
「初心者でもYouTubeに投稿するような動画を編集できる?」と悩む方へ、今回は動画編集のコツをご紹介します。
動画編集にはさまざまなテクニックがありますが、初めて動画を作る人でも簡単に操作できるものも少なくありません。編集やYouTubeへの投稿を行う前にコツやテクニックを知っておくことで、より質の高い動画制作が可能です。
この記事では、準備・実践・動画公開の3つの段階ごとに動画編集のコツを解説しています。スキルアップの方法や動画のクオリティを高める基本知識を知りたい人は、ぜひ確認してみください。
目次
動画編集のコツを知って初心者を卒業しよう
録画素材のカットや繋ぎ合わせ、テロップ挿入など、誰でもできる簡単な作業にも思える動画編集。しかし、実は動画編集にはさまざまなテクニックがあり、そのコツを知ることでスキルが上達します。
そのため、何も考えずに簡単な作業ばかり行っていても技術や知識は向上しません。
「早く動画編集が上手くなって初心者から抜け出したい」という人は、今回お伝えする動画編集のコツをしっかりと押さえておきましょう。
動画編集には3つの段階がある
動画編集を上手に行うコツは、以下のように3つの段階にそれぞれあります。
・編集の準備編
・編集の実践編
・YouTube発信編
それぞれ次の項目より詳しく解説していきます。
動画編集のコツ:(編集/準備編)
いざ作業をする際に快適に仕事ができるよう、準備を整えておくことも動画編集のコツといえます。ここでは、パソコンのスペックやおすすめ編集ソフトなど、動画編集の準備方法についてご紹介します。
ハイスペックなパソコンなら動画編集も快適に
動画編集では、できるだけ性能の高いパソコンを使うことが基本です。動画をスムーズに処理するには高いスペックが求められるからです。最低でも次のようなスペックを満たすパソコンを選びましょう。
・CPU:Intel Core i7(Core i9ならなお良い)
・メモリ:16GB以上
・ストレージ:SSD+HDD(デュアル)
・グラフィックボード:GTX1660
動画編集上達のためのコツやテクニックも大切ですが、作業効率を考えると、特に重視すべきはCPUとメモリです。どちらも端末の処理能力を決定する中枢的なパーツにあたるため、快適に動画編集を行いたいなら高性能のCPUとメモリが不可欠です。初心者の場合は上記2つを重点的にチェックしておきましょう。
また、グラフィックボードにも滑らかな動画を再現したり、処理速度を高めてくれる役割があります。より高度なテクニックを駆使して動画編集を行う際は、画面の読み込みが重くなることもあるため、グラフィックボードにもこだわるのも上達のコツの一つとも言えます。
初心者には「Premiere Pro」の編集ソフトがおすすめ
動画編集では、基本的に専用の編集ソフトを使って作業を行います。編集ソフトには数多くの種類があり、価格や性能、機能などもさまざまです。利用するパソコンや自分の感覚に適した編集ソフトを使うことが、動画編集を行うコツといえます。
初心者には、Adobeが提供する「Premiere Pro」がおすすめ。同じくAdobeが提供する「Illustrator」や「Photoshop」と似たような操作性で、カットやグレーディングなどのツールを直感的に使えます。
また、Adobeのさまざまなソフトと連携できるため動画編集の作業効率が向上します。
初心者は操作が簡単なスマホで撮影するのもコツの一つ
動画を撮影する方法は、一般的なビデオカメラを使うほか、スマホで映像を撮る方法もあります。
基本的に画質の良さこそビデオカメラのほうが上回りますが、操作性やコスパの高さはスマホが優れています。
わざわざ専用機材を揃える必要がないため、初心者はスマホで動画撮影デビューするのもコツの一つといえるでしょう。
動画編集のコツ:(編集/実践編)
準備が済んだ後は、実際に撮影した動画を編集してみましょう。
実践編にもなると編集ソフトでさまざまなツールを駆使するため、動画編集者のテクニックが試されているといっても過言ではありません。
特に動画コンテンツを発信したい人は、編集した後にYouTubeなどに投稿することも念頭に置いて作業を行うようにしましょう。
動画撮影から編集までの基本的な流れ
具体的な動画編集のコツをお伝えする前に、撮影から編集までの基本的な流れをご紹介します。
・手順(1):自分なりのゴールを設定する
・手順(2):ゴールに合わせた構成や脚本を作成する
・手順(3):構成や脚本に沿って動画を撮影する
・手順(4):動画の編集を行う
上記の通り、動画を制作する前にはゴールの設定が必要で、目的なしに動画の撮影や編集を行っていてはコンセプトがブレてしまいます。そして、そのゴールに合わせて構成や脚本などの骨組みを考えておくことが、より自分の理想に近い動画が作るコツでもあります。
逆にこの骨組みさえきちんとできれば、その時点で初心者卒業とも言えるでしょう。
細かいテクニックよりもユーザー目線の動画編集を
スタンダードカットやモンタージュ、ワイプなど、動画編集の細かいテクニックを挙げるとキリがありません。しかし、いくら早く作業するコツやテクニックに凝っていたとしても、ユーザー目線で動画を作成しなければコンテンツとしての魅力が薄まります。
たとえば、「作業が面倒だから」という理由でテロップ挿入作業を省いたとしましょう。ユーザーにとっては視認性が高まる加工方法であり、本来であればテロップがあるだけでユーザビリティが高まるはずです。しかし、この例では「面倒」という自分本位の考えが優先され、ユーザー目線がおろそかになってしまっています。
特に、動画コンテンツを制作する人ほど、ユーザーのことを一番に考えましょう。ユーザー目線でコンテンツを制作することが、動画編集における一番のコツといえます。
基本的なテクニックで動画の質を高める方法
初心者のうちから複雑なテクニックは必要ありませんが、基本的に使用できる加工や補正機能は積極的に活用していきましょう。
まず、ジャンプカットは動画編集で必ず取り入れたいテクニックです。「えーと」や「あのー」といった会話の不要な部分のほか、無音のシーンなどを大胆にカットして動画のテンポを高める方法です。名称こそ難しそうですが、初心者でも簡単に行えます。
次に、ズームや角度調節機能も活用しましょう。固定式カメラの前で話し続けると画面上に動きがなく、単調な絵面になると視聴者を飽きさせてしまいます。そこで、編集中に特定シーンでズームを入れたり角度を変えるなど、動画らしい動きのある表現にすることがコツです。
初心者は動画の長さを15分以内に抑えよう
YouTubeで動画の配信まで考えている人は、動画編集時に、動画の長さを15分以内にすることをおすすめします。
なぜなら、YouTubeチャンネルを開設したばかりの頃は、投稿できる動画の長さが最大15分に決まっているからです。
もし15分を超える動画を投稿したい場合は、アカウントの認証手続きを行いましょう。電話番号だけで簡単に認証手続きを済ませることができ、完了すると15分超の動画でもアップロード可能です。
動画編集のコツ:(YouTube発信編)
動画編集を行う場合は、その後のYouTubeでのコンテンツ発信のことまで考えておきましょう。初心者のうちから、コンテンツのことまで頭に入れて動画編集ができると、より上達も早まります。
ここでは、YouTube発信編としてコツやテクニックなどをご紹介します。
YouTubeで動画を投稿する方法
YouTubeで動画を投稿する方法は次の通りです。
・手順(1):Googleアカウント取得
・手順(2):YouTubeアカウント作成
・手順(3):チャンネルのカスタマイズ
・手順(4):動画を投稿
テクニックやコツとは違いますが、最初にグーグルアカウントを取得する必要があります。上記の通り、動画を投稿するまでの流れはほんの4つのステップで済みます。GoogleとYouTubeは共にアカウント作成が簡単にでき、時間にして10分もかかりません。動画編集をする時間に比べると短時間で済みますね。
また、チャンネルのカスタマイズとは、チャンネルアイコンやチャンネルアートの設定に加え、概要欄の記入を行う作業です。画像やイラストさえ決めておけば、こちらもほとんど手間や時間がかかりません。
基本設定をしっかりと行うことが視聴者数を伸ばすコツ
YouTubeの視聴者数を伸ばすには、動画投稿時に基本的な設定をしっかりと行っておくことがコツとなります。簡単な設定なので初心者でも心配は要りません。
特にサムネイルの設定は重要です。数ある動画の中には単に内容をキャプションしただけのものもありますが、ユーザーが真っ先に目に触れる情報になるため、内容が分かりやすい画像や文字を入れておくとアクセスアップにつながります。動画編集の際に、どんなサムネイルにするかも考えておくと効率的です。
ほかにもハッシュタグやチャプター機能など、できるだけすべての基本設定を行うことでユーザビリティが高まります。
動画編集のコツを押さえて、スキルアップを目指そう!
ここまで、3つの段階に分けて動画編集のコツをご紹介しました。初心者のうちは最低限必要なテクニックだけを押さえ、できるだけユーザー目線でコンテンツを作成していきましょう。
徐々に動画編集に慣れてくると、今度はさまざまなテクニックを磨いてスキルアップができます。自分なりのコツを探してみたり、人気YouTuberの配信方法を研究するのもおすすめです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!