
動画編集を副業にして稼ぎたい!と思っている人はいませんか?
コロナ禍以降、在宅勤務が増えたことや、YouTubeやインスタグラムなどを通じて、動画編集が身近になったことで、「せっかくなら動画編集副業にして稼ぎたい」と言う声を、たくさん聞くようになりました。
その一方、副業を希望している人たちから、下記のような『あるあるネタ』も多々耳に入ります。
●仕事は取ったけど、低単価で割りに合わない
そうなんです。動画編集をやる人が増えて、競争が激しくなってきたのに端を発しています。受注側も仕事が欲しいために、単価を下げて、受注に走っているのが現状です。
というわけで、今回の記事では、動画編集を副業にして月5万円を稼ぎたい人向けに、初心者でも、すぐに理解と実行ができる、採用基準をクリアする方法について、調査をしてきました。
意外と動画編集歴が長い人でもやってしまいがちな内容もあるので、この機会に読んでおくと、意外に簡単にお仕事がゲットできるかも、、、です。
どうぞ最後までお付き合いください。
動画編集の案件を獲得する3つのポイント
まずは、動画編集の案件を獲得するために最低限必要な3つのポイントです。
(2)SNSを積極的に運用してアピール
(3)ポートフォリオを充実させる
ひとつずつ、見ていきましょう。
(1)クラウドソーシングサイトを利用する
一番分かりやすい営業はクラウドソーシングサイト。
「もうやってるよ!」と言う声が聞こえてきそうですが、実際、動画編集の案件が多く募集されていて、外せない営業先です。
どのサイトも、初心者向けからレベルの高いものなど、幅広く案件が紹介されています。
仕事を出す方は、実績を重視する傾向にあります。なので、実績づくりのために、たくさん提案して、少しでも多く案件を獲得することを目指しましょう。
(2)SNSを積極的に運用してアピール
クラウドソーシング以外でも、TwitterなどSNSにも案件があるので、積極的に声をかけていきましょう。
実績のないうちは、営業をかけないと案件は獲得できません。案件をこなさないとスキルも上達しないし、実績もできないので、とにかくたくさん営業をかけましょう。
案件を獲りやすい提案文の書き方など、営業にもコツがあるので、クライアントの心を動かせるような営業を意識することが大切です。
(3)ポートフォリオを充実させる
ネットで案件を見つけて営業をかける際に、もっとも重要なのが、実績を載せたポートフォリオです。
ポートフォリオのクオリティが高いと圧倒的に有利です。それに実績量が加われば、さらに案件は獲得しやすいです。
ですので、営業文と同じくらいポートフォリオには気を使って、レベルの高いものを用意しましょう。
採用側の評価基準を知って動画編集の仕事をゲット!
では、クラウドソーシングなどで、ランサーを採用する側の会社は、一体どんな基準で、ランサーを選んでいるのか?気になりますよね?
このVideoLabサイトを運営する編集部も、母体はじつは動画制作会社。なので、まれにクラウドソーシングで、動画編集者を募集します。
じゃあ、その際に、採用する側は、フリーランサーさん達のどんな点を見ているのか?
知っておくと全然違うのでは?ということで、採用担当のチーフディレクターにインタビューしました。
あなたが、動画編集で、月に5万円、副業で稼ぐためのヒントになれば嬉しいです。
今回、お伝えしたい基準は下記の通りです。
(2)使用フォントは?
(3)BGMや効果音は?
(4)字幕・テロップの演出は?
(あくまでもVideoLab編集部の主観です。参考までに読んでください)
(1)構成スキルの3つの注意点
まず、最初に構成を見ているのですが、その際によくある注意ポイントについてお伝えしますね。
よくある『3大あるある』なので、自分は大丈夫と思わずにチェックしてみましょう。
②フィックス画像を上手に使えているか?
③同ポジになっていないか?
①フィラー動画になっていないか?
フィラー動画って分かりますか?
ポートフォリオの動画を見ていて、一番残念に思うのが、このフィラー動画です。
簡単に言うと、きれいな映像が並んでいるんだけど、全然、印象に残らない動画のことです。
↓
↓
↓
一番よくある例が、こんな感じのフィラー動画です。
確かにキレイです。けど、それだけ。「ふ〜ん」と言う感じでピンと来ない。原因は簡単。たぶんテーマがないのです。
何を、どのように、伝えるか?構成の段階で練っていないので、ただ素材をとりあえず繋いで音楽がかかっているだけ、、、せっかく映像がキレイなだけに、勿体ない動画が意外とたくさんあります。
②フィックス画像を上手に使えているか?
次に、やたらとパンとかティルトしている映像(カメラを縦に動かしたり、横に動かしたり)です。確かに動画に動きは出るのだけど、ずっと動いていて気持ちが悪い、、、というのも意外と多いです。
なかには、右にカメラを振った映像の後、左に振った映像につながって、車に酔ってしまうみたいなものもあります。
動画といえども、きちんと見せるところは、フィックス画像(静止している画像)を入れるようにしましょう。
③同ポジになっていないか?
同じ画面が続くことを同ポジと言います。
上の2つに比べると少ないのですが、それでもある一定数、見かける動画です。
もちろん、YouTubeには、ジャンプカットといって、同じ人が「あー」とか「えー」とか意味のないカットをすべてカット編集する技は定番なので、それは問題ありません。
素材的にどうしても厳しい、という場合には、同じ素材をクローズアップしたりして、間にワンクッション置くだけで、全然違うので、映像に変化が出るように、工夫しましょう。
(2)使っているフォントは?
どんな書体を使ってもあんまり変わらないでしょ?って思っていませんか?
じつはそうでもありません。
たとえばフォントワークスというメーカーのフォントを使うと、それだけで、レベルが上がって見えます。
フリーフォントとその違いは、ひと目見ただけで、はっきりと違いがわかります。
せっかく自信作のポートフォリオが、テロップ1行流れたその時点で「NG」を出されていたら、悲しいですよね?
●フリーフォントよりも有料フォントにするとそれだけでレベルが違う
●フリーフォントは全ての文字をサポートしていない場合があり、環境によって表示されない
そうならないように、予算的に厳しいかもしれませんが、ぜひ、追加経費として有料フォントを検討してみましょう。
さらにフォントについて追記
もう一つ、有料フォントの方が良い理由があります。
それは、ランサーを採用する会社も有料フォントを使っている場合が多いことです。
ランサーを採用する会社にもクライアントがいます。そのクライアントから予想もしない急な修正が入る場合があります。
突然の修正ですし、すでに検収を出したあとなので、ランサーを採用した会社が、修正をすることになります。
一応、プロジェクトファイルで、納品をしてもらうのですが、その際、会社側と同じフォントセットがないと、開けない、読み込めないなどの、余計なトラブルが発生する可能性が高くなります。
フリーランサーとして働くなら、副業であったとしても、投資と考えてフォントの購入をお勧めします。
(3)BGMや効果音は?
BGMは、演出の王様です。感情に訴えかける音の要素は、動画編集においても大きなパーセンテージを占めています。
どの場面でどんなBGMが効果的か?などの方法論は、さまざまありますが、ここでは、最低限、注意して欲しいポイントを3点、お伝えします。それは
●演出上、必要か?不必要か?
●著作権をクリアしないとクライアントに迷惑がかかることを認識
です。ひとつずつ見ていきましょう。
適度な音に整音されているか?
音楽や効果音を素材サイトからダウンロードしたものをそのまま使っていませんか?
ほとんどの音源素材は、そのまま使用すると、音圧が高すぎて、人の声が隠れてしまうなど、動画のイメージを損なう場合があります。
なので、聞きやすい音になるように調整してから使いましょう。
演出上、必要か?不必要か?
また、たとえば、出演者の声がメインの際には、音は控えめにするのは当然として、そもそもそこにBGMが必要か?という演出上の問題があります。
画面上の何をメインとして伝えたいのか?で、BGMが必要か?不必要か?の判断が変わります。
たとえば、スタジオで話している人が2人をメインにした動画だとします。そうしたら、その動画のメインステージは、スタジオですよね?それが、動画の『地』の部分ということです。その場合、出演者の声をしっかり聞かせたいので、BGMは不要です。
逆に『地』の部分はそのままで、ロケ現場などの動画を挿入したら、その時は風景や雰囲気に合わせたBGMが必要になります。
これは一例ですが、BGMを使うのは『何らかの意図がある』場合だけ、です。何か入れといたほうが良いかなぁ、、、という使い方をしている場合もあるので、それはやめましょう。
著作権をクリアしないとクライアントに迷惑がかかることを認識
音楽にはかならず著作権があります。
なので、ほとんどの場合、著作権フリーと呼ばれているものを無料サイトからダウンロードして使っている人が多いと思います。
著作権フリーの音楽だと思って使ったのに、YouTubeにアップしたら「著作権侵害」メッセージが来ることが多々あります。その場合、放っておいても構いませんが、その音楽を使ったYouTube動画は、収益の対象外です。
クライアントは、ほとんどの場合、収益を目的にしてYouTubeをアップします。なので、せっかく時間とお金をかけて作った動画が、収益対象外で、一円も回収できなかったら、クライアントに迷惑がかかりませんか?
なので、ちょっとお金はかかりますが『Adobe Stock』というサイトがオススメです。このサイトでは『YouTube安心』という絞り込みで音楽をチョイスできるから、です。
この辺りも、クラウドソーシングでアピールできる材料になって、他の人との差別化になりますので、検討してみてください。
(4)字幕・テロップの演出は?
テロップ演出は、BGMと同様に、演出上の大きなパーセンテージを占めています。
なので、分かりやすくチェックされるポイントです。
いろいろ意見はあると思いますが、字幕・テロップは、以下の3つに絞ってチェックされます。
●フォントが動画のテーマに合っているか?
●出し入れのタイミングは?
これも一つずつ見ていきましょう
●程よく見やすく、気持ち良いか?(違和感がないか?)
テロップは小さかったり、大き過ぎたりしない程良い大きさか?や見やすいか?などをチェックします。
ここでは4つをチェックします。
特に4つめの『色on色はNG』は、ありがちです。
テロップは、最適な場所に、読みやすい大きさであれば、なんでも構いません。が、大抵の場合、動画には色がついています。たとえば赤い炎のバック映像に、ピンクの文字だと読みにくいですよね?
常に読みやすく、視聴者にとって気持ちの良い動画作りを目指しましょう。
●フォントが動画のテーマに合っているか?
これは簡単です。
フォントには、明朝体・ゴシック体といった基本フォントをベースにして、楷書、行書など、さまざまなバリエーションがあります。
基本はゴシック系なら、問題ありません。その上で、演出上、シリアス系なら明朝体、やわらかいテーマなら丸ゴシックなど使い分けるようにしましょう
●出し入れのタイミングは?
最初に結論をいうと、テロップのタイミングには、絶対ルールは存在しません。
ただ、押さえておくべき基本はあります。基本から外れたものは、見ていてどこか違和感のある動画になります。
ここでは、
●テロップを表示する時間
●カットで出す?フェードで出す?
>> 字幕テロップの基本『出し方消し方』のルールをもっと詳しく
動画編集の副業で月5万円稼ぐ・まとめ
動画編集は、スキルを身につければ、収益をコンスタントにあげられるので副業としておすすめです。
まとめると
●仕事は取ったけど、低単価で割りに合わない
(2)SNSを積極的に運用してアピール
(3)ポートフォリオを充実させる
(2)使用フォントは?
(3)BGMや効果音は?
(4)字幕テロップの演出は?
②フィックス画像を上手に使えているか?
③同ポジになっていないか?
●フリーフォントよりも有料フォントにするとそれだけでレベルが違う
●フリーフォントは全ての文字をサポートしていない場合があり、環境によって表示されない
●演出上、必要か?不必要か?
●著作権をクリアしないとクライアントに迷惑がかかることを認識
●フォントが動画のテーマに合っているか?
●出し入れのタイミングは?
でした。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!