企業にとってPR動画は、費用対効果の高いマーケティングツール。
WEBマーケティングで、動画は「あったら良いな」ではなく、「なくてはならない」もの。これからもPR動画を活用する企業や自治体は増えていく一方でしょう。
ただし、高い効果を得る動画は、作り方にコツが必要。
そこで今回の記事では、企業PR動画の作り方のコツをご紹介します。
どうぞ最後までご高覧ください。
目次
企業PR動画の作り方とコツ
企業PR動画の作り方とコツについてご紹介します。
(1)[BtoB?BtoC?]ターゲットの設定【誰に】
(2)PR動画のメッセージを決める【何を】
(3)商品を売りたいのか?ブランド力を高めたいのか?【どんな風に】
(1)[BtoB?BtoC?]ターゲットの設定【誰に】
PR動画に、ターゲットの設定は不可欠。
みんなに向けた動画は、結局誰にも届かない。というのは、マーケの常識。ということで、動画制作においても、まずはターゲットをしっかり定めます。
誰に見てもらいたいPR動画は、散漫でぼんやりした印象しか残さない仕上がりになるので、最重要ポイントです。
(2)PR動画のメッセージを決める【何を】
マーケティングの基本は3M(マーケット・メディア・メッセージ)。ターゲットに対して、PR動画のメッセージを決めましょう。
冒頭3秒くらいで惹きつけ、離脱させないことももちろん大切です。が、インパクトだけの動画は、見終わった後で「何の動画?」となってしまうことも、珍しくないです。映像だけで、感情が動かないから、記憶にも残らない…。
そうならないためには『メッセージ』が必要。USPを考えるのが難しければ、お手伝いします。
(3)商品を売りたいのか?ブランド力を高めたいのか?【どんな風に】
動画に限らず、広告には、イメージ広告とレスポンス広告があります。
イメージ広告
=企業イメージのアピールが目的
=ブランド力をPRした動画
=幅広い人に向けたブランディングをします。
レスポンス広告
=商品を直接売るの目的
=顧客リストに向けて発信
=リストがなければ広告からLPに誘導します。
わかりやすくいうと『企業のPR』なのか『商品のPR』なのか?ですね。
実写が有効か?それともインフォグラフィック系が有効か?など、何をどんな風に訴求するか?で表現方法が変わってきます。
効果の高い企業PR動画は構成・シナリオ次第
テーマやメッセージの設定は、PR動画制作の軸やゴールを作ります。
次の作業は、ゴールに繋がる道筋となる、PR動画の構成について、です。
①思わず続きが見たくなる導入シーン
②ストーリー性や意外な展開で印象を残す
③「いいね!」など共感を得られるシンプルなメッセージ
①思わず続きが見たくなる導入シーン
PR動画の導入シーンは、とても重要。
動画コンテンツは、ユーザーが自由に視聴をやめられるから、です。
ユーザーが動画コンテンツを見るかどうかは、始めの3秒以内で決まります。膨大な動画数からの選択なので、その判断は速く、そしてシビア。なので、視聴し続けてもらうために、インパクトのある導入シーンは重要な要素です。
②ストーリー性や意外な展開で印象を残す
淡々とした、機械的な情報伝達は、退屈なプレゼント一緒です。
それでは、せっかくのPR動画も台無し。PR動画の効果を最大に発揮させるためには、ストーリー性が不可欠。また、展開に意外性を加える工夫も必要です。
ストーリーには『感情を動かす力』があり、『感情が動けば人は記憶』します。もう一度、見たくなるようなPR動画なら、どこの誰のどんな動画かも、自ずと顧客の記憶に残るでしょう。
③「いいね!」など共感を得られるシンプルなメッセージ
PR動画にメッセージを盛り込む場合、”共感”は重要なテーマです。
見た人が、思わずSNSで「いいね!」を押したくなるような内容です。
企業イメージのPR動画の場合、共感を得ることで、企業そのもののファンを獲得できます。その結果、ブランディングという結果に繋がるのです。ポイントは『最後にポジティブになること』。一度試してみてください。
PR動画の内製化に必要なもの
PR動画の内製化は可能ですが、それには初期費用といったコストがかかります。
このコストには機材だけではありません。
動画を撮影したり、編集したりする技術は、専門技術。他の仕事をやりながらできる仕事ではないので、内製化するなら、人を雇う必要があります。
<1>カメラなどの撮影機材
<2>編集に必要なPCや動画編集ソフト
<3>撮影・編集スキル
人材に余裕があれば良いですが、その場合も、スキル習得には時間とコストが必要。
なので、コスト全体で考えて、内製化が本当に合理的選択なのかを判断する必要があります。
<1>カメラなどの撮影機材
・カメラ
・撮影関連機材(照明・三脚など)
最近のスマホは、どれも高画質。
もう少し上のクオリティを求めるなら、機材もプロ仕様が必要。
でも、買うのもちょっと、、、という場合は、レンタルで十分。
いつも使うわけでもないのに、カメラの費用だけでも数十万円というのは、負担が重過ぎるから、です。
>> 撮影機材のレンタルサービスはどこがいい?全15社の比較と選ぶポイント
<2>編集に必要なPCや動画編集ソフト
・動画編集用PC(ある程度ハイスペックなもの)
・動画編集ソフト(有料なものを推奨)
映像のプロの間では、Adobe Premiere Proという動画編集ソフトが業界標準です。
そして、Premiere Proを使って動画編集するなら、ある程度のハイスペックPCがセットで必要。
関連記事にまとめていますので、お気軽にご高覧ください。
<3>撮影・編集スキル
●撮影や編集の基本的な技術
●クオリティUPを目指すためのノウハウ
●蓄積された経験から生まれるセンス
PR動画を内製するなら、動画編集スキルは必須。
動画編集は、クリエイティブな作業領域です。同じ素材を使っているのに、編集ひとつで動画の品質はビックリするくらい違います。
高いクオリティの動画には、蓄積された経験とノウハウ、センスが欠かせません。
PR動画を外注した場合のメリットと制作会社の選び方
PR動画の内製化は、不可能ではありません。
が、メイン業務に大きな負担をかけて行う価値があるとは限りません。
人的リソースやコストが限られるケースでは、映像制作会社にPR動画を外注するのがおすすめです。
❶動画制作会社ならプロクオリティのPR動画が作れる
❷ノープランでも企画から考えてもらえてコストパフォーマンスが高い
❸シナリオが上手なPR動画会社がおすすめ
❶動画制作会社ならプロクオリティのPR動画が作れる
動画制作会社に外注する大きなメリットは、プロクオリティのPR動画が作れる点。
内製化は、クオリティの不安が拭えません。
が、経験と実績のある動画制作会社であれば、過去の制作例から品質の高さは担保されます。
❷ノープランでも企画から考えてもらえてコストパフォーマンスが高い
外注の場合、PR動画を作りたいと思ったら、ノープランでも始められるのがメリット。
制作を丸投げできる動画制作会社があるので、要望を伝えれば、料金の範囲内で、プロクオリティのPR動画の提案を受けることができます。
動画撮影や編集機材、専門技術などが不要なのはもちろんですが、企画も考えてもらえる点も大きなメリットです。
❸シナリオが上手なPR動画会社がおすすめ
効果のあるPR動画には、高いシナリオ力が必要。
そして、USPを見つけ出す作業では、自分たちだけでは気づけない場合がほとんどです。
その場合、テレビ番組制作をしている制作会社は、取材力があり、要点を引き出す『質問力』に長けています。なかなか気付きづらかった商品の売りを『再発掘』してもらえるので、オススメです。
PR動画の活用方法と事例
インターネット上での活用例
●YouTube
●SNS
●ホームページ
それ以外の例
●会社説明会
●オフィス受付のモニター
●展示会
●商談時
PR動画の公開は、YouTubeが主流。
YouTubeに公開して、共有リンクをSNSやホームページに埋め込めば、視聴回数を増やすのにも効果的です。
また、会社説明会、展示会や商談、さらにオフィス受付に設置したモニターなど、インターネット以外でも活用範囲は幅広くあります。
[事例付き]PR動画の活用方法
PR動画の活用方法を、具体的な事例とともにご紹介します。
おしゃれでかっこいいPR動画は、会社説明会での会社紹介動画におすすめ。
PR動画で洗練された企業イメージをアピールできて、就活生にも好印象を与えることができます。
自らも入りたいと思える企業イメージを就活生に持ってもらえるのがメリットです。
面白いPR動画も採用動画で効果的に活用できます。
ネガティブなイメージを持たれている業界には、特にオススメでしょう。面白い動画で、就活生のイメージを変化させる効果が期待できます。
業界や事業への印象を変えるだけでなく、本当の魅力を就活生に伝えるPR動画です。
家電、文房具やオフィス用品などは、実際に手に取って使ってみないと、顧客にその価値を理解してもらうのは難しい場合が多くあります。
旧来型の製品との違いや、商品メリットを伝えるのが難しい。
PR動画を使うことで、商品の機能や魅力が伝わっている好例です。
ビジネス向けのWEBサービスは、専門用語が多く、情報の羅列になりやすいです。
そこで、サービスの魅力をよりシンプルかつ強く印象付けるため、インタビュー動画という形でPR動画を活用。
直接的にサービス内容を伝えるのではなく、テレビ番組のようなインタビューPR動画で、効果的なアピールになっている好例です。
PR動画の作り方のコツとは?|まとめ
PR動画の作り方のコツから、効果やメリットについてもご紹介しました。
企業イメージのアピール、商品・サービスの認知向上など、さまざまな目的に対応できる点が、PR動画のメリット。
PR動画の制作は、自分達でも作れます。が、初期費用や技術面、クオリティーを考えると、やはり動画制作会社に外注した方が合理的です。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!