一眼レフのモニターが見にくいとき、GoProをモニター代わりにする
- スマホにGoProアプリ(Quik)をインストールし、Wi-Fiで接続
- GoProの映像をスマホでリアルタイム確認しながら撮影
GoProをカメラの横に設置して、スマホ経由でモニターできれば、ローアングルや手持ち撮影時に構図確認がしやすくなります。
方法②:HDMIキャプチャーデバイスを使う
もっと本格的にやるなら、HDMIキャプチャーデバイスを使って、GoProの映像を外部モニターに映すことも可能。
特にライブ配信や撮影現場で、GoProをサブモニターにしたい場合に便利ですね。
【ポイント】
GoProアプリを使って、ワイヤレスモニター化する!
HDMIキャプチャーデバイスを活用すれば、さらにプロっぽく!
GoProと一眼レフを組み合わせるためのおすすめアクセサリー
「GoProと一眼レフを一緒に使いたいけど、どうやって組み合わせればいいの?」
そんなときに役立つのがアクセサリーの活用です。
撮影環境やスタイルに合わせて、専用のマウントやアダプターを使えば、GoProと一眼レフをスムーズに連携できます。
[1]ホットシューにGoProをマウントするアダプター
[2]カメラリグにGoProを取り付けて2カメ撮影
[3]一眼レフとGoProの音声を統一する外部マイク活用術
ここでは、撮影の幅を広げる3つのアクセサリーを紹介します!
[1]ホットシューにGoProをマウントするアダプター

GoProを一眼レフに直接取り付けられたら便利ですよね?
実は「ホットシューアダプター」を使えば、一眼レフの上にGoProをマウントできるんです。
【メリット】
- 一眼レフの映像とGoProの映像を同時に撮影できる
- アングルを変えながら、臨場感のあるカットが撮れる
- 一眼レフの手持ち撮影時に、GoProを固定できるのでブレが減る
例えば、インタビュー撮影で…
- 一眼レフ→メインの人物を撮影
- GoPro→背景や周囲の空気感をワイドに撮影
こんなふうに、2つの視点を同時に記録できるのが大きな強みです。
【おすすめアイテム】
アイテム名 | 特徴 |
UlanziGP-3ホットシューアダプター | GoProを一眼レフのホットシューに直接装着できる |
SmallRigコールドシューアダプター | カメラアクセサリーにも対応し、安定性が高い |
取り付けも簡単で、一眼レフのホットシュー部分にアダプターをセットするだけ。
「GoProを一眼レフと一緒に使いたいけど、三脚を増やすのは面倒…」という人には、めちゃくちゃおすすめの方法です!
[2]カメラリグにGoProを取り付けて2カメ撮影

もっと本格的にGoProと一眼レフを組み合わせたいなら、「カメラリグ」を活用する方法もあります。
カメラリグとは、一眼レフにいろいろなアクセサリーを取り付けるためのフレームのこと。ここにGoProを装着すれば、より安定した2カメ撮影が可能になります。
【メリット】
- 一眼レフとGoProを「同じ目線」で配置できるので、映像が違和感なくつながる
- 手持ち撮影でも安定感が増し、GoProの映像がブレにくくなる
- ライトや外部マイクも一緒に装着できるので、撮影の自由度が上がる
例えば、Vlog撮影なら…
- 一眼レフ→自分の顔をしっかり撮影
- GoPro→広角で背景も含めた環境を記録
この2つをカメラリグでまとめてしまえば、ワンアクションで両方撮影できるので、手間が大幅に減ります!
【おすすめアイテム】
アイテム名 | 特徴 |
SmallRigカメラケージ | 一眼レフにGoProやマイク、ライトを装着可能 |
UlanziU-60デュアルマウント | 一眼レフ+GoProを並べて固定できる便利アイテム |
「撮影の効率を上げたい!」という人は、このカメラリグを導入してみてください!
[3]一眼レフとGoProの音声を統一する外部マイク活用術

映像はバッチリなのに、「音質がバラバラで違和感がある…」って経験ありませんか?
GoProと一眼レフは、音の録り方が違うので、そのまま使うと映像の切り替え時に「音質の違い」が気になってしまいます。
【解決策】外部マイクを使って音を統一!
- 一眼レフとGoProの両方に、同じ外部マイクを接続する
- GoPro単体で録音せず、外部レコーダーで音を収録す
- 編集時に、音を同期して統一感を出す
例えば、GoProに「外部マイクアダプター」をつけて、同じマイクで録音すれば、音質の統一ができます。
【おすすめアイテム】
アイテム名 | 特徴 |
RØDEVideoMicro | 軽量で、GoPro・一眼レフの両方に使える高音質マイク |
GoProマイクアダプター | GoProに外部マイクを接続するための必須アイテム |
TASCAMDR-10L | 一眼レフ・GoPro両対応の高音質レコーダー |
特にRØDEVideoMicroは、どちらのカメラにも使える定番マイク。
これを使えば、一眼レフとGoProの映像を切り替えても「音の違い」に違和感が出ないので、編集がスムーズになります!
GoPro vs 一眼レフ 動画撮影でどちらを選ぶ?まとめ
動画撮影では、GoProと一眼レフのどちらを選ぶか?をお伝えしました。
結局のところ、GoProと一眼レフ、どっちを選べばいいのか?
答えはシンプルで、「撮影するシーンや目的に応じて、最適なカメラを選ぶ」 ということ。
GoProと一眼レフには、それぞれ得意・不得意があります。どちらが優れているかではなく、「何を撮りたいか?」 を基準に選ぶのがベストです。
まとめ
- GoPro → 「機動性・手軽さ・防水性」重視ならコレ!
- 一眼レフ → 「画質・ボケ感・暗所撮影」重視ならコレ!
- 両方使う → 最高の映像を作りたいなら、この組み合わせが最強!
どちらも 「使うべきシーン」 を理解して選べば、最高の映像が撮れます!
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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